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誰かが寝たまま起きなかったみたい。
あー、誰かなんか死んだっぽいね。
しぶとい奴はアンドロイド ラグーン、置いてきぼり サンシア、とりあたま ハルピア、風の精霊 フィオナ、したっぱ コットン、浄化天使 キリエ、人工生命体 マイスター、天才子猫 猫、神(自称) リン、深いとこの住人 しのぶ の 10 人だと思っておこう。
似たものに親近感がわくっていうからね。
親近感を持たせるようにヒトと近いような形になったのかなって思うよ。
[三本角の人物>>1:105に、思ったことをそのまま伝える。
この惑星にきて思ったことは、この惑星と自分の惑星は似ているところがあるような気がするということである。気がするだけ、だと帰った時、上司に何も報告できないが。]
うん、身体は壊してるわけじゃないから心配しないで。
[顔色について、心配していたということが感じ取れたので(本当に病気は問題ないしね)、少し笑いながら声をかけた。]
君が思ってるような・・・あっ、
い、いや、ヒトだとは思うが、この惑星のヒトではなくて、違う惑星のヒトなんだ。
宇宙人みたいなものだと思ってくれたら…!
[頭の角が心持ちしょんぼりと下がって見えたので、慌ててフォローを入れる。]
ちがうぞ!たくさんとったらいいこ、なわけじゃないの!
…って、そもそもなんでハルピアは愛がほしーんだ?
愛されたいのか?愛したいのか?
[>>1:114くるくる自由に飛ぶハルピアの行動の読めなさにも慣れてきて、そうなるとこの不思議な生き物が何を思っているのか気になり、ふとまじめに聴いてみる]
お水の場所知ってるのか。
さっそくいこう!はやく降りた…じゃない、飲みたい!
[これ以上トンボにはたかれないよう、ハルピアの頭の上にべたりと伏せる。トンボの大きな羽音の中に、悲鳴>>1:113が聞こえた気がしてふと耳をそばだてた。]
ん?今何か聞こえたような…?気のせいかな…?
[目を閉じて必死で両腕ガードしているので、その場に誰がいるのかはまだわかっていない。
だが話し声や、蜻蛉と質の違う羽音が聞こえるような気がして]
誰かいるの……?
[群れから遠ざかろうとしながら、薄目を開け呼び掛ける]
―ボロい一軒屋近く―
ふむ、親近感故に――か。成程なのじゃ。
ならばジドウキカイとは、ヒトに愛されるべくして
ある者ということなのかのう。
おお、ヒトに愛されるとは、まるでカミのようじゃ。
[キリエやその軍勢と思しきもの、キリエがいう「神」の存在をこの場で感じないリンは、さっくり「カミ」の語を口に出していた。
それから「顔色の悪そうな」相手>>0からの、心配しないで、の言葉には、その笑みにもまた少しほっとしてみせながら頷いたのだが]
………違うワクセイのヒト?
ワクセイ……ワクセイ……ウチュウジン……
むむ、よくわからぬが……とにかく、なーは
やっぱり、ヒト、で、合っている、のか?
[「君が思っているような」ヒトではない、が正解というべきだが、その言葉の意味まで深く考えるでもなく、リンはただ「ヒト」だという話ばかりを意識し、瞳に明るい光を宿らせた。]
ちがうかー。
[たくさんとったらいいこ、なわけじゃない、と聞いて、ちょっと落ち着く。トンボ追い掛け回すのを止めてゆっくり旋回しながら頭の上の声に耳を傾けた]
あいされたい?あいしたい?
あいがほしー?
分かりませんなー。
[あいされたい、とか、あいしたい、と聞くと、あいは、『すること』みたいに聞こえる。でも、ほしい、って聞くと、あいは『もの』みたいに聞こえる。どっちだろう。さすがあい。一筋縄ではまいりませんな]
ハルピアはあいが分かりませんので!
分かったらすごいことの気がするから!
あいを分かりたいのですぞ!
[なんで『あいを分かったらすごい』と思ったのかは、ちょっと今思い出せないけど。
でも、とても大事なことだった気がするから、きちんと思い出すつもりになってちゃんと時間をかけてがんばって思い出せば、思い出せるはず]
お水の場所には、お水のムラサキの、あの、…が、いるので!
見つけたらだいじょうぶ!
[そこまでの道のりは。分かるかどうか微妙なところだけれども]
うん?ナニカ?
[言われてきょろきょろ。見つけた。アレは…]
“物忘れの”キなんとかさん!
[…が、トンボに群がられている姿]
然様か!しかし、わーの知らぬ地のヒトも居るのじゃな。
……少なくとも、なーはわーが何処から来たか
知るヒトではないようじゃ。
[それはここまでの遣り取りの中で、まるで初対面のように話し続けていたからという推測。
と、ここで思い出したように]
わーは名をリンという。
リンさま、とわーのことを呼ぶヒトが居ってな。
斯様なヒトをわーは探しておるのじゃ。
[先程のしょんぼりを察したのか否か、「モグラ」は鼻先を僅かにリンの方に上げていた。
案ずるなと「モグラ」に小さく声を掛けながら、「ジョウリュウスイ」の用意はそろそろだろうかと、自動人形の去った方を見遣った。**]
―ボロい一軒家、キッチン―
…さて。
一応お椀に入れましたし…
飲めますよね?多分。
[コップに入れるか浅い皿に入れるか悩んだ結果、
間を取ってお椀に水を入れて。
お椀を持って二人の所に戻ったのは、
大体リンが名乗っていた>>6頃だった。]
お水、お持ちしましたが…
飲めるだけの体力、ありますよね?
[口元にあてがって、気管に入ったりしたらえらい事になる。
一応お椀を近くに寄せて、そっと様子を見守った。]
むーん、よくわからないなあ…
まあでも愛、見つかるといいね。うん。
[なんとなく、わからないなりに、漠然とこのひとは悪いひとではないとわかってきた。とても純粋な言葉のようだ。
もちろん警戒は続けるし、何を考えているかわからないから怖いけど]
え。お水の、ムラサキの、なにか…?
水でできてる、紫色の、何者かが知り合いにいるのか…?
それは、おばけなのでは…
[やはり何を考えているかわからないので怖かった]
キなんとかさんって…うにゃ!?
[ハルピアの視線の先には、人間のようなひとがいて、今まさにトンボに襲われている!]
(…しかし人間にはあんな純白の羽が生えていたものだろうか?空を飛べたとは聴いたことがないが…。
しかもハルピアのおともだちらしい。となるともしかしたらあの人も、よくわからなくて怖いひと…!?)
[とりあえず、なるべくハルピアの羽毛に隠れるように身を縮めて、二人の会話を聴くことにした。
とはいえ、白い猫の毛並みはだいぶ目立つので、もしよく見られれば存在がばれてしまうだろう]
キリエ。キリエキリエキリエキリエ。
[言われてみればそんな名前だった気がする]
追っ払わなくても、いっしょに飛んだらいーよ!キリエ!
[ちょうど今、自分がやってるように。獲物を追ってるわけではないトンボは風に乗って滑空しているので、同じように風に乗ったらぶつかりにくい。はず]
それでも追っ払うなら―――
[これだけたくさんのトンボ、どうにかできる手段って言ったらひとつしか知らない]
べんとらー、呼ぶ?
