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ー2d昼・連合ー
[あの後。ミツルはどうしたか。多分どんな反応でも曖昧に濁して廊下に出ただろう。仕事があるのは事実で、それの要請をしに行かなければならない。]
…観戦だけなんてつまんないもんねぇ
[自分は指揮を執る側に立つべき人間じゃない。戦場に立ってはじめて役に立つのだ。そうしてここまで上り詰めたのだから、他のことばかりで本来の“仕事”に支障が出ては意味がない。
コンコン、と軽い音を立てて戸を叩き、返事を待たずに部屋に体を滑り込ませる。手を後ろでロッドを握るように組み、軽やかな足取りで机に歩み寄る。]
たーいちょ、お話が
[親に菓子を強請る子供のような無邪気さで、そう話し掛ければ。相手はきっとこう言うのだろう。]
「好きにしなさい」
ー3d夜ー
[出来るだけ早く。そうして手続きやら引き継ぎやら何やらを済ませたらこんな時間になってしまった。
夜風に軍服の裾をはためかせ、月光に煌めくロッドに口付けを落とす。願掛けでもなんでもないただの癖だ。]
さてーお仕事と行きますか
[秘密の庭で、花に落とすようにそう言って。一踏み出せばくしゃりと花が潰れる音がする。何を踏んだかと靴をどければ、桃色の小さな花。
やっちゃったーとしゃがみ込み指でなんとか戻そうとして。]
これ、で…よしっ
…いってきまーす
[隣に生える緑の一見すれば雑草のようなそれに寄り添わせるようにして。なんとか立ったように見える花に、ばいばいと手をふった。**]
……見た目なんざどうだっていいんだよ。
ちっと人外になったくらいで「化け物」なら俺だってそうだ。
薄皮一枚変わる程度、そんなの知ったこっちゃねえ。
[きっと幼い頃のアレクに何もかも投げ出せる信頼は自分から押し付けすぎていた。年齢差があるとはいえ、親友ならば心を委ねた分だけ自分も委ねられねば真に対等とは言えなかっただろう]
――俺は、ガキの頃暴走する度あんたの姿を、あんたの人の心を真似ていくことで「人間」になったんだ。
詳しい事情は知らないし、あんたに去られる前に打ち明けられていたなら同じように化け物になる事で受け入れたかもしれねえ。……またあんたに、何もかも丸投げして。
[けれど今の自分は13、14のガキではなく、この五年間自分の道を歩んできたひとりの男のつもりだった。仮定は意味をなさないし、痛みも悲しみも受け入れて守ろうとするセシルと同じやり方で受け入れる事は出来ない]
…………答えろアレクシス。アレク。
[がしゃん。音を立てて両手を離れた銃が地に落ちる]
望むなら命でも何でもくれてやる。そんなもんで満足できるならな。
同じ化け物にはなってやれない。
俺は、あんたと出会って「人間」になって――仲間たちと戦争を止めて女神の影響力をこの世から消してしまうまで、選んだ道を変える事はできないから。
[セシルのように歩み寄り手を差し伸べる事はせず。
幼い頃のように全てをぶん投げ、しかし今度は同じ分だけ友の重さを背負う覚悟を決めてその場に立つ]
俺は、「人間」のアレクを信じる。
…居場所がねえとかふざけた事ぬかすなら、ぶん殴ってでも連れてくぞ。
――全てを受け入れてくれるセシルの手を取ったっていいんだ。
「神の敵」ってのは、あながち目的から遠くもねえしな。
だから、もう……せめて、何も相談せずに、どっか行ったりするなよ…。
[必死に虚勢を張りながらも。
最後に小さく付け足した声が、身体が震えているのに気付かれてしまうだろうか]
…帝国が化け物の力を求めてるだけでも別に良かったんだよ。
昔みたいに拒絶されるよりか、さ。
[恐らく二人は知らないで有ろう、そのトラウマに。
其れでも過去の記憶が叫ぶ様な罵声は聞こえて来る事は無く。
