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浄化天使 キリエ に 1人が投票した(らしい)。
神(自称) リン に 2人が投票した(らしい)。
神(自称) リン は村人達によってたかってぶち殺された。
誰かが寝たまま起きなかったみたい。
人狼はたっぷり食べて満足したようだ。おめでとう。
つれてって!!
べんとら!!
はやくはやく!!
『うーん?今度はずいぶん熱烈じゃないの。
おーけいおーけい分かったわかった。今すぐ行くよー』
『おお?なんだいなんだい好戦的な子がひとりいるじゃないの。
だがしかし、無駄無駄無駄ァ、と言わせてもらおうか』
[べんとらーの内部に響く声は、慌てず騒がず見下ろした。
ズビッ、と、知覚さえも許さぬ一撃は、まさしく光の速さ。
正真正銘光線で狙い撃ったんだから当たり前と言えば当たり前だけど。
灰色の巨塊を即座に蒸発させて、続けて光の柱を地上に伸ばす]
『はいはいー、三名様ご案内ー』
[で、光の柱が伸びたりなんだりいろいろあった]
『ところでさー。キミたちなんだかんだ積極的に乗りこんでくれたけどさー。
分かってる?この船、調査船なんでね?
アブダクトしたからには調査させてもらうよ?
うへへ。苦しゅうない。
ただちょこっとあれこれ調べまわさせてもらうだけよ』
[べんとらーがハルピアの呼び掛けに応じて現れたことも察しつつ。
キリエの力でぶんなげられた巨大な塊は、無事に光の一筋に撃ち抜かれ蒸発していった>>1>>2。
内心、なんとかべんとらーが壊してくれて良かったと安堵したのは秘密。]
はう、もう、キリエは冷静さが足りぬのじゃ!
[この場においては的外れな指摘であると気付かぬまま、以前に目の前で見た怒りっぷりのことも思い出されれば、そんな忠告じみた言葉が零れる。
先程も見た光の柱、その上の方から、ごあんない、と聞こえてきた気がして>>2]
む。べんとらーとやら!
騒ぎが大きく成らぬうちに、早うわーらを載せて参れ!
[リンはポチを背負ったまま、くるんと宙を一舞いして光の柱の中心へと身を躍らせた。]
― カタコンベ ―
……なるほど。
[周囲を探索したFamiliarとマイスターの情報。
目的の場所へたどり着く事は比較的容易かった。]
MTSAT……ひまわり7号。
……復元した?
……展示スペース? それとも倉庫?
[全長30m近い気象観測衛星すら問題無く並ぶあまりにも広大な空間
時系列順に並ぶ気象観測機器を見回し独りごちた**]
―カタコンベ>>+55>>+56>>+59>>+60―
……そうか。猫は兄弟が多いのだったな。
其れだけ沢山いれば、賑やかそうだ。
[ガヤ。がやがや、騒がしいから、ガヤ。
安直に付けた名前の由来を聞けば、猫は怒るだろうか。
最初は何とも思っていなかった賑やかさが、
今では何処か心地よく感じていた]
―――――…。
[飼い猫に憧れるという子猫の言葉に、少し思案して。
ゆっくりと、言葉を紡ぐ]
[死者が星になるという、少し夢見がちな話。
何処で聞いたのかは思い出せない、記憶の彼方。
ただ、一瞬だけ頭を過ったのは、優しく笑う白い――…]
ああ。博士が、教えてくれたんだと思う。
晴れてさえいれば、星はどこからでも見えるからな。
都合が良い考えと言うのも、時には必要だ。
[猫の言葉を肯定し、天井を仰ぐ。
残念ながら、地下墓所からは空は見えそうにない。
しかし、どうやったら此処から脱出できるのだろう]
御飯は見なかったな。
しのぶとの集合場所は、決めてはあるのだが。
そうだな、他にも此処に来ている者が
いるかもしれないし、探しに行くか。
[勢いよく駆けていく猫の後ろを、見守るようについていく**]
[ガヤと出会ったことで、アンドロイドのことをふと思い出した]
『……ラグーン。聞こえるだろうか。
キミまでアブダクトされていないと良いのだが。
繰り返すが、僕はベントラーに捕まった。
今はカタコンベの中にいるようだ。
知り合いの猫も、フィオナも同じ場所にいる。
もし声が届いているなら、応答が欲しい。
脱出経路を確保したい』
[地下墓所に辿り着いてから何度目かの通信は、
果たして届いたのか**]
― カタコンベへの道すがら ―
ねえ、あなた。
「べんとらーさん」とでも呼べばいいのかしら?
[天使はべんとらーの内部に響く声へ話し掛けていた]
少し――あなたに訊ねたいことがあるのだけれど。
[果たして、反応はあっただろうか]
−べんとらーべんとらー−
『うん?なんだい?わたしのことはフラットウッド・リトルグレイ・チュパカブラ、略してフラットとでも呼んでくれればいいけど。
調査させてもらう代わりに答えてあげるのもやぶさかではないね』
[べんとらーから降ろしたとき、記憶を残したままでいられるかどうかは保障しないけど]
『うん?関係?そうだなー。 あそこに残ってたデータから適切に見える例を挙げるとするなら、『蔵書全部読み終わったあとの図書館』かなぁ。
興味深いデータをもらったし、広い空間が有用だったから使わせてもらってたけど。
まぁ、ワレワレは管理人ってわけじゃないんでね。ほかの利用者とキミ自身が困らないんなら、別にいいんじゃない?』
『そう、ほかの利用者。あそこはワレワレのものじゃないけど、キミのものでもないんでしょー?
ああ、生物の多様性? あるべきかどうかにはあんまり興味ないかなぁ。
ほっといたって多様性を持つようにできてる。生まれた座標がちがうだけでも別の個体になりえるんだからね。
わたしは。ワレワレは、その多様性によって生まれる変化や可能性を調査研究するのが生きがいってだけだよ』
『うん、まー、いいんじゃないかなー。言うならタダだしねー。
その理屈でこっちの調査に難癖つけてくれるのは勘弁してほしいけど。
その辺はこっちでうまいこと折り合いつけられるように気をつければ済むしねー』
[基本的には、難癖つけられないようにこっそり調査する方向で]
『どーぞどーぞご自由に。
あ、せっかくだからキミが好きにするとこはこっちで記録させてもらおうか。
いやー、楽しみだなー。
あ、一応言っとくけど拒否権とかは特に用意してないから。
抵抗は無意味だ。だいじょうぶだいじょうぶ記録を悪用なんてしないってー。ただ記録して分析して調査の糧にさせてもらうだけだってー。
それじゃ。
まずはキミの調査から始めていこうか?』
[→>>7]
― 遺物の部屋群 ―
参ったわ。
脳と箱が足りない。
私一人だけじゃこんな膨大な量持ち帰れない。
出口と入口と座標を確認しておかないといけない。
誰か見つけてくれたかしら。
[知識の欠片を拾い集めるというのはこのことだろう。
玉石混淆、記録媒体と袋に放り込んだ。
たまに食べた。
ぎっちょんのことをすっかり忘れている。]
― カタコンベ ―
……あった。
[カタコンベに鎮座するものを見て呟きが漏れる。
全長30m程の剣を思わせるフォルムを持つ航空機。
―Stargate―
純白のボディに刻まれた文字を指先でなぞった]
― 成層圏 ―
[迷彩を解き姿を表すのはカタコンベに鎮座する其れの同型機。
大空を行く機体は進路を変えゆっくりと降下し始める。]
― カタコンベ ―
…………。
[色々と弄られたような気がする。
体内の異物を消滅しようと力を籠めてみたが、当然ながら本体との通信が『生きて』いるらしく、なんの変化もない]
ふむ。
しかし、意外だったわ。
データベースではなく、保管庫だったとはね。
[ならば結局知恵の果実とは何だったのだろう。
この内部全体を指した比喩だったのか、それともそれに相当するものが存在しているのか]
しかしこれは――私に取っては、好都合。
[データベースを浄化するのは難しい。
何故なら、それは電気的に『生きて』いるからだ。
だが、遺品の現物は、『生きて』はいない]
[かつて吸血鬼が眠っていたという棺が消し飛び、木製の十字架が床に落ちる]
土に還ることも出来ぬ怪物……。
……安心なさい、神の治める新たな地にあなたたちの居場所はない。
あるべき所へ還るのです。
[表面上は慈愛に満ちた、しかし瞳の奥は昏いままの笑顔でそう口にし。
以降は省みることもなく通り過ぎる。
白い羽根が数枚、僅かな土と十字架の上に散った*]
何度見ても戦うことばかり。
私の探し方がアレなのかしら。
[対空、武装、兵器、工学、戦術、航空、戦略、侵攻、防衛、燻製、化学、対地、兵装、兵站、鹵獲、光学、医学、戦艦。
料理関係を拾ったはずが、メモリーストーンに類似関係を整理させてみると軍事関係が多いことにためいきをつく。]
それでいて…。
彼ら独自の体系があったりするというのに。
私そんな好戦的な性格してないわよ。
[魔術関係の本や1(13)っぽい本。
このような場所に来た場合、主目的はそこになるはずだ。]
―カタコンベ>>27―
……………。
[自分の所に来るかと問うた後、
猫の返答を緊張した面持ちで待っていたが]
…むっ。そ、そうか。良かった。
[相手があまりに嬉しそうに答えるものだから、
ほっとして気が抜けて。
そうしたら次に照れくさくなって、
返す言葉は少しぶっきらぼうになってしまった]
[居住まいを正した猫の言葉に頷いて、じっと彼を見つめて]
キミは賢いのだな。
では、僕の研究の手伝いでもしてもらおうか。
これからも宜しく、ガヤ。
[少しだけ、微笑んだ]
[猫>>28と共に部屋を回るが、なかなか他の者とは出会えない。
一度集合場所へ戻ろうかと思案していると、
不意に彼が口を開いた]
成程。確かに、ずっと見守ってくれているのかもしれない。
それなら、寂しくないな。
遺された者も、…死んでしまった者も。
[相手の言葉で、何処か心が軽くなった気がした。
鞄の中の紙切れがかさりと揺れる。
新たに訪れた部屋はがらんとしていて、
土と何処か見覚えのある十字架が置かれていた。
その上に散っているのは、]
――――…キリエ?
[白い羽根を拾い上げる。
追いつけるだろうかと、続く扉へ顔をあげた**]
― カタコンベ ―
……キリエ。
あなたもアブダクトされたの?
このカタコンベ……あなたはどう思う?
[光を放つボールに誘導されるようにカタコンベを歩む風精。
偶然か意図的か天使と進路が重なる。
キリエと正対しながら問いを向けた。]
―カタコンペ―
[あれやこれやの諸々をされた>>7>>8後、リンとポチは薄暗い空間へと降ろされていた。
べんとらーに乗ってからの記憶はふたりとも曖昧だったりさっぱりだったりしたのだけれど]
ここはべんとらーの――と思うたが、床に出入り口がないのじゃ。
あれから今までわーは如何して……。
[そういえば「調査」をするとハルピアが言っていたことを思い出し、むむむむと唸った。
知らぬ間に調査されていた可能性(あくまで可能性、という認識であった)を思えば決して愉快な心地はしないものの、今はそれはさておいて]
キリエもハルピアも、姿が見えぬが……。
兎に角、此処に皆が居るやも知れぬ。
行こうぞ、ポチ!
[地底人ポチは薄暗がりでも目が利くのか、迷う素振りも無く先へ進み、途中で何かの文字を読むように立ち止まったりもした。
通路に何が書かれているのかリンの目ではさっぱろ判らぬまま、点々と灯る光の先の扉へと向かった。]
[それはべんとらーに関わる記憶の一部を操作された影響か。
リンが今まで忘れてきていた過去を、リンは今、先程以上に確と思い出せるようになっていた。]
――わーの戻るべき「世界」は此処では無い。
などと言わば、フィオナに何と言われるかのう。
見守っててくれ、とコットンにも言われおったのに。
[あの時>>3:70無邪気に応えていたことを思えば目は伏せられるも]
一先ずは捉われし者たちを見つけ出さねば。
この「世界」に起こりしことを確かめるはそれからじゃ。
[開いた扉の先、先程の通路よりも明るく広々とした空間へと進んでいく**]
― カタコンベ ―
[墓所を【浄化】しながら進む天使の周囲には、何時しか掌大の十字架が、何重もの円を描いて付き従うように浮かんでいた。
その歩む先に、見覚えのある姿を見付け>>46]
――フィオナ。
[名を呼び、正対する位置で立ち止まる。
一つ目の問いに頷いて、二つ目に]
墓碑銘、ね。
禁じられた知識に触れ、自らを滅ぼした人間たちの、末路の記録。
[その文字の一つ一つを示すかのように、色も材質も様々の十字架が、フィオナと天使の間を遮るように整列する]
遺してはならないわ。
人類が、二度と過ちを繰り返さぬよう。
[天青石の瞳が、静かにスカイブルーを見詰めた]
遺さない?
ならば、この結果を生み出すためにまた同じ事が行われる。
そう、思わない?
これは必要な犠牲だった。
そして、いつかこれを求め有効活用できる者が現れるかもしれない。
それまで――手を付けずに残して思うべきだと思う。
[絡み合う二人の視線。柔らかな微笑みを浮かべる風精。
二人を遮る十字架を無視するように言葉を返す。]
−カタコンベ−
サンシアー!!
[墓所の空間を、飛ぶ。助ける風もないけど、当てがあるわけでもないけど。
いや、当てはあった。
べんとらーが降ろすときに、たぶんこっちの方って言ってたから、たぶんあってる。たぶん]
さーんーしーあー!
どこー!!!?
−一方その頃べんとらー−
『いいよいいよー、派手にやるじゃねぇか!どぅんどぅんやろうじゃねぇか!
