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渇きの君 ザリチェ は 地上の穢 ロネヴェ に投票した
地上の穢 ロネヴェ は 瑠璃音ノ五シキ ジュアン に投票した
触れずの君 ウェスペル は 地上の穢 ロネヴェ に投票した
瑠璃音ノ五シキ ジュアン は 地上の穢 ロネヴェ に投票した
堕ちたる魔槍 クァルトゥス は 地上の穢 ロネヴェ に投票した
地上の穢 ロネヴェ は村人の手により処刑された……
次の日の朝、瑠璃音ノ五シキ ジュアン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、渇きの君 ザリチェ、触れずの君 ウェスペル、堕ちたる魔槍 クァルトゥスの3名。
[クァルトゥスが掲げ持つは、身の丈よりも長い──斧槍。
槍は、 蒼穹のいろを刃に映し、
──…漆黒の炎に包まれたジュアンを、
──…そして銀の雨に濡れるロネヴェを 貫く。
砕けた地に突き刺さるまで── 深く、深く。]
[鏤められた蒼の欠片の上、銀の雨が降る。
燃え盛る黒、
奏者の瑠璃と薔薇、
貫かれた女の翠、
現れた緋色の魔
色彩の洪水は まるで一枚の絵のように
壮絶で 美しく見えた。]
――……!
[槍は地を抉る。
しとどに降り注ぐ雨の残滓から自らを庇うように
傷負わぬ腕を自分の前に翳した。]
[長大なる魔槍を操るは、赤い──赤い戦魔。
──否、それは赤い……
青の双眸は瞬かぬまま、
クァルトゥスが斧槍持て、
ロネヴェを、そしてジュアンを貫くその一部始終を
じっと見詰めていた── ]
[大地に突き立った槍の傍に、クァルトゥスは立つ。]
[ジュアンの身体は串刺しのまま穢の炎に炙られ、黒に覆い尽くされていく。ジュアンの下には、銀の雨に射られたまま、喉元を反らせ胸元の黒薔薇──心臓を露出したままのロネヴェの身体。
風圧を受けて、女の髪が乱れた。
炎とロネヴェから流れ出すどす黒い血液は混じり合い──やがて、その澱みから黒ずんだ蛆や、得たいの知れぬ蟲蛇が這い出した。]
[唇を歪め、強引に槍を引抜く。
大地の歪み──深淵へと堕ちて行く二人の契約者達を、クァルトゥスは見送った。]
[ぼたり]
[俯いたクァルトゥスの左の眼窩から、完全に暗赤色に染まり切ったジュアンの眼球が滑りおちて行った。]
[黒い炎の舌に舐められ、燃えていくジュアンの躯から視線は留まったまま動かない。
まるでその一部始終を網膜に焼き付けようとするかのように。
その瞳には何のいろも浮かんではおらず、あくまで蒼く青く澄み。]
ああ…
土産を渡し損ねた。
・・瑠璃姫によろしく、ジュアン。
[懐から、白いターバンに包まれた鳩の卵程の塊を取り出す。
それはアーヴァインの額に埋め込まれていた巨大な青い宝石。皮膚と毛髪のこびり付いたままの青玉(サファイア)。
クァルトゥスは、二つの身体が墜ち行く孔に、それを投下した。]
・・…──
[槍が、魔力を得て──内側からひかり輝いた。虚無の冷気が槍の周囲に蒼ざめた炎となって渦巻いている。
槍を支えるクァルトゥス義手も、それに呼応するようにどくりを脈打ち、暗赤色を生々しい赫──に変化させた。]
[再び目を上げた時には、そこにあるのは濃艶な微笑。
青玉の煌く双眸はクァルトゥスを真っ直ぐに射抜いて毫も揺らぐことはない。]
……おめでとう、と言うべきか。
また貴方の野望に一歩近付いた訳だな。
貴方の封印が解ける日も近いだろう。
“堕ちたる魔槍”ではなく、真の名で呼んだ方が良いだろうか?
[少しく稚気のある、愉しげな色が声に加わる。]
[――声がする。
覚えている、
あれは湖の畔でわずかばかり顔を合わせた青色の淫魔の声だ。
気配を殺し、壁に身を隠したまま様子を窺う。]
[クァルトゥスから視線を外さぬまま、一瞬だけぴくりと眉を動かす。
しかし、それも一瞬のこと。
艶冶の微笑は変わらず、 ]
ところで。
話は続けても?
[ウェスペルが密かに来ている事には気配で気付いていた。
敢えてまだ声は掛けず──、またザリチェの「野望が近付いた」と云う言葉に答えることもなく、]
封印の効力はどうだろうな…。
ああ、私の名は、貴方が呼んでくださるのなら、ただ──クァルトゥスと。
それよりも、貴方の言葉を聞き逃してしまった非礼を詫びなくては。そして、・・もう一度は、あるのだろうか? とも。
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