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[足を向けたのは、一度通り過ぎた十字架の部屋>>+6:15。
入口に敷き詰められた十字架は大小様々で、
向きも上下左右ばらばらだが、殆ど隙間があいていない。
小柄なガヤでも、潜り抜けるのは難しいだろう。
その奥には枯れた植物が山と積まれている。
かなり薄暗い部屋の全貌は、はっきりとはしない]
ガヤ、危ないから下がって。
[囁いて、男は光線銃を取り出した。
十字架で作られた狭い隙間を縫うように、狙いを定めて。
枯れ草を打ち抜けば着火して、燃え上がる。
その焔はまるで生きているかのように中心で渦を巻き。
真っ暗な部屋の中が仄かに明るさを取り戻す。
照らされた十字架は影を作り、全貌を現した巨大なその部屋は、
小宇宙(プラネタリウム)の様相を示した]
……これが、博士が遺してくれたもの。
帰り道を教えてくれるもの。
[子猫をよいしょと抱きあげて、
よくその光景が見えるように十字架の壁に近づいた]
ガヤ。キミが知っている宇宙と、この星空を比べてほしい。
この宇宙に足りない星はないか?
[いくら捻くれ者の博士でも、
そんなに難しい"問題"にはしていないはずだけど。
天文学が好きだと言っていた彼なら、
自分より詳しいだろうと思い問いかける。
猫の首輪の赤い石は、
揺らめく炎に呼応するように明滅していた]
おかしいな…足りない星なんて、何も…。
[昔の人間が描いたとされる緻密な天文図を思い出す。
ちょうどこんなふうに、まるで自分で空を見上げているかのように描かれていて―――。
それから、ガラクタの中に転がっていた割れかけた望遠鏡で覗いた、本当の空を思い出す。
細やかに散った光を、その天文図と見比べてひとつひとつ辿った、あの空―――。]
あ……そうか、そうだ。わかった。
この空には地球がないんだ。
このプラネタリウムは、ほら、地球が中心で描かれているわけじゃないのに、まるで地球から見たときの空とそっくりなんだよ。
何もおかしくない空になってる。だからおかしいんだ。
[それは正解だったのだろうか。
自分の首から下がった赤い石の光が段々と強くなっていることには気付かず、首をひねってマイスターを見つめた。]
そんなに良いものだろうか。
[光線銃に喜ぶ猫>>248へ、目を瞬かせる。
そういえば最初に会ったとき、興味を示していたか。
彼との出会いが今では妙に懐かしく感じられた。
…帰らなければ、あの場所へ]
――――――……。
[ガヤと一緒に仮初の宇宙を眺めつつ、
想うのはこれを遺した人のことだった。
墓所で見つけた紙切れ>>+6:16>>-230を飾るのは博士の筆跡。
この部屋までの道順と共に、添えられた短いメッセージ。
"独りにしないで"という文面を見たときには、
此処で殉じることを望まれているのだと思った。
おそらく、そういう思いもあったのだろう。
ただ、"答え"が一つではないとすれば]
…地球?
[ガヤの回答>>249を鸚鵡返しに繰り返し。
確かめるように空を仰げば、彼の言う通りだった]
成程、確かにそうだ!キミはやっぱり賢いな。
[感心すると同時に、彼のことを誇らしく思って。
首をひねる姿を、嬉しそうにくしゃりと撫でる]
答えが"地球"だとすれば、出口は…。
[言い終わらないうちに、部屋の中心で燃えていた炎が消える。
小宇宙は見えなくなり、薄暗い空間だけが残された。
同時に部屋をぐるりと取り囲んでいた十字架の壁が、
さらさらと崩れていった。
猫の胸元の赤い石だけが、煌々と灯っている]
出口は見上げる足元、この部屋の中心だ。
『へぇー』
−アナタの背後に漂うこんとn…べんとらー−
『天体配置に仮託した情報、断片的で不可解なメッセージ、そして理論を跳躍して導き出される結論。
まさしく人間性の発露!さっすが、いいもの見せてもらえちゃったよ!
その一部始終を記録できるなんて、なんて僥倖!やったぜ!』
[ソレまで黙っていたべんとらーが、マイスターの背後で騒ぎ出した。
結論を導き出すまでは、彼と彼の小さな友人の知性の発露を邪魔してなるまいと黙っていたのだけれど。
出口を発見する子とはできたみたいだし、いいよね]
マイスターにガヤも…そうわかったわ。焼き串でも食べながら待たせてもらうわね。
[自分としては人が通れる出口の当てがあるならそれでよい。]
うわっ。
[突然聞こえてきた、
もはや何処か聞き覚えのある声>>252にびくりとする]
………いたのか。
[薄暗かったし、前方に注意を払い過ぎて気付かなかった。
ベントラ―をじとりと見つめつつ、
はっとして腕の中の猫を庇うように立ちなおした。
首輪になった赤い石はまた発光しているが、
この猫ごと調査する気なら断固拒否するという構え]
まあ、満足したなら良かったが。
そういえばキミは先程、ハルピアの名を出していたな。
どういう関係なんだ?
