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――……、
[多美のはっきりとした返事に、はっきりと自己嫌悪を感じた。
絵崎がいるだの、パニックだの、言ったけれど。
そんなものはただ、二手に分かれれば良かっただけで。
そうしなかったのは――早乙女を、あまり好かないからじゃあないのかと。
そして、早乙女を好いていない理由は――……、もしかしたら]
うん。
[多美にも頷いて。
信じていいのか悪いのか。その感覚は降りてこないけど。
でも、気持ちは伝わるから]
ぼく、も、大丈夫だから。
[ライトで前を照らす。
不安を吹き飛ばすように**]
(この子は強いな。呪われないようにするには、心を強く持たなければいけないと言ったのは誰の言葉だったか。強さがあれば私もきっと…)
[手を繋いだまま、やや足早に美奈の後に続く]
お願い、どうか私がたどり着くまでは…
[少し違和のある言い方で、皆の無事を願った**]
[広場に向かってくる複数の気配に、音のする方へと首を巡らせる。
自分達の悲鳴はみんなの耳に入っただろう。そして……心配させただろう]
……信じて、もらえるかな。
[誰にも聞こえない、吐息のような声で呟く。
ただ、水晶を持ってその人のことを考えて、見ただけで消えてしまった、なんて。
そんな、荒唐無稽なことを信じてもらえるだろうか。
信じてもらえなくても、それが真実で。
光は消えなかった。
颯太は消えてしまった]
(私が怖がられるかも知れない……)
[得体の知れない水晶と、それを使って颯太を消してしまった自分が。いつまた別の人を消すのかと、怯えられても仕方ない]
[もしそうなるなら、怖いけどどこかに自分だけ隔離して貰おう。
怖いけど、また誰かを消してしまうよりは、ずっといい]
[やがて、焚き火の側にみんなが戻ったならば、少女は語るだろう。
颯太がいきなり消えてしまったこと。
いつの間にか持っていた水晶の話しと、
光に向けた時、颯太に向けた結果を**]
― 広場外れの木陰 ―
[表面上『真子』の皮を被る事すら難しくて、少しばかり距離を取って思案する。
甘い悲鳴や戸惑いを浴び、うっとりと唇を歪めつつも眉を寄せた]
[邪魔モノが消えた]
[でも誰がしたの?]
[水晶と娘っ子]
――アレはナニ?
忌まわしい気配は消えた。
けれど、なぜ。どういう事なの……?
[ナニか、別の力が働いている。
水晶や札を持つ者を筆頭とした、何らかの力を持つ者の存在など知る由もなく]
[あの力は危険だ、と赤い声が囁く。次から次へと、なんて厄介な!
せっかくの好機を邪魔しようって言うのかしら。
それとも、厄介な輩だからこそ、その器に価値があるのか?]
[指を噛めば、止まっていた血が滲む]
[よく見、よく聞き、よく知らねばならない。
その姿が消え失せてもなお心をチリチリ焼くあの男に関しても、気にかかった。
広場の面々からやや離れて静かに木陰に身を潜めながら、どうしてくれようかと目を伏せる。
若干――いや、だいぶ不審者スタイルだ。
せめて、柳の木でなくてよかったのかもしれないが**]
― 広場・いつかのお地蔵様近く―
[息をきらして闇雲に走り去った先には、昼に見たお地蔵様の近くにいた。供えられた小さな花に、ああ、あの時の、と、思い出す。
近くに腰かけて、いつの間にか零れていた涙を拭う。
手では追いつけないくらいに溢れ出したそれを拭こうと鞄を開けてハンカチを取り出すと。]
…あれ?
[数本のうち、一本の花だけが、
枯れていた。
枯れた花の白い花弁は、そのままだったが。]
なんで、これだけ。
[もしも消えた誰かが忌まわしいなにかだったらならば、花は黒く腐っていただろうが、結良が消えたことすら知らない露瓶には、枯れた花の意味などわからなかった。**]
[闇の底、呑み込まれた姿と叫び]
[辺りの空気はぴたり]
[蠢きをやめ]
[時を同じくし、微かに耳に届く歓喜の声]
[きえた いなくなった じゃまもの]
…ふぅん
[興味の欠片も無い、少しだけ失望の色を混ぜ、呟き]
―広場、焚き火―
……ガチの神隠し、ってところかな。
[三神が消えたというあたりを眺めても、穴が開いていたりという様子はない。
神隠しというものの大半は、意図的な失踪や事故等での行方不明によるものだが。
これだけの人数の目の前で煙のように消え失せるなんて芸当、奇術師でもなければ無理だろう。
――洒落にならない。
ホンモノに当たったのかもしれない。まったく洒落にならない。
学術的な興味は、勿論ある。けれど、畏怖のほうが強い]
[さやさやさや さやさやさや さやり]
[先程まで吹いていた風は勢いを喪い、
草は夜風にさやり撫でられるだけ。
お地蔵様は苔生した侭佇んでいる。]
『 』
[露瓶の耳に何かを教えるような、
優しいこえが聞こえたかもしれない。**]
――神隠しってのは、人間が神域に紛れ込んでしまうことをいう。
まあ、確かにこの村はそうだろう。神域と現世の端境、入り混じった異界。
そんなところで、ふらっと、あちら側に入ってしまったっていうのは、あるかな。。
その水晶がたとえば、なにかの力を持っていて、それが何処かへの道を開いた、なんてね。
知らないあいだに持っていたなんて、普通じゃないから、そのくらいはあるかもしれない。
とまあ、もっともらしいことを言ってみたけど、神隠しというのはホンモノは少ないんだね。
いなくなった子の名を叫び音を立てて探し回ると見つかるという伝承があるんだけど。
道に迷っただけなら、それで見つかるのは当然だ。ただの迷子が、神隠しとして伝わることも多い。
社だの塚だので見つかる、というのもそうだね。子供が遊ぶうちに迷い込んでしまったんだろうとされている。
いや、勿論、呪術的な意味もあるんだろうさ。
太鼓だので音を鳴らすのは祭事に通じるし、名を呼ぶのはこちら側に引き戻すっていう――、
[――はたと、早口に喋り続けていた口を噤んだ。
この状況で、益体もない学術的な話を並べている自体、自分がひどく動揺している証拠じゃないか]
……だから、ああ。
[一度、頭を掻いて。
新しい煙草を咥えて、紫煙で肺を満たした。
他人を落ち着かせる前に、自分が落ち着くべきだった]
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