人狼物語(瓜科国)


128 赤と黒 Le Rouge et Le Noir


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渇きの君 ザリチェ、メモを貼った。 メモ

( A29 ) 2008/01/21(月) 22:09:56

地上の穢 ロネヴェ

[何者かが戦闘を行っているのだろう。
 木々を揺らす鋭い音と、枝々の間を小さな魔が逃げて行く音。
 不意に騒がしさを得た闇深き森。]

[人目を避けたつもりが全くついていない。
 今や全土が戦闘の為に沸き立って居るのだから、人目につかぬ場所など無きに等しいのだろう。

 薄い、黒のショールを作る。
 軽く肩に羽織り、周囲に目を配りながら森の奥へ。]

( 68 ) 2008/01/21(月) 22:11:56

堕ちたる魔槍 クァルトゥス

[ぞくり。
 クァルトゥスは、臓物が濡れた狭い場所に押し包まれた様な感触を覚え、獰猛な衝動を飼い馴らす様な笑みを浮かべた。すでに殺した悪魔の心臓は無い。
 クァルトゥスは、近くにある気配では無く、森の向う──遠くに一瞬だけ隻眼を向けた。]

可愛がってやると言えば、
《候補者》の中に、ウェスペルの名が有ったな。
・・・あれもまた、良い声で鳴いた。

( 69 ) 2008/01/21(月) 22:12:18

堕ちたる魔槍 クァルトゥス、紅玉色の目を、一瞬、淫らな色に濡らし光らせた。

( A30 ) 2008/01/21(月) 22:13:05

触れずの君 ウェスペル

[黒い異形の翼がぎゃあと啼いている。
眠っていた下級の魔も眼を覚ましたのやも知れぬ。
血だ、
血だ、
祭礼だ。
騒ぐ声も合点がいく。
紛れもなくこれは、真新しい魔の血の匂いだった。]


……これは。


[高い枝の上、だらりとぶら下がった
白い騎士の手から血が滴り落ちている。
体を穿ったのは、間違いようもなく槍だと分かり]

……クァルトゥス。

[金の眼が、底光りを帯びて鋭く釣り上がる。]

( 70 ) 2008/01/21(月) 22:21:44

渇きの君 ザリチェ

[森全体からざわめく気配が感じられる。
先程散らした飛魔の血肉に下等な小魔が群がり騒いでいるというような可愛らしいものではないだろう。

何よりも精気を、そして魔力を糧として生きる淫魔ゆえに、彼は悪魔の放つ気配には敏かった。
どれほど隠蔽の技に長けた悪魔であろうとも、悟られずして彼に近づくことはかなわなかった。
そしてその鋭敏な感覚は、正しく力持つ複数の悪魔が存在することを告げている。

彼は馬首を返し、しばし考える素振りをした。]

( 71 ) 2008/01/21(月) 22:23:18

堕ちたる魔槍 クァルトゥス

[血塗れた槍先を湿度を持った空気がしっとりと濡らし、馬を進めると先端から薄紅色の雫が滴った。この辺りは湿潤な気候らしい。

 クァルトゥスの躯は、魔力を得た事で内側から熱を帯びていた。
 今、男が追うのは、先刻の気配──ザリチェ。]


少し離れたか。

( 72 ) 2008/01/21(月) 22:29:18

地上の穢 ロネヴェ

[物音の継続する気配は無い。
 既に決着は着いたものか
 それとも、そもそも戦闘は無かったのか。
 ざわめく暗き森を往く。

 何者か、森に棲む小さきものでは無い気配を捉え、そっと近付いてゆく。樹々の向こうに、血を滴らせる白い騎士と向かい合うウェスペルの背があった。]

( 73 ) 2008/01/21(月) 22:31:17

触れずの君 ウェスペル

……奴は上か。

[ウェスペルは空を睨み、足元に2対の翼を喚び出す。
上昇しようという目論みであった。]

――…ッ?

[不意に梢が不自然に揺れた音を捕らえてか、
視線を周囲に走らせた。]

( 74 ) 2008/01/21(月) 22:34:29

堕ちたる魔槍 クァルトゥス、馬を止め、森に降り立った。必要を感じないのか気配を隠す事は無い。

( A31 ) 2008/01/21(月) 22:35:50

瑠璃音ノ五シキ ジュアン、メモを貼った。 メモ

( A32 ) 2008/01/21(月) 22:36:26

地上の穢 ロネヴェ

[指先でショールを弄びながら、木陰を出る。
 良い憂さ晴らしの相手を見付けた、と深い笑みを湛えて。]

まだ生き残って居たのね?ウェスペル――

[言葉を切った。
 何者かが森へ現れたようだ。]

( 75 ) 2008/01/21(月) 22:41:46

渇きの君 ザリチェ

[闇馬は大人しく主の命を待ち、立ち尽くす。
その火の如き双眸もまた、主と同じく森を見据える──この獣もまた、只ならぬ気を感じているのだ。]


──ゾクゾクするな……

[笑み刻んだ口より舌が閃いて、血濡れたような唇を舐めた。]

( 76 ) 2008/01/21(月) 22:42:54

瑠璃音ノ五シキ ジュアン

[ギャアギャアと鳴く黒い鳥の影が、あたりを一斉に飛び回る。]

……魔の気配、ですかねぇ。
それも、すごく大きな……。

[目をしぱしぱと瞬かせ、右目を手で覆う。何かを察知したのか、キョロキョロと周囲を見た。]

「候補者」さん、ですかねぇ。
それとも、別の何かか。

[目を細めて、唇を動かし――吐息で旋律を奏でた。]

( 77 ) 2008/01/21(月) 22:43:48

堕ちたる魔槍 クァルトゥス

[相手は戸惑っているのか、分かった上で誘い込むつもりなのか。《候補者》ならばおそらく後者であろうと思われた。
 クァルトゥスは自らの足で草を踏みしめてゆっくりと歩き、ザリチェに後ろから近付いた。男からは相手の濡れた紅唇は見えない。]

・・・…──。

この様な場所でひとり、遊んでおられるのか。
それとも、バラした相手が恋人だったか。

( 78 ) 2008/01/21(月) 22:47:16

触れずの君 ウェスペル

[視線を巡らせた先にあった魔が口を開く。
ウェスペルは心底うんざりしたような表情を見せただろう。]


――……無論だ。
しかし、よりにもよってお前が――


[同じく言葉を切った。
緋色の魔物が空より森に降り立ったのを感じ取ってか
眼つきが更に鋭くなる。

クァルトゥス。

声には出さない、無意識で名を紡いだ。
激しい怒りと憎悪と、それから。]

( 79 ) 2008/01/21(月) 22:48:46

瑠璃音ノ五シキ ジュアン、メモを貼った。 メモ

( A33 ) 2008/01/21(月) 22:51:49

地上の穢 ロネヴェ

――――――アンタの仇?


それとも、
昔の情婦。

( 80 ) 2008/01/21(月) 22:52:36

泡沫の雨 ニクス、メモを貼った。 メモ

( A34 ) 2008/01/21(月) 22:55:13

渇きの君 ザリチェ

[馬上の淫魔はゆっくりと振り返った。
最初は青く燃える炎のような瞳だけを、次に艶く白い貌を、最後に闇夜の衣に包まれたしなやかな身体を、それを乗せた愛馬ごと。

ただそれだけの動作の全てが、さながら恋焦がれた情人に向けられた媚態のよう。]

( 81 ) 2008/01/21(月) 22:59:35


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