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[左肩を不器用にしばり、状態の確認をする。銃を呼び、かなりの時間をかければ慣れた鳥の姿になんとか変身できる魔力を取り戻すだけの時間は稼げた。
千早が蹴散らしたのもあって、辺りに兵が少ないのも幸いしたのだろう。
通信機で仲間に連絡を取るも、自分たちがこちらに来ている分戦闘要員が他に回っているため、助力や増援には時間がかかるようだ。人手が足りない分、避け様のない事ではあるが――]
[これからどうすべきか。
無意識に頭に血が上った状態で、また足を引っ張るわけにはいかない。考えなければならない可能性は多かったが、時間も余力もない。最悪の場合のみを想定した。
まず、千早が退かず傷ついたアレクと交戦していた場合。自分では歯が立たないばかりか弱みになりかねない。
次に、アレクの負傷程度が酷く死に瀕している場合。すぐに治療できる場所か仲間のもとに連れて行かねばならないが、千早の動向しだいではやはり容易くいかない。
何にせよ、力が必要だった。アレクの命や意識が危うくなった時に獣がどう出るかも分からない以上、出来ればアレクの事情を知っている人物で――]
[――何より、アレクを想って動いてくれうる人物]
……セシル。
[今の状況では、彼女しか思い浮かばなかった。
異形の姿で慟哭する彼を前にした彼女は、臆する事なく確かにアレクを思いやっていた。
いつか一緒に同じ景色を見たいと言ったアレクの言葉に、あるかも知れない未来を仮定しようとしていたセシル。もしも獣が帰ってこなかったなら手伝うと言ったセシルならば。
一時休戦したとはいえ、頼みを聞いてもらうどころかそもそも接触からして難しいが――このままでは何も出来ない以上、かすかな縁を頼るしかない。自分の無力が歯痒くてぎゅっと眉を寄せる。
何事か異変が起きたり魔力を感知したり出来たら、なけなしの魔力を振り絞ってすぐに変身し駆けつけるつもりで、とにかく不安定で両勢力が交戦しうる国境付近を目指して走り出した]
…なんで…?どうして開かないのよ…!!
[クルークの元へポータルを開こうとしたが、何故か反応しない。転移先がない。困惑、そして焦り。まさかあのクルークが死ぬはずがない。]
嘘よ…嘘よ…!
[何度か転移を試みるも、やはりできない。]
…シエラ…シエラなら知ってるかも…!
『ディア・ポート:シエラ』
[転移ポータルが、目の前に現れる。]
…。
[息を止め、その中へ入った。]
ー国境付近・廃墟ー
[コトブキの"会いたかった"という言葉に返事をする気は起きなかった。何を返しても多分こちらが疲れるだけだろう。会話を続けながら、これからの打開策を考える。
(単純な力勝負じゃ僕の体力が保たない。何か……何か、状況を変える切欠が……。)
[視線を動かさず、廃墟の周囲と内部を思い出す。前に広い空間、横には同様の倉庫。確か、武器庫と題されて……。そこまで思い出して、一つ思いつく。少し余分に力を使うかもしれないが、やってみようか。
顔色は変えず、二人の側を向いて話し続ける。>>15>>18]
独立組織じゃなくても、聖職者を目の敵にする反戦思想の人間は隠れて結構いるからね。
……ま、そう言われるだろうとは、思ってたよ。普段なら無理はしないけどさ……今日はちょーっと、退く訳にはいかないかな。
[退くことを拒んだ時、セシルの表情が僅かに歪んだように見えたのは、自分の願望だろうか。それでなくとも、こちらの好戦的な響きに身構えただろう。]
[乾燥した空気、やや強く吹つける風。こんな日は、僕と相性がいい。渇いた唇を舐めると、自然と口角が上がる。]
さあ、派手にいこうか……‼︎
[言い放つと同時に、廃墟横の倉庫内部に遠隔で火を放つ。間髪入れず爆風と炎が鋭く吹きつけ、煙が巻き起こって視界を奪う。クルークと例の捕虜の周囲に盾を作りつつ、駆け出してこちらに歩み寄っていたコトブキの方に駆け出した。振り上げた鞭は彼に届いただろうか。]
―国境付近―
無駄口はいい。
ドエムの傍に聖職者らしいやつは――ってなんだ……!
[コトブキと思しき側近クラスの人間が戦地へと乗り出してきたらしい事は飲み込めたものの、セシルの消息が早々簡単に分かるはずもなく。
廃墟の方角から爆風と物騒な音が届いたのは、連合側の兵の手足を撃ち抜き、手荒く尋問を行おうとしている時の事だった]
ー国境付近ー
…ぁつ!
[ポータルを抜けるとともに感じた熱。廃墟のすぐそばから出た千早に火の粉がかかる。シエラが何者かと戦っているのは一目瞭然だ。]
『フィアプロ・スパラ』
[耐火空間を自分の周りにピッタリと作る。銃を使えなくなるために手は空間外に出さざるを得なかったが。]
…いかないと…ね…。
[燃え盛る廃墟へと入った。]
―国境付近・廃墟―
うおっ……一応は屋内だってのに派手にやってやがる…。
セシル! いるか!
[爆風がいくらか落ち着いた頃、ぜーぜー息をつきながら窓枠に足をかけて中に踏み入った。
恐らくは雷のせいで屋根が焼けているは、炎と煙で視界が良くないは、廃墟といえどひどい有様だ。半ば自棄のように祈るような気持ちで叫ぶ]
アレクが危ないんだ!
