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最近は、こんな番組が放送されているんだなあ。
[丁度、次の歌のようだ。人型の*05縞馬*種族が華麗な衣装と共に、爆炎と共に/海から+裏+ 登場し、歌を歌い始めている。声量、歌唱力は高いみたいだ。]
もぐもぐ。
あっま〜い。
[温泉みかんは、とても甘くなっている。]
ヤツハとアズライルも食べるかい。
[温泉みかんを食べたそうなら、ふたりにも分けるよ。]
[tan◆から黒鳶◆へ色が移り変わる海の中から、美の女神の様なポーズをした人型の縞馬が現れた。テレビの中の歓声もとても大きいみたいだ。]
綺麗なひとだ。
普段はモデルもやっているのかなあ。
[女性に名乗った後、ふと視線を感じた気がする>>1:149。テレビの形をしたものから視線を感じるというのもおかしな話かもしれないが、不思議と違和感は感じなかった
ヤツハの顔(?)に表示された文字を読むと、にこりと笑う]
うん。そうだね。僕の星はね、絶えず"書く"こととそれが"読まれる"ことで成り立ってる。
そして僕は"書く"側の人間なんだ。
だから、時折こうやって外の星にも出歩くことが大事なのさ
珍しいものを見ると、とても気になっちゃう質でね
こうやって色々、書き留めてるんだ
[持っていた手帳を開いてヤツハに見せた。
この星にくる以前の記録もそこには載っていただろう]
エネッタ、か。よろしく。
おかしな星か…確か何処かで記録を見たことがあると思うけど、あまり憶えてないな…ごめんよ。
君の星は、どんな所なの?
[女性から名前と出身地を聞く>>1:167と、顎に指をあてて少し考えるも、記憶の奥底に沈んでしまっているようで思い出せない
彼女は返答しただろうか。どのみち、次第にヤツハに興味を示したようだ
ガラガラと音を立てて動いたのには流石に驚いたようで、はははと思わず笑ってしまった]
うん。テレビだけどヤツハ、なんだねえ。
確かに、この星のイメージとは合致しないね?
[頷きながら、エネッタの他の星では珍しくないかも>>1:170という言葉を聞くと、同意を示す。
続いてヤツハから色んな星を回っている>>23と聞けばああなるほど、と納得したように頷いた]
本当だよね。こんなにあったかい星は僕の知ってる中ではとても珍しいよ。
………。
[エネッタに同意を示した>>1:170後、何か思いついたように懐から手帳とは違うsaddlebrown◆色の紙を取り出す。
そしてささっと文字を書いた
エネッタからたこ焼きを差し出されると、丁度書き終わったのかペンと紙を元通りにしまう]
おぉ、たこ焼き!ありがとう。
君も祭りを見に行ったんだね……って、あちっ!
[ひとつ口に運ぶと、まだ熱々の状態だったようだ
ふーふーしながら少しずつ口に運ぶ
そういえばヤツハは食べれるのかな、と視線を移してみるとコンセントのような腕を伸ばして画面にたこ焼きをほうばる様子が映し出された>>23]
へぇ…?すごいね?どういう仕組みなんだろう
[エネッタと同時に驚く。
こみゅにけーしょんを円滑にするための機能だろうか。などと浮かんだがこの場においてそういうことを論じるのは野暮だろうね、と言わないでみた]
― 回想 ―
私の星はね……そうね、美味しいものがたくさんあるわ。
特にお菓子が特産品。お菓子の家なんかもたくさん建ってるわよ。
だから“おかしな星”なんて呼ばれてるのよね。
[>>60アズライルに故郷のことを教えてあげる。]
この星はあったかくていいけれど、でもチョコレートの屋根はすぐに溶けてしまいそうね。
[>>61アズライルが何やら手帳に文字を書いているのを見る。
彼が図書星出身で>>59物書きをする人らしいことを聞いていたので、興味深そうにそれを見つめた。]
不思議よねえ、ヤツハ。
最初はあなたがテレビを見ているだけなのかと思ったわ。
[アズライルが熱々のたこ焼きに苦戦しているのを見ながら蜜柑を頬張り、
ヤツハに一緒に驚いたりしてまったりした時間を過ごす。*]
…美味しいもの。
[エネッタからの言葉>>62に、顔が真剣なものになる
続く、おかしな星の詳細を聞けば思わずよだれが出そうになって、あわてて飲み込む]
…へぇ…。いいねぇ…。それは是非行ってみたいな
書いているときなんかは特にお菓子は必需品でね。輸入ができるなら是非お願いしてみたいよ
[エネッタの故郷という、おかしな星についての想像を巡らす
次の旅行先は決まったな、といったような笑みを浮かべた]
うん…まぁ、どう見てもそう見えるだろうね。実際、見てたし?
…不思議なことなんてこの星くらいあるよね。困ったことに
[たこ焼きを頬張りながら、暮れゆく空を指さした
それから暫く静かな時間を過ごしただろうか]
[それからもいくつか会話を交わした頃だっただろうか。
エネッタが何かを思い出したように立ち上がる>>11]
ああ、そういえばここには温泉もあるのだったね。
はーい、行ってらっしゃい!
