情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
竜王御前試合お手伝い ネジマキ が出て行ったらしいよ。
や、本職に手入れしてもらうのに無料ってのも不味い気がするんだけど…
[…どうせ、塩が無くても研ぎ直しは必要だったのだ。
切欠はともかく、その辺はしっかりしておかないと駄目だろう。
いや、ただでさえ構造がめんどくさい武器の手入れを頼む事の申し訳なさもちょっとあるのは否定しないが。]
・・・あ。
そういや、名乗ってませんでしたね…
俺、ジミー・カートライトって言います。
鍛冶師さんのお名前もお聞きしていいでしょうか?
[受け取った帽子を被りなおして、上着は手に持ったままで一礼する。
そうして案内されるまま洗濯場に行って塩を落とし、
上着と一緒に着直して洗濯場から出た。]
― ホテル最上階・夜 ―
[竜王御前試合の受付を完全に済ませ、予定されていた晩餐会も終わり、リーマンはようやっとホテルの部屋へと戻った。
すでに日は完全に落ちて、夜の帳が下りている。
しかし夜こそが祭りの本番だと言わんばかりに、ホテルの最上階から、見下ろすことに出来る大通りには、まだまだ人がこれでもかと賑わっている。
リーマンは視線を下から、少し上へとずらした。
そちらには竜王の城を望むことが出来る]
竜王があそこに……。
[リーマンは、目に強い光を浮かべながら、城を睨みつける。
まるで仇を睨むかのように]
必ずやこの手で……。
[そうしてしばらくして目線を外すと、リーマンは一度脱いだスーツを着ると自分に当てられた部屋を出た。
傍らに佇んでいたミコも、それに着いて来る]
― 夜・サイフラの部屋の前 ―
サイフラ、居るな。
お前に渡すものがある。
準備が出来たら、ホテル裏手のコンテナの前まで来い。
[一方的に言うと、リーマンはその場を去ろうとして、一度足を止める]
準備と言うのは、ちゃんと動き易い格好で来い。
と言うことだからな。
[そうしてから、今度こそその場を後にする]
― 夜・ホテル裏手のコンテナ前 ―
[ホテルの裏手は大通りから幾分離れ、喧騒があまり届かない場所だった。
その薄暗い草地の上に、木製のコンテナが置かれていた。コンテナは5メートル四方はあろうかと言う大きな代物で、一面だけ横開きの扉が付けられてる。
このコンテナはリーマンが街々を移動する際に、必ず一緒に運び込ませているものだ。
そのコストはばかにならないが、しかしそれを止めることは決してしない。
いつでもどこでもリーマンは相棒竜のミコと共にこのコンテナと在るのだ]
─ メリッサの回想 ─
[湖の町の蜥蜴人には、優れた戦士が多い。
おかげで、行路沿いに現れた邪竜の被害は最小限に抑えられた。
それは喜ばしいことであったが、最初に襲われた商人の一家を助けられなかったのは、
誠に遺憾だった]
[蜥蜴人の一大居住地は、湖の町と砂漠の町だ。
その商人は、その2つを結ぶ交易ルートを行き来していたらしい]
[商人一家の唯一の生き残りだという女の子は、
責任を感じた湖の町の町長の家に引き取られることになった。
町長の一人娘であるメリッサは、同い年の女の子が来ると聞いてそれは楽しみにしていたのだが、
彼女を一目見て心底驚いた。
メリッサはこんなに醜い生き物を初めて見た]
[鱗もない。ヒレもない。
耳は大きすぎる。尻尾は毛むくじゃらだ。
……女の子は、狐人だった]
─ メリッサ ─
『どうぞ』>>231
[荷ほどきをする前に、ミルファが慌ただしく出かけてしまったので、
荷物は置きっぱなしである。
メリッサは寝台に腰掛け、細長い尾をゆらりとしながら、
興味深そうにカティがお茶を入れる様子を見ていた]
『そうね。
子供に客引きさせること自体は良くある事だけど、
看板に偽りがあるのは信頼を失うわよ』
[メリッサは淹れられたお茶を爪の長い手で持ち上げ、優雅に一口すすった]
[竜器について聞かれると>>232]
『ここにあるわ。
でも、つまらない駄作よ。
私なら、これに命を預ける気はしないわね』
[尻尾の先でつんつんと示すのは、鞘におさめられた細剣である]
[メリッサは余韻を楽しんでからお茶を置き、ふうと息をついた]
『それからこっち』>>208
[立ち上がって、
ミルファの大きな荷物の中から不慣れな手つきで取り出すのは、無骨な工具箱である。
開くと、様々な工具や鍛冶道具が出て来た]
[まずはハンマーを持ち、しかし少し考えてから戻して、
メリッサは代わりにハサミを差し出した。
紙を切る道具。手のひらより少々大きい程度のサイズの、
一見、なんということのない日用品である]
『返してね』
─ 夜・コンテナ付近 ─
[ホテルの裏手までやってきたアサドはいつも通りの恰好だった。そもそも動きやすい恰好と言われたところでアサドはこの装束しかもっていない。
少々暑苦しくみえる出で立ちも実際には通気性良く見た目ほど熱がこもらない。
いつものように長刀を背に長めの髪を夜風に揺らしてリーマンの元を訪れる]
来たぞ、お前は俺に何を見せる?
