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ー国境付近ー
…ぁつ!
[ポータルを抜けるとともに感じた熱。廃墟のすぐそばから出た千早に火の粉がかかる。シエラが何者かと戦っているのは一目瞭然だ。]
『フィアプロ・スパラ』
[耐火空間を自分の周りにピッタリと作る。銃を使えなくなるために手は空間外に出さざるを得なかったが。]
…いかないと…ね…。
[燃え盛る廃墟へと入った。]
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コトブキ+鞭+シエラについて触れようとすると、どう考えてもふざけてるだろ俺のPL的なト書きになってしまう。自重しろし……。
―国境付近・廃墟―
うおっ……一応は屋内だってのに派手にやってやがる…。
セシル! いるか!
[爆風がいくらか落ち着いた頃、ぜーぜー息をつきながら窓枠に足をかけて中に踏み入った。
恐らくは雷のせいで屋根が焼けているは、炎と煙で視界が良くないは、廃墟といえどひどい有様だ。半ば自棄のように祈るような気持ちで叫ぶ]
アレクが危ないんだ!
俺の力じゃきっと間に合わない――。
頼む、力を貸してもらえないかッ…お願いします……!
[いるかもしれないセシルに宛てて、というよりも神頼みのように、苦しげな声が火の粉の散る中で響いた]
[間近の爆風で耳も余り働いてはいない。
炎と煙の中で>>33誰かが何か叫んだ気がする。
けれど、互いの援軍の可能性を考えてある程度、外への意識は残していた。]
(援軍だと分が悪、――アレク?)
[火の粉や廃墟が崩れる音の中、朧げに聞こえる音の中に聞こえた名前があった。力を、という声も。
捕虜やクルークに向かった死者の兵は火に阻まれ、コトブキとシエラが相対しているだろうか。]
、 ごめんなさい!
[一瞬の躊躇いの後、声が聞こえた方へと地面を蹴った。コトブキに呼び止められても止まらず、仮にシエラに阻まれても、最低限、死者の兵を盾代わりに身を守って、炎と煙の中を腕で目と呼吸器を庇って走り出た。
爆風で汚れて分かりにくいが、炎による水ぶくれや廃墟の残骸を受けて血も流れていただろうか。
むせながら、声の主を探して視線を巡らせて、]
ごほっ、 グレン君!?
アレク君が何って!良く聞こえなかったもう一回言って!
[左肩の怪我へと一瞬目を走らせ、あなたの表情に急を悟ったのか早口で問いかけた。]
ー燃える廃墟ー
シエラ…どこにいるの!
[炎のせいか、人の反応を感じられない。仕方なく叫んでみるが、炎の音が大きい。シエラには聞こえただろうか。]
探すしかない…かしら…
[ミシミシと嫌な音を聞きつつ、シエラを探して炎の中を歩く]
ー国境付近・廃墟ー
ざぁんねん
…うんうん、ちょーっとおとなしくなってもらうのも仕方ないよねぇ
[退くわけにはいかないというシエラに、またもや軽いトーンで言う>>26。顔色を変えないせいか彼女が何を考えているかを知らず、手荒な真似もと告げるセシルに頷いて。>>28
武器に添えた手に魔力を纏わせる。持ち手を伝い宝石まで達したそれは、仄かに石を輝かせただろうか。]
楽しくーーって……あ!っ…つぅ!
[シエラの言葉に応えかけて、彼女の動きに気付いて止めようとする>>29。が、初動が遅れ、武器庫の火薬は爆音と共に強い衝撃と爆風を起こす。
咄嗟に自分とセシルの前に雷で壁を作るが、全ては防ぎ切れず。更には煙と舞い上がる土埃のせいで視界は悪い。]
!!…ッ!
[煙を物ともせず此方に向かって来る誰かの影を、細めた目で確認する。ひゅん、と鞭は音を立てただろうか。感覚でそちらに手を延ばし、強烈な痛みと衝撃に口角を上げた。]
つーかまーえたぁ!!
[衝撃と同時に鞭を掴もうとして。腕に巻きつけば、思い切り力をこめて引く。シエラが離さなければ距離は近付いただろうか。腕に魔力を集中させ、鞭を伝って彼女を感電させるつもりで。
彼女が離せば、一つは武器を奪えたことになる。自分を痛めつける鞭に一瞬視線を落とし、満足そうに笑うだろうか。]
だから僕は君が好きなんだよねぇ!
無意識に僕を悦ばせてくれるんだもの!
[自分では精一杯の礼を含めたつもりの言葉で煽りながら、ロッドを下から振り上げる。魔力は籠めていないが、当たるだけでもそれなりに痛むだろうか。
誰かがセシルを呼ぶ声も、セシルがごめんなさいと謝りながらその声の方に向かって行ったことも、きっと意識から抜け落ちている。>>33>>34]
痛みはちゃんと感じます、気持ち良くなってしまうだけで。
苦しみはちゃんと感じます、心地良くなってしまうだけで。
辛さはちゃんと感じます、もっとと思ってしまうだけで。
痛みも苦しみも全部きちんと人並みなのです、それをどう捉えるかが違うだけで。
アレクシスは、千早 を能力(襲う)の対象に選びました。
アレクシスは、千早 を投票先に選びました。
[爆風に紛れて、様々な声>>33>>34が行き交う。"アレク"と耳慣れた名前も聞こえた気がしたし、それを叫ぶ声自体が懐かしく感じる。しかし既に戦闘を開始した今、それら全てに注意を払うことは難しい。辛うじて、自身を呼ぶ声>>35を聞きつけて、叫び返す。]
僕はこっち‼︎誰か知らないけど、味方なら援護して!
[振り下ろした鞭が相手の腕に巻きついてしまったのを見て、つい舌打ちをする。痛みに堪えることなく、それどころか嬉しそうにさえ見える様子>>37にぞわりと鳥肌が立つ。]
……お前のそういう所が、僕は大っ嫌いだよ。近付くな‼︎
[引き寄せて攻撃を加えようとしているのを察して、軽い一振りで鞭を緩めると、下から振り上げられるロッドを擦れ擦れに避ける。そのついでに熱した鞭を彼の銅へと叩きつける。避けられたなら、そのまま距離を取って、目の前に集中しつつ自分を呼ぶ影の正体に意識を向けただろう。>>38]
…………千早!?
セシルは、アレクシス を投票先に選びました。
いまはこっちに集中しなさい!
[寿を牽制しつつシエラに叱咤する。この廃墟もいずれ壊れるだろう。その前に目の前の敵を排除しなければまずい。]
…あら…ことちゃんじゃない…
[ギリリ、とはを鳴らし銃口を向ける]
[と…ミシミシと音がし、鉄骨が、千早目掛けて落下してくる。]
…ッ!?!?
[魔法を唱える時間はないがーーー]
クッ!
[左手で顔を覆った。]
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