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― 回想/ヨアヒムの死後―
[記憶のことだけにとどまらず、慣れない村の生活で、
色々と心細かったり、ままならぬと思うこともあるだろうに。
『大丈夫』が口癖の彼に、
いつのまにか自分もそう口にできるようになっていて。
その変化が、嫌ではないことが、不思議だった]
[彼が、友達がほしいのだと、零したのはいつだったろう。
思わず、きょとんとした様子で、見返してしまった。
一般的には、この村で彼がよく話す人達や、
自分は、友達という範疇に入るのではないかと、想っていたから]
― 回想/ヨアヒムの死後―
『…こら。友達が欲しいなんて言われたら、ちょっとさびしいぞ?
俺は、ヨアヒムのことを、
とっくに友達だと思っているんだから。
一人でいるとき、ふっとヨアヒムの顔を見たいと思う。
どうしているだろう、会いたいな、と考える。
ヨアヒムが笑っていてくれると、嬉しい。
楽しそうに笑う声が好きだ。
ただ、料理したり掃除したりを、見ているのも好きだ。
何か困っていたら、頼ってほしいと思う。
助けになりたいと、守りたいと思っているよ。
―――これは、友達じゃないか?
ヨアヒムにとっては、足りないか?
[微かに不安そうな空色をむけて、首をかしげれば。
彼はどんな顔をしたのだったか。]
― 回想/死ぬ直前―
[舞い散ったひとひらの薄紅とともに、
男の命の灯火が掻き消える瞬間。
心に浮かんだのは、友達だと告げた時の友人の顔。
それから、泣きそうな顔で笑った、あの夜の微笑み。
その理由を、きけることがあったなら……。
そう願いながら、空色を閉じた**]
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