― 訓練を終えて ―
うむ。よい慣らしとなったな。
[訓練所を訪れて数刻。
程よい汗と疲れに満足げな表情を浮かべながら、訓練を仕舞いにした]
さて、受付の期限が来る前に、他にも幾つか鍛冶屋を巡ってみなくてはならぬのだが。
[それに、宿の確保やら汗を流す湯浴みやら。
やりたいことは幾つか頭に浮かんで来る。
しかし、それより何より最優先に、身体が訴えて来るものがあった]
ちと、小腹が空いたのう。
[エルフは妖精のように思われることもあるが、霞を食って生きている訳ではない。
ごく当たり前の食欲を湧かせると、食べ物の匂いに惹かれるまま屋台の並ぶ一角へと向かった]
[サイフラの姿を認めると、リーマンはどこからとも無く剣を二本取り出し、]
御前試合用のお前の竜器だ。
[ちょっとした戯れに、サイフラの眉間と心臓を狙って投げつけた]
───キンッ!
[僅かな灯りを受けて長刀の一振りが夜の闇に白い弧を描く。
響いた音は一つ、地面に落ちた"モノ"は二つ。
ピタリと止められた2m近い刀の切っ先はリーマンへと向けられている。]
刃物を人に投げるのは危ない。
[一秒ほどの間をあけてから刀を鞘へと戻して二つの竜器を拾う。]
これが?ふーん。
―訓練設備―
……ふむ!!
スズメの言う通り、かなりの熟練者と見た。
現状不利な状況であるにも関わらず、そのような様子を
一切見せる事がない。
余程の時を過ごして居ないと、あの貫禄は出ないな。
[エステルと別れた後、未だ訓練設備で話をまとめていた二人。
何処かもう少し相棒が力を試すことの出来る場所がないかと
訊ねても居たのだが、なかなか見当が付かず。
結局話はエステルについての感想となった。
年齢については男も突っ込みたかった所だが、なんとなく
怖いものに思えて口をつぐんだのだった。]
いやいや、看板に偽りがあったわけじゃないさ。
ウチの売りはなにより風呂だよ。
ただ、ウチの子が、風呂が壊れてるって分かってなかったみたいでね。
きちんと分からせてやれなかったのは悪かったと思うけど。
さいわい、お宅の鍛冶師さんのおかげで復旧の目処が立ちそうなのさ。
今晩の風呂には期待しといておくれ。
[優雅に茶を呷りながらの言葉>>241にはそう返しておく。それは自信と同時に確信だ。
そう思える程度には、この宿とミルファを信用している]
ああ、ありがとう。すまないね。
[差し出された細剣>>242を手に取り、鞘を走らせる。
刀身の輝き。重量のバランス。切っ先の鋭さ。
ひとつひとつに目を走らせて、魔力を外には漏らさないよう、刀身に纏わせて循環させる]
ふむ。
[ひとつ、納得を示して頷く。
そうして、ひとまずはなにも言わずに細剣をメリッサに返した。続いて、差し出されたハサミを手に取り、同様の手順で品定めをする]
うん、だいたい分かったよ。ありがとう。
[言葉と共にハサミを返して。言葉を続ける]
それで、確かめておきたいんだけどさ。アンタ、竜王御前試合には出るのかい?
[サイフラが剣を拾い上げるのを見てから、リーマンはコンテナの扉に近づきながら言う]
剣の銘は『聖没(せいぼつ)』と『無至(むにいたる)』だ。
扱いに慣れておけ。
聖没は聖属性が付加された付加された剣だ。
うまく使えば、自身に加護を与え続けながら戦うことが出来るだろう。
自分で言うのもなんだが、最高と言える作品だ
だがその双剣の主軸は無至のほうだ。
[そうして、リーマンはコンテナの扉に手を掛けて、押し開く]
[アサドの故郷は竜の王国の果て、辺境に位置する。
そこではこの国とは違う言葉を話、違う風習の元で、違う価値観を以て生活を営む。
アサドの血族、アル=サイフラは"竜殺しの一族"であった。
悪しき魂が宿った邪竜を殺すのがアル=サイフラの生業である。
竜の王国の戦士とは違い、文字通り竜を殺す。
悪しき流れを断ち切るのではなく、自然の力そのものである竜を消し去るのだった。
一度腐った沼は二度と清らかになることはない。
だから悪しき魂の溜まり込む竜という器そのものを壊してしまおう。
それがアル=サイフラの存在理由であり、遠い故郷での"当たり前"であった]
[数か月前、リーマンと出会ったときアサドはわずかな路銀の為に小さな村に現れた邪竜を"殺した"。
当然アサドを待っていたのは歓喜の声ではなく、怒り狂い恐怖に怯えた呪いの言葉だった。
アサドには理解ができなかった。
凶の元たる竜を殺し、最早人々が恐れる災厄の根源は断ち切られた。
竜がいなければ邪竜も生まれない。
だが村人たちは竜の消滅に絶望の色をその顔に浮かべ村の未来を嘆いた。]
──お前は……こいつらが理解できるのか?
[まだ名も知らぬリーマンに尋ねた。彼は何と言っただろうか。
それから数か月かけてここ竜の王国の中心までやってきた。
その合間にいくつかの故郷とは違う"常識"を聞かされた。
……そして竜を殺してはならないということも。]
しかし、お前もその辺りは負けていないからな!!
何も恐れず、ただ前を向いて駆け抜ければ良い!
[男が認める、相棒の良い所。
バカと言われようが、裏を返せば素直と言える。全てを
良い方向に捉え、考え、伝える。それが自分の役目であると
男は思っていた。]
さて、その為には流石に素手でとは行かない、そろそろ
本腰を入れに行くとしようか!
腕試しの場も、まぁ何処かで見つかるだろう!
[相変わらずのポジティブ思考、なかったらなかったで
その時だと相棒と二人訓練設備を後にした。]
[時に、ちょっと嫌な音を立てていた皮鎧は、後に訪れた
誰かが一度突いただけで壊れるオマケとなった。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新