機械人間はヒトに愛される。それがヒトに愛される神似ている、かあ。俺のところでは、神がヒトを作ったという一説があるけど、機械人間はヒトに作られてるんだよね。だから、少し事情が違うとは思うけどね。
[きっとそういう深い意味のつもりで言った>>3わけじゃないだろうに余計なことを話したかな、と思ってもみても空気中に吐き出された言葉は取り消せなくて。]
う、うーん、ヒトかそうでないかと聞かれたら、ヒトなんじゃないかな。
[明るくきらきらした目で聞かれれば、そう答えるしかない。あながち間違いではないんだし。…ああ、視線を少し横にずらしてしまうのも、きっと仕方がないと思う。
自分の曖昧な態度で、また悲しませてしまうのだろうかと考えていたら予想外の返答>>6が返ってきた。]
なるほど、自分がどこから来たのか知りたいのか。
悪いけど俺じゃあ分かんないや。力になれなくてごめんよ。
[肩をすくめて、申し訳なさそうに謝る。
先ほどの話しぶりからすると、元々は精霊か何かなのだろうか。]
ああ、あと、俺の名前はコットンっていうんだ。よろしく。
[あ、俺もリン様って呼んだ方が良い?と、ニカッと笑いつけ加えながら。]
うん!
…うん?
あいますがあいのこと教えてくれるのではー?
[あいが見つかったらいい。ホントそう>>9。
でも、あいマスターちょっと他人事過ぎないかしら。
やっと見つけたカゾクでコイビトでカミなあいマスターなのに]
オバケ?
オバケなのかなー?
[まず、オバケがどんなものか分からないから、ちがう、とも、そうだ、とも言えない。
見つけたら分かるし。今は気にしなくてもいいんじゃないかなぁ]
[結果、飛び方を変えること自体は成功したが――]
痛い! 痛い!
もういやー!!
[蜻蛉をかわすのは上手くいかず、相変わらずぶつかっていた。
もう何をしに来たのかも忘れて、その場から離れるのに全力を注いでいる]
-カタコンベの何処か-
たんマつどこダ
[任務続行/移動開始]
―――
[無線受信>>1:48/発信源=マスター]
『―リョうかイしまシタ』
[音声認識>>56/サブマスター認証=マイスター]
『―戦闘用アンドロイド 識別コード、ラグーン
さぶマすターにンしョウしまシたニンむリョうかイイドうをカイししマス』
[任務更新/スキャン開始=発信機位置特定/移動開始**]
だめかー。
[べんとらーを呼ぶのはやめ。残念]
うん!風といっしょに…あれぇー?
[試してみたキリエは、でもやっぱりうまく行かなかった様子]
キリエキリエ、だいじょうぶー?
[全力で遠ざかろうとするキリエを追いかけて、こちらも翼を羽ばたかせて向きを変える。
さすがに、トンボも追いかけようとして追いかけてはこないだろうから、じきに群れを抜けることはできるだろうけど。
ずいぶん痛がってる様子だったし、どうしたんだろうと、ついていけるうちはついていってみる**]
そういえば何か肩口についていたけど眷属だったんかしらね。
しっかし、どこもかしこも瓦礫ばかり
うちらの公園みたいだわ。
[適当にふらふら歩きながら、そんなことをぼんやりしている。
海底に沈んだ船が、このように砕けてる地域があった。
大体隠れる場所と言うのは遊び場になりがち。
もう少し小さい頃はそういうところで遊んだものである。]
んや?
ゆらぎが見えますね。
なんでしょう。
[ふらーりふらーり。
なにか透明なゆらぎが見えて。]
何か境界線の感じがするわ。
夢の世界の入口でしょうか。
それともクーちゃんが何かしてくれた?
[揺らぎの口からは、何かが音漏れしているような音が聞こえる。]
ふーむ、代弁でもしろってことなのかな。
地上の学び舎とやらには、代返という代わりに返答する文化があるようですが近いものでしょうか。
[地上の偏った文化を口にする。よくよく考えれば、あちこちちょくちょく揺らいでるように見えた。]
この辺は家がのこってるようね。
折角だし。
[そうこうしているうちに家の形に近い建物がちらほら見える。
誰か居るかもしれないと、多少の文化がわかるかも、と興味本位で一軒ずつ見てくことにした。]
はい、ただいま戻りました…
何かそこはかとない違和感が有りますね。状況的には正しいのに。
[主に、家の中と外を入れ替えたらしっくりきてしまう事に関して。
そんな事を思いながら、土竜らしき生物を暫し眺めて…]
…なんて名前なんでしょうね、この…生物。
[子と言おうとしたけれど、コレが成体である可能性も捨てきれず。
仮名か何かつかない物かと、様子を見ながら思っていました。**]
[男には子供の頃の記憶、というものがない。
そもそも人工生命であるので、
幼少期というものは存在しないのだと理解していた。
ただ、それは人間を雛形とした生物としては不自然かもしれず。
違和感がないと言えば、嘘になる。
例えば、研究室に残された沢山の絵本。
例えば、倉庫にある妙に小さな棚や食器。
例えば、覚えがないはずなのに脳裏を掠める、あの白い―…]
―地下研究室―
[どれほど眠っていたか。机の上で目を覚ます。
瞳に映るのは、特に変わり映えのないいつもの光景だが。
…何となく、頭はまだぼんやりとしている]
―――…寝て起きても、まだ眠いとはどういう訳か。
[むう、と不機嫌そうに眉を寄せる。
俗にいう体調不良という状態なのだが、
これまで病気に罹ったことがないので理解が及ばない。
睡眠はとったから大丈夫なはず、
とさして気にすることはなく。
長い髪をふわふわと揺らしながら、白い扉の方へ向かった]
―実験場―
[其処は、やたらと機械に埋め尽くされた部屋だった。
殆どが博士の遺品ではあったのだけれど。
宇宙船から拾ってきた部品を、少し削って解析に回す。
小さな実験場だが、安定したエネルギー供給は常に課題だ。
少しでも役に立ってくれれば良いのだけれど。
奥の電子回路では、人間に最適な遺伝子の構築を行っている。
しかし肝心の人間の情報が無い為、難航を極めていた。
実際問題として、それは不可能なことと思われた。
フィオナとの会話を思い出す。
有り得ない未来を夢想した分、現実は重く。
無機質な機械の音が、部屋の中に響いている。
博士の言葉が、思い出される]
[親愛なる我が作品よ。是非、私の遺志を継いでほしい]
[あの儚くも美しい人間を、再びこの世に生み出すのだ]
[ただ、万が一]
[もしも、それが無理だと悟ったその時は―――…]
―地上―
[肩掛け鞄に荷物を詰め直し、
男はいつものように地上へと足を向けた。
研究所で大人しく休んでいるという発想は彼にはない。
それに相変わらずふわふわするが、
歩いている方が幾らか気分も晴れる気がした]
……こうしていると、全てが夢だったような。
[猫と出会ったことも、フィオナと出会ったことも。
一応、ラグーンの通信機は持ち歩いてはいるけれど]
―浄化跡地―
――――…?
此処は、こんな砂地だっただろうか。
[特にあてもなく歩いていたが、周囲の構造物は記憶している。
風化しかけた廃墟があった筈の其処には砂地が広がっていた。
そしてその中心にあるのは、大きな]
十字架。……墓?
[首を傾げると同時、ゆらりとよろめいた]
……………。
[困ったように眉を寄せると、その場に座り込む。
十字架に背を預けたまま目を閉じ、少し休憩**]
−地上−
[通信機の反応=近距離/10m…9m…8…]
ーーー
[目的発見/接近]
ー戦闘用アンドロイド、識別コードラグーン
たダイまとうチャくしマシタ
サブマスターにンむノしジヲ
[目を閉じたまま、物音が近づいてくるのを感じていた。
しかし動く気が起きない。
肉食獣だったら厄介だなぁと何処かぼんやり考えていたが]
――――…あー。
[何処か機械的な声が届くと同時、眼を開けた。
成程、彼がフィオナの言っていたアンドロイドか。
思っていたより機械的なそれだった]
ええと、ラグーン。お疲れ様。
…………。
キミは食事はとるのか?