あ、目線こっちお願いします!』
[キリエが棺を浄化するその瞬間を、べんとらーの下部から伸ばした蛇腹の腕のその先の、ヒトの手に模したマニピュレーターに構えた一眼カメラを模した情報収集デバイスで逐一記録する。パシャパシャとシャッター音が連続するけれど、あまり大した意味はない。趣味性の娯楽要素だ。
よくよく見なくてもべんとらー自体のサイズが縮んでいるけれど、縮む瞬間は誰にも見られてなかったしさほど問題もないだろう]
『おっとぉー?
戦闘かい?戦闘が起こっちゃうのかい?
いいよいいよー、記録させてもらうよぉー』
[フィオナとキリエの邂逅を横から観察しながらそんな声を零したけれど、音声の外部出力はそんなに大きくないから話の腰は折らなかったんだと思いたい]
過怠無く人を導く神。
そんなものはもう、居ない。
神は人が創りだした自らを律する為の想像上の存在。
人が滅びた時に神は死んだの。
……キリエ。
あなたは何に従っているの。
[距離を詰めるように歩む風精。
二人を遮る十字架を手の平で触れようとする]
―カタコンベの一角―
・・・どうしましょうか。これから。
[暫し彷徨ってみたけれど、出口も人も見つからず。
歩き続けても消耗するし、足を止め壁に寄りかかる。
そもそも、自分は何故此処に居る?
主も目的も無い今、存在する理由は無いはずなのに。]
なんででしょうね、本当に…
[何処かで誰かが呼んだ>>51気がして、
何処か壊れたかと苦笑いした。
機械が「気がする」と言い出すなんて、正直おかしいと思うから。]
−カタコンベのどっか−
サンシアー!
[呼びながら飛ぶその目に、ムラサキが見えた。
自分でもよく忘れるけど目はいいのだ。見逃したりなんかしないのだ。なぜなら、とり、なので]
さー!んー!しー!あー!!
[止まることなんてちっとも考えてない飛行速度で突っ込む。
暗ぼったいこの場所の中で、ムラサキの姿が浮かび上がって見えるのは気持ちの問題?]
違うわ。
神は居る。神は我らを導いてくださっているの。
神は――
《適合者No.2076(9999)》
!?
[ここに存在しない者の声。
突如視界を覆った光に天使の体がぐらつく]
《░▓▒▓█▓░░▓▒に触れ得る者》
《よくぞここまで辿り着きました》
《知恵の果実を壊しなさい》
《知░▓の果実を壊しなさい》
《▒▓█▓の果░░を░▓▒▓█▓》
−一方その頃べんとらー−
『うっひょぉう!この距離から誰に妨げられることもなく天使の戦闘が記録できるなんて!
希少データの宝石箱やぁー!!』
[ぱしゃぱしゃぱしゃぱしゃ。
なお、戦闘に参加するつもりはない模様]
―カタコンベ―
[天使と風精が対峙する場に、こつりと足音が響く。
キリエの背後より、男と子猫が姿を現した。
男の手には、先ほど拾った白い羽根が]
――――…さて、"誰か"と逢えたのは良かったが。
これは一体どういう状況だ?
[二人の間を遮るように並ぶ十字架。
あまり穏やかな様子には見えない。
淡々と呟きながら、ちらともう一つの存在へ目を向ける]
ベントラーまで居るし。
[縮んだ円盤に溜息を。
まさかこの船が元凶ではあるまいな、と]
[次の瞬間、天使の様子が何処か不安定>>57になり。
そして十字架が風精へと飛んでいく]
…っ。 フィオナ!!
[目を見開き、思わず声を上げた。
反射的に足は駆けだしていて、
後ろから天使の腕をつかもうと手を伸ばす]
キリエ、何をしている。
止めろ。止めてくれ。
[二人の事情は何も分からないが。
ただ、争ってほしくないという想いが先だった]
神は私を滅せよと言うの?
[十字架が身を貫通すると同時に小爆発が起きる。
残骸と化したボールが通路を転がる乾いた音が響いた]
怖いね。
キリエは私を殺すつもりなんだ。
それが善なる事だと思うんだ?
[通路の角に立つ風精。
その先に居るキリエとマイスターを覗き込みようにしてくすくすと笑う]
…え?
[気がする、では無くはっきりと聞こえた声>>56。
その声に思わずそちらを向くと、勢いよく突っ込んでくるハルピアが…
突っ込んでくる?]
ちょ、こんな狭い所でそんな勢い出したら危ないですよっ!?
廊下は走っちゃ駄目って…いや、走ってないし廊下でも無いですけどってぇぇぇっ!?
[わたわたしながら受け止めようとして、
ハルピアに向けて手を広げた。]
それなら、あなたは何をしたいの?
[通路にキャタピラーの駆動音が響き渡る。
轟音と共に壁を突き破り現れるのは旧世界の無人装甲戦闘車。]
ねぇ……キリエ?
[重力を感じさせない跳躍で装甲車の砲塔に降り立つ風精。
主砲である機関砲が自動的にキリエに向く。
実弾が装填される乾いた音が響いた。]
フィオナの気配があるなら判る筈じゃが……
むむ。むむむ。此方か?
[迷い込んだ部屋の一つでポチが5(13)な物体に興味を持って持ち出してくるなどしている内に、リンは知る気配に気づき、そちらへとふわりふわり進んでいった。
そこに見えた者は、フィオナとキリエと――。]
おお、居たぞ!良かった―――…
って、一体何をやっておるのじゃ!
[キリエは何者かに腕を捉えられ>>61>>64、その前に何やら爆発の後のような靄めいた残滓が浮かぶのが見えた。
通路でくすくすと笑っているフィオナ>>63は兎も角として、首を振るキリエ>>65の様子はリンの目にもおかしいらしいと感じられた。
ちなみにどこか近くで撮影班(?)が待機している>>59のは素で見落としている。]
[風精を貫通する十字架、小さな爆発音、転がる球体。
横目で確認するも、掴んだ手を放すことはなく]
…………。
[懇願するような声>>64が聞こえてきて、僅か思案の間。
手に込める力を逆に強くした。
此処で手が離れれば、
彼女は帰ってこないくなるような気がして]
嫌だ。
今のキリエは、苦しそうだ。
この先に行くことが、本当にキミの望みか?
[笑うフィオナ>>63に、顔を顰める]
キミ達の理は、僕にはわからないが。
出来れば争いを止めたいのだが。
さんしあっ!
[もっふぅ]
[激突する寸前で翼をばさりと広げて空気を捕まえて急制動。でもそれでも全部の勢いは殺しきれずに、サンシアの広げた手の中に飛び込んだ。
でも、衝撃はそんなにない。
ふかふか羽毛は柔らかいし、空を飛ぶのに適したハルピアの体は軽いので]
サンシアは、愛だと、はんめーしたので!
サンシアのことをもっと分かりにきました!!
−一方その頃べんとらー−
『Fooo! 動かしちゃう?ソレ動かしちゃうかぁー。
いいじゃんいいじゃん、一方的な戦闘よりは多少なり戦力が拮抗したほうがいいデータになるじゃん。
こいつぁ面白くなってきやがったぜ!』
[フィオナが持ち出してきたらしい装甲車とフィオナが綺麗に画面に納まるベストアングル、ベストショットを求めて右往左往。でもやっぱり戦闘に参加するつもりは以下略]
[現われる装甲戦闘車に、ぼやくような声が零れる]
だからどうしてこう、穏やかではないんだ。
ガヤ、離れてろ!
[風精が攻撃をしてくるかどうかは不明だが、
自分はともかく子猫を巻き込むのは本意ではない。
声を上げたところで、更に人影>>68を見つけて]
誰か分からないが、この二人を止めてくれ。
僕が来た時には既にこの様子だったんだ。
[彼女の言葉から、
おそらくはどちらかの知り合いだろうと推測した。
状況が悪化しないことを祈りつつ、
天使の腕を掴んだまま声をかける]
[突然響き渡った轟音>>67に、リンとポチは共にびくんと飛び跳ねた。
その言葉からは咄嗟に事は把握できないけれども]
むむむ。何かよく判らないが、物騒なのじゃ!
[ヒトに似た何者か>>69がキリエに掛ける言葉も聞き拾えば、ある程度の状況は察せられた。]
さてはまたケンカしておるのじゃな!
仲直りしろと言うたのに、懲りない者らなのじゃ!
[相容れぬ以上に許されない、とキリエ>>6:37が言っていたことをリンは忘れていた訳では無い。
それでもこの時はあまり重みの無い言葉遣いを選び、びしぃっとフィオナとキリエをそれぞれ指差した。]
地上の肉も美味しいわね。
[保存してあった焼き串をもぐもぐする。何の肉かはわかってないない。]
しっかし、>>62>>64さっきからなんだか危ない振動と音がする。墓のなかで全く危ないこと。
早いところ帰った方がよいかもしれない。
[金属製の串をしまいこむ。]
[広げた腕の中に飛び込んできたハルピアを、
思わずぎゅっと抱きしめる。
抱きしめてみたらふかふかしていて、
何となく抱きしめたまま背中を撫でてみた。]
…私が愛って言うのは良く分からないのですが…
とりあえず、暫くこうしてていいですか?
[ちなみに、拒否されても暫くぎゅっとしているつもりなのは秘密である。]
うん?んーっ
[背中にふわりと何かを感じて、ちょっと遅れて撫でられてるんだって気がついた。
暖かい。やっぱりこれは愛ですな、と、ひとりで勝手に納得する]
かまいませんがー。
[優しくすること、いい子にすることはあい、と、あいますガヤも言っていた。
それからたしか、他にもナニカ、あった気がするのだけれど―――]
そーだ。
サンシア。
ホッスルトコロってなにかしら?
[あの時は意味が分からなかったけど。それをすることもあい、だそうなので。
サンシアの腕に納まったままに、聞いてみる]
[推察するに、キリエとフィオナの目的が対立しているのか。
リンの言葉>>73を聞くに、
其れだけという訳でもなさそうだが]
――――…。
[此方へ向かってくるフィオナ>>77に、
言葉はなくただじっと暫く視線を送る]
[生きる理由を奪わないでと懇願する天使>>78に、
自分の境遇が重なって、知らず返す声が大きくなる]
存在意義を奪う心算はない。
ただ、地上で会った時のキリエはもっと…。
今よりも、自由に見えた。
[最初は争いを止めたいだけだった。
しかし今は唯、彼女のことが心配だった]
キミに、何があった?
[腕を引き寄せ、相手の顔を覗き込もうとする。
同時に振り払われ、足元に転がる赤い石の片割れ]
このままだと、たぶん壊れるぞ。…キミは。
[最後に呟く声は、力なく]
−回想・地上−
[音声認識>>5:5/任務更新]
キリエ…
[アーカイブ検索/キリエ=該当無し]
マスターキリエとは…
…マスター?
[マスターの位置情報/ロスト]
―――
[現状任務=キリエの援護。]
―――
[アーカイブ検索/キリエ=該当無し]
―――ガ
[音声圧縮ファイル自動展開]
――――ガ、ガ
[緊急停止/防衛プログラム始動 稼働率5%]
…あら。
[角を曲がろうとして、>>81何やらハグしているような光景が見える。
すっと身を隠す。]
お邪魔したら悪いわね。野暮と言うやつね。
[翻して。]
悪いが、退けない。
それは少し過剰防衛だと、僕は思うぞ。
[フィオナへ返す言葉>>83も、淡々としている。
しかし対抗する武力はなく、
あっても恐らく行使する気はなく、
どうすれば被害が少なくなるかと思案しているところに、
ユウキ・リンと名乗る少女>>84が割り込んだ]
――――…。
[ひとまず彼女は"仲直り"を望んでいるようで、ほっとする]
−一方その頃べんとらー−
『おおっとぉ、それはさすがに困るよ、えーと、リンさん?』
[戦闘に割り込まれたら、データを収集できないので。
キリエもああ>>89言ってることだし、どいててもらおう。危ないしね。うん、そう、危ないからね。よしよし、危ないならどいてもらうのも致し方あるまいね。
と、いうことで、極小トラクタービームでリンを引っ張る]
ありがとうございます。
[…抱きしめているハルピアの身体は、暖かくて何処か懐かしくて。
求めていた「何か」が埋まるような、そんな感じがした。]
ほっするところ、欲する所…
欲しい事、や欲しい物、っていう意味だったと思います。
[どういう文章で使われたかは分からないけど、
漢字変換が間違っていなければ多分この意味で合っているはず。]
[知識を得たキリエには解る。
かつて欧州と呼ばれた戦場をかけた装甲車。
歩兵を蹂躙する事はできるが天使を相手には張子の虎も同じ]
リン?
何をしているの。
邪魔をしないで。
[停止したキャタピラーが床に食い込む。
急停止にも砲塔の風精は動じる事もない。
相変わらず淡々とした調子で言葉を紡ぐ。]
自由?
[装甲車を眼の前に――感覚的には間延びした時間の中、マイスター>>85の言葉を反芻する。
天使は自身が自由だと考えたことはない。
使命を全うする存在であり、好き勝手に生きる地上の存在とは違うのだと自負していた]
……声、が……
[顔を覗き込まれ、うわ言のように呟く]
聞こえて来る。地上よりもずっと強く。
でも、わからないの。天使は人間の書物に記されたそのものではない……ただの侵略者なのに。
あの声は何処から聞こえているの?
[たぶん壊れる。その言葉にあるものを思い出し、ゆっくりと瞬く]
博士も、真実を知ったから壊れてしまったの?
博士の手記に天使の記述があったわ。……私たちの知らないことを知っているようだった。
ほしいことー、ほしいものー
なるほどなー
[それをするのがあい、と、いうことか。じゃあー…]
それならサンシア。
サンシアのホッスルトコロを教えてくだされる?
ハルピアはそれをしたいのですが!
あいゆえに!