その叫びの熱は、何処か薄れ始め、からん、と手から零れ落ちる剣。
暫し待っても何よりも怖がった拒絶が無い事に、
張り詰めた心は拍子抜けしたかの様に――、
全身の力が抜ければ、地面へと膝を付いて。]
[歪んだ重力法則が緩やかに元通りへと戻る。
一歩、また一歩、と近寄る足音>>12にも顔を伏せた儘で。
それでも人の温かさの残る手に触れられては、恐る恐ると顔を上げ。
守りたい、と言う声には何処か情けなさを感じながら。
化け物としての自分ごと――自分も化け物になると。
受け入れようとしてくれる彼女の手を自分の弱い心は思わず縋る様に掴みそうになる。
神の敵どころか――彼女が救いの光にさえ思えたから。]
(置いてかれたなあ、)
[嫌われたくないというのに、結局孤児院を去ったのも自分。
それでいてやはり嫌われたくないと願った自分は
大した自己愛のエゴを抱えているものだ、と零すは自嘲。]
[がしゃん、と地に墜ちた銃を、視線で追う。
求められた答え。眼前にあるのは三つの道で。
全てを受け入れてくれる、セシルか。
それともあくまでも「人間」としての自分を信じてくれる、グレンか。
もしくは、このまま利用される為だけに帝国に留まるか。
そんな明確に、直ぐ答えが出せる様なものでも無かったけれど。
――どれくらい悩んだかは分からない。
数分だったかもしれないし、数十分、否数時間。
恐らくはたった数分の事なのだろうけれど。
酷く長く感じたのも、また有って。]
[再び下げていた顔を上げれば、
その双眸は今の彼のモノと同じ、金の色を示していた。
地面から膝をついていた体制から、再び地面に立てば、
先程の消え入る様な声とは対象的に、凛とした声で、
セシルとグレンを交互に見つめてから――、
――自らの親友の方へと振り向き、
着ていた帝国軍である事を示す黒衣のコートを脱ぎ捨てた]
………答えてやるよ、グレン!
お前の命なんか要らない。自分の命は自分の為に使え。
……確かに、俺が化け物である事は変わりない。
いっそセシルに全て受け止めて貰って――。
……一緒に化け物になるのも、良いかもな。
[一瞬、俯いて。握った手に力が入るのを感じる。
すう、と一息置く様に深呼吸をして。
それから再び、言葉を紡ぐ。]
(――でも、それじゃ、駄目なんだよ)
……でもな、セシルに守って貰って。
それじゃ、情けないって今更だがよ。…駄目なんだよ。
――化け物を抱えても、俺の心は化け物のモノじゃないから。
(『自分が化け物で無いと言い張るのか?結局お前は、『そういうもの』でしかないというのに、)
[心の中で、誰かが嗤った。でも、それでも。だからこそ。
自分の心は、人間のものだと確信出来る。奥に潜む声こそが化け物で。
同じかも知れないけれど。別なのだ。
そう思えば――、いつの間にか身体の獣化は収まって再び人間として彼を取り戻していた。完全に暴走は未遂で終わっていて。。]
……もう居場所が無いなんて言わない。
俺はこんなでも、『人間』で居たいと思う。
お前が『人間』の俺を信じてくれるって言うなら――。
――俺も、お前を信じるよ。グレン。
[何処か吹っ切れた様に、悪戯っぽく、にやり、と嗤って。
それは昔とも、先程迄の歪なものともまた異なっていた]
……俺は女神なんて最初から信じちゃいない。
それにこんな身体だ。神の敵でもなんでもなってやるさ。
[それから一つ頷いて、]
…ああ。もう勝手にどっか消えたりしねえよ。
――ほら、格好良かったのに最後に震えちゃ決まらねえだろ?
[そう茶化しながらも、グレンの手を取る事に決めて。
セシルの方へと再び向き直る。]
……悪い、セシル。
――俺は組織の方に付く事にする。だから、その誘いには乗れない。
…セシルは、連合の方から…、動く気はねえんだよな?
