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[消える間際、真子に憑いた何かはいくつかのヒントを落としていった。おかげで、多少はわかったこともあるのだ。
それを元に、どうにかしければ彼らは戻ってこない。
いや、自分達ですら、戻れなくなるかも知れない。
暗闇の中、静かに佇む社。
真子の言っていた“カミ”はここの神様なのだろうか。だとしたら何故]
[村が滅びて、祭る人もいなくなって……何かが、狂ってしまった……?
そして、ここに住んでいた人達を、供養する人もいないまま……だから、逝くことも出来ずに生きている人にとりついて元に戻ろうと……?]
(それで本当に、あなたたちは救われるの……?)
[社を見、そしてきっとそこここにいるのであろう、今は見えない魂達に問いかけてみる。答え無き問いとわかっていても]
[ガタガタと社の扉を押す音で、現実に戻る。
扉を叩く露瓶の姿。扉に縋り泣く姿はいつもの強気さなく、小さく、頼りなかった。
そうなってしまうほどに、心のよりどころを無くしてしまった彼女に、もういいよ、と言って上げたかったけど]
(諦めたら、ダメ……)
[変わらない運命を変えると、多美は言った。
見捨てたら救いの手がなくなるのは、きっとあの魂達だけではなく、自分達も、だ。
本当は私だってもう嫌だ帰るって、そう言いたい。変えられなかったら、帰れなかったら。
自分もまた、真子のように自分でない何かに取り憑かれたら。
怖くて仕方ないのだ。
けれどだからといって逃げることなど出来ない。もし今いるメンバーだけでここから逃れる事が出来たとしても、きっとずっと、後悔する。だから。
諦める事は出来ない。
そっと、近づくと泣き崩れる露瓶の肩に触れる]
露瓶ちゃん……。
[ああ、ちがう、石川君は、こっちに走って行ったわけじゃないんだけど。多分、たぶん、高山君は、こっちに行ったはずで。]
いたら、返事してくれ……!!
[息が切れてる、やだな、体育は得意だったと思うんだけど運動不足だったっけ、瘴気とか、ヤバいなにかにあてられてるとか、さっき糺森君が言ってたような
どうだっけ]
[すっかりと暗くなった道を1人歩いて行く]
どうして?どうして逃げるの?
[呼びかける相手は東ではなく、森の影からちらりとこちらを覗く赤子や老人]
私は、みんなの味方だよ?
[返事を返す者はいない。酷くどろどろとした風だけが頬を撫でていく]
『幸せの押し売り』
[陰口のように囁く声。言い返す言葉は思いつかない]
どうすれば、あの子達を知ることができるの?
[冷たい呪縛が風に混じる]
分からない、分からないよ。あの子達の考えている事が。
私だって不幸なはずだったのに、どうしてなの?
(これじゃ、北風にも太陽にもなれやしない)
幸せを知らない亡者達……
幸せを知らない亡者達……
あなた達の望むものは何?
幸せが欲しいの?
過去を取り戻したいの?
[歌うように囁く]
[右で、左で、後ろで、名前が飛び交う]
[誰を求めているのだろう]
[子供か、痕付きか、呑まれた誰かか]
其れを捜したところで
手はまだまだ届かないでしょう
[そう、歩む向きに背を向けて、男らの前から]
─森の中のどこか─
――っ、……!? は
[後ろから、声。あずま。東。そうだ、それは僕の名前だ、落ち着け、心臓が口から飛び出しそうなくらい走ってきた――深呼吸。]
き、 …… ―― くん?
……ああ、 えっと、
[頭に酸素が回らない。
肩で息をしながら、言葉を探して、]
この、……こっちの先、たかやまくん、たち
走って行った、はず、なんだ、だから
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