[風体を見つめつつ、思ったままを口に出す。
思考力はかなり低下している]
取りあえず、座ったらどうだ?
[ぽんぽん、と自分の隣の地面を叩いた]
フィオナにも言ったが。
僕は申し訳ないが、戦争の予定はないのだ。
キミは何ができる。
[求められたなら、何か指示してやらねば悪い気もする。
仕事はないだろうかと思案しつつ、相手を見つめた]
[音声認識>>32/解析=無線の声と一致]
かクゆうゴウろエンじンとうサいなノデほきゅウハふよウ
[任務更新/サブマスターの横に座る/任務完了]
サブマスターあたラシイにンムを**
それは便利だ。羨ましい。
[隣に座ったアンドロイドへ腕を伸ばす。
拒まれなければ、
普段より幾分体温の高い指先が彼の装甲に触れる]
―――――……。
解体させてくれ、と頼んだらキミは応じるのか?
[ぽつりと零した声に感情の色はなく]
[ずるりとそのまま、指先は地面へ落ちる]
冗談だ。
これをフィオナに届けてほしい。
借りを作るのは嫌いだ、と伝えてくれ。
[言いながら鞄から一冊の本を取り出して彼へ渡す。
宇宙世界の写真集のようだ]
僕は、もう少し休むから。
[言い終えればまた、蹲る**]
― 空 ―
[静止軌道上を覆うデブリ]
[その先にある輝く月]
―私は狭間から見つめる事しかできない―
[辿り着けば、直ぐに消えてしま程度の執着なのか]
[手が届かないから焦がれているだけなのか]
― ボロい一軒家 ―
……。
誰かいるの?
[ゆっくりと屋根に着地すれば、予想以上に屋根材が軋む音が響く
屋根から屋内に向けて呼びかけた**]
−空−
ついてきましたがー。だいじょうぶなのかしら?
[空中に三角座りのキリエ>>21の周りをくるくる旋回]
ありがとう!
[聞こえた言葉を大きく復唱。自分が言ったことは何度かあるけど、言われたのは初めてだったような気がする(もしもあっても忘れてる)ので、こういうときどうしたらいいのか分からない]
たしかー…えーとー…たしかー…
[『ありがとう』に対する返事を、『ありがとう』といっしょに教えてもらっていた気がするのだけど。
たしか、そう…]
…どう炒めまして?
[そう、こんな感じ]
−さておき−
なんだっけー…あいを分かるにはー…いい子にしてー…
[いい子にして、やさしくして、それから。
何か忘れてる気がするけどなにを忘れたのか忘れた。
キリエの周りを回りながら考え込んでいたら、足の鉤爪の間でナニカ暴れた。
トンボだ。でかいやつ。ごちそうだ]
…ごはん!
[そうだったごはんだった。そのために、ナニカ誰か探さなくちゃだった気がする。
えーとえーと…]
お水の!ムラサキの!どぉーこだぁー!?
[思い出して、ばさばさばさっと舞い上がる。
上からだったら見つかるかしら、と。
すっかり忘れていたけど、目はいい方だ。あと問題は、何を目印に見つければいいのかわかんないってことだけ]
[空の高いところから見えたのは3(4)
1:家の屋根の上の誰かさん 2:砂地の中の誰かとナニカ 3:家々の間を歩く青い誰か 4:10(13)の動く気配]
おっみずぅーーー!!
[誰かの動く気配を見つけて急降下。頭の上のガヤはちょっとしたジェットコースター気分かもしれない**]
―サンシアが戻ってくる前―
[人間が作りし自動人形と、人間を作りし神の話。
事情が違うと述べた相手>>12の言に、実際そこまでは深く考えて話していなかったリンは目を円くし、理解を試みるようにふむふむと相槌を打った。]
しかし、なーのカミもじゃが、ヒトも斯様に作れるとは――。
[しかしリンの関心はすぐに、目の前の人型が「ヒト」であると答えた(と、リンは受け取った)ことに向く。
相手の視線が妙に逸れていることも気にせず、丸い両目をさらにキラキラとさせた。]
なーに分からぬのは残念じゃが、斯様に詫びずとも良いぞ。
と、なーはコットンか。うむ、よろしゅう頼むぞ!
[と、「ヒト」だというコットンから笑顔で付け加えられた「リン様」の呼称に、思わず、はああ!と表情を綻ばせた。
頭の一対の角が、ほんの僅かに上向きに上がった。]
[「モグラ」は、おずおずとではあるが、鼻先を水面に近づけ、細い舌先らしきものをぴちゃりと一度水につけた。
やがて二度、三度――びちゃびちゃと音を立てながら飲み始める。]
おお、きちんと飲んでおるようじゃ!
良かったのう!ほっとしたのじゃ!
[固唾を呑む、といった態だったリンの表情がぱっと明るく緩んだ。
そしてふっと、先程の自動人形>>23が「モグラ」を眺めて口にしたことを思う。]
このもののは何も話してくれぬでのう。
名も解らぬ上に、何処から来たのかも――…むむ?
[ここで漸く、リンは腕の中の「モグラ」から微かに伝うにおいに気付いた。]
土の深きか?
[リンはその時、無意識に大地の声を聞こうとしていた。
それは幾らか前に「超自然的」と言われた力。そして――
(表:わかる 裏:わからない)+裏+]
[足元の大地は、リンに何も語らなかった。]
むむ。おそらく、このものは深き土の下を往くもの。
モグラのような姿もしておるし、地下の生き物やもしれぬが、
そのくらいしか判らぬ。
[それからリンは、コットンと自動人形へ向き直った]
呼び名が判らぬのは、確かに不便じゃな。
判るまでは暫し、このものを「ポチ」と呼ぼうぞ。
――なーの名と異なる呼び名であっても許せ、ポチ。
[ズバズビズビズビチュと音を立てていた「モグラ」もとい「ポチ」が一瞬びくりと動きを止めたのが視界に映り、リンは今一度視線を下ろし眉も下げたが、仮称をすぐさま取り下げはしなかった。
それからはたと瞬き、改めて自動人形の方へと顔を向けた。]
むむ、そういえば、なーの呼び名もまだ聞いておらぬ。
わーはリンという。なーは、名をなんというのじゃ?
―浄化跡地―
[無駄に優れた聴覚が、遠く鳥の羽音を拾った。
少し気分が回復していた男は、ぱちりと目を開く]
―――――…怪鳥?
[見上げた先には、中空へ飛び上がる大きな鳥がいた。
翼をもった人型の生物、とまでは判別できなかった様子]
(あ、墜落した)
[ぼんやり眺めていると、突然それは直滑降を始めた。
方向を目で追って確かめると、
立ち上がって其方へ向かい始める。
不自然な動きに気をひかれたのと、
墜落した鳥なら食料に出来るかもしれないと思ったから]
―浄化跡地付近―
……しかし距離と大きさから目算するに、
人の背丈ほどもある鳥だったな。
見つけたところで、持ち帰ることができるのだろうか。
[相変わらず何処かふんわりとした思考のまま、
歩みを進めていく]
ラグーンに頼めば、運べるか…?
[緩やかに首を傾げる。
戦闘アンドロイドの仕事とは思えないが、
彼ならおそらく自分よりは力があるだろう]
[不意にまた、気配を感じた気がした。
向っていく方向とは別、そう、空の上から――]
――――…?
[ふわりと見上げれば、今度は空高くに翼をもつ人間、
所謂"天使"の姿>>52がはっきりと目に移ったが]
うわっ。
[ぐらり、と身体のバランスを崩してそのまま転倒した。
やはり本調子からは程遠いようだ]
−空にいたころ−
そっかー。
だいじょうぶかー。だいじょうぶならだいじょうぶかなー。
[キリエ自身がだいじょうぶっていうならきっとだいじょうぶ。だから、そのことは気にしなくていいっていうことだから。3秒で忘れた]
頭の?頭の上の?