俺の力じゃきっと間に合わない――。
頼む、力を貸してもらえないかッ…お願いします……!
[いるかもしれないセシルに宛てて、というよりも神頼みのように、苦しげな声が火の粉の散る中で響いた]
[間近の爆風で耳も余り働いてはいない。
炎と煙の中で>>33誰かが何か叫んだ気がする。
けれど、互いの援軍の可能性を考えてある程度、外への意識は残していた。]
(援軍だと分が悪、――アレク?)
[火の粉や廃墟が崩れる音の中、朧げに聞こえる音の中に聞こえた名前があった。力を、という声も。
捕虜やクルークに向かった死者の兵は火に阻まれ、コトブキとシエラが相対しているだろうか。]
、 ごめんなさい!
[一瞬の躊躇いの後、声が聞こえた方へと地面を蹴った。コトブキに呼び止められても止まらず、仮にシエラに阻まれても、最低限、死者の兵を盾代わりに身を守って、炎と煙の中を腕で目と呼吸器を庇って走り出た。
爆風で汚れて分かりにくいが、炎による水ぶくれや廃墟の残骸を受けて血も流れていただろうか。
むせながら、声の主を探して視線を巡らせて、]
ごほっ、 グレン君!?
アレク君が何って!良く聞こえなかったもう一回言って!
[左肩の怪我へと一瞬目を走らせ、あなたの表情に急を悟ったのか早口で問いかけた。]
ー燃える廃墟ー
シエラ…どこにいるの!
[炎のせいか、人の反応を感じられない。仕方なく叫んでみるが、炎の音が大きい。シエラには聞こえただろうか。]
探すしかない…かしら…
[ミシミシと嫌な音を聞きつつ、シエラを探して炎の中を歩く]
ー国境付近・廃墟ー
ざぁんねん
…うんうん、ちょーっとおとなしくなってもらうのも仕方ないよねぇ
[退くわけにはいかないというシエラに、またもや軽いトーンで言う>>26。顔色を変えないせいか彼女が何を考えているかを知らず、手荒な真似もと告げるセシルに頷いて。>>28
武器に添えた手に魔力を纏わせる。持ち手を伝い宝石まで達したそれは、仄かに石を輝かせただろうか。]
楽しくーーって……あ!っ…つぅ!
[シエラの言葉に応えかけて、彼女の動きに気付いて止めようとする>>29。が、初動が遅れ、武器庫の火薬は爆音と共に強い衝撃と爆風を起こす。
咄嗟に自分とセシルの前に雷で壁を作るが、全ては防ぎ切れず。更には煙と舞い上がる土埃のせいで視界は悪い。]
!!…ッ!
[煙を物ともせず此方に向かって来る誰かの影を、細めた目で確認する。ひゅん、と鞭は音を立てただろうか。感覚でそちらに手を延ばし、強烈な痛みと衝撃に口角を上げた。]
つーかまーえたぁ!!
[衝撃と同時に鞭を掴もうとして。腕に巻きつけば、思い切り力をこめて引く。シエラが離さなければ距離は近付いただろうか。腕に魔力を集中させ、鞭を伝って彼女を感電させるつもりで。
彼女が離せば、一つは武器を奪えたことになる。自分を痛めつける鞭に一瞬視線を落とし、満足そうに笑うだろうか。]
だから僕は君が好きなんだよねぇ!
無意識に僕を悦ばせてくれるんだもの!
[自分では精一杯の礼を含めたつもりの言葉で煽りながら、ロッドを下から振り上げる。魔力は籠めていないが、当たるだけでもそれなりに痛むだろうか。
誰かがセシルを呼ぶ声も、セシルがごめんなさいと謝りながらその声の方に向かって行ったことも、きっと意識から抜け落ちている。>>33>>34]
[爆風に紛れて、様々な声>>33>>34が行き交う。"アレク"と耳慣れた名前も聞こえた気がしたし、それを叫ぶ声自体が懐かしく感じる。しかし既に戦闘を開始した今、それら全てに注意を払うことは難しい。辛うじて、自身を呼ぶ声>>35を聞きつけて、叫び返す。]
僕はこっち‼︎誰か知らないけど、味方なら援護して!
[振り下ろした鞭が相手の腕に巻きついてしまったのを見て、つい舌打ちをする。痛みに堪えることなく、それどころか嬉しそうにさえ見える様子>>37にぞわりと鳥肌が立つ。]
……お前のそういう所が、僕は大っ嫌いだよ。近付くな‼︎
[引き寄せて攻撃を加えようとしているのを察して、軽い一振りで鞭を緩めると、下から振り上げられるロッドを擦れ擦れに避ける。そのついでに熱した鞭を彼の銅へと叩きつける。避けられたなら、そのまま距離を取って、目の前に集中しつつ自分を呼ぶ影の正体に意識を向けただろう。>>38]
…………千早!?
いまはこっちに集中しなさい!
[寿を牽制しつつシエラに叱咤する。この廃墟もいずれ壊れるだろう。その前に目の前の敵を排除しなければまずい。]
…あら…ことちゃんじゃない…
[ギリリ、とはを鳴らし銃口を向ける]
[と…ミシミシと音がし、鉄骨が、千早目掛けて落下してくる。]
…ッ!?!?
[魔法を唱える時間はないがーーー]
クッ!
[左手で顔を覆った。]
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