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>>62
[からかうような口ぶりで梓が言う。]
まあな、こういうのの解決もやってるぜ。
本職は魔法使いだけどな♪
[けらけらと笑って言う。]
楽しそうっていうか、面白半分ではあるからな。
そうじゃないと毎回首突っ込んだりしないぜ。
[そう答える。何処かで見たことがあるような素振りを梓からわずかに感じた。
私は覚えてなかったが、そういうこともあったのかもしれない。
トミーの言葉にも(>>64)「わかってる、これでもこういうののプロだぜ」と笑いながらも本気で答えておいた]
>>67
あんたが剣士としての誇りを持っているように、俺だって男としてのプライドってモンがあるんだよ。
女の子一人くらい、死ぬ気になって身体張れば守れるさ。
・・・まあ、プライドなんて、誇りと比べるのがおこがましいくらい安っぽい物だけどな。
[馬鹿にされたと思われたのだろうかと、そう取り繕う。
写真を渡せばそれをまじまじと眺めて、自らの構えについてああだこうだと言っていた。
どうやら、根っからの剣士らしい。]
・・・ああ、そういえばあんたには名乗ってなかったっけな。
こっちは妖夢がカナちゃんに名乗ってるのを聞いてたから、こっちも知ってるもんだと勝手に思っちまってた。
改めて、俺は富竹悟郎。外の世界から来たカメラマンだ。
気安くトミーって呼んでくれてもいいんだぜ?
[親しみを込めてサムズアップなんてしつつ。
まあ、この子生真面目そうだから苗字で呼ぶんだろうなーとか、あんま期待はしていなかったけど。まあそれならそれで別に構わない。]
>>70
……男としてのプライド、ですか。
私には、それがどんなものか分かりません。ですが無茶はしないでください。外の人間と妖怪には、赤子と大人ほどの力の差があるのですから。
[妖夢にとって身近な男性というと、祖父一人に限定されるうえに今はもういない。祖父も根っからの剣士故、よくわからなかった。彼の身を案じて、妖怪の力について説明はしておく]
富竹さんですね。これからよろしくお願いします。
[ノータイムで苗字呼びである。フレンドリーに接してくれているのはわかるしそれが嫌というわけではないのだが、如何せん真面目すぎるのだった]
カメラがあるなら、妖しいものがもしかしたら映る……のかもしれません。
[妖夢は詳しくないが、天狗の持つカメラには普通映らないものが映る時があるとか。期待するわけではないが、そう口に出す]
>>71
・・・確かに、吹雪を降らせるような奴が相手じゃあ、俺らじゃ太刀打ち出来ないだろうな。
けど、男ってのは馬鹿な生き物だからさ。くだらない意地なんかの為に、簡単に命を賭けちまうんだよ。
・・・なんて、もちろん俺だって死にたくはねえし、必要以上には出張ったりなんかしないからさ、心配ないって。
ん・・・ああ、うん、そう、富竹。よろしくな。
[トミーと呼んでくれてもいい。という言葉はあっさりとスルーされてしまったようで、内心ちょっとしょんぼり。]
ふむ・・・なるほどな。確かに、カメラには見えない物が写ったりなんか、よく聞く話だしな。俺はまだそういうのは撮った事ねえけど。
うし、じゃあ俺は適当にそのへんを撮りまくってみるさ。
ダメで元々、当たれば儲けってな。
[そうなると、父から譲り受けたアナログカメラよりは、撮ったものをその場で確認出来るデジカメの方がいいだろう。
父を超える一枚は父のカメラで撮るつもりだが・・・今はこの異変の解決が先だ。]
[玄関の扉を少し開くだけで、外から雪が舞い込んできます。舞い込んできた雪の一片が頬に触れると、とても冷たかったです。
ですが、私は臆することなくドアを開けて、身を外に投げ出しました。
冷たい雪が吹き荒れています。
三歩先がどうやっているかも、わかりません。
少し進んで振り返ると、山荘は辛うじてその輪郭が解る程度でした。
私は進みます。冷たい雪が熱を奪い、吹き荒れる風が、時折私の歩みを止めます。
その時の私は、きっと意固地になっていたのでしょう。
だから、気づきませんでした。
妖怪である私が、とても冷たいと思った事が
妖怪である私が、風で歩みを止めた事が
問題だという事に。]
[何歩進んだでしょうか。
振り返って見ても、足跡は消えてしまっていて、どれだけ進んだのかわかりません。
同じように降り注ぐ雪が、時間を忘れさせるのか。それとも別の要因でしょうか。
私は自分の体から熱が消えていくのを、ただ待つだけの存在になっていたのです。]
>>72
なら、命を賭けさせるような事態にならないように尽力します。それも剣士の努めですから。
[命を賭けるのが愚かなどとは口が裂けても言わない。だがそのような事をしてもらうつもりはなかった]