こちらにおわすはあいますたー!
カゾクでコイビトでカミのあいます!名前はガヤ!すごい!
[なにがすごいかって、あいマスターだからすごいのだ。
自信満々に断言して、空中で胸を張れない代わりにドヤァっ!と自慢を表情に込めた*]
……ふむ、痛い。
[頭を押さえながら起き上る。
表面を軽く切ったようだが、大した怪我ではない。
ちなみに男の血は、赤い]
どうやら、これは夢ではなさそうだ、が。
[倒れる直前、天使、と聞こえた気がした。
そしてその相手はまさに、自分の眼前に舞い降りていて]
ああ、ありがとう。大丈夫だ、多分。
[幾分緊張感のとれた顔の天使へ、膝をついたまま向き直り]
天使と対面するのは、
死んだ時だと書いてある本があったな。
僕は死んだのか。
死んだ覚えは、未だないのだが。
−空のうえ−
うん?
でも、ガヤに聞いたらカミだと言ったので。
カミなのではー?
[キリエはカミじゃないというけれど。ガヤとキリエとどっちが正しいかは確かめる方法がないので。
ハルピアにできるのは首をかしげることだけ]
ガヤがよいなら!よいのじゃないかしら!
[少なくとも、触っちゃダメっていう理由はないので、あとはガヤ次第]
−空のした−
おっみずぅー!
お水のぉーーーー…
[ムラサキの。あの。名前が思い出せない。でも、お水が飲みたくなったらまた来てと言ってたことは憶えてるんだから、きっとがんばってがんばってがんばれば思い出せるはず。えーとえーとえーと…]
さ!
[うん、最初はサ、だった気がする!]
お水のさー!
さーはどぉーこだぁー!?
[声を張り上げながら、地面を歩く青い誰かめがけて急降下]
しかし……人間の生存者がいるとしたら、話は変わってくるのだけれど。
[なんだかまた上の方がうるさくなりそうだ――そう考えた所で、ふと気付いたように]
これ、使う?
悪魔以外は傷の治りが早くなるわ。
[そう言って水筒のようなものを差し出した。
蓋を開ければ、中で透明な水が揺れているのが見えた]
[伏せたままでいると、キリエの言葉>>21が聞こえた]
(て、天使さま…?
たしかに神話で翼のはえた天使さまを見たことがある。
天使さまっていうと、気高くて神々しくて何でも叶えてくれるスーパーヒーローみたいな人…!)
[と、油断した瞬間>>51バレてしまった!
よく考えれば白い毛並みの自分がうまく隠れられるはずもなく。ハルピアの紹介>>56にも身が凍る想い。だって、嘘をついたことがばれたらどうしよう。]
あ、あのあのあの……
[弁解してみようとするが、ごにょごにょとして言葉にならない。でももし本物の天使さまなら、助けてくれるかも!
触れられるのは少し怖いけど、もしかしたら優しくなでなでしてくれたりするかも…]
― 路上 ―
この辺のニンゲンの生活はどんなのだったのでしょう。
残骸程度じゃ使い道とかわかりませんね・・・。
これは書籍の―何も書いてないわ。
[時折家の跡地を物色するが、あまり際立つものは見つからない。]
>>44さて―この、気を切り裂く音は…。
上?
[強く鋭い波のような気の流れを感じ、ふと見上げる。
先程の羽根を持った彼女だろうか。]
違うみたい、誰かしら…?
というよりなんかまずい気がする。
[>>60勢いあるそれを迎撃すべきなのか、避けるべきなのか。
とりあえず視界に捉え続けようと視線を向けて―。]
― 空の上 ―
そんなことを言っていたの?
[ハルピア>>59に怪訝そうな顔をしたのは、この時点で言葉を喋ると知らなかったから。
しかしもし本当ならきつく言わなければ――しかしこの愛らしい被造物に?――と人知れず葛藤する。
それはともかく、ハルピアの許可は得られたようで]
……? 変わった鳴き声ね……。
[手を伸ばした所で聞こえてきた、あのあのという声>>64。
そしてその体が背筋を伸ばした所で>>66]
きゃあ! ガヤちゃんが!
[こちらの手が触れるか触れないかの所で、ハルピアが急降下し。
頭上の猫が落っこちそうになっているのが見えた。
さすがにここからでは天使の飛行でも間に合わず、叫ぶくらいしか出来ないが――果たして]
−路上−
さぁーっ!
[地面目前。 頭の上のガヤが落ちかかって>>66、地面に見えた青い誰かが顔を上げて>>67、そのタイミングで大きく翼を開き、羽ばたいて、地面に風をぶつけて、はね返ってきた風を捕まえて、急減速。
地面に跳ね返ってきた風で、ガヤの小さい体は巻き上げられて、頭上に舞い上がったところを再び頭でキャッチ。
足の鉤爪に捕まえたでっかいトンボを潰さないように、地面に踏んづけて逃がさないように着地して、歩いてた青い誰かに問いかけた]
お水の、ムラサキの、サーをご存知?
リン様のことを知っている人に早く出会えたらいいな。
[ニカッとしながら答える。
本当に『リン様』と呼ぶことになるとは思わなかったけど、そう呼ばれることが本当に嬉しそうだから、このままでいいかと思う。
丁度、サンシアが戻ってきたタイミングであったこともあり、会話の流れは弱っている生物の方に自然と向く。]
ああ、ちゃんと飲めるんだな。
よかった、よかった。
[水を飲む謎の生物>>47を見て、コットンも心を撫で下ろす…が、突然リンが何かを感じとるような様子を見せ、土の下の生き物という説明を受ける。]
こ、この惑星ではモグラはこんな感じなんだな。
元気になったら、またなにか分かるかな。
[名前をどうするかで悩むサンシア>>23に、ポチと名付けたリンの提案には>>48、ふむふむと頷きながら『早く元気になれよ、ポチ』と声をかけた。]
(落ちちゃう!死んじゃう!
あ、そしたらさっきの天使さまが天国に連れてってくれるだろうか…?)
[と考えたところで、急に強い風に身体を巻き上げられ、再び落ちかけたところで、ぽすっと慣れた柔らかさの上に軟着陸した]
たす、たす、たすかった…!
[何をしたのか猫には完全には把握できなかったが、ハルピアが助けてくれたようだ。
やはり、よくわからないひとであることは間違いないが、ハルピアはいいひとなのだろう。
それだけに、素性をごまかしたことに胸が痛んだ]
>>69うわ…っ!
[強烈な風に吹き飛ばされそうになる。
目を腕で覆いながら滑るように自然に後退する。
目をあけてみれば、翼はあるが見た目からして先程のとは違う。
頭に乗る眷属?のような存在も全く違う姿をしているようだ。
しかも脚に何か持っていたような。]
お水のむらさきのさー?
[水、むらさき、サー。単語単位なら理解は十分にできるが、くっつつけてみるとわからない。]
単に水なら、川と言うヤツか地上なら適当にたまっていると聞いたよ。むらさきは色のこと?サーは…よくわからないわ。
―浄化跡地―
[見上げた先、間近に映る天使>>61の白い翼は綺麗だった。
何処かあの妖精と似通ったような、
不思議な雰囲気を感じる]
……人間、は。
穢れて目が曇っていたのか?