[ハルピアもベントラ―のことを知っていたようだし]
ぶっちゃけ主目的は果たしてるから、出口さえ分かれば良いのよね。
[ガヤがどうするのか言っていた。
今回の観光目的、ぎっちょんとの接触および例のアレと呼ばれる本の回収または探索。
それさえ済ませば後はフリータイムなのであった。]
『ええ、いましたが?』
[観測する旨伝えていたのだから、何を当然とばかりに言葉を返す。
それから、マイスターの動きを観測して、少し黙る]
『…ああ、なるほど。安心してくれていいよ。なにも中に取り込むばっかりが調査じゃないし。
今、この場合においてはあの子、ガヤくんの位置と、この空間も重要なファクターなんでしょ?
ずらしたら無効になりそうだし。そうそう手出しなんかしないってー、やっだなー、おおげさー』
[逆にいうと、動かして大丈夫そうなら取り込んで調査してた可能性もあるということだけど。その可能性には触れず]
『うん?ハルピアかい?
あの子は昔死にかけてたところを保護した、この星で言うところの鳥類と、この場所…キミ達はカタコンベとか呼んでたっけ。
ここから採取した霊長類の情報のハイブリッドだよ。
この惑星に干渉して調査するには原生知性体の承諾が必要だったんでね。
あの子を保護して、危険からも守る代わりに、排除した危険物や持って行って調査しても構わないアブダクトの対象を見つけてもらってたという寸法。
あれこれ生物的に強化するついでに情報収集端末もいくらかインプラントさせてもらったから、直接的な情報収集にも協力してもらってるよ。
あの子との関係性をキミ達の言葉で表現するなら、研究の現地協力員かな?』
[この情報もタダで譲渡する理由はないけれど、たった今とんでもなく貴重なデータを採取させてもらったところなので、どんどん情報漏えいする。
まだもういくらか質問に答えてもお釣りが出そうなくらいではあったけれど]
『それはともかくさ。待たせてるんでしょ?
戻って伝えておやりよ。出口見つけたってさ』
それもそうね。
生き物らしく食べて寝る。
文化的……文化的?
これから文化的になるかもしれないけど。
……。
[飛び退くキリエの腕を掴めば自身も軽く跳ぶ事になる。
そのまま逃さぬように背後に周り翼の付け根に唇を寄せる。
甘く歯をたてた。]
許可が必要なの?
……なら許可を出してもらえる?
[ふと、擽るような吐息を吹きかける。
キリへの肩に自身の顎を載せれば耳元で問うた]
…………。
[猫には手を出さないという相手>>257を、無言で見つめている。
嘘は吐いていないようには思う。
しかし、何というかこう、油断ならない。
続く彼の言葉>>258を聞いて、
漸くどんな存在か少し分かった気がする]
その論理で僕達をアブダクトして、
此処へ放置するというのは些か納得いかないが。
そもそも危険から守るという条件なら…。
ひょっとしなくても、
キミは最後には出口を教えるつもりだったのでは。
[掌の上で踊らされているような感覚を振り払うように、
頭を押さえながら軽く首を振った]
成程な。キミは善人でも悪人でもないらしい。
[出口を伝えてやれとの声には頷いて]
ああ、行ってくるよ。
でも何人か、合流し損ねている者がいるな。
それこそ、ハルピアも。
[歩きかけた足を止めて、じっとベントラ―を見つめる]
召集くらい手伝ってくれても、
罰は当たらないのではなかろうかと僕は思う。
[返事はどうだったか。
とにかく男はガヤと共に、待たせた者たちの元へ戻るだろう]
…そうですか。
[ハルピアの答え>>233を暫し噛み締めて、
くすりと小さく微笑んで。
…マスターはもう、帰って来ない。
あの家で待つのは、止めにしよう。
そんな、これまでだったら思いもしなかった思考があっさりと浮かんでくる。
…経年劣化かただの不具合か、それともアブダクトの際に何かされたのか。
そんな疑問が、一瞬脳裏に浮かんで消えた。]
・・・出口、探しますか。
此処じゃ多分食べ物も水も無いでしょうし。
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