―――…フラットウッド。
[ベントラーが、戦闘に割り込んだリンに介入する。
明らかに意思のある行動に、
ラグーンから聞いていた仮名を呼んだ]
キミは一体、何がしたい。
[ずるずると引っ張られていくリンは、
危害が加えられる様子はないけれど]
何をしているも何も、なーらの下らない争いを
止めさせるために割り込んだのじゃ!
[フィオナ>>96には悪びれずにそう答えるも、結局キリエの力とミニビームの力で横に退けられた形になったので格好はついていない。
ちなみに装甲車の種類をリンは全く知らない為、フィオナが操るそれが天使に対しては然程のダメージも与えられないということには全く気が付いていなかった。]
ったく、なーらが斯様に危なっかしいと、
捉われた者らの捜索も危う過ぎるのじゃ。
ったく、「異界」の風の精とテンシとはこういうものかのう……。
[さらりと自らの出自を零しながら、ぐちた。]
−一方その頃べんとらー−
『よぉし!いまだマイスター!赤い石だ!!』
[十分にリンをひきつけた辺りで声を発する。
トラクタービームに、マイスターに、赤い石。それに、危機的状況。
前回赤い石が作動したときと同様の環境は整っている。
ガヤといっしょに調査したときは作動しなかった赤い石。
その作動を調査できるとするなら、今ほどのチャンスもそうそうあるまい]
−べんとらー@ぶれない−
『うん?
データ☆収集だけども、それがなにか?』
[マイスターからの問いは意外ではあれど難しいものでもなく。返事は短くて済んだ]
『そんなことよりさー。ほらほら、今、チャンスじゃん?赤い石光らせるなら今しかないじゃん?
さぁ、観測させておくれよ!キミの輝きを!!』
僕には天使のことは分からないが。
……少なくとも今よりは、自由に見えた。
[表現が難しいが、キリエの声>>98に肯定する]
―――――…声?
[転がった赤い石を拾い上げ、握りしめる。
此れを持っているということは、彼女は研究室へ行ったのだ]
侵略者、とは。
[振り払われた手を、握りなおす]
落ち着いてくれ、キリエ。大丈夫だから。
まだ、キミは立ち止まれる。思考ができる。大丈夫だ。
博士が壊れた理由はわからない。
キミの言う通りなのかもしれない。
だがな、キリエ。
博士はそのとき、独りきりだったんだ。
何処にも話す相手がいなかったんだよ。
今は、…違うだろう。
[一瞥する先にはリンとフィオナの姿]
キミから存在理由を奪ったりはしないから。
落ち着いて、話を聞かせてくれないか。
私の、欲する所…?
[…資材が欲しいと考えた事は有る。
だが、修復すべき家からは離れてしまった。
マスターに戻って来て欲しいとは思う。
けれど、それは彼女に求めてはいけない事だ。
家に戻る事は、望みと言えば望みだ。
でも、もしも戻って家が無かった時…自分は、耐えられるのだろうか。]
欲する所、ですか…
こうして一緒に居て欲しい、とかでは駄目ですか?
[悩んだ末に浮かんだのは、何処からともなく出て来たそんな選択肢。
何故口に出したのかもわからない、けれどそれが一番いいと思えるもの。]
…何かを欲するのって、難しいですね。
[ハルピアをいったん離し、地面に座って膝の上に来るよう手招きしてみた。]
−カタコンベ−
ここは…
[再起動/システムオールグリーン]
――
[現在地/不明 任務/キリエの援護]
キリエ…誰――ダ?
[思考ルーチンにノイズ/自己診断プログラム=影響軽微]
探サ―な、いト
[任務更新/キリエの捜索]
あなたがぺしゃんこになるのはいいの?
[リン>>97に向けた声に、僅かな揺らぎが混じる。
伸ばした手は払い除けられかけて、それをこちらから押し戻して。
攻防をしている内に、横からの光がリンを強引に引き摺っていった]
……心配しないで。あの車の実力は見切ったわ。
万に一つも私が倒される可能性はない。
[静かな眼差しを装甲車に向け、迷いのない口調で断言する。
しかし言葉とは裏腹に、戦闘続行の意思はないというように片手を下ろし]
下らない、か。
ならば私は、下らないことのために生み出されたの?
[異教異種族との争いもまた、天使の尖兵の使命。
それを否定するリン>>101へ斜めに視線を向ける]
[フィオナが装甲車から降りたのを確認して、
ほっと小さく息を吐く。
天使にとってそれが脅威ではない戦力だったことは、
人間に近い理を持つ男が推察するのも難しかった]
……知るか!
[と、何故かベントラーの方から指示>>102が飛ばされた。
むうと顔を顰めながら、きっぱりと拒絶した]
データ収集でも何でも良いが。
キミの言いなりになるのも不本意だし、
僕だってこの石について多くを知っている訳じゃない。
[半眼でベントラーを眺めつつ]
それより、出口はあるのだろうな。
ダメ?
[サンシアがなんでそう思ったのか分からないので、首を傾げたけれど]
構いませんがー?
それだけでよろしいのかしら?
[ぽすんとサンシアの膝の上に納まりながら、考える。
難しいことは分からないけど。
ホッスルのが難しいなら]
ホッスルことを、ホッスルトコロにすれば、よいのではー?
[それをするとなると、さてどうしたらよいのか分からないけれど。
サンシアの膝の上で、暖かさを感じながら、聞いてみた]
[フィオナの言葉>>103から、確かにキリエは何かしらの危うい状態にあったのだという考えは強まった。
されどリンはそれをこの時は口に出さぬまま、キリエの元にヒト型の者が手を握り添うのを横目に確かめる。
丁度、ヒト型の者>>106とは一時目が合う形となる。
それからリンは、フィオナに応えた。]
わーにしてみれば、喰らわずして傷つけ合うというだけで
今見えた争いは、十分に下らぬものなのじゃ。
[はあ、と溜息吐く素振りを見せつつ、機械から降りて目線低くなった
と、フィオナが反駁する言葉に、己が洩らした言葉を知る。
焦るというよりは、説明に困ったという風で]
……異界の者が此処に居ると言えば、信じるか?
[くつくつ笑う意図は察せられぬまま、そう問うた。]
わーがぺしゃんこになると知って居ったら、
わざわざ割り込むような真似はせぬ!
[キリエ>>109にはさらっとそんな風に返しつつ、続く言葉――装甲車の実力のことを聞かされれば瞬いた。
若干ばつの悪い思いをしたゆえに、良かったとかなんだとか、そんな言葉は喉奥に引っかかったまま。
一先ず戦う意思はないらしいことを、見遣ったキリエの仕草で察しつつ]
わーからしてみれば、そういうことじゃ。
テンシの使命というものが斯様な争いにあるならば、
――――、あらゆる者の在り方は受け入れねばと思えども、
実に下らぬ、とわーはわーとして思っておる。
[カミとしては、の語は一応伏せた。]
無理を言うのは愛じゃない、と思いますし。
[愛は良く分からないけど、
少なくとも相手に無理をいう事ではないと思う。
だからこれぐらいで良い、と一人頷いて。
膝の上のハルピアを撫でながら、
言葉の意味を考えた。]
…欲することを欲するって、
何かを欲しがりたいって事なんですが…
そう願った時点で既に欲しがるって事を欲しがってるような…?
[ループに入りかけた時点で思考をいったん打ち切り、
その事に関して考えるのを止める。
条件が満たされることが条件とか、無限ループとどう違うのかと。]
そうだ……フィオナも、リンも、あの声とは違う。
私の話に応えてくれるし――
それに、「正しくない」ことを言う。
[ふ、と、天使の顔に諦めたような、しかし穏やかな笑みが浮かぶ]
わかったわ。少し落ち着いて……立ち止まって考えようと思う。
[ごとごとと音を立てて、浮かんでいた十字架が落ちていく]
ありがとう、マイスター。
[少し疲れの混じる声が、それでも柔らかな口調で言う。
それから視線は、前方で会話する者たちに向けられ]
……フィオナと、リンも。
[肩を竦めつつのその言葉は、少し悔しげな響きがあった]
ん、爆発が止んだ?
…のかしら。
なら大丈夫そう。
[焼き串を1(6)本追加で食べながら移動する。
食べた串はお持ち帰り。ポイ捨てよくない。]
…そうよ、ぎっちょんの遺産よ!
[主目的を思い出し。
すととととと歩く。]
あら、誰か居たかしら。
[そんな折。見過ごしたのだろうか、誰かがいたのを>>108通り過ぎた後にように思える。]
しょうがないじゃない。
雌を求めて雄が争うのも、縄張り争いで殺しあうのは生き物の常。
これもそれの延長線上のもの。
信じない。
「異」界なんて存在しないから。
異というのはそれに対をなすものは何かのか。
そんな定義を考えれば酷くつまらない。
だから――皆は同じ世界にいきるもの。
私はそう定義した。
[何時も調子で言葉を紡ぐ風精。
リンの側によれば真っ直ぐに視線を重ねる]
[その時一瞬、キリエに対するリンならではの対応案は生まれたのだけれど、それは決して確実とは言えないものだったから、すぐに声に出すことはしなかった。]
記憶を無くしていたわーに手掛かりをくれようとした、
そんな、争うばかりでない優しいキリエの姿も、わーは知っておる。
[ぽつりと続けられたのはそんな言葉くらい]
−一方その頃べんとらー−
『チッ。そう簡単に思い通りにはいきませんかい』
[マイスターにきっぱり拒絶されて舌打ちのような音を発する。 とはいえヒトのような形を取っているわけでもないのだから舌打ち自体をしているわけでもない。
ただ、そのようにするのが『それっぽい』からそのような音を発しているだけだ]
『まぁ、そう意固地にならずによく考えてごらんよ。
あの赤い石ときたら、われわれの技術が誇るべんとらーさえ作動不良に陥らせて見せたんだよ?
きっとキリエを悩ませている声だってぱっと止めちまえるはずさ!OHANASHIはそれからだって遅くない!そうでしょ!
ほら、ね?
アナタにとっても悪い話ではないと思いますが?』
[と、原理も作用もいまだ明確に調査できていないことだから何の確証もないまま、マイスターに告げる。
ありえる想定の範囲を語りはしたが、実際に『そのよう』にならなくても構わないのだから無責任なものだ。
フラットウッド(仮)にしてみれば、調査できる可能性がありさえすればそれでよいのだから]
『出口? その質問に答えてもいいけど、キミに無償で情報を引き渡す理由は、ないかなぁ』
[それはともかく、事態は収束に向かっている様子>>114>>115]
『あちゃあ。まぁ、今回はこんなもんかぁー』
無理を言うのは愛じゃない?
無理を言うのは愛じゃない。
そっかー。
[新事実だ。あいを分かるためにも、愛じゃないことはきちんと避けなくては]
むずかしいですなー?
[サンシアが改めて言葉にしているのを聞いていると、それがなんだか複雑で難しいことのような気がしてくる。
やがて、言葉を切ったサンシアの様子を見ていたら、不安になってきた]
もしや。今のは『無理』?
無理言ってしまいましたか?
[天使の手を握ったまま、彼女が話す様子を静かに見守る。
言葉を尽くして説得するという行為は、男には難しい。
思ったことを伝えることしかできない。
だから、後は祈るように。
やがて、十字架が地面へ落ちていく]
良かった。本当に、良かった。
[心底安堵して、苦笑が零れた。
キリエは地上にいた頃の様子に戻ったような気がした]
……………。
実は僕も、存在理由が無くなりかけている所なんだ。
"生き直す"のは、難しいが…。
悪くないかもしれないと、考えているところ。
[もう一度彼女を握る手に力を込めて、離した]
難しいですよね、愛って。
[何処からが愛で、何処までがそうじゃないのか。
何処までが愛で、何処からがそうじゃないのか。
…そんな方程式みたいな考え方をしている時点で、
愛からは大分離れてるんだろう。多分。
そう考えていると、さっきの問題でハルピアが悩んでいるようで。
切欠を作ってしまった身としては、フォローしないと駄目だろう。]
…無理ではないけど、難しい問題…と言った感じですねー。
多分、考えるのが得意な人なら解けるんでしょうし。
ただ、私にはちょっと難しいですけど。
…そう言えば、なんでハルピアさんは愛について考えてるんですか?
[難しいと口に出したついでに、ふと思った疑問を聞いてみた。
…哲学者には向いて無い気がするの。この子。]
[フィオナ>>118にはじめに言われたことはリンにとっては盲点だったから、むむうと複雑そうに唸った。
それから、信じない、という答えには頷き掛けて――。]
存在しない?
わーの世界にとってはこの世界が「異」で、
この世界にとってはわーの世界が「異」である、
ただそれだけのことではないのか――。
[すぐにフィオナの定義を受け入れられないのは、リンがこれまで信じてきている定義故。
こちらの方が今度は「くだらない」と言われてしまえば、むむ、とまたばつの悪そうな顔をした。
それから少しだけ間をおいて、真っ直ぐに見詰めるフィオナリンの方からも顔を近づけて]
……フィオナ。
わーはなーに、わーの故郷を見せたいと思った。
もし来いといわば、来る気はあるか?
[フィオナが行ける確証などないのに、なんとなく、リンはそんな気になった。]
異と定義すると――まるで他が「正」みたいに聞こえるじゃない。
私はそういう事が嫌ということ。
……リンの故郷?
唐突ね。帰れるあてが見つかったの?
何か嫁取り物語じみてきたけれど。
[リンの言葉に意外そうに瞬く。
然し、「見知らぬ世界を見せる」
そんな言葉には酷く興味を惹かれた様子]
[キリエ>>116からはどこか悔しげに聞こえる言葉を掛けられたが、リンは特段声を曇らせることもなく]
うむ。どういたしまして、なのじゃ!
[えっへん、といわんばかりの返事をしてみせた。
けれど吐き捨てるように告げられたこと>>122には暫し何も答えずにいた。
正直は単純に美徳とは言えぬと言っていたのはさて誰だったか。
リンは案を一つ言い掛けようとして、キリエが見せた硬直に気付いた。]
うむ。
わーはなーにひどい無礼を働いたが、
それでもこうして今も確と向き合ってくれるではないか!