僕は、とても美しいものだった、と聞いている。
[右の頬に、赤が伝うが無頓着な様子で。
彼女の言葉に淡々と、
しかし少しだけ困ったように答える]
楽園、とは。
其処には人間はいないのか。
[反射的に、背後を振り返った。
まだ視界の届く範囲に、砂地と十字架が見える]
僕は、人間ではない。
僕は人間に似せて作られた生き物だが。
人間ほどの繊細さは、ないのだ。
[言外に、人間の生存者は知る限りいないと告げて。
水筒を差し出されれば、素直に受け取った]
ありがとう。悪魔ではない筈だが。
…かければ良いのか?
[興味深げに、その水を覗き込む]
[>>73頭の何かが呟いたような気がする。
聞きそびれてしまった。]
というより、あなたがたもニンゲンではなさそうね。
あなたがた、ぎっちょんという人をご存じないかしら?
[一応だめもとで聞いてみることに。]
オトモダチ?オバケ?
知らんですなー。
[ガヤの言った言葉は、どっちも心当たりがなかった。
あいが分かれば分かるんだろうか]
そう!お水の、ムラサキの、サー…うん。
前にお別れるときに水が飲みたくなったら来てといったお水のムラサキのサーでございます。
分かんないかー。
[青い誰かが知らなかったのは残念だけど、分からなかったらまた探せばよいのだし]
ごはんにお水。そしたらあいが分かってくるんだけどなー。
[あいマスターであるガヤが言ってたのできっとそう]
はぁ、よいしょっと。
[ずっと立ちっぱなしも疲れるし、そう思い座りこむと、お尻が痛いではないか。
落ちた時の衝撃がまだ残ってるのか、と思ったけどそういうわけじゃなさそうだ。]
・・・あ。
[お尻に手を当ててみると、固いものに手が触れる。
お尻のポケットに通信機を入れていたのをすっかり忘れていた。
こっちの惑星に来てから一度も使ってない通信機だが、壊れていないか確認してみると、どうしてだか自分の宇宙船から通信が入っていた記録がある。]
あれ?なんでだろ?
[留守電のような機能があれば、また何か変わったのかもしれないが。またあとで、宇宙船のところにいって確認するか、再び通信が来るのを待つかをしないとな、と考えた。]
>>79ごめんなさい…やっぱりわからないわ。
というより心当たりが無いわね。
[更なる説明を聞いて、人探しだとはわかった。]
あい…
誰かの名前かしら。
[とぼそりとつぶやいた。]
[音声認識>>33]
ハクへいせんほうゲキセんでンのウせンなどさまザマなせんトウこうどウにタイオうがカノウでス
[接触認識>>35=サブマスター/診断開始=微熱の可能性あり]
サブマスターじゃッカんタカめのタイおんでスビネつのカノうセいあリキュウそクをオススめします
[音声認識>>35]
ソレがニんムならばドうぞ
[任務更新/解体される]
―――
[音声認識>>36]
りョうカイしまシた
[任務訂正]
ふぃオな…マスターニ
[任務更新/マスターに本と伝言を届ける]
マスターのソウさクをカイシしマす
[移動開始]
[コットン>>70がニカっと笑って返した言に、満面の笑みでうんうんと頷き返した。
ヒト(だと思った者)から「リン様」と呼ばれることは、リンにとって自然と心地良いこと。
己は神ではないとキリエに言われたことも度忘れし、まさに「ヒトに愛される」カミの心地でいたのだった。
先程もコットンが口にした「惑星」の語がまた出てくれば、やはりううむと唸りながらも]
このワクセイ――この地の、ということか。
わーの知るモグラはもっと手足が短かった気がするのじゃが、
うむ、モグラもヒトと同じで、色々居るのじゃろうな。
[コットン>>74の言葉を聞きながら、リンもまた「ポチ」の様子を眺め、嬉しげに笑った。]
うむ、うむ。初めて会うた時より威勢良く見えるぞ。
元気を取り戻さば、何か教えてくれるやも知れぬ。
そうじゃと良いがのう。
[ポチとの遭遇時に思いっきり叫んでしまったことや薄気味悪いと言ったことも忘れ、かわいいのう、とリンも和んでいた。]
うん!ニンゲンではないね!
[自分がニンゲンだったらたぶんきっともうちょっとあいを分かるのが簡単だっただろうし、ガヤはニンゲンじゃないっていうのは聞いていたので。自信たっぷりに断言する]
ぎっちょん。ぎっちょんぎっちょんぎっちょんちょん。
知らんですなー。
忘れてるかも知れませんがー。
[まず、名前を憶えること自体がとっても難しい。ので]
ぎっちょんはあいなのかしら?
[あいにかかわるナニカなら、あいを探すついでに見つかるかもしれないし、あいマスターであるガヤが知ってるかもしれないので、首をかしげて聞いてみる]
そっかー。ココロアタリないのは仕方ないなー。
[残念ではあるけど、お水のムラサキのサ…を探すのは振り出しに戻った]
……?
[彼等は何をしているのだろうか
見たところ、もぐらに水を与えているように思える]
……。
[声をかけて邪魔をする事も無い
そのまま屋根の上で観察を続ける]
!
[ひらめいた!]
ぎっちょんと、サー、いっしょに探したらよいのでは!
[誰かを探してるのはいっしょなので、これはものすごいひらめきをしてしまったのではあるまいか!]
[コットン>>80が座り込んだ時に、ふっと、先程軋みが響いてきた気がする家屋の屋根の方へとリンの目は向いた。
ちなみにふわふわと僅かに浮いているリンには、この場で座って腰を休めるという考えはなかったようだ。]
――――…む。むむ?
[その時漸く、ぼろぼろの屋根の上に何か>>40の姿があることに気付いた。
高い場所に居るそれをリンが即座にヒトと判断することは無く、けれどヒトの形のようにも見えたものだったから、はたと瞬いた。
視線をも感じた気がして、リンはじっとその方を見てみた。]
むむむ、そこに誰そ居るのじゃな!
ヒトならば斯様な場所は危ないのじゃ!降りられるかー?
[そんな心配など要らぬ相手だとは思わぬまま、声を張り上げる。]
>>87んー、違うわね。
ぎっちょんは正しくはたしかギルストロメディケーティー…
あい、が渾名になる要素は無いと思うわ。
[とまあ20文字くらいの名前を呼んでみる。]
うん、そうね。
ニンゲンはやっぱりおわたしたもの。
たぶんぎっちょんも一緒におわたしたの。
>>89・・・それもありね。
しぶとく生き残ったかもしれないし。
私空を泳げないけど大丈夫かしら?
[折角だからこの子と行動してもいいかもしれない。
と思ったところで、]
そういえば、あなたお名前は?
[同じ問いを頭の上の何かにも。]
―浄化跡地―
僕は人類を、人間を見たことがない。
だから何が本当かは、分からない。
[ため息をつく相手に、緩く首を傾ける。
男が知っているのは唯一つ。
かつて命を賭するほどまで、
人間に焦がれた命があったことだけ]
かつての人間が罪を犯して裁かれたのならば、
また"同じ"人間をこの世界に生み出すのは、
罪になるのだろうか。
僕は其れをする為に、この世界に遺された。
[相手は怒るだろうか、それとも呆れるだろうか。
ただ、不思議と問うことに恐れはなかった]
同じでなくては、多分、意味がないのだ。
[思案しながら、言葉を重ねる。
聖書は読んだことがあるが、今一つ理解が及ばず、
彼女の意図するところを汲めていないかもしれないが]
…罪や穢れに触れない、新たな人類は。
多分、求められているものとは、違う気がする。
[神の真似事、という言葉に瞬く]
本当に神であるならば、
もっと上手くやるのではないか?
