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―――山荘:玄関口
[ドアを開け、私はその山荘に足を踏み入れます。
足を踏み入れた瞬間、暖気が私の身体を包みます。
私はほっと胸を撫で下ろしながら、コートについた雪を払い落としながら―]
(どうやら誰か住んでいるみたいですね。助かりました。
ここで暖を取らせて頂ければ当面の危機は回避出来そうですね。)
[そう考えます。なので私は、まずこの山荘を家主に会うべきだと思い、声を大きくしてこの屋敷全体に聞こえるように問いかけます。]
申し訳御座いません。どなたかいらっしゃいませんかー?いらっしゃいましたら玄関の方まで来て下さると助かりますー。
[声を聞き付けて何処からか1人の少女が現れました。
愛嬌のある笑みを浮かべ少女らしい高い良く通る声が玄関へ響くでしょう。]
いらっしゃいませ。
この天気の中、大変だったでしょう。
暖炉がありますから、どうぞ中へ。
宜しければ温かいスープなど用意できますよ。
[玄関から短い距離の廊下を抜け“談話室”とのプレートの入ったドアの方へと促します。]
あ、えっと…今晩は、で宜しかったでしょうか。
[私の呼びかけに対して、突如何処からともなく一人の少女が私の目の前に現れました(>>7)。一体何処から現れたのでしょうか…。玄関は見通しが悪い場所ではないのですが…。
とはいえ、少女が言う言葉は事実です。
この天気で外にいて辛かったのは事実ですし、まだ身体の芯まで暖まっていなかったのも事実です。]
そうですね…それでは、お言葉に甘えさせて貰っても良いでしょうか?詳しいお話などはそこでさせて頂きますので…。
[なので私はそう断りを入れつつ、少女に促されるまま談話室の方へと向かいました。まずは自分の身体を暖める事を最優先にして、疑問点等は後で解消する事にします。]
ええっと… 今は大体夕刻さしかかる手前くらいです。
外があんな状態ですからわかりづらいですよね。
[咲夜を中へ通しながら]
はい。
この山荘は無駄に広いですし、ご主人様は無愛想ですけど知らない人が訪ねて来るのは歓迎される方なんです。
ご自分の知らない話を聞けるからと仰ってました。
若し宜しければ何かお土産話のひとつでも聞かせてあげてください。
[言葉が終わるか終わらないかのうちに厨房からスープ皿が飛んできて咲夜の前のテーブルへ着地。
中には湯気をたてるオニオングラタンスープが満たされていた。
ほどなくして銀のスプーンがやはり飛んできて皿の脇に軟着陸する。
全てがハッキリ見えていたはずの少女は何事もなかったかのように笑顔で一礼し]
どうぞ、ごゆっくり。
フリーのカメラマン トミー が参加しました。
ーーザクッザクッザクッ
[伸ばした手の先すらも見えない猛吹雪の中、男は山を歩いていた。]
…天気予報は確認したんだけどな。こうも視界一面真っ白じゃ、何も撮れねえや。
ーーザクッザクッザクッ
…って言うか、ここ、どこだ?
考えまいとしてたが…これ、相当やべえよな。
ーーザクッザクッザクッ
…段々、手足の感覚が無くなってきやがった。
あーあ、俺、こんなとこで死んじまうのか…
ーーザクッザクッザクッ
…ん?あれは…灯りだ!
ははっ!良かった、これで助か…
ーードサッ
[安堵感が、忘れていた疲労を呼び起こしたのだろう。 雪山にそびえる山荘を目の前にして…男は、その場に崩れ落ち てそのまま意識を失った。]
そうでしたか…。目を開けるのも大変だったものですから、わかりませんでした。
[そう少女と話をしつつ(>>9)、私は談話室と書かれている部屋の中へと入り、椅子へと腰掛けます。その後も少女の話を聞いていましたが、その話よりも私は一人でに飛んできた皿の方に興味がありました。]
……私は吹雪が止むまでここで暖を取らせて頂けるなら、その点に関しては問題ありませんが…。
申し訳ありません、失礼を承知してお伺いします。
―貴方様は、人間なのでしょうか?
それとも、この山荘自体が…その…特殊なのですか?