[無礼とは主に神を自称したことについてだった。]
ん…んわ?
あなたは?
[>>125追いかけられていたようだ。
この人もまた、ニンゲンの姿のイメージからは少し離れている。]
……もう一度、この石の力が発動するならば。
ベントラーにまた作動不良を起こすのが関の山だと思うが、
それでも良いのか?
[他人事ゆえの呑気さを見せるフラットウッド>>120に、
溜息を零した。
短い会話だったが、相手の性格は大凡把握した]
そんなに調査したければ、
研究室に上がった方が余程効率が良いんだがな。
出口の情報への対価は、それでは不十分か。
[は、と独り言のように呟いて首を振った]
まあ良い。何となく、目途はついている。
キリエ?
ああ、あの飛ぶ女の人のことかしら。
彼女ここに来てるのかな。
[そういえば、べんとらーとかいうのに捕まる前に居た気がする。そうなれば故障とか言ってたアレが彼女を捕らえても不思議ではない。]
ここに来てからは見て無いけど、この辺にいるかもしれない。探せば見つかるはずだわ。
うん?
あい。は、難しいですが!
あいを分かる手段を、ハルピアは見つけてしまったのだよ!
[ここに来ることに決めたきっかけ。大発見]
別れて哀になったら、それは、愛!
[どやぁ。かつてないほどの空前絶後のドヤ顔である。
大発見を披露したんだから、そんな顔にだってなってしまう。なってしまうのだ]
そっかー。
考えるのとくいなヒト…
…そっかー。
[誰か心当たりはいないかなって思って、真っ先に思いついたのはあいますたーであるガヤだったけど。
ガヤは考えてみたらヒトじゃなかったから条件には当てはまらないのかもしれない。
残念である]
うん?あいを分かったら、すごいと思うので!
[聞かれて答える。いや、そうじゃないかも知れない。
なんですごいと思ったかって、そういうことを聞かれてるのかもしれない。
なんでだったっけ。
すごく大事なことなんだから、がんばってがんばってがんばってがんばれば、きっと思い出せるはず。
がんばってがんばってがんばって…そう!]
ヒトが持ってる、とっても大事なものだったんだって!
言ってた!
[べんとらーが]
ヒトがいなくなったから、今、あいが分からなくなっちゃってるから。
だから、愛が分かったら、すごく、すごい!
[よく分かんないけど、あいさえあればなんだってできちゃうくらいすごいらしいといううわさ]
またフィオナの意地悪なのじゃ。
[フィオナ>>123とキリエ>>126の遣り取りを聞けばそんな愚痴が洩れるも、
今度はキリエが酷く怒った風には感じられず、苦しそうにも見える姿は垣間見ながらも、内心ほっとしたものは確かに過った。
フィオナ>>132の話には、暫しその言葉を噛み砕くように目を伏せてから]
うむ。
フィオナがそういうのが嫌、というのは覚えておくのじゃ。
[ある意味己よりカミらしい、とリンは内心でひっそりと思う。
リンの内側の定義については、まだ変化には時間が掛かるだろう。
それでもうんと頷いてみせた。が]
別に、嫁に欲しいとか思うた訳ではないぞ。
兎に角。帰れる当ては、無い訳ではない、が。
その為には先ず、天井のある此処を出なければならぬのう。
[特に顔を赤らめはしなかったが、若干取り繕うような口調。
ただフィオナが興味を示していると覚れば瞳には光が宿った。]
うん。理解してくれると嬉しい。
……?
なら何故、私に故郷を見せたいと思ったの?
[リンの様子を見れば相変わらず意地悪く尋ねる。
しっかりとした言葉を求めた。]
−一方その頃べんとらー−
『うん?いいんじゃない?
べんとらーの動作不良ごとき、新たな発見、新規のデータに比べれば瑣末な問題なんじゃない?』
[マイスターの零したため息も知らぬげに、フラットウッド(仮)は続ける]
『えー?うっそだぁー。
このべんとらーよりも優れた調査設備がこの惑星にあるなんて思えないね。
これは半ば確信だけど。
赤い石作動の鍵はキミにある。研究室での調査に興味はないね』
[きっぱりと、そう断言した。けど]
『でも、キミたち『終末の残滓』がどんな研究をしてたのかは気になるかな。
うん、対価としてはそれで十分』
[と、思った。けど]
『お?まじで?心当たりあるんだ?
いいねいいね。キミたちの知恵がどの程度のものか。
どうやってここから外界に向かうのか。
俄然興味が沸いてきた。
ぜひとも観測させてもらっちゃうよー?』
[キリエ>>140が暫し何か考える風な仕草にはきょとりと瞬くも、
掛けられた問いから真っ直ぐなるものを感じ取れば、リンは確りとした笑みを浮かべた。]
カミとはチョウシゼンを持ち、地や海や空と親しきもの。
そして、ヒトを助け、ヒトにたくさん愛される存在じゃ!
――というのが、わーのカミの定義なのじゃ。
あと、カミはわーの故郷にはたくさんいるのじゃ。
わーが会ったことがあるだけで42(50)と3くらいかのう。
[定義を問われながら、つい余分な情報も付け加えていたのは、キリエの神はたしかひとりだけだった、と思い出したから]
あっ。
[キリエがこの地に居るとしたら、早々風化しそうにないこの地を消滅させてしまうかもしれない。技術なくなるのは実にもたいない。
閑話休題。]
…しかしあなた随分金属の鎧に身を包んでいるのね。
重くないのかしら?
[余程の筋力を持っているのだろうかと、しげしげと見つめる。]
まさかの別れる前提の愛!?
[果たしてこれは尊敬していいんだろうか。
というか、哀前提の愛って結構切ない物のような…
そんな事を思うけれど、自分も愛はよく分かってないわけで。
別れて哀になったら愛なら、
哀が分からない自分は愛とも無縁なんだろうなぁとちょっとしみじみした。]
わーは、キリエもわーの故郷に連れていけたら
良いと――嬉しいと思うておる。
[リンがキリエに何度か言い掛けていたのはまさにそのことだったから、フィオナの問い>>139とそれに対する答えを聞けば、ぽつりとそう零した。
とはいえ、自分以外の誰かに「世界」を越えさせることができるか、それはリンにはまだ未知数だったのだけれど――。]
む。むむ。それは。
[フィオナ>>145の意地悪な問いには、一瞬たじろぎながら]
それはわーが、フィオナ、なーのことを気に入ったからじゃ!
[言い淀みすぎて爆発する前に、若干荒い口調で、はっきりと告げた。]
…愛って、分かったら凄いと言うより分かったら幸せな物だった気がしますけど…
まぁ、凄いと言えばすごいのかなぁ。
[相手が居なければ愛は難しい。
そう言う意味では、二人の共同作業的な物なわけで。
形が無い物を、二人がかりで作り上げる。
確かに、それは結構すごい事だろう。]
…記録とか残って無いんでしょうか。
「恋愛」小説って呼ばれる区分の本や、
愛について書かれた文献とか。
[人が居なくなっても、人の残した物は色々と有る。
そう言った物の中に、愛に関する物もあるんじゃないかと思って提案してみた。]
そう。気に入ってくれたんだ?
ありがとう。
私もリンの事を気に入っているの。
……どんな世界なのかな?
それと、私が戻れなかった場合は責任とってくれると考えて良いの?
[側へ寄ればリンの唇に自身の唇を重ねる。]
うんっ!
だから、別れて哀で愛だったら、また会いに来ればよかろうなのだよ!
だから、サンシアは、愛で、会いにきたのでした!
[サンシアのしみじみはよく分からなかったけど、会いに来た理由が説明できて、すっきり]
[不思議、とキリエ>>153が応えたのは、キリエの中で考えが変わってきている故なのだろうとリンは思い、そうじゃのうと笑んだのだが]
信じる者に困る?
[驚いたようにキリエが伝えた懸念にはぱちぱちと瞬くも、たくさん、とも言っていたことから、なんとなくその訳が解った気がした。]
わーの故郷のヒトは、いくつものカミを一度に信じるから
特に困りはしないのじゃ。
されど他のカミにヒトをとられたくないカミもおるし、
とにかくすぐケンカしたがる荒くれ者もおるのじゃ。
わりと困ったカミも少なくは無いのじゃ。
[何か思い出したように、眉を下げて、しみじみと頷いた。]
うん?ハルピアは今しあわせですが?
[サンシアが暖かいので。
そういえば、ごはんを食べるのも結構幸せだ。
もしや、あいますがごはんとお水であいって言ったのはそういうことだったのでは!]
…もしや、大発見…なのでは…?
[愛は、幸せ。だとすると、今までの疑問がものすごく解決してしまう。あまりの大発見っぷりに、思わず固唾を呑んじゃうくらいの大発見だ]
…ショーセツ?ホン?ブンケン?
[大発見で全ての謎が解決しちゃうんじゃないかと思ったのだけど、甘かったみたいだ。
やっぱり愛は謎と疑問に満ち溢れている。と、サンシアの言葉にはそう思わざるを得ない。
なにしろ、文字は読めないので]
おお、そう言われると嬉しいのう。
どういたしまして――いや、
わーからも、ありがとう、なのじゃ!
[そう明るく笑いながらも、続く言葉に>>156瞬いたのは「責任」の語が聞こえたから。]
ここと比べるならば、もっと木々の緑が多くて、
家の高さは低くて、美味い酒もあって――。
あと、もっとヒトの姿もここより多く観られるのじゃ。
[この「世界」の人類が滅亡したとは未だ知らずにそう答えつつ]
万が一戻れなくなった時は、わーと村の者で
フィオナも、それにキリエも養う―― ……!
[言い掛けたところで重なるくちづけ。
その時リンは驚いたように目を円くして――。
若干顔は赤らめたが、ひどく狼狽えるでもなくしれっとしている。
多分傍から見れば「満更でも無い」というやつである]
なるほど。
…とりあえず、愛は「する」ものらしいですよ?
だから、私「が」愛、じゃ無くて私「を」愛してる、とかが正しい言い回しなのです。
[まぁ、多分あるのは親愛だとおもうけれど。
そんな事を思いながら、サンシアの愛講座の始まりです。
…いや、愛講座と言うより言葉とか知識の講座ですけどね。]
愛は幸せだけど、幸せは愛だけじゃないのです。
…例えば、愛は「誰か」や「何か」にする物だけど、
「誰か」や「何か」が無いと幸せになれないって事は無いでしょ?
愛は、幸せの一つなのです。
・・・昔のドラマの受け売りですが。
[言った後でちょっと恥ずかしくなって出典を補足して、
気まり悪げに眼を反らします。
…小説や文献…と言うか本が分からないと言う事は、
そもそもそれが何かを開設した方が良いと判断して。
結局、「言葉を紙に書いた物」と言う身も蓋も無い解説になった。]
あいー。あいーはー、するものでー。
しあわせだけどー、しあわせじゃなくてー。
しあわせの、ひとつー♪
[サンシアの言ってることを復唱して、憶えていたら、歌ってた。気を取り直して。やっぱり難しいので、ぜんぶを分かることはできないけれど、はっきり分かったことが、ひとつ]
ハルピアは、サンシアを、愛。
[とてもしっくりきた。
確かめるように、うんうんと頷いた]
サンシアは、ハルピアを、愛なのかしら?
そうだとよいのだけれど!
[なにしろ、愛は、幸せのひとつ、らしいので。
サンシアが幸せだったら、よいと思う**]
[音声認識>>136]
戦闘用アンドロイド。識別コード、ラグーン
キリエを探している
空をトぶ女性
[アーカイブ/キリエ情報更新]
情報ヲありガとう
[思考ルーチンにノイズ]
>>167戦闘用、アンドロイド…?
へー、その重たい装備は戦いに備えてのものなのかしら。
[なんか読み漁った本にアンドロイドについてあったり、マイスターと名乗る者がそんなようなことを言っていた気がする。
結構興味津々な部分は、戦闘用という側面についても包含されるわけで。]
あ、そうそう。
焼き串とかいうのあるんだけど、食べる?
[重厚な被り物の中の顔は拝めるのだろうか。
とりあえず食べ物で試してみた。]
というかラグーン、キリエの特徴知らなかったのね。
実際に会ってもわかるのかしら。
そうねー、私はキリエの顔わかるけど、
私と来るとキリエ探しはついでになっちゃうと思う。
[それでもいいならついてきてもいいわよーと、未踏のエリアへと脚を踏み入れるだろう。]**
[歌にしたほうがおぼえやすいのかなと思いながら、
ハルピアの歌を聞いていて。
もしもこうして歌われると分かって居れば、
もっと歌いやすい節に…]
…肝心の内容が分かりにくくなりそうですね。そうしたら。
[思考がずれていることに気付き、くすりと小さく笑いが零れた。
その笑いが引きつったのは、ハルピアに愛と言われた時。
自分で教えた言い方ではあるけれど、想像以上に破壊力が大きかった。
現実逃避に、ハルピアの頭を撫でてしまうくらいには。]
…愛、なんでしょうかねー。
そもそも私は、「哀」が分かりませんし。
哀が分からない以上、愛も分からない事になります。
…まぁ、ハルピアさんと一緒に居られて幸せではありますが。
[ハルピアの事を撫でながら、小声でそっと囁いた。**]
―カタコンベ―
ガヤ、ごめん。大丈夫だったか。
[子猫はポチ>>80と一緒に居ただろうか。
無事を確認して、申し訳なさそうに目を伏せた]
……………。
[それから、リン、フィオナ、キリエの三名の様子を眺めて。
口付けに対して親愛の証くらいの認識しかない男は、
彼らの行為を見ても特に表情が変わることもなく]
妖精の理では、女性同士が婚姻できるのか。
[よく分からない部分に暢気に感心していた]
ユウキ・リン。先程はありがとう。
キミが居なければ、二人は止まらなかっただろうから。
僕はマイスターと言う。
[会話を拾い聞いた所によると、神様、なのだろうか。
彼女の故郷には、人間がいるという話振りだった。
あの青年と同じく他惑星から来たのだろうか。
そして、この二人を連れ帰るのだろうか。
どのような手段か分からないが、
フィオナがこの星から出ることが叶うなら、
良いことだと思った]
フィオナ。さっきは、ごめん。
あと、…おめでとう?