[>>24顔を伏せたままのあなたへと歩み寄り獣の毛並が覆っていく手へと触れる。
恐る恐ると顔を上げたあなたに小さく笑いかけた。
そこで、後ろからアレクの親友の叫びが聞こえた。
目の前でグレンの方へと視線を向けたアレクシスがいる。
その言葉の内容と、彼の表情の変化を見て、誰も視線を此方に向けていないから苦笑を零した。]
(負けたなぁ)
[ガシャンと落ちた銃と震えた声でこの場に沈黙が落ちる。もう必要のなくなったグレンへの警戒をしていた死者の兵が崩れ落ちる。
目の前の彼は悩んでいるけれど、「人間」としての彼を信じると言い切ったグレンにはきっと自分は勝てないと思った。]
(男の人ってずるいなぁ)
[なんても思ってみたけれど、一番の差は性別ではない。自分はアレクに決意を問うたけれども、人としての決意が自分よりもグレンの方が上だったんだろう。
自分の奥にあるのは結局のところ、目の前の彼と似た「どうせ私なんて」って言葉だ。さしたる価値や確固たる「人」を自身に見いだせない私と違い、後ろに立つグレンはあの頃から5年で確固たる人として自分の道を歩いて来た自負も存在もあるのだろう。だから彼は「人間」として信じると言えるんだ。
私には言えなかった。ただ何でも良いから彼が1人なのは嫌だと思った。]
[だから、再び顔を目の前のアレクが上げた時に手を引いて、立ちあがった時に一歩二歩脇へと避けた。グレンと自分とを交互に見つめる目に笑みを返した。
放たれた答えと人に戻って行く体は予想通りの物であると共に、予想通りであって欲しいと思ったもの。少しの残念な気持ちと、安堵と嬉しさとを混ぜたような複雑な気持ちを運ぶ物だった。]
[悪戯っぽく笑う顔も話す言葉もさっきまでとも、帝国にいた頃とも違うものだ。
何も言葉を挟まずにそのやりとりを見つめて、此方へと向き直ったアレクを見上げる。]
振られちゃったね。
うん、でも、アレク君にはそっちの方が良かったんだと思う。
――誘ってくれてるの?
……振られてカッコ悪いついでに心配性をもう一個。
アレク君、グレン君に答えるならおんぶに抱っこじゃいられない。グレン君が「人間」と信じてくれるから、グレン君と組織で戦うっていうんじゃ、居場所があるからと変わんないよ。人としてかバケモノとしてかってだけ。
戦う理由がないなら戦争からなんて降りるのも手だよ。死んだことに位してあげられると思う。
……お兄ちゃんは連合の兵に殺された。だから、私は連合に勝って貰わないと困るの。組織には行けないな。
[弾丸を避けるため足に魔力を集中…しようと思った時には、もう弾丸は全て撃ち落とされた後。急に勢いを無くしたように下へと落ちた弾丸を見て、魔力が発せられた方を確認すれば。]
ミツル…か…!
[ミツルが何故ここに来たのか…経緯はわからないが、彼はまだクロロを同盟国の人間だと思っているはずだ。
仲間の危機だと思っているのだろう、酷く慌てた様子でこっちへとミツルが駆けてくる。自分の手や顔をよく見られてしまえば、様子がおかしいと気づかれてしまう。ミツルも油断している隙に、早く千早を!
ミツルに気をやったのは、>>31千早が重力から立ち直るぐらいのほんの短時間。]
…千早あああ!!!
[そう叫び、電磁力で加速して弾丸を避けながら千早の目の前まで移動すると、電気を纏わせた刃を振り下ろす。
エリィがいなくなった絶望と怒りと、千早を殺せば戻ってくるという誤った期待。色んな感情がごちゃまぜになったクロロには普段の暗殺時の冷静さは欠片もなく。
その叫び声で、ミツルに交戦相手が誰であるか知らせてしまうことになるという思考は、今の彼には無かった。]
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