嘆くことも、苦しむこともなく。
[うむむと唸るリン>>84をみては、コットンも同じように唸る]
た、たしかに。
色んな人種のヒトがいれば、色んな種類のモグラもいてもおかしくないもんなぁ。
[納得していいのか分からないが、言われてみればそういうこともあるかもしれない。コットンにとっては、未知の惑星だからなおさら。]
リン様のこと何か知ってたらラッキーなんだけどね。
[と、そんな希望も抱いて。
リンの『威勢よく見える』という言葉にはとてもうなずいたが、かわいいのう、と言う言葉には同意はしない。
コットンの目には、凄い水音を鳴らしながら飲む姿は決して可愛くは映らなかった。]
ぎるすこ。
…ちがうかー。
[復唱して憶えようとしたけど、フルネームで聞いて諦めた。憶えらんないやつだコレ]
だいじょうぶじゃないかしら?
ハルピアは歩けますので!
[そのためにはまず、足の鉤爪に捕まえたトンボをどうにかする必要があるのだけど]
あなたの名前はわたしの名前でわたしはハルピア!
忘れるまで憶えてね!
ふむ。不思議な水なのだな。
少し使うのとは別に持ち帰っては駄目だろうか。
[問いかけながらも、傷口を水で洗う。
ふと痛みが和らいだ気がする。
血も止まったようだった]
凄いな。
ああ、そうだ。
これは微熱とやらにも効かないだろうか。
[先程別れたアンドロイドの言葉を思い出した。
休息と言われても、先ほど寝たばかりだし、
などと何処かずれたことをぼんやり考えながら]
[助けて、と確かに屋根の上からは聞こえてきた>>91のだが――。
数秒のタイムラグを挟んでのその返答に、リンは思わず怪訝そうに眉を寄せた。]
む。むむむ。
困っているだろうに、妙に落ち着いているのじゃ。
じゃが、降りられぬなら、今わーが助けに――
――――… ?
[リンの中ではっと何かが過ったのは、精霊の気配を感じた所為だろう。
む、む、と、数秒のあいだ唸りながら――。
はっと気が付いたように、腕の中のポチを見下ろした。]
わーは暫し助っ人に行かねばならぬ。
ポチがひとりでも立てるのならば良いが――。
辛いならば、そこの者らを頼るのじゃぞ。
[椀の中の水は大分飲みきっているように、リンの目には映った。
そう云い残し、コットンやサンシアの居た方にも目配せしてから、ポチをそっと地面へと降ろした。]
>>97そう、なら大丈夫ね。
わたしは(しのぶ)よ、よろしく。
行く当てが無いから適当にうろつくことになるけど…
あら…歩くのはいいけど、それ、どうするの?
[と、今更ながらに脚に持ったそれに気付く。
見たことの無いソレは、動いているようにも見える。
地上の生物だろうか。]
―移動中―
―――
[特殊音域認識/データ受信]
―――
[無線起動/チャンネル░▓▒▓█▓░░▓▒]
『サブマスターとくシュおんいキのつうシんにヨリおんセイサイてキカアーカいぶヲジュしんシマした
インスとールしますカ』
[相手の存在理由>>94に、息を呑んでしばし言葉を失う。
ややあって我に返った時、その顔に浮かぶのは憤り]
この世に生命を創り出せるのは、ただお一方、神様のみ。
あなたが如何にしてそれを為そうとしているのかはわからないけれど――
神の領域に触れる所業は、間違いなく罪です。
[断言しつつも、その後の言葉から、双方の差異を知ることになる>>95]
あなたに望まれているのは、いわば蘇り――ということかしら。
でも、こうは思わないの?
"同じ"人間をこの世に生み出したなら、結末もまた"同じ"であると。
[乾いた風が、砂塵と共に、主なき廃墟を吹き抜けていく]
完全であるものとないものの差、かしら……。
しかし、そうまでして神に近付こうとした意図は何?
[>>95嘆きや、苦しみの果てに目指したという意味を。
疑問に思い、口に出した]
―→ボロい一軒屋、屋根上―
[リンはふわふわと浮く存在ではあるが、空を自由に飛べる訳では無い。
だからぼろぼろの家屋の壁やら何やらの掴めそうな部分に細い手を掛け脚を掛け、屋根の上によじ登っていく。
浮き上がる力がある分、一軒屋に掛かる力は小さくあれど、それでも上る度に軋む音が頼りなげに聞こえたものだった。]
――助けに?
[眉間を寄せるリンに怯える様子も無い。
ただ、彼女が行動を起こす事を屋根の上で待つ。]
……角。
[ぽつりと、姿形に関する感想を漏らした]
――――…むっ?
[突然耳に届く、無線の音>>101]
『特殊音域とは…。
キミが受信可能なものを、発している存在がある?』
[此処のところ不可思議な遭遇が多く、
あまり驚かなくはなってきたが]
『うん。ラグーンに負担がないなら、
インストールすると良い。』
大丈夫?
この家……壊れそうだけど。
[言葉だけの心配を向けながら登りくる姿を見れば
頼りない細腕をリンに向け差し出した。]
―ボロい一軒家―
仮名「ポチ」と…うん、登録しました。
私の名は、サンシアと言います。
よろしくお願いしますね。リンさん。
[命名された名>>48をしっかり登録し、一礼し己の名前を告げて。
…暫し水を飲むポチを見ていたが、
コットンの言葉>>70に首をかしげた。]
…少なくとも、私のデータにはこう言ったモグラの記録は無いんですが…
収斂進化した別の生物か、私のデータ不足かどちらかは分かりませんが。
[とりあえず、コレが普通のモグラだと思われても困る。
其処だけは地味に訂正することにした。]
[やはり、先ほどの通信が気になるのか座りながら通信機を弄る。
(まだ、通信を試みた人物が宇宙船の近くに居るかもしれない。)
なんだか、そう思うと心がそわそわする。
もしかしたら、鳥とか鼠とかの生き物のいたずらかもしれないけど、不思議とそんな考えはあまりなかった。
リンが叫んだ方向>>90を見ると、屋根の上に何か人らしき人物がいて、降りられない>>91ということについても、とても気になったが、それよりも、帰れる唯一の手段と言える宇宙船のことが心配になった。]
うん。
ヒトの俺じゃあ助けられないから宜しく頼みますわ、リン様。
[ここに来てから何も出来ない自分に、少し自嘲気味に笑う。]
あと、申し訳ないけど、ちょっと用事ができました。
もしかしたら、戻ってこないかもしれないけど、また会えると思う。
[立ち上がり、ぱっぱっとお尻を払う。向かう先は、宇宙船。
通信が出来るということは、まだ宇宙船は生きている可能性がある。
特に引きとめられなければ、コットンはすぐにでも宇宙船がある荒れ地に向かうだろう。]
しのぶ。しのぶしのぶしのぶ。
うん!しのぶよろしく!
[これで、忘れるまでは忘れない]
ソレ?ソレってどれ?
これ?これはー…
[言われるまで忘れてた。鉤爪に掴んだトンボのこと]
こうすればだいじょうぶ!
[片足をトンボを掴んだまま後ろに曲げて、片足を外して、逃げようとするトンボを曲げたほうの足で捕まえて。
これで、片足はトンボで満載になったけど、片足は空いたからぴょんぴょん跳んで進むことはできる]
さぁ、行きますですよしのぶ!