[結婚したならお祝いすべきだろうか。
状況がつかみきれず、
真顔のまま、緩やかに首を傾げる疑問形]
その石はあげる。
キミに持っていて欲しい。
[最後に天使に向き直り、少し言葉を選ぶように考えながら]
キリエ。
天使であっても、侵略者であっても。
僕はキミに逢うことができて、良かったと思う。
…キリエに助けられたんだ、僕は。
[先程繋いでいた手を、一度握りしめ]
此処ではない場所に行くのも、良いかもしれない。
少し、寂しくなるが。
残るのは辛いことかもしれないから。
[それから、仰ぐようにして何処か円盤へ]
フラットウッド。
もう少し早く此の星に、キミが来ればよかったのに。
[ぼやくように呟く。
博士とこのベントラーの主は、存外気が合いそうだと思ったので]
…自分に絶対的な自信を持つのは、
キミ達研究者の性質なのか?
[訂正。小競り合いが起きるような気がしてきた]
まあ、おそらくは。
キミが言うことが正しいのだろうと、僕も思うが。
――――…例えば、だが。
キミは人間を作り出すことができるか?
[ふと浮かんだ疑問を、そのまま口にする]
まあ、脱出はそんなに面白いことをする心算はないが。
観測したければ好きにすれば良い。
うーん?
[サンシアは哀を分からないから愛か分からない、って言う。
自分に当てはめると、ぜんぜん哀とか愛とか分からなかったけど、サンシアと別れてみたら、哀って分かって、それで愛って分かったので、サンシアも、一度別れてみたら哀とか愛とか分かるのじゃないかしら、って、思う]
んー…
[でも、サンシアはいっしょに居て幸せだとも言った。
ってことは、お別れしたら幸せじゃないってことだ。
それはよからぬ]
おや?
それはもしや、愛では?
[いっしょに居て、幸せで。お別れたら、幸せじゃなくて。それはもしや、哀で、愛なのでは。と、思ったけれど]
あー、ちがうかー。
[考えてみたら、幸せじゃないことが、そのまま哀ではないのかも知れない。じゃあ、ちがうのかも知れない。
間違えるとこだった。あぶないあぶない]
−一方その頃べんとらー−
『別世界かー。いいなー。行ってみたいなー。
いやいや、むしろそういう場所があるって判明したことこそが巨大な収獲。
上に報告してべんとらー派遣してもらってそんで報告者の権限として真っ先に情報共有させてもらおうそうしよう。うん、それがいい』
[リンとフィオナ、キリエのやり取りを横で聞きながら、漏れた感想はそれ。関心を惹かれたのはそこだった]
『うん?
この星に?結構前からいたけどね?
たださー、現地知性体との接触となるとなにかと制約がさー。最近になってようやく、制限の解除が進み始めたとこでさー』
[マイスターのぼやきにぼやきで返す]
『うん?絶対的な自信?そんな風に見えたかな?
ふむ。
ひとつ。自らの研究によって、知識を培ってきたという自負。
ふたつ。観測者として俯瞰的視点を心がけるための前提条件として、観測対象に対して優位であると錯覚している。
みっつ。研究対象外に対する視野狭窄。それによる慢心。
理由として考えられるのはこんなとこかなー?
それを自覚しててもそれでも好奇心を優先するようなろくでなしなのさ。わたしは。
キミの言う、『キミ達』の『達』に含まれる他者がどうなのかまでは知らないけどね』
[ただ、ひとつ確かなことは、『研究対象を研究する』というただ一点において、研究者はすべからく同志であるということだ。
だから仲良しってわけでもなく、だから不仲ってわけでも、ないのだけれど]
活気にあふれているって事かな?
地球の人類は滅びているから……自然と、こっちらは活気がないという話しになるけれど。
養う……へぇ。
連れて行った挙句に、やっぱり気が合わないから約束は反故。
なんて話しは嫌だからね。
[リンの決意に対する反応も何時もと変わらず意地悪い。
口角を吊り上げて笑いながらキリエとリンを交互に見つめる。]
『んー。作れるよ。ガワだけならね』
[散々アブダクトしてはスキャニングサンプリングクローニングを繰り返してきたべんとらーなので。
ヒトをクローニングして、肉体を作り出すこと自体は可能だ。そのための遺伝子情報も、すでにこのカタコンベから入手している]
『でも、精神性の再現がねぇ。
不合理で非効率で不可解で複雑怪奇な、この惑星の旧支配者の精神性はどうにもわたしやワレワレじゃあ再現できる気がしない。
そういう意味で、ハルピアには期待してるよ。
愛なんて、その最たるものだからね。
ハルピアがそれを獲得してくれるなら、調査の足がかりとしちゃ文句なしだ』
[こともなげに種明かしをして、返答はおしまい。
否、もうちょっとあった]
『おおっと、勘違いしてもらっちゃ困るなぁ!キミの許可の如何の区別なく、観測はさせてもらう!抵抗は無意味だと心得たまえ!うへへへへ』
私も、リンとフィオナと共に、別の世界へ行こうと思う。
でも! こっちの世界にも絶対、絶対戻って来るわ。
[それが可能かどうかはわからない。
しかし、それでも天使は決意が揺らがぬよう、迷いなく言い切る]
私もここに居ていいんだって、思えるようになって帰って来るから――
その時まで、待っていて、欲しい……。
[いつになるかもわからない、身勝手なお願いだとは思うけれど。
天使は真っ直ぐにマイスターの瞳を見て、答えを待つ]
そうダ。
戦闘行動ニよる作戦の遂行のタメに私がイる
[思考ルーチンにノイズ発生]
不要
核融合炉エンジン搭載により、補給なしで行動が可能だ
キリエの顔…
[アーカイブ検索=該当なし]
―――
同行しよウ。
[思考ルーチンにノイズ発生
任務更新/キリエを知る者に同行しつつ、キリエの捜索]
[歩きながらラグーンの話を聞く。食べ物作戦は失敗したようだ。]
>>185それって自活出来るってこと?凄いじゃない。
[核融合が何かは本を読まないとわからないが活力を自発的に補給出来るらしい。]
戦闘用とか言っても、キリエと一戦交える訳じゃないでしょ?
[それはそれでなかなかな話ではあるが。]
戦闘と言えばさっき此方の方でドンパチしていたわ。
[いつの間にか爆発音や揺れの方向に足を向けていた。]
戦闘があったら貴方に任せるわね。
−べんとらー@好き放題−
『うん?この言語パターンには類例があるよ?
もしかしてもしかする?
うっひょう!この至近距離からサンプルが取れるなんて貴重すぎる!記録記録ぅー!』
[ぱしゃぱしゃぱしゃぱしゃ!]
>>189あら、キリエ意外にも守られているのね、やっぱり宗教的なものかしら。
[確かにキリエのような姿は良い意味で受け取られていたはずだ。自分は邪教扱いなのにである。]
活動してから長いの?昔の戦いとか覚えている?
[色々興味は尽きない。]
…やっぱり難しいですね。愛って。
[ハルピアを撫でながら、愛について考えてみるけども。
結局答えは見つからず、別れる事も出来れば避けたい。]
…幸せが一番ですよね。
やっぱり。
[あの家を維持し、マスターの帰りを待つことはもうできそうにない。
それなら、この子と一緒に行こうか。
そんな事を思いながら、ふと大事な事に気が付く。
…ハルピアの同意を取らないと、勝手について行くのは良くない事だ。]
…ハルピアさん、これからどうするか決めてたりしますか?
ねー。
[サンシアの言うとおりだと思う。愛は、難しい。
でも、サンシアやあいますガヤやリンや、出会ったみんなのおかげで、ちょっとずつ分かってきた気は、する。
大進歩だ。
だから、これからどうするかって言ったら、決まってる]
サンシアのホッスルトコロをしたいのですが!
えーと、だから…
[サンシアは欲しがることは難しいって言ってたけど、いっこ分かってるのは]
サンシアと、いっしょにいる?
[音声認識>>190]
否。キリエの護衛はマスターの支持によるもの
昔、人間が存在していた頃から活動はしていたが、機能停止になり、最近までのデータは無し
戦闘経験は56回ほど
わかればそれはそれでと言うところだけど、仕方ないわね。ぎっちょんていう仲間が昔居たのよ。
そうそう、わたし(しのぶ)よ。覚えといてね。
マスター?
あなたのご主人はどんな方?
[変わっている、というキリエ>>165の言葉には、うんと頷いてみせた。
それまでのキリエの中にあった常識と異なるならばそれは道理だと思えたから]
普通のチテキセイメイタイ――?
うむ、普通と言われればそうかも知れぬのう。
ヒトもカミも変わらぬなどとのたまうヒトも居ったし……。
[キリエの考えを察した訳では無かったが、そう答えていた。
もし大人の余裕と口に出されて言われていたならば、リンはよく判らないながらも平らかな胸をえっへんと張ってみせていただろう。]
家族――ほむ、確かに家族同然なのじゃ!
しかし、ヒトはおるが、それが如何かしたのか?
[相変わらず未だこの世界の人類が滅びたことにこの時気づいて居なかったリンは、何故かキリエがその話題に食いついたことにきょとりとした。]
[フィオナ>>176のマイスターへの言葉を聞いて、リンは漸く、何故ここで「女性同士」なんて言葉が出てきたのかを察した。]
わーはおなごのようじゃと言われることもあるが、
特におなごでも、おのこでも無いのじゃ。
あと、まだ結婚すると決まった訳では無いぞ!
[己の性別にはあまり自分でも関心が無いのか淡々と答え、ついでに一言付け加えた。
フィオナがマイスターに続けた言葉には流石に一度、リンも目を伏せつつも]
他の者と共に世界を渡った試しは無い。
故に危険があるやもしれぬことはわーにも承知じゃ。
それでもついてきてくれる覚悟をわーは有難く思う。
[今一度、確りとした笑みをフィオナに、それからマイスターやキリエにも向けた。]
うむ、村や街はとても賑やかじゃぞ!
森の奥や海の彼方などならば静かな所もあ―――…
[フィオナ>>181に答えかけたところで、ここで漸く気が付いた。]
然様じゃったか。
チキュウ――この地のヒトは、もう、
滅びてしまっておったのじゃな。
[その理由を問うことは無く、ただ一度つと目を伏せてから]
気が合う合わないは、わーらの仲良しの努力次第なのじゃ。
されどもしの時は養うと決めた、約束は守り通すと誓うぞ!
なーらにとっては一大事なのじゃからな。
[笑うフィオナのまたも意地悪な反応に、ぶっきらぼうな声調で、けれどはっきりと告げた。
キリエ>>184がマイスターへ告げた決意にも、リンは言葉を挟むことないながらも、静かに一度うんと頷きを返した。]
ぎっちょん…
[アーカイブ検索>>194/ぎっちょん=該当無し]
すまナい。私のアーカイブにはノッテいない
[思考ルーチンにノイズ発生]
マスターはフィオナ
人間ではないが、容姿が酷似していたのでマスターと認識した
しのぶ…
[アーカイブ登録]
よろしクたのム
[思考ルーチンにノイズ発生]
>>199いいの、気にしなくていいわ。
[既に挨拶と化している。]
あら、フィオナって陸に出て初めて聞く名前だわ。
どんな感じの人?あっちにいるかしら。
[と、方角の先に何があるかも見ずに指差して適当に言った。]
―カタコンベ―
嫁取りなどと聞こえたからな。
…ああ、すまない。
勝手にリンは女性だと思い込んでいた。
そもそも、キミ達に性別の概念があるのかも分からないが。
[思い込みに対しては素直に謝罪して、
続くフィオナの言葉>>176に瞬いた]
成程、賭けか。
でもどうしてだか、
キミが簡単に消滅するとは思えないな。
……無事を祈っている。
[リンの故郷は、酷く遠い所らしい。
それでもリンやフィオナと一緒なら、
キリエも寂しくないし安心だろうと思う。
だからこその、彼女の後押しをするような言葉。
もう二度と逢えなくなってしまうかもと、
過ぎる想いは押し込めて]
うん。
[振り返った天使>>183を、真っ直ぐに見つめる。
その声の響きに、また胸がざわついて、
一瞬だけ悲しげな表情が覗くけれど。
相手を困らせたくないから、すぐ、静かに笑って見せた]
[>>184彼女からはっきりと告げられる、旅立ちの意思]
それが良い。二人と一緒なら安心だ。
あまり、喧嘩をしないようにな。
[頷き、しかし、続く天使の言葉に目を見開いた]
………っ。
[戻ってくると。絶対、戻ってくると。
直ぐに返事をかえしたいのに、一度言葉に詰まって。
きっと僕は酷く情けなく、
嬉しそうな顔をしていることだろう]
分かった。
幸い、僕の寿命は人間よりよほど長いんだ。
待っている。
いつまででも僕は此処で、キミの帰りを待っているから。
[ゆっくりと歩み寄って、そっと両手で彼女の手を包む]
行ってらっしゃい、キリエ。**
[音声認識>>203]
マスターは…
容姿は人間と酷似。質量の変動が激しく、浮遊が可能
あっち…
[スキャン開始]
――遠方、マスター及びサブマスターの反応有り
…ありがとうございます。
[「愛」を理解できない事は、こうももどかしい事なのか。
「愛されている」はずなのに、共に居られることの喜びしか抱けないのだから。
愛を理解できない自分にも、何か返せるかと考えて…]
ハルピアさんは、何か「欲する所」は有りますか?