よろしくお願いしますね。もし妖しいものが映ったりしたら、私か魔理沙に教えてください。
……くどいようですが、無茶はなさらぬよう。
[念には念を押して言っておく。万一のことが起こったらと考えると、やはり恐ろしい]
では私はそろそろ失礼します。探し物もありますし……それ以外の可能性についても当たっておきたいですから。
あ、朝食を作っておきましたので、良かったら皆さん食べてください。多分人数分はあるかと。
[踵を返してから思い出して付け加え、特に呼び止められなければその場を去るだろう]
>>75
・・・ホント、頼もしいな。
ああ、わかったよ。なんかあったら、あんたか魔理沙に言えばいいんだな。
[念を押されれば、やはりこっちが守られる立場なんだなと苦笑が漏れる。]
おう、そんじゃまたな。
お互いこの異変を無事に乗り切れるといいな。
っと、飯も用意してくれたのか。んじゃあ、ありがたく頂戴しとくぜ。
[そう、去っていく妖夢を見送った。]
どれ、飯は・・・っと、こいつか。
んじゃ、いっただっきまーす。
・・・・・・・・・
―食堂の片隅―
[談話室よりもテーブルの具合がよかったからか、俺は輝夜姫さんとわかれてから食堂で一心不乱に原稿を描いていた。時折おいしそうな食事を摘んだり、水を飲んだりしながらも俺は唯描いていた。話しかけられたりすれば、ああ、ときのない返事をしただろう]
[もし、肩をゆすられたり、大声で呼びかけられたなら、やっとそちらに顔を向けるだろう]**
>>77
[ふと輝夜の他にもうひとりいたことに気づいた]
おう、話は聞いてたと思うが私は魔理沙ってんだ。
よろしくな、できたらもう少しマシな会い方をしたかったけど。
[そう声をかけただろう。]
(あれ・・・どこかであったことがあるような・・・)
[記憶の片隅、私が小さい頃にあった物書きを目指していた若者。こんなかたちでの再会となったが、名前を聞けば思い出すかもしれない。]
>>73 >>74
[いつものように玄関先に佇んでいる雪だるまの横誰かが外へ向かって歩いていきます。
猛吹雪の中、何か目的があるのかそれとも自棄になっただけなのか何の準備もなくただ歩くのは人間にはただの自殺行為。
しかし、妖怪であるのならこの雪もただの背景にすぎないかもしれません。
さほどの距離もいかないまま雪に埋もれていくだけの存在になって雪だるまは満足しました。
今や名前もない置物にしか過ぎない雪だるま。妖怪をも凍てつかせるこの吹雪が続けばいずれ誰かが名前をつけ新たな妖怪として定着することも可能になる…。
埋もれてしまったそれ――名前は知らない――を掘り起こすと玄関脇に置いておきます。
今はまだこれを広めてくれる誰かがいないと困るから。ただ行方不明になるのは困るんです。]
[毎朝の日課。雪だるまの確保した食材を玄関まで取りに行くと今日は変わったものが置いてありました。]
雪だるまさん、これはタベラレナイと思うんですよ。
お野菜とか果物はともかくも。
次はちゃんとお肉を確保してくださいねー。
[雪だるまに文句を言いつつ、パルスィを担ぎ上げ暖炉前のソファへ寝かせておきました。]
>>78
…ん?
[よく通る、どこかで聞いたような声を耳にして、俺は顔を上げる。…たしか、姫さんが介抱してた子か。しかしどっかで…]
………魔理沙?
いやいや、まてまて
今魔理沙っつったか?
[ああ、でもおかしくはないのか?若干時間が違う気もするが…まあ、幻想郷の不思議なのかもしれない]
覚えてるか、いや、そもそも俺の知ってる魔理沙じゃないかも知れんが…
さとりだよ、俺は、赤河…いや、前田佐取だ
[かなり慣れ親しんだペンネームではなく、本名を口にする。あの時も確か、こうして名乗っていたはずだ]
…いや、でかくなったなあ
俺が暇つぶしのために持ってた漫画やら恋愛小説やらをくすねたりしたあの子とは思えないぜ
[懐かしそうに、なついてくれていた少女をみる。まあ、覚えているかどうかは分からないのだが]
>>82
[さとり・・・佐取・・・前田佐取・・・・]
ああっ!
あの絵を描いてたり、話聞かせてくれたさとり兄ちゃんか!?
[まだ10歳にも満たない頃だっただろうか。家がいちいち煩かったから外で遊んでいたのだが、よく絵をかいてたりして話しかけて仲良くなった若者だった。]
あはは、久しぶりじゃんか♪
随分老けたなあ、さとり兄ちゃん!
[昔はそう呼んでいた。描いた絵を気に入ってくすねて怒られたりもしたものだが、あっちでも短い時間ではあったが、よく遊んでもらっていた。
もちろん忘れているわけがなかった。]
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