[無線受信>>107]
『ハイ
そのモのカラアブだクとのヒョウてキをサガしてホしいとキョウりょクようせイがキテいます』
[音声認識]
『りょうカいしまシたおんセイさいてキカアーかイブをインスとーるしマす』
――――…。
[彼女が露わにしたのは、呆れではなく憤り。
つまりそれは、完全に不可能ではないということなのか]
神の領域に触れるのならば。
それが、罪だとするのなら。
………キミは、僕を裁くのだろうか。
[人間の完成など程遠いことは伏せたまま。
ゆっくりと立ち上がると天使を真っ直ぐ見つめた]
結末が同じ―…。確かに、そう思う。
つい最近、同様の指摘を受けたばかりだ。
だが、それでも、僕は……。
[珍しく言い淀んだのと同時に、風が吹き抜けていく]
神に近づく心算も、
キミが大切にしているものを侵す心算もないんだ。
ただ、僕にそれを託した者は、人間を深く愛していた。
僕は―――…。
僕は姿を見たことも、
声を聞いたこともないその者の願いを、
叶えてやりたいのだ。
何故だろう。…なぜか。
[不思議な水を持ち帰るのは、断られるかと思っていたので]
本当か? ありがとう。
[相手の寛大な返答に、少しだけ嬉しそうに笑んだ]
大丈夫。
言ってはみたが、僕自身に使っては勿体ない。
大切にとっておこう。
…可愛い、の基準は人それぞれですしね。
どうも、そう言った感覚は純粋に分かりませんが…
[そう作られていないとかそういう問題じゃなく、
純粋に「可愛い」の基準が良く分からなくて。
これは果たして可愛いのだろうかと、リンが可愛いと言う姿を眺めていて…]
はて。
何時の間に屋根の上に人が・・・
とりあえず、ハルピアさんとは違うようですし。
[リンが声を張り上げた>>90のにつられて振り向くと、
知らない間に屋根に人がいる。
どうした物かと考えて…]
…梯子は、場所が分からないんですよね…
[自分がよじ登ったら、多分下手したら壁とか崩れる。
計算するまでも無い結果に溜息を吐き、
目くばせ>>99に応じてポチを見守るのだった。]
>>111随分器用なのね。
[器用に謎の生き物を纏め上げて、片足で飛び跳ねるハルピアを見て関心を持ちつつ。]
とりあえず行きましょう。
疲れたら休んでも飛んでもいいからね。
ああそう、そのサーには当てがあるの?
当てがあるならそちらに向かいましょ。
・・・
行ってらっしゃいませ。お帰り、お待ちしています。
[用事があると言うコットン>>110に微笑みながら一礼し。
「戻ってこないかも」とは言われたが、
見送る側としてはこれぐらい言っても良いだろう。
…地味にさっきのただいまを引きずって居たりはしない。
しないったらしない。]
―ボロい一軒家、屋根上―
[角、という感想>>105を聞き拾った時、リンの額の角には鈍い痛みが走っていた。
それ故に軽く目を伏せたが、リンの心の内を察せられないなら、単にちょっと外見を気にしてむっとしたようにしか見えない仕草だったろう。]
む。
確かに、心許無いが、……上らぬわけには参らぬじゃろう。
[壊れそう、なんて言葉>>108に少し不安の滲んだ声色を返しながらも、やがて差し出された細い腕をがっしと掴んで、屋根の上にふわりと身を躍らせた。]
はう。ようやっと着いたのじゃ。
……と、腕は痛うは無かったか?
ずいぶん細い腕じゃのに、力を籠めすぎてしまった気もしてな。
[そこまで心配は要らないのでは?とふっと過る程に、相手の態度に対する怪訝ではあったのだが、それでもつい問うていた。]
[通信>>112の内容に、眉を寄せる。
状況を完全に理解できた訳では勿論、ないが]
『―――…アブダクトの標的、は、探したら不味くないか。』
[思わず空を見上げた。当然だが何も見えない]
『まあ、好きにすると良いが。
…喋る猫を知っているか。
彼を危ない目には合わせるなよ。
.
僕の、知り合いだ』
…あれー?
べんとらー?
[指し示した先の空に、ちらっと見えた発光体。
ハルピアにとっては見慣れたべんとらーだ。
そういえば、あっちはキリエが降りて行ったほうだけれど。
べんとらーが飛んでるってことは誰かアブダクトするおつもりかしら]
―朽ちた家― → ―荒れ地―
さてと、っとこの辺だったかな。
[サンシアの家辺りからここまで来るのに、大体15分くらいかかった気がする。]
ああ、ああったあった!!俺の恋人よ!!
[一人で悲しいジョークをとばす。なんだか、宇宙船が最後に見た時よりも、すこしボロボロになって見えるのは気のせいかもしれないし、そうでないかもしれない。しかし、さすがにもう宇宙船から煙はあがってはいないけど、少し不安なところはある。]
そういえば、まだ動くかどうか確認はしてなかったんだよなぁ。
[煙が出ているのをみて、もう駄目だ、と思い込んだだけで。実際には本当に動かないかどうか確かめていないことに気づく。]
よし、乗ってみるか。
[これで動いたら、通信をしてくれた人にありがとう。サンシアやハルピア、リンに有難うと思いながら。
『あの惑星では、水不足ということが分かりました、上司。またあの惑星に行き、美味しい水が作れる装置をプレゼントしにいきたいです。』
宇宙船が無事に動くかどうかは全然分からないが、そう報告しようと心に決めて。]
[屋根の上へと行こうとした時、「リン様」とコットン>>110に呼ばれた時はまたぱっと笑みを浮かべながら、任せておれとばかりに一度振り返っていた。
と、用事が出来た、という言葉もそこで聞いて――]
むむ、戻って来ないかも、なのか……。
じゃが、うむ、また会えるじゃろう。
気を付けて行ってくるのじゃぞ、わーのコットン!
[わーの、とわざわざ付け加えたのはカミの心地故。
一瞬浮かべたさみしい顔も吹っ飛ばすように、気丈な声色で見送った。
ハルピア?と聞きなれぬ名に一度瞬きつつも、サンシア>>116に向けた目配せもきちんと受け止められたと覚ればほっと安堵を示した。]
梯子は無くとも、大丈夫じゃ、わーなら!
[やはり気丈な声色でそう言い残し、リンは屋根の上へと向かった。]
―→いま―
ん?
>>123べんとらー?
なにあの光、水辺に―いや、何か違和感がある…。
[何かを見ると、空が光っている。
水面に近づくと空から降ってくる光のような、そうでないような。]
[音声最適化アーカイブインストール]
―――
[無線受信>>120]
了解しました
[任務更新/マスターへの荷物の輸送及びアブダクト標的の捜索]
『喋る猫はサブマスターの知り合い
了解しました。その者にも伝えておきます』
―ボロい屋根の上―
[何か気にしてるのかと屋根の上の存在>>124に言われれば、きょとりと大きく瞬いてから、ぶんぶんと首を横に振った。]
特に気にしてなどおらぬぞ。
この角はわーの自慢の角なのじゃ。ただ少し痛むだけ――…
[えっへん、といわんばかりの顔でそう返すも、何かを思い出させるような違和感は強まる。
そして実際痛むものだから、顔色にも少しそれが滲んでいた。]
むむ。万が一なーがヒトであらば大変だったのじゃ!
優しいと言われると嬉しいのう。わーこそ、かたじけないのじゃ。
[首を横に振る姿見えれば、またほっと安堵を示した。]
っと、ここはわーの家ではないぞ。
わーはそもそも、何処から来たのかというと――
[数刻の沈黙の後、リンはまじまじと細腕の主を見詰めた。]
ところで、なーは その、カミ……なのか?