・・・いや、私にできる範囲で、ですけど。
[愛が分からなくても、相手の為に何かをすることはできるから。
せめてそれぐらいはと、問いかけた。]
文明れべ、る? 文明……文明……。
うむ、とりあえず、
ヒトが斯様なジドウキカイを作ったりはせぬのじゃ。
して、プロポーズとは――。
[文明対比をあまりしたことが無かった所為か、やや答えに自信なさげな風だった。
そしてプロポーズ発言についてもいまいちよく判ってなさげにぱちぱち瞬きつつも。
腰から手が離された今、きちんとした真顔で、儀式について答えた。]
わーがこの地の天地に請うて、雷の力を借りるのじゃ。
さすれば落ちた雷と共に渡ることができる。
じゃだその為にも何の為にも、まずここから出なければならぬ。
空の見える場所でなければ天にも念は届かぬ故――。
[そう言ってから、ちらとマイスターの方に顔を向けた。
先ほど誰かに(?)脱出が如何とか>>175言っていた気がしたから]
―地上―
[それからリンたちは如何にかして、閉ざされし地下――カタコンペから脱出した。
リンは晴れた空を仰ぎ、それからポチの方へと振り向いた。]
ポチはこの地に留まるのじゃな。
なればここで暫しの別れじゃ。
わーは何時か、この地へと再び訪れようぞ。
[ポチはうぎゅぎゅ、ぎゅぎゅ、と何かしらを呟きながら、カタコンペからのいくつかの遺物を何かの布に包んで背負ったまま、ぺこりと頭部を垂れた。]
[それからリンは、フィオナとキリエ、それに他に来ることを望む者が居たならばその者の方をも見遣った。]
今より道を開く故、わーから離れぬように。
[それからリンは意識して、天と地と、ここでは見えぬ海のこえに意識を向けた。
曖昧なこえのかたちは、やがて明瞭な声音としてきこえてきた。
今は穏やかなるそれらに、リンは儀式のように声を掛けた。]
この地の空よ、地よ、海よ、我らに力を貸し給え。
[晴れた空は薄曇りになり、やがてその雲は濃く暗くなる。
ごろごろと鈍い唸りが、その雲の内から響き渡った時]
広きあめつちより出ずるいかづちの猛きよ!
地の果て、海の、星々の先よりも遥か彼方、
隔てし境界に門を開け!
[暗い雲にリンが叫ぶと、空には紫の光が迸り――。
地を揺らがす程の轟音と共に、稲妻の如き巨大な光の柱がリンたち目がけて落ちた。]
―それから―
[ぱさぱさ、と鳥が羽ばたく音でリンは目覚めた。
目を開けると真っ青な空が広がっており、頬には草が当たってくすぐったく感じた。
それから、はっとして勢いよく上体を起こした。]
フィオナ!キリエ! ――――!!
[此処に居るのか、無事であるのか。
その姿を確かめるようにきょろきょろと辺りを見回した。
起き上がった拍子に鼻を突いたのは瑞々しい草花の匂い。
ちらりと垣間見えた遠景には、丘の下、茅葺屋根や瓦屋根が集まる里があった。**]
マスター
[マスターを発見/接近]
情報不足により、任務遂行が出来ませんでした
もうしワケありまセン
[思考ルーチンにノイズ発生]
あなたまで囚われているとは意外だった。
円盤を撃墜できる戦闘能力はもっているとおもったから。
……出口がみつからないの。
適切な場所で自爆で上方へ脱出口を啓開して。
それが、私から貴方への最後の命令。
[躊躇なくその命令を下した]
― それから ―
大丈夫。
[二人より早く意識を取り戻し周囲を見回す風精。
傍らには本体ともいえる航空機が着地している。]
行きなさい。
[簡素な命令と共に音も無く空へ舞い上がる航空機。
熱光学迷彩で空に溶け込むように消えた]
― 納屋 ―
キリエ。
ここの生活はどう?
荒廃した無人の地球とは違う……。
先進的な技術も無い。
素朴……悪く言えば野蛮な人類だらけの星。
もう、地球が恋しくなったりしていない?
[首を傾げてにこりと笑った]
[音声認識>>221]
―――ザ…―ガッ――
[思考ルーチンにノイズ発生]
了解シましタ。マスターが範囲外に出るヨウ移動ご
任務ヲ実行しまス
[思考ルーチンにノイズ発生]
―――ガッ――シ――
[思考ルーチンにノイズ発生
任務更新/自爆し、マスターの退路を確保
移動開始]
[ラグーンの後を追う横で、不意に見つける懐かしい文字。]
これは…。
[一見模様だけの何も無い廊下だが、これは自分たちの使用する文字である。文字に書いてあるように壁を叩くと、割れて。]
…。
[目的の本をさっと回収すると、素早く扉だけ閉める。
目配せをして周囲を伺い、本の中身が見られて無いか確かめる。
そしてラグーンの後を追う。]
>>221はい?
[マスターと思しき存在は。
ラグーンに自爆命令を出したように聞こえた。]
いやいやいや。
自爆おわたは勿体無いわよそこの人。
[ラグーンを見ながら。]
なんというか。
寧ろこっちからしたらつれて帰りたい人材なのよね。
天井に大穴開ける手段なら別途ラグーン持ってる無いし使う手段あるんじゃないかしら?
[とりあえず提案してみた]**
人材というよりは機材?
そう。あなたが必要としているのなら
マスター権限を譲渡しても良いけれど……。
以前、みた所では施設や分厚い壁を破壊する装備は持っていないように見えたの。
自爆すれば、半径8km近くを吹き飛ばせる……。
それにかわる手段はあるの?
[ラグーンとしのぶを交互に見つめた**]
ホッスルトコロ?
ハルピアのホッスルトコロ?
盲点ですなー。
[そう思って考えてみたことがなかった。
なにがしたいのかってこと。
考えてみたらすぐに分かった。考えるまでもなく、やってたことだった]
愛を分かるために、生きる
[ソレから、その先は、ガヤに聞かれたときに答えたこと]
愛と、いっしょに、生きる
[それで、ハルピアは、サンシアを、愛、なので]
サンシアと、いっしょに、生きる!
[言葉にしてしまえば、愛を分かるために生きることと、愛といっしょに生きることはおんなじだったから、憶えるのが簡単で助かりました]
そういえば。おなか、すきましたな?
[ごはんとお水をそろえるために飛び回って、それから、ごはんを食べる間もなくここまで来たので。
サンシアの膝の上で、きゅるるとお腹が鳴った]
−一方その頃べんとらー−
『つっまーんなーい』
[きしきしきしきし。
短い言葉に続いて、きしむような音がべんとらーの周囲に響き渡る。
それは、圧縮されて音声に変換されたプログラム。
マスターからの命令を認識するための音声認識システムへハックして、ラグーンのシステムに介入。自爆を実行するためのシーケンスを侵食して命令を初期化。
そうした意図を持った即効性のウイルスがラグーンの『耳』から流し込まれる。
ラグーンの防壁に阻まれる可能性を否定はしないけれど、前回ウイルスを入力したときの手応えからして問題あるまい。と、思う。即席で即効性なウイルスなので、多少は抵抗もしやすかろうが。
しのぶも止めに入っている様子なので>>231、それによって発生するタイムラグを考慮すればほかの手段を講じることもできよう。それよりも]
『マイスターくんが如何に脱出の手段を講じるかを観測したいの、わたしは。
既知の兵器の爆発なんていう単純な演算で解決できる事象で邪魔しないでいただけるかしら!』
[実質的には脱出の邪魔にしかなっていないけれど。
ラグーンと同型の兵器の自爆なんて、カタコンベに眠っていた性能諸元から算出すれば済むデータなので、実際に観測する必要性に乏しい。
ソレよりは、マイスターがどのような手段を講じるのか、そこから観測できる彼の思考パターンは如何様なものか、とか、そっちのほうがべんとらーとしては興味津々なので。
再度自爆命令が入力されるならば、再度阻止に動く構え**]
広すぎよ、そこまで壁分厚いのかしら?
[8kmなんて爆破したら面倒なことになるし身の危険繋がるかもしれない。]
そうねー。ラグーンが何かもってないのなら…
[暫し考えてみる。と、一冊の本をラグーンに見せる。]
実はこの本のなかに脱出に使えそうな兵器あるかしら?
[兵器の一部…手持ち兵器の類いであれば袋から出せるだろう。]**
―カタコンベ―
リンの故郷は豊かなのだな。楽しそうだ。
…良いことだと、思う。
[三人の話も何となく纏まったようであり、感想を零す。
彼女の世界がどのような未来を辿るのかは分からないが、
出来れば寂しい世界でなければ良い。
出口のことで視線を向けられれば、頷いた]
……ああ。僕は、"あて"を試してみる。
[歩きだそうとしたところで、現れたしのぶとラグーン。
自爆命令を出すフィオナと一連のやり取りを見守って]
天井に穴が開いたとして、高すぎれば登る手段もないからな。
運び役としても、キミがいてくれた方がありがたいが。
[半ば独り言のように呟いて、緩やかに首を傾ける]
ラグーン。
ガヤのことと、フィオナへ本を届けてくれたこと。
ありがとう。
[おそらく伝わっていなかった礼を短く告げて。
それから、ポチとすっかり打ち解けた様子の猫>>240に]
仲良くなったのか、良かったな。
此方も大丈夫だ。
……これから出口を探しに行くのだが。
キミの力が、必要な気がするんだ。
一緒に来てくれるか?
[問いかけ、同意を得られるなら共に歩き出す]
[猫の笑顔>>244に、つられるように少し笑った]
ありがとう。
僕も弱いから、キミが一緒に来てくれて嬉しい。
[しのぶとラグーンに声をかける様子に、僅か思案して。
他の者へも、ちらりと視線を向けた]
着いてくるかは、任せるが。
あてが外れていても、大目に見てほしい。
[自分の推測が完全に当たっているとは限らない。
あと、もう一つ心配なこともあったから。
だから控え目にそう言って]
もし脱出できそうなら、戻ってくる。
それまで自爆は待ってくれるとありがたい。
[言い残し、キリエを最後にもう一度見て、歩き出した]
[足を向けたのは、一度通り過ぎた十字架の部屋>>+6:15。
入口に敷き詰められた十字架は大小様々で、
向きも上下左右ばらばらだが、殆ど隙間があいていない。
小柄なガヤでも、潜り抜けるのは難しいだろう。
その奥には枯れた植物が山と積まれている。
かなり薄暗い部屋の全貌は、はっきりとはしない]
ガヤ、危ないから下がって。
[囁いて、男は光線銃を取り出した。
十字架で作られた狭い隙間を縫うように、狙いを定めて。
枯れ草を打ち抜けば着火して、燃え上がる。
その焔はまるで生きているかのように中心で渦を巻き。
真っ暗な部屋の中が仄かに明るさを取り戻す。
照らされた十字架は影を作り、全貌を現した巨大なその部屋は、
小宇宙(プラネタリウム)の様相を示した]
……これが、博士が遺してくれたもの。
帰り道を教えてくれるもの。
[子猫をよいしょと抱きあげて、
よくその光景が見えるように十字架の壁に近づいた]
ガヤ。キミが知っている宇宙と、この星空を比べてほしい。
この宇宙に足りない星はないか?
[いくら捻くれ者の博士でも、
そんなに難しい"問題"にはしていないはずだけど。
天文学が好きだと言っていた彼なら、
自分より詳しいだろうと思い問いかける。
猫の首輪の赤い石は、
揺らめく炎に呼応するように明滅していた]
おかしいな…足りない星なんて、何も…。
[昔の人間が描いたとされる緻密な天文図を思い出す。
ちょうどこんなふうに、まるで自分で空を見上げているかのように描かれていて―――。
それから、ガラクタの中に転がっていた割れかけた望遠鏡で覗いた、本当の空を思い出す。
細やかに散った光を、その天文図と見比べてひとつひとつ辿った、あの空―――。]
あ……そうか、そうだ。わかった。
この空には地球がないんだ。
このプラネタリウムは、ほら、地球が中心で描かれているわけじゃないのに、まるで地球から見たときの空とそっくりなんだよ。
何もおかしくない空になってる。だからおかしいんだ。
[それは正解だったのだろうか。
自分の首から下がった赤い石の光が段々と強くなっていることには気付かず、首をひねってマイスターを見つめた。]
そんなに良いものだろうか。
[光線銃に喜ぶ猫>>248へ、目を瞬かせる。
そういえば最初に会ったとき、興味を示していたか。
彼との出会いが今では妙に懐かしく感じられた。
…帰らなければ、あの場所へ]
――――――……。
[ガヤと一緒に仮初の宇宙を眺めつつ、
想うのはこれを遺した人のことだった。
墓所で見つけた紙切れ>>+6:16>>-230を飾るのは博士の筆跡。
この部屋までの道順と共に、添えられた短いメッセージ。
"独りにしないで"という文面を見たときには、
此処で殉じることを望まれているのだと思った。
おそらく、そういう思いもあったのだろう。
ただ、"答え"が一つではないとすれば]
…地球?
[ガヤの回答>>249を鸚鵡返しに繰り返し。
確かめるように空を仰げば、彼の言う通りだった]
成程、確かにそうだ!キミはやっぱり賢いな。
[感心すると同時に、彼のことを誇らしく思って。
首をひねる姿を、嬉しそうにくしゃりと撫でる]
答えが"地球"だとすれば、出口は…。
[言い終わらないうちに、部屋の中心で燃えていた炎が消える。
小宇宙は見えなくなり、薄暗い空間だけが残された。
同時に部屋をぐるりと取り囲んでいた十字架の壁が、
さらさらと崩れていった。
猫の胸元の赤い石だけが、煌々と灯っている]
出口は見上げる足元、この部屋の中心だ。
『へぇー』
−アナタの背後に漂うこんとn…べんとらー−
『天体配置に仮託した情報、断片的で不可解なメッセージ、そして理論を跳躍して導き出される結論。
まさしく人間性の発露!さっすが、いいもの見せてもらえちゃったよ!