[なので、私は目の前の少女にそう問いかけました。
ただ、私は内心2つの疑問を持ちました。1つは空を舞う皿を見ても余り驚かなかった私自身がいる事。そしてもう1つが―私に、"お土産話をする種が存在しない事"でした。]
んー・・・。
[問いに少し困ったように眉根を寄せて、ちょっとの間考えていましたが声のトーンをやや落として答えます。]
わたしは人間じゃないです。
あ、でも、食べたりとかしないですよ。
ご主人様はちゃんと人間ですし。
この山荘はちょっと変な本がありますけど普通です。何も変わったところはありません。
だから安心して休んでってください。
[そこまで言うと玄関の方へ眼を向けて。]
申し訳ありません。少々席をはずさせて頂きますね。
[ぺこっと頭を下げて外へと出て行きました。]
そうでしたか。その…申し訳御座いません。
気に病む様な事をお聞きしてしまいまして。
[私の問いかけに、困った表情を見せ声のトーンを下げて返答した少女(>>13)に対し、私もまた申し訳なさそうに返事を返しました。]
いえ、その点に関しては心配はしていないので大丈夫です。貴方様がどのような種族であれ、心の通った良いお方だと言うのは少しお話しただけでも十分に掴めましたので。
[ですから、私は丁寧に彼女の心配事を払拭するように釈明します。]
―わかりました。それではお言葉に甘えさせて頂きます。有難う御座いました。
[そして私はそのまま出て行く少女に一度立ち上がりぺこりと一礼し、少女を見送ります。その後コートを椅子の上に畳んで置いて先程少女が置いてくれたスープを一口飲んでから―]
…そういえば、お互いに自己紹介をしていませんでしたね。我ながら、大変失礼な事をしてしまいました。それと…
(…人間でないと言われても、驚かなかった私は…一体、何なのでしょうか。それに記憶喪失だと認識している私がいるのにも関わらず―
―何故私は、これ程までに落ち着いているのでしょう。わからない事だらけですね…。)
ごっはん〜♪ ごっはん〜♪
[厚着にブーツ、暖かそうな格好で歩く金髪緑目の少女。手に持った籠には、人里で買ったと思われる食材が詰められていた。]
今夜は鍋にしよっと
[辺りは雪、雪、雪。その中を悠々と進んでいたが……]
……あれっ? あれれ??
[何故だろう。急に吹雪いて来た気がする…、と思った次の瞬間には]
きゃぁぁぁぁ………!!
[私は何かに巻き込まれてしまったみたい。]
・ ・ ・ ・ ・
[ドサッという音が辺りに響く。]
一体何なのよ、もう…―――あれ?
…ここは、何処?
[気づけばそこは、見覚えの無い山荘でした。]
蓬莱山輝夜 が参加しました。
―――――――優曇華の花が、咲いた。
[それはただひとつの現象でしか無く。永遠に囚われることのない地上の草花ならば当然のことである。別に私は咲いたその瞬間に決意をしたわけではない。しばしの異変。"月の都からのお迎え"に怯えることはもうない。
そして、私は私なりの地上の民としての勤めを果たさなければならないとは常々思っていて、私自身に溜まった穢れを雪ぐため、永琳のように他人の為に働かないと。
地上の民は自分の働き以上の見返りは期待しない。満月の夜の例月祭。永遠亭にやってくる人々。私は奥まってお茶を啜ってる。茶柱は立たないことが多いし、偶に立っていると嬉しくなる程度には永遠という時間から解き放たれ、俗物らしくなってきたように思う。
しかし、私の身を覆うのはいつ迄も朽ち果てぬ心と身体。老いることもなく、心を喪うこともない、永遠の魔法がかかっている。そして、永遠も、須臾も自由自在に操る力は、持て余すのには強すぎる力だろうか。疑問が生まれ、解決の路は直ぐに生まれた。]
異変解決家になってみてはどうかしら―――――――
―玄関―
[扉を開けると雪だるまの向こうに雪に埋もれそうになっている影が見えます。>>11]
ああ、やっぱり。
そんなとこで寝ると風邪をひいてしまいますよ〜?
[声をかけてみるが反応なし。]
・・・・・・。
人間は冬眠しないはずではなかったですっけ。
[雪をかき分けて引きずり出し、山荘の方まで引っ張っていき、とりあえず談話室まで運ぶとソファに寝かせておきました。]
開陽武曲の剣士 魂魄妖夢 が参加しました。
――山荘・50m程手前――
…寒いな。
[しきりに雪が降る中を、いつもの服装に防寒着は大して厚くもないマント一枚で極力無心で歩く。
大雪のせいで、空を飛ぶと雪が当たってまともに目を開けている事すらできない]
幽々子様に貰った地図には、もうすぐと書いてありますが……
[吹雪の中で地図を広げるような事はしない。記憶を頼りに、しっかりと雪の大地を踏みしめてロッジのある方向へと進んでいく]
[見知らぬ人を運び込んだ直後、外で再び何かが落ちる音>>16がしたようでした。]
雪・・・です?
でももっと重い音でした。
[外へと様子を見に行くと見覚えのない女性が。]
貴女も迷子ですか?
[小首を傾げて問いかけます。]
忘れ物を取りに 梓(あずさ) が参加しました。
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