ヒトの姿はしておるが、気配では違うと判ったのじゃ。
判ったのじゃが、……―――。
[「精霊」の気を「カミ」という言葉で表しながら、どうにも拭えない違和感にリンは戸惑いを示した。
これがもし、リンの知る地の――リンの知る世界の精霊やカミの類であったならば、このような違和感を抱くことは無かっただろう。
そう、リンの知る世界、ならば。]
どうやら二人はお互いの探し人を一緒に探し合うことで合意したようだ。
自分もいちおう飲み水のおばけを探すことになっているので、今離れることはできない。というより、今離れたら完全に迷子になってしまう。研究所がどちらの方向なのか、もはやさっぱりわからなかった。]
我も歩くよ、ハルピア。
トンボは持てないから…持っててくれ。
[片足跳びは大変なのではないかとも思ったが、とてもじゃないが持てないので甘えることにした。
二人の後ろをついていくことにする。]
べんとらーはおふねでございます。
呼んだら来るよ。アブダクトするよ。
でも、今、呼んでないのに来てた。
へんなのー。
[とっとっとっ、っと、片足で飛び跳ねながら、しのぶと並んで道を行く]
うん、いいともー!
ごちそうだからね!ちゃんと持たねば!
[ガヤに言われなくともそのつもり。トンボはちゃんと持って言って、お水といっしょにごはんにするのだ。そしたらあいのことが少しくらい分かるはず。
あいマスターのガヤが言ってたんだからきっと合ってる]
―ボロい屋根の上―
この家は……家と呼んでいいのかわからないけれど。
廃屋なの?
それにしては――……何故、痛むの?
自慢の角なのに……接着剤で接合している訳でもなさそうだし。
[表情の変化を見れば言葉が淀む。
同時に、無造作に手が動いた。
右の手をリンの左頬へ――優しく手を重ねようとする]
私がカミ?
どういう意味なのかな。
……不思議な質問。
もう少し、感じたものを聞かせて。
[小首を傾げて問いを重ねた]
嗚呼、また天啓が降りてきたわ!
[丁度いい所に、と天を見上げた視線の先には。
円盤。
アダムスキー。
べんとらー?]
え、ちょ、あぶだくと!?
[何故ここに、と考える間もなく、天使の体は勝手に浮かんでいる。
近くにいた人に似た彼はどうなったか、と視線を向けた]
……綺麗だな。
[さらりさらりと舞う光の粒子を見て、
零したのはそんな暢気な感想だった]
怒らせるようなことを言ったのに。
ありがとう。
[光の粒子は風に溶ける。
少し名残惜しそうに、その煌めきを見送って]
僕は何者なのだろう。
その答えに、あまり意味はないのかもしれないけれど。
天使に心があるかもしれないと言われたことは、
少し誇っても良いのかもしれない。
[声は淡々と、しかし若干冗談の色を混ぜて、呟き。
いずれ、と告げて言葉を切った相手に、
一度目を伏せ、再び視線を送り]
…キミは、世界の終りとは、どういうことだと思う?
[少しだけ間を開けて]
僕は抵抗せず、受け入れると思う。
>>132そういや、おばけ?
ああ、私は死を経験していないのでその類じゃないわね。
[歩きながら、小難しい話に発展するのはよくないと適当に答えた。]
>>137アブダクト…って。
もしかして、あれ宇宙的な何かなの―
[その言葉は聞き覚えがある、人を攫うようなそんなことば。
空と言うことは、その先から来たのか。
はたまた、キリエのいるほうから来たのか。
そんなことを考えながら遠くの光に目を見張った。]
[聖水を受け取りながら、彼女の言葉に耳を傾ける]
―――…塩辛蜻蛉? あの、珍しい…
[言いかけて、話題が変わった]
地下墓所?確か、研究所に――…
[言葉が終わらない内に、彼女が空を見上げる]
アブダクト……!?
ら、ラグーン?
[回線を繋ぐほどの余裕はなく。
反射的に、浮かび上がったキリエの手を掴んだ]
―ボロい屋根の上―
うむ、廃屋のようには見えるのじゃが……。
[そこのところどうなのじゃ、と地上のサンシアに向けて叫びそうになったところで、未だ続く鈍い痛みに口を一度閉ざした。
セッチャクザイ?とまた聞き覚えの無い語に瞬きながら、痛みの訳を問われれば、判らぬとばかりに緩く首を横に振った。
たおやかな手がリンの左頬へと動くのを見れば瞬くも、その手を止めることもなく。
手で触れられる優しい感触に、リンは目許を少しだけ緩めた。]
む。如何様かと言われれば――カミとはヒトに愛されるもの、
チョウシゼンの力持つ……地や海や空と親しきもの。
わーもカミ、なのじゃ。
なーには確かに、特別な何かの気があるとわーは感じた。
それをわーは、カミの気配じゃと思うた。
されど、やはり……わーが知るものと違うと、感じた。
[言葉を重ねる度に何かを思い出せるかもしれない。
不思議とそんな気がして、相手に解りやすいか否かは兎も角として、感じたことをぽつぽつと話した。]
うん?
船は持てんですが?
[なんたってアダムスキーはでっかい上につるんつるんと表面なので。あれはたぶん、がんばってみてもちょっと持てない>>141]
呼んだら来るよ。アブダクトするよ!
呼ぶ?呼んじゃう?
べんとらぁーーーーー!!
[ガヤに言われて、呼んでみた。
しかし、呼び声はむなしく響いた!]
…あれぇー?
[もしかすると、今ちょっと忙しいのかもしれない>>142]
私はヒトに愛されていない。
地や海や空とは隔絶した存在。
そんな風にも見える?
[頬に重なる手は滑るように進む。
横髪を弄ぶようにしながら耳朶が存在しているのか探る]
……。
私はフィオナ。
あなたは?
[何処か皮肉のような言葉を紡いだ後に簡素に名乗った]
― 少し前・浄化の地 ―
……そう言われたのは初めてだわ。
[綺麗、という言葉>>143に、意外そうに瞬く。
そもそも積極的に人前で使う力ではないが、使ったにしろ、どちらかというと恐怖の対象と捉えられていたから]
主は慈悲深いお方よ。我々も基本的には。
[つまり例外はある。割と頻繁に]
心があることが常に正しいとは限らないけれど。
[淡々とした声>>144に、冗談が混じるとは気付かずこう答え。
送られた視線と、問い掛けに]
全ての罪に裁きが下り、過ちは正される。
――私は、主の御心のままに。
[受け入れる、という相手の答えと。それは同種か、異なるものなのか*]
?
ウチューのことは分からんですなー。
[べんとらーはべんとらー。そういう風にしか思ってなかったので、宇宙的かどうかはしらないれども]
べんとらーはー♪あぶだくとー♪するよー♪
…流石に、それはちょっと無理ですねー。
[自分のマスターは一人だけ。
それを変える気はなく、コットンの言葉>>122に苦笑して。
…もしマスターがもう帰って来ないとしても、
自分が自分である限りは別の誰かをマスターと呼ぶつもりはないのであった。]
・・・
聞こえてますからね!?
後、廃屋じゃなくてちゃんと家ですからねっ!?
[ボロいのはまぁ否定できないが、
屋根の上の二人>>138、>>147に大声で声をかけて。
…でも、上ったら崩れかね無い辺りやっぱり廃屋かもしれない。]
…一応、まだ「廃」じゃないんです。
家屋なんですよ…
[座っているポチを撫でながら、ため息交じりにつぶやいた。]
[地や海や空と隔絶した存在。>>150
そう聞かされただけでも、十分にリンの目は瞬いたのだけれど]
愛されて、ないのか、なーは?
むむ、それはかわいそうな――…
程遠いのじゃ――はうぅ。
[横顔を滑り行く柔らかな感触に、リンはくすぐったげに声を洩らした。
横髪に隠されてはいるが、一応のヒトの耳の形はリンの身にもついている。]
む、うむ。フィオナか。柔かい名じゃな。
わーはリンという。ヒトがそう呼んだのじゃ。
よ、よろしゅう、なのじゃ。
[少したどたどしい語調はくすぐったさ故。
フィオナの名が、フィオナにとってどんな意味を持つのか知らぬまま、小さく笑った。]
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