その一部始終を記録できるなんて、なんて僥倖!やったぜ!』
[ソレまで黙っていたべんとらーが、マイスターの背後で騒ぎ出した。
結論を導き出すまでは、彼と彼の小さな友人の知性の発露を邪魔してなるまいと黙っていたのだけれど。
出口を発見する子とはできたみたいだし、いいよね]
マイスターにガヤも…そうわかったわ。焼き串でも食べながら待たせてもらうわね。
[自分としては人が通れる出口の当てがあるならそれでよい。]
うわっ。
[突然聞こえてきた、
もはや何処か聞き覚えのある声>>252にびくりとする]
………いたのか。
[薄暗かったし、前方に注意を払い過ぎて気付かなかった。
ベントラ―をじとりと見つめつつ、
はっとして腕の中の猫を庇うように立ちなおした。
首輪になった赤い石はまた発光しているが、
この猫ごと調査する気なら断固拒否するという構え]
まあ、満足したなら良かったが。
そういえばキミは先程、ハルピアの名を出していたな。
どういう関係なんだ?
[ハルピアもベントラ―のことを知っていたようだし]
ぶっちゃけ主目的は果たしてるから、出口さえ分かれば良いのよね。
[ガヤがどうするのか言っていた。
今回の観光目的、ぎっちょんとの接触および例のアレと呼ばれる本の回収または探索。
それさえ済ませば後はフリータイムなのであった。]
『ええ、いましたが?』
[観測する旨伝えていたのだから、何を当然とばかりに言葉を返す。
それから、マイスターの動きを観測して、少し黙る]
『…ああ、なるほど。安心してくれていいよ。なにも中に取り込むばっかりが調査じゃないし。
今、この場合においてはあの子、ガヤくんの位置と、この空間も重要なファクターなんでしょ?
ずらしたら無効になりそうだし。そうそう手出しなんかしないってー、やっだなー、おおげさー』
[逆にいうと、動かして大丈夫そうなら取り込んで調査してた可能性もあるということだけど。その可能性には触れず]
『うん?ハルピアかい?
あの子は昔死にかけてたところを保護した、この星で言うところの鳥類と、この場所…キミ達はカタコンベとか呼んでたっけ。
ここから採取した霊長類の情報のハイブリッドだよ。
この惑星に干渉して調査するには原生知性体の承諾が必要だったんでね。
あの子を保護して、危険からも守る代わりに、排除した危険物や持って行って調査しても構わないアブダクトの対象を見つけてもらってたという寸法。
あれこれ生物的に強化するついでに情報収集端末もいくらかインプラントさせてもらったから、直接的な情報収集にも協力してもらってるよ。
あの子との関係性をキミ達の言葉で表現するなら、研究の現地協力員かな?』
[この情報もタダで譲渡する理由はないけれど、たった今とんでもなく貴重なデータを採取させてもらったところなので、どんどん情報漏えいする。
まだもういくらか質問に答えてもお釣りが出そうなくらいではあったけれど]
『それはともかくさ。待たせてるんでしょ?
戻って伝えておやりよ。出口見つけたってさ』
それもそうね。
生き物らしく食べて寝る。
文化的……文化的?
これから文化的になるかもしれないけど。
……。
[飛び退くキリエの腕を掴めば自身も軽く跳ぶ事になる。
そのまま逃さぬように背後に周り翼の付け根に唇を寄せる。
甘く歯をたてた。]
許可が必要なの?
……なら許可を出してもらえる?
[ふと、擽るような吐息を吹きかける。
キリへの肩に自身の顎を載せれば耳元で問うた]
…………。
[猫には手を出さないという相手>>257を、無言で見つめている。
嘘は吐いていないようには思う。
しかし、何というかこう、油断ならない。
続く彼の言葉>>258を聞いて、
漸くどんな存在か少し分かった気がする]
その論理で僕達をアブダクトして、
此処へ放置するというのは些か納得いかないが。
そもそも危険から守るという条件なら…。
ひょっとしなくても、
キミは最後には出口を教えるつもりだったのでは。
[掌の上で踊らされているような感覚を振り払うように、
頭を押さえながら軽く首を振った]
成程な。キミは善人でも悪人でもないらしい。
[出口を伝えてやれとの声には頷いて]
ああ、行ってくるよ。
でも何人か、合流し損ねている者がいるな。
それこそ、ハルピアも。
[歩きかけた足を止めて、じっとベントラ―を見つめる]
召集くらい手伝ってくれても、
罰は当たらないのではなかろうかと僕は思う。
[返事はどうだったか。
とにかく男はガヤと共に、待たせた者たちの元へ戻るだろう]
…そうですか。
[ハルピアの答え>>233を暫し噛み締めて、
くすりと小さく微笑んで。
…マスターはもう、帰って来ない。
あの家で待つのは、止めにしよう。
そんな、これまでだったら思いもしなかった思考があっさりと浮かんでくる。
…経年劣化かただの不具合か、それともアブダクトの際に何かされたのか。
そんな疑問が、一瞬脳裏に浮かんで消えた。]
・・・出口、探しますか。
此処じゃ多分食べ物も水も無いでしょうし。
―カタコンペ―
[「試してみる」とマイスター>>241が告げたことに、頼むぞとばかりにリンは頷き返した。
楽しい世界だという感想も聞こえていたから、自然とリンの表情も明るく緩んでいた。
ラグーン>>220と、もうひとり背の高めのヒト型のような誰か>>230が近づくのが見えた時には、ぱちりと瞬いて]
ラグーン?なーもアブダクトされ――…
こらっ、フィオナ!
[自爆命令>>221には当然のようにめっと怒り顔をした。
もうひとりの者>>231からの提案やマイスター>>241の独り言めいた意見も耳にすれば、うんうんとリンも頷いてみせた。]
『アブダクトする対象は、その場から隔離してほしい対象、あるいは隔離しても構わない対象。
…っていうのを、がんばってがんばってがんばって噛み砕いて、ようやく理解して憶えてもらったからねぇ。
『隔離する』っていう一点においては、ここほど便利な場所もないから利用させてもらってただけだよ』
[連れ去って調査する、ということを、ハルピアにも理解できるよう努力した結果がこれである。
そのように憶えさせた以上、アブダクト対象はハルピアから隔離する必要があったことも確かであり、そして、アブダクトの“契約”を結んだ相手は、ハルピアであり、ラグーンだった。
アブダクトされる対象になった彼らの意思に関係なく置き去りにした理由を言語化するならば、そんなところだ]
『そうだねぇ。
キミ達と個別に情報のやり取りを行って、有益な情報を与えてくれるなら、それもやぶさかではなかったかなー?
あ、ハルピアは別ね。
あの子はただ思うままに動いてるだけで有益な情報をもたらしてくれるから』
[要約すると、出口を教えるのは別途契約が必要、ってことだ。ひっくり返せば、契約さえすればそれに見合った見返りを用意するということでもある。
自分で置き去りにしておいてこの言い草である。悪徳商法の謗りも辞さない]
『そうだねぇ。その辺はまぁ、追々ね。
ハルピアと、その周辺の誰かのことは心配要らない。こっちで何とかしとくよ、とは伝えておこうかな』
[そう告げて、すぐには動かず、戻っていくマイスターの背を見送った]
[そしてリンは、アブダクトされた者は他にも居るかもしれなかったと考えるが故に、目の前のしのぶが話に聞いた「しのぶ」だとはリンは直ぐには思い至らなかった。
そんなことを考えていた折に、「うぎゅぎゅ」とポチがリンを呼ぶように鳴くのが聞こえた。]
おお、ポチ!――むむ、まさかそれが喋る猫か?
[マイスターに声を掛けたその猫>>240の方も見ながら、そうだったのかとリンはひとり頷いた。
そしてポチは、「友達」とその猫が言葉にしたことに頷いていた。
そういえばとリンははたと瞬き、ポチに己の故郷の話をした。
ポチが緩く首を振る様子を見れば、共には行かないのだとリンにも解る。]
うむ、はなれていても何れまたここで会おう。
いつの間にか友達も出来ておったようじゃし、
この世界でなーも達者に生きてくれ、ポチ!
――猫殿も、ポチのこと、よろしゅう頼むぞ!
[猫>>243に撫でられながら「ぎゅっ」と鳴いて元気を出している(リンにはそう聞こえた)様子のポチと猫、それぞれを見遣りながら告げた。]
−あいと、いっしょに、いきる−
うーん?
[サンシアの微笑みは、理由が分からず首を傾げたけれど。
分からなくってもいいかと、すぐに気付いた。
笑ったってことは、きっとナニカいいことあったってことで、幸せってことなので。
それが何か分からなくっても、それはきっといいことだから、気にしなくってもだいじょうぶ]
うんっ!
…えーと、デグチってなにかしらー?
[基本的に空を飛び回っているので、建物のことはよく分からない。
サンシアがいた場所は、いろいろ詰まった大きい箱、って思ってたほどだ]
ごっはんーは、べんとらーが持ってますがー。
お水は、サンシアの、サンシアの…えーと…
[思い出して、青褪める。せっかくサンシアが持ってきてくれた水だったのに、サンシアのいた『箱』のとこに置き去りだ]
…べんとらー!べんとらー、呼んだら、きっと、だいじょうぶ!ですので!
[連れてきてくれたんだから、きっと戻してくれるよね。くれるよね、と、思うけど、そんなこと頼むのは、初めてだから。
ちょっと心配]
色欲にそまるキリエ。
それが見たかっただけ。
[キリエの視線に動じることはない。
そよ風の如くそれを受け流し指先が踊る。
キリエの背骨にそうように、項から腰元へ指が滑り降りてゆく。]
−一方その頃べんとらー−
『…さってとー、ああ、うんやっぱり。経年劣化は否めないよねー。
まぁ、これならよっぽど間違いはないと思うけど。
どれどれ。ここをこうしてちょちょいとな』
[マイスターとガヤが去るのを確認して、マイスターが示した地点をちょちょいと弄る。
とはいえ、経年劣化で傷んだ箇所の補修と補強だ。
断じて決して魔改造なんかじゃないよホントだよ]
―カタコンベ―
[やがて、しのぶ達を待たせた場所に戻ってくる。
赤い石の発光は収まっていたけれど、
何処か不安でガヤを腕の中に抱いたまま]
…一応、出口らしき場所は確認した。
ただ、扉が地面に張り付いていて、
動かすのにかなり力が要りそうだった。
ラグーン。頼めるか?
[力仕事ならば彼が得意だろうと、顔を向ける。
結局、マスターは誰になったのだろうと、
フィオナとしのぶに問うように視線を向けて]
ええ……そうしてほしいの。
[キリエから手を払われれば残念そうに肩を竦める。
体を離せば散ったキリエの羽を摘み上げ指先で弄ぶ。]
でも……残念。
[羽を手にしたまま納屋を後にした**]
出口って言うのは、此処から外に出る場所の事ですよ。
…少なくとも、外には出たいですしね。
[食料は「べんとらー」と言う人が持っているらしいけど、
水に関しては家に戻らないと無いらしい。
…一応水源と燃料、後容器さえあれば蒸留はできるけど…
水源は流石に此処にはないだろう。多分。]
べんとらーさんを呼んでも、此処じゃべんとらーさんも迷っちゃうんでは?
[此処に連れて来たのがべんとらーだなんて知らないから、
二次遭難しそうと不安げな顔になった。]
[音声認識>>231/移動中止]
マスターの命令ハぜったい
[思考ルーチンにノイズ発生]
ワタシノ持つ兵装でハこの閉鎖空間に穴を開けるコトは不可能
[音声認識>>232]
はい。現状を打開出来る兵装は自爆装置のみと思ワレまス
[スキャン開始/しのぶの持つ本>>238]
―――
121Pにアル8(13)の兵器ならある…い…ハ――
[外部ハッキング>>235/電脳戦兵装/自己防衛プログラム稼働]
―――
[音声認識>>242]
――ガ―サブ、マ、スター
イエ、お役に立てて光栄です
[思考ルーチンにノイズ発生]
すみまセンサブマスター。マスターによる最重要任務…ガ…
[任務/該当無し]
―――ガ―ガ?
[フリーズ]
…………。
[堕落とは欲望の行きつく果てでもある。
それを受け入れるということは、ありのままの"生命らしさ"を受け入れるということかもしれないけれど]
でも、手順は踏むべきだと思うわ……。
[先に納屋を出て行ったフィオナ。
目を閉じ息を吐くと、自身もその場を後にした*]
−フリーズ前−
[音声認識>>244]
戦闘用アンドロイド、識別コード、ラグーン
[生体識別/猫…?]
お前がガヤか私ハなにも―
なにモできなかッタ…
[思考ルーチンにノイズ発生]
[再起動/システムエラー]
―――
[思考ルーチンにノイズ発生思考ルーチンにノイズ発生思考ルーチンにノイズ発生思考ルーチンにノイズ発生思考ルーチンにノイズ発生]
―――
[思考ルーチンを最適化/システムチェック/オールグリーン]
―――
[ラグーン再起動]
ソトに、出る。
外に出る。
[復唱。大事なことだ。だって。]
外に出たいっていうことは、それがサンシアのホッスルトコロということ!
[どのくらいの『ホッスルトコロ』なのかは分からないけど、最初に聞いた。『ホッスルトコロ』だ。気合だって入るし張り切りだってする。
手があったらぐっと拳を握ってるところだ。手、ないけど。翼だけど。]
へーき!べんとらーまよわない!
[って、べんとらーが言ってた]
べんとらぁーーーーー!!
[翼を口の両側に添えて、叫ぶ]
−一方その頃べんとらー−
………べんとらぁーーーーー!!
