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―宿・談話室―
レモンバーム、そうだ、そんな名前だった。物忘れのひどい僕である。
そうだね、大分慣れてきたよ。みんな優しいし。
[決して褒められたものではないだろう、自分の淹れたお茶を美味いといってくれたシモン。花瓶に活けられた桜を見る。彼が気付かずにいれば、ただ地に落ちて朽ちていたであろう枝。――優しいよね、と思った]
オットー、こんばんは。
吸い込まれそうな魅力かあ。そうかも。
少しの間で散っちゃうのって、なんかかわいそうだよねえ。
[暗くてこわい廊下を足早で戻った。
窓のカーテンが少し空いているのに気付き、カーテンを閉めようと窓に近づくと、離れた場所の宿屋の一室に明かりがついているのを見た。]
だれかさんも、眠れないのかな…
[暗い夜中に起きてしまった仲間に安心しながら、布団に入りまた眠りについた**]
―宿・談話室―
こんばんはヨアヒムさん、ハーブティーですか。
ありがたく頂きます。
[食器棚から勝手にカップを拝借すると、ヨアヒムの淹れたお茶を注ぐ。カップを手に少し戸惑うが、先に飲んだシモンが無事な事を確認すると、おずおずと口を付けた。]
…おいしい。
[世辞ではなかった。前に飲んだ彼のお茶は表現できない様な物だったから、覚悟していたけれど。喉を過ぎるお茶は、確かに美味しかった。]
いや、花が好きというか、
この桜だけは…おやじさんの家のだからな…
[養父のものだから、思い入れがあるのだという風に、
言外に告げて]
少し季節外れだと思っていたが、そうだったのか。
見る人を狂わせるような魅力…か。
なら、多分、俺が一番狂っているのかもな。
[何処かあやうげなような感想を漏らすオットーに、
共感めいた微かな呟きを返して、生け終えた桜に数瞬見入る]
[ハーブティーを味わいながら、目の前の桜を見る。地に落ちていたという割に花は散っていない。間近で見る為だろうか、むしろ普通の桜よりも美しく見えると感じた。]
そうですね、花が咲くのはとても短い…。
ですが、神様などから見れば、人間の一生も短い物なのでしょうね。
今の時を大事にしなければ。
…ふふふ、桜の花に酔ったみたいですね。
神父様の様な説教に成ってしまった。
[オットーの表情を伺い、顔をほころばせる。彼に以前お茶を飲んでもらったときの「一服盛られた」が滲み出た表情を思い出す。それでもこうして、また飲んでくれたことに感謝しながら]
ありがとう、良かったあ。
僕や木や花は何でも好きだな。特に食べられる実がなるやつ。
…んー、なんだかちょっと落ち着いてきたかも。今なら眠れそうな気がする。
二人ともお休み、また明日ね。**
だんだんと覚えて行けばいいさ。
そうか、慣れて来たならよかったな。
[自身が3年前にこの村に来たばかりのせいか、
似た境遇の青年のことを案じていた様子で、ほっと表情を緩め]
この村の人達が優しいのは、元々もあるが、
ヨアヒムが頑張ってるからこそ、もあると思うぞ?
だが、無理はしないように、な。
何かあったら、俺で力になれるかは分からないが、
遠慮なく、言ってくれると嬉しいよ。
[避けられなければ、ぽんぽんとヨアヒムの頭を撫でて]
ヨアヒムさんらしいですね。
私も果物は好きですよ。パンの具材にもなりますし…
それにしても、きれいな桜です。
桜の木の下には…などと言いますが。
…シモンさん冗談です。そんなに睨まないでください。
その桜が綺麗なのは、きっとお義父上のお手入れが良かったのでしょう。
さて、ありがとう、ヨアヒムさん。大分温まりました。
今日はよく眠れそうです。
それでは、もう少し話していたいですが、朝も早いですので私もこれで。
[軽く辞儀をして、宿屋を後にした**]
…散っちゃうのがかわいそう、か。
俺は散るからこそ、愛おしい、とも思うけれど、
ヨアヒムは、優しいな。
[ヨアヒムが自分を同じように思ってくれたと気づく術はないが、
素直な青年の感想に、珍しく思わずのような笑みを浮かべ、
お茶のやすらかな香りを味わい]
ああ、おやすみ。よい夢を。
[おやすみ、と挨拶する青年に頷いた]
[去り際に、シモンに頭を撫でられ、目を丸くする]
…ありがとう、うん。そう言ってくれると、本当に嬉しい。
[笑みがこぼれた。手にした古い手帳を強く握りしめる。気のせいか、どこか泣き出しそうな、僅かに取り繕った笑顔だった。もう一度手を振り、オットーに続いて談話室を出る**]
こら、ゲルト。部屋に戻れよ。
こんなとこで寝てたら、風邪ひくぞ?
[ソファで寝ていたゲルトは、起きる気配もなく]
……たいへんだ! “人狼”が来たぞー?
[村の子どもたちの悪戯のように、耳元に伝承を吹き込むが。
「人狼なんているわけないじゃん…大げさだなあ…むにゃむにゃ…」
平和すぎる寝言に、やれやれと肩をすくめた男は、
寝こけるゲルトを担ぎ上げ、談話室を*後にした*]
8人目、仕立て屋 エルナ。
―外・桜の下―
[…は桜並木の下をぶつぶつ言いながら俯いて歩いている。どうやら布生地を買いに行った帰り道のようだ]
そろそろ春物の季節よねえ。
今年の流行色は璃寛茶◆らしいから、次はその色の上着でも作ろうかしら。
……ん?
[ふいに何気なく上を見上げると、そこには満開の桜が広がっており]
うわあ、すごい!桜きれーい!!
[辺りを見回し両手を広げると、くるくると年甲斐もなくはしゃいだ。――暫くすると我に返り、今更ながらきょろきょろと辺りを見回す。誰かに見られていないか確認した。**]
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