[僕も帰る前に一度は行こうかな?なんて思いながら手を振った
が、直ぐに引き返してバンクを1分だけもふもふする姿には思わずふふふっと笑った
ついでに僕も6(8)分程もふもふしておこう
そうしているうちにヤツハは疲れてきたのか、一休み>>23
画面が銀河紅白歌合戦に切り替わる]
ん、君もお疲れだね。
[ヤツハの顔のテレビ画面を眺める。これを見ていると年の終わりを実感するなぁと思いつつ、再びまったりとみかんを剥きはじめた]
(テレビ画面が出てるけど、これは電源が入ってるような状態だよね…?疲れないのかな?)
[そんなことを考えつつ、暫くまったりと銀河紅白歌合戦を見ていたが、ふと声がかかった>>52
声のした方を振り返ると、黒髪黒目、蜜柑色の服を着た中性的なひとの姿があった
でも何だろう。気配が人間のものと少し違う気がするのは]
や、こんばんは。…本当だね
空気も澄んでいて、天気がいい
[返事をしながら、再び空を眺めた
いくつか星座が描かれているが、僕はこの星で呼ばれている星座を知らない
やがて、その人はヒジリと名乗って、僕とヤツハも名前を告げた]
- 炬燵 -
ふわぁ。
炬燵にいると眠くなっちゃうなぁ。
お茶を淹れようっと。
[何処からか取り出したるはお湯のポット。
急須に緑茶をセットしてお湯を注ぐよ。]
ねえ、バンク。
そろそろ年越し蕎麦の配達じゃないかなあ?
[ぬくぬく丸まったままのバンクの反応は薄い。眠ってるのかな。
ヤツハやアズライルが反応すれば、]
うん、炬燵星ではこの時間頃にね、どこへでも年越し蕎麦を持って売り歩いてくれる人がいるんだ。
だから、ここにもそろそろ……
[僕はきょろきょろした。
やっぱりだ。向こうから、年越し蕎麦配達人がやってきたよ。]
…ん?どうしたの?
[ヒジリは僕の名前に憶えがあるという。
聞けば、物語の名前で聞いた記憶があったのだとか]
…へぇ。偶然…だろうかね。
その物語というのは、どんなものなの?
[その"物語"に興味がわいた。ヒジリから返答はあっただろうか]
― 現在・温泉 ―
[故郷の家族は心配しているだろうか。
少し帰りが遅くなるぐらい、今はどうってことないと思うけれど。
でも毎年の正月は顔見せに帰らないと、とんでもなく怒られてしまうかな。
……。
目を閉じていると、意識が遠くに行きそうな感覚を覚える。
記憶が、あふれだす。]
[家を飛び出したのは14の時。
パパが用意してくれた小さな宇宙船と専属の操縦士を好き勝手に使い倒して、宇宙を駆け巡った。
『宇宙を平和にする』なんて、物語のヒーローに憧れただけの途方も無い夢を抱えて。
現実を知ったのは16の時。
曇天の星という宇宙の辺境で、人間と宇宙怪獣の争いに出くわした。
まるでドラゴンのような見た目をした凶暴な宇宙怪獣の群れを見て、私は立ち向かうことなんてできなかった。
『宇宙を平和にする』なんて、子供の絵空事だとその時に始めて知った。
転機となったのは18の時。
再び訪れた曇天の星は、未だ宇宙怪獣の被害に苦しんでいた。
私が出会った、私より幼い子供たちは、ぞっとするほど濁った目をしていた。
幼い頃からお金持ちのパパの家で育てられた私とは、全く別の世界で生きている子供たち。]
[私が、この子たちにしてあげられることは?
私には数多の星を旅した経験と、持て余す程の夢がある。
夢を失った子供たちに少しでもそれを分け与えてあげたい。
そう思い立って、今まで旅してきた不思議な星々のことを題材に紙芝居を作り、披露した。
下手なりに話を考えて、下手なりに絵を描いて、下手なりに演出を考えて。
だけど今までに無いぐらい一生懸命に、子供たちと向き合った。
私は宇宙を平和にすることはできないけれど、子供たちの味方ならしてあげられる。
それに気付いたから。
だから私は今も、宇宙を旅してたくさんの経験をするんだ。]
[たくさんたくさん失敗したし、たくさんたくさん苦労もあったけど、
この2年で曇天の星の子供たちは笑顔を取り戻しつつある。
その手応えを掴みかけているんだ。
――だけど、子供たちの心に根付いた恐怖の記憶は簡単に消えやしない。
人間を襲ったドラゴンたちへの恐怖と怒りが今もなお渦巻いていて、私もそれに飲み込まれてしまう。
私はドラゴンのことは全然知らない。
どうして曇天の星に争いが巻き起こったのかも分かっていない。
これ以上私にできることはないのかな?
だけど諦めたくは無い。決意を胸に、私は今も宇宙を旅して答えを探している。]
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