『お、呼ばれた。 そろそろかなーっとは思ってたさー』
[呟いて、戻ってくるマイスターとは入れ違いでふよふよと廊下に出る。
漂うように、ハルピアのところへと向かう、その途中]
『お、キミは例の、あの惑星ンとこの下っ端くん。
いやぁ、衝突しちゃってすまなかったね。
衝突で壊れた分は直しといたから安心してくれたまえよ』
[より正確に言うと、内部調査ついでにほとんどレストアしてあるけど黙っとこう]
『なんか出口見つけたから集まってほしいってマイスターくんが言ってたよ。
向かうんならそこのカドを右に曲がってまっすぐね』
[どうせついでだ。そのくらいは言っても罰は当たるまい。
それから別れてふよふよ漂い、やがて―――]
−サンシアとハルピアとべんとらー−
『はいはいー、べんとらーのナカノヒト、フラットウッドさんだよぉー』
[ふよふよと、小さいアダムスキー型のソレがやってきた]
べんとらー!
ごはんとお水と外に行きたいです!
『よし把握した。
そっちのサンシアくんも、それでいいかな?』
フラットウッドの反応が順当だったから、
おそらく出口で正解だとは思うが。
僕は確かめる意味でも早めに地上に出ようと思う。
場所は伝えておくから、後は自由解散かな。
[地下墓所をまだ探索したい者もいるかもしれないと、
思案しながらそう言って]
そうだ。しのぶは、目的のものは見つかったのか?
僕はあまり役に立てなかった。ごめん。
[休憩モードに見えるし、目的は達したのだろうか。
そして、この後おそらく他の世界に旅立つであろう面々に]
三人とも。…元気で。
[彼なりに精いっぱいの、しかし非常に簡素な言葉をかけて]
――――…ラグーン?
[少し不安定だった言葉が、元に戻ったような。
首を傾げつつも、彼自身が了解してくれたので、
力を借りても良いのだろうと判断した]
ありがとう。行こうか。
[真っ直ぐに目的の場所へと歩き出す。その最中、]
そういえば、キミはこれからどうするんだ。
マスターのフィオナは、遠い場所へ行くようだが。
[やがては薄暗い部屋へ辿り着く。
中心部の床に目を凝らせば、
四角く切り取られたような跡がある]
…あ。本当ですね…
[自然に何かをしたいと口に出していたことに、ちょっとびっくりする。
欲する所と言うのは結構無意識に出てくるものらしい…]
え、えーと…べんとらーさーん。
[ハルピアが声を上げるのを見て、真似して同じように呼んでみた。]
>>293いいのよ出入り口さえ分かれば。ありがとうマイスター。ガヤ。
[と出口の位置を訪ねた後、去り際に。]
ああでも私は多分戻ってくるわよ。探し物は預けて来てね。
一通り調べたら乗り物でも見つけて陸を見回るつもりだしね。
[表情を崩し微笑を浮かべると、出口に向かっていく。]
― そのあと ―
[約束の地点―上陸した海岸ぷちに移動する。
事前に連絡を入れていたので、出待ちの剥製が待っていた。]
時間きっかり、おりこうさんね。
[剥製は挨拶と言うよりは敬礼をした。感情を吐露する事はなく、反応はラグーンよりも遥かに機械的である。]
いい、貴方たちは予定通りこのメモリーと本を届けてちょうだい。
―やってきたべんとらーさんを見て―
・・・UFO!?
中の人なのにUFOなんですか!?
[暫しまじまじと眺めた後に、流石に失礼と気が付いて。
ごめんなさいと頭を下げて、それから希望をいう事に。]
…はい。ハルピアさんと一緒に外に出たいです。
………後、端末が有ったら使わせていただきたいんですが…
[…サブマスターとはいかなくても、家族的な物に登録したくて。
意図は言外に滲ませて、小さな声で聴いてみた。]
状況は「人類滅亡シリーズ」よ。理由は不明だったわ。
[彼らが記憶できる容量は少ない。従って彼らの報告は簡素になる。]
終わったから、しばらくは陸で遊んでるわ。んじゃよろしくねー90(150)年くらい連絡無かったら死んだと思ってねー。
[楽しそうに、沈み行く剥製を見送った。]
[びっくりして、マイスターの腕に爪をたてそうになったが、危うく引っ込める。
音の正体は、ハルピアの友達らしい、というところまで何とか理解した。おばけといい、ハルピアは変なものとばかり友達なんだなあと内心首をひねる。
住処を離れてマイスターと出逢ってからというもの、わからないことが増えるばかりだ。
不思議な場所、不思議な物、不思議な生き物たち。
落ちた本という新しい情報を求めてうろうろしていたときとは、天と地ほどの情報量。
そしてそれは、好奇心旺盛な子猫にとって、とても楽しいことだった。
>>279マイスターの腕に抱かれたまま、出口らしき場所へ]
…なんだか色んなことがあったけど。
でも、ここに来てよかったな。
ゆーふぉ?
『ははは。そのとおり!なお、ナカノヒトにはさらなるナカノヒトが実装されている!
…っていうのは冗談で、喋ってるのがフラットウッドさんって意味ね。キミが見てるガワはべんとらーのものだから安心したまえよ』
[ハルピアが首をかしげる横でフラットウッドさんはやはりフラットウッドさんであった]
『ふむ、端末か。
いいよ。
そーだなー。わたしは出口の外で待ってるからさ。
キミ達はマイスターくんの見つけてくれた出口で出てきておくれよ。
そのついでに、なにかしら機械的なものを持って出てきてくれたら、出口の出た先でソレと交換してあげよう。
アレだね。 この星の娯楽でスタンプラリーってあったらしいじゃない?
アレみたいなもんだよ。
さて、それじゃ行ってみようか!』
[告げて、スタンプラリーのスタート地点、マイスターとガヤが出口を見つけた、天球図の部屋までは先導して案内する]
これから…
[音声認識>>294]
特に予定はありません
人が滅んだのなら人のために造られた私の存在意義も無い
[スキャン/薄暗い部屋]
この部屋に扉が…?
―カタコンベ―
[別れ際、しのぶの言葉>>296に目を瞬かせる]
おや、まだ観光を続けるのか。
[表情を崩す顔をじっと見つめて、
つられるようにこちらも笑んだ]
それなら、案内役くらいは多少出来るが。
気が向いたら声をかけてくれ。
…なるほど、無線式でしたか。
[ぽむ、と手を打って納得して、
うんうんと一人頷いて。
スタンプラリーと聞いたなら、遺物探しを決意した。]
…ついでに浄水器の補修部品見つけれたらラッキーですしね。
[蒸留水が時間かかるのが、個人的には無念だった模様。]
― さらにあと ―
蛤の酒蒸しうめぇ。つかこの水うめぇ。陸の上やばいですよー、生とか無理っす。
>>304ガヤとかいるいるー?メーザー砲撃ちに外行こー?
[暫しの間。カタコンベの中に居た者ならばtsumamiを片手にsakeを片手に持って千鳥歩く海中生物の成れの果てを見かけるだろう。]**
乗せてってくれるのとちがうのかー。
[思ってたのとちがうけど、愛は見つけたから急がないから、まぁいっか]
サンシア、行こう?
外に出るの、お手伝うので!
[とは言ってみたものの、手伝うってどうしたらいいだろう。
サンシアに立ってもらって。周りをぐるぐる回って。
押してみたり引いてみたり。
肩から先は翼だから、しっくり来る体勢が難しい]
これだ!
[やがてしっくり落ち着いたのは、サンシアの後ろから、翼で覆うような態勢。
背中に、こつんと頭を預けて、とっとっとっと、背中を押して歩く感じ]
ソトー♪
そっとにー♪いっくよー♪
そっとにでったら、ごっはんとおっみず♪
サンシアといっしょに、いっくよー♪いっくよー♪
[歌いながら、歩く]
サンシアー、止まるときと曲がるときは言ってねー?
[でないと、後ろからはわかんないので]
―カタコンベ―
ラグーン。……予定がないのなら、…。
研究所の壁が随分ガタがきているので、
直すのを手伝ってくれるとありがたいのだがな。
[言葉を選びながら、そう告げて]
ああ、部屋の中心の地面に扉がある。
蓋のようになっているから、上に引っ張れば開くと思う。
[薄暗い部屋まで辿り着けば、
少し空気がひんやりとしている気がした。
腕の中から声>>301がして、少しだけ抱く腕に力を込める]
うん。僕も良かったと、思う。
少しばかり、疲れたけれど。
[音声認識>>306]
そう聞いている。
地上を彷徨った時にも人間は発見できなかったので恐らくは…
[スピーカー出力小]
…あの大きさじゃ乗れませんね。残念だけど。
[微笑んでハルピアを撫でてから、周りを回るハルピアを暫し眺めて。
手でも繋ぎたいところですけど、羽だから繋ぐのは無理そうです。]
…横に並んでても大丈夫ですよ?
[後ろから押してくれているハルピアに、そんな事を言いました。
尚、遺物探しの結果は1(13)な遺物を見つけたとか。]
そうかしら?
[サンシアに言われて横に出てくる。
でも、離れてしまったらあったかくないのが何か、や、なので。
翼の先っぽを、サンシアの手に添えた]
よろしいかしら?
[それが、サンシアにいやなことなら、それはしたくないので、ちゃんと確かめて。歩く]
…それはー…何かこわいもの、なのではー…?
[サンシアが見つけた異物がなんなのか、ハルピアには分からなかったけど、なんか、とてもすごく、すごいけど怖い。ような気がした]
――…任務ではないと言ったら、キミはどうするの。
[ラグーンの問いかけ>>313に、ちらと視線を移して。
ちなみに子猫とアンドロイドの会話は、
耳が良すぎる自分には聞こえてしまっているのだけれど、
聞こえないふりをしていた]
任務だよ。…今のところは。
[そうして静かに、扉が開く**]
―遠くて近い未来のお話―
[アブダクト騒動から、どれほどの時が経過しただろう。
男は未だに研究を続けている。
自分の意思で研究を続けている。
人間という非常に複雑で、不安定で、儚くて、美しい存在は、
きっと永遠に生み出すことはできないだろうけれど。
人間というものを、文明というものを、心というものを知る為に。
まあ、何でもやってみることにした]
……ガヤ。ああ、御遣いから未だ帰ってなかったか。
[同居の猫の姿を探す男は、研究室から地上に姿を現す。
研究所ビルの周りには、ささやかながら緑が囲むようになった。
土地は痩せていたが、
文献を参考に植物の育成というものを行ってみている。
しかしなかなか、奇怪な形状の草花が多く、
図鑑のような植物が育つのはきっと遠い先だろう]
[空を仰ぐ。
青空の向こうには数えきれない星々が、
今も変わらずあるのだろう]
――――――…今日も、来ないか。
[男の耳からピアスはなくなって、
代わりに一枚の白い羽根を常に持ち歩くようになった]
まあ、気長に待つさ。
[そよぐ風に逆らうように振り返り、彼は少しだけ笑った**]
[>>311ひそひそ声の返答に暫し固まって。
ラグーンはマイスターのことをサブマスターと呼んでいるし、それくらい深く仲がいいのだろう。
ということは間違ってないということで…]
そっか、人間って、もういないんだ…。
マイスターって、人間じゃなかったのか。
[カタコンベに来たとき読み解いた壁の文字を思い出す。
そういえばあれは人間の歴史を描いていて、あまりに長くて最後までは読めなかったけど、でも、最後はピリオドで終わっていたことは憶えている。]
そっか…。
[そして、思ったよりも、その事実にショックを受けていない自分に気付く。
「人間」に飼われることが夢だったはず、なのに。]
大丈夫ですよ。・・・むしろ嬉しいですし。
[ハルピアの翼の先っぽを、優しく持って並んで歩く。
何か遺物を見つけたけれど、
やたらとハルピアが怯えているし。
下に書かれた説明を見て、持ち帰るのは止めにした。]
…試作型気象兵器とか、永遠に封印しといた方が良い物ですしね・・・
[端末が手に入らないのは残念だけど、
一緒に居られればいいと割り切りました。]
−スタンプラリーだよべんとらーさん−
『んー?あれ?物はなしかい?』
[見つけた異物がやばすぎる代物だったなんて、知らない]
『あー、それじゃしょうがないなー。
携帯できるように改造した端末がちょうどここにあるんだけど、交換できるものがないんなら仕方ないなー。
私が持っててもしょうがないからここに捨ててくしかないけど、どうせ誰かが拾って使うんだろうし、しょうがないよねー』
[ぽいっと]
『さらば!』
べんとらー!あばよ!!
[そういうことになった]
…まあでも別にたいしたことじゃないか。
だって、人間じゃなくても、マイスターはいるし。
ハルピアだってしのぶだってラグーンだって、みんな人間じゃないけど、いるもの。
それだけでいいや。
だから、存在意義がないなんてこと、ないよ。ね。
[>>303ラグーンの言葉を思い出して、ラグーンに向けて笑ってから、会話を切った。
最後にもう一度後ろを振り返ってカタコンベを見つめ、そして出口へと目を向けた。
これからも、またきっと新しいことがたくさん見つかる。
知らないことがたくさん増える。
それが楽しみだった。
その全てを、マイスターと、皆と、共有できる。
それが楽しみでならなかった。
赤い石が、猫の首輪で静かに輝いていた**]
−それから、ちょっと先のはなし−
サンシア、ただいまー!!
[外で、いろいろ、サンシアにお役立ちなものを探して、きらきらするものとかピカピカするものとか、あとついでに自分用のごはんとか見つけてきて。
“家”に帰ったら、サンシアがいてくれる。
おかえりって、迎えてくれる。
愛は、その全部は、まだ分からないけど]
ふふふぅ。
[サンシアが撫でてくれるから、これだけは、絶対に、自信を持って言える]
ハルピアは、サンシアを、愛、だよー。
[そのことは、絶対、絶対、もう、忘れない*]
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