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>>365>>375
[支え会うような形で抱き合いながら、二人の顛末を見守る。]
いつまでも意地っ張りなお姉ちゃんじゃ…素敵な"れでぃ"になんて、なれないのですよ?
[なんて二人に続くようにして、そんな言葉を…いつも姉妹で交わしていたような、何気ない言葉をふわりと笑みを浮かべながら紡いだ。]
>>329 >>385 >>386
[島風が躊躇した一瞬に。赤城の最後の・・・恐らく、当人すら意識のほかに放った、執念の一撃が最後の浮遊要塞ごとぶち抜いてサラトガに直撃する]
・・・・が・・・・ぁ・・・・ぁっ。。。
[艦載機も、今はふらふらと心もとない。サラトガが、限界に近付いているのが解るだろう。だがしかし、残った砲塔の一つが。深海棲艦の本能を満たそうと、赤城の方を向く]
[意識混濁し、虚ろな目のまま。龍驤は迷う>>329島風の方を見て]
(―――うちぃ。臆病もん)
[そんな想いをこめて。大きく頷いた]
[島風の覚悟が先か、それとも―――サラトガの砲撃が先か]
>>394
ふふっ、深海棲艦になっちゃったら、そんな事は出来ないクマ。誰かを沈めたいっていう衝動には……勝てないんだクマ。
[そういう声は、自分が経験したことの悲しさに満ちていた]
……いいんだクマ。多摩ちゃんに納得してもらえて、沈めるなら……あの世って奴で本当の姉妹に戻れるんだクマ。
大好きだクマー。ずっとずっと、沈んでも……絶対だクマ。
[そっと、左手を差し出して、多摩の手を握る。笑いかけた多摩に対してこちらもようやく、多摩の方を向いて笑顔を浮かべようとして……少し、失敗した]
じゃあ、カウントするクマ。3,2,1――
[0とカウントする。だが球磨は、すぐには自分に向けて砲を撃たなかった。普通の状態であれば手ひどい裏切りであろうが、この場合は事情が違う]
(……ごめんだクマ。多摩ちゃんには絶対、深海棲艦になってほしくないんだクマ)
[当然、片方だけが沈めばそちらだけに確実に修理要員が発動する。多摩が自分に撃ったのを確認してから、ためらいなく自分に打ち込むだろう]
>>395
…Aha…ごめん、なさい…ネ…。
帰って来るのが、相当かかったから…これでも、全速力で…頑張ったんデース…。だから、怒らないで下さいネ…。
[私は満身創痍の状態で、愛する彼女の声を聞いた。
…それだけで、私は…報われた気がした。だけど、それで満足してはいけない。
―唯一のチャンスを、ここで棒に振るわけにはいかない。だから、私の今の状況を語りだす。]
…ずっと、私は深海棲艦に心を奪われていましたネ…。その結果、貴方だけではなくて…まだ経験も浅い子まで危険に晒してしまった事…謝りますネ…。御免なさい、デース…。
だけど…貴方達のおかげで…今、ほんの僅かな時間だけ…私は私を取り戻す事が出来たのデース…。
[そこまで言って、私は一度大きく咳き込む。
…黒い何かが、私の胸奥をまた浸食してくる…のを…理解、して…私は、時間がない事を察して…愛する人に、最も過酷な願いを、押し付ける―]
…ぐぁ…ごほっ…はぁ…ぁ…。単刀直入、に…いい、ます、ネ…。
―おねがい、デース…きり、しま…
―――私を、その主砲で撃ってください……
わたしを、この海で…ねむらせて、くだ、さい…
>>383
<うん、だから加古を、皆を、迎えにきたの。>
[そうしたら、ずっと、ずっと一緒に居られる。]
<そう、それしかないよ…私ももう次は外さないから。>
>>393
うん。でも、引きずってでも連れて帰る…
[綾波の気配が急変する。凄まじい圧が、彼女の全身から漲って見えるほどだ。
その恐ろしさを体感しながら、初雪は抜刀する。]
…第十一駆逐隊所属、初雪。
[青眼に構えて、開戦する]
推して参る。
[その瞬間から容赦無く飛来する銃弾の雨。まともに受け切るのは無理だ。ただあの速度に磨耗するだけ。]
──…っ。
[銃弾の雨が海を弾く。その軌跡を大きく躱しながら、初雪は腿の装備から魚雷を4本発射した。]
あたれ。
[そして大きく円を描きながら、中央の綾波へと距離を詰めて行く。]
>>400
させない。あたしも、誰も、そっちには連れていかせないよ。
[きっと、古鷹が悲しむから…]
ごめん、古鷹…。ちょっと痛いかもしれないけど…ごめん!
[古鷹に、誰も傷つけさせないために…あたしは引き金を引く。]
―――っあああああーーーーー!
[狙いは本体ではなく、こちらへ向けられている砲塔。
撃沈ではなく、戦闘続行不能を狙った一撃。]
[背中に感じるぬめぬめに>>382戸惑いを見せながらも
ようやく佐々穂が見えはじめた
ボロボロになったとはいえ、入渠所は無事、そこさえ入れば傷は治るだろうか]
山城、青葉、ただいま帰還しました。
[艤装を解除して、破損した右側の砲台を修理に回す]
さ、青葉さんつきましたわ。
私はこれからお風呂に行きますが・・・一緒にどうです?
[妖精さんに自分と青葉の分の着替えを頼み、着替えを受け取れば、こちらは入渠所へ向かうつもりである]
>>398
[球磨が大好きだと返してくれた事に、満足そうに微笑んで・・・そして、カウントが始まった。
3,2,1――ゼロ。]
[暁の水平線に、戦いの終わりを告げる花火のように、砲撃の音が二つ、重なって響いた・・・
・・・はずだった。
自らの砲撃により、身体が沈んでいく。
意識が遠くなり、水上で繋いだ手が離れ、一人、沈んで行く。
・・・一人?]
[・・・全てを悟った時には、手遅れだった。
暗く、冷たく・・・そして、沈んでいった艦むす達が流した涙で海が出来たのではないかと錯覚するような、塩辛い海の水を飲みながら、まだ沈んじゃ駄目だと、薄れ行く意識の中、もがいて、無駄な足掻きをする。
だが、遅かった。自分の懐が淡い光を放って、自身の最低限の機能を修復、浮上させる。]
・・・球磨ァっ!!!
[海面に上がるなり、叫んで、妹の姿を探した。
もし、まだその場にいるのなら・・・絶対に、引き金を引かせてはいけない。]
>>387 >>396
う、あ、あぁ・・・
[涙を流したまま、抱きしめてくる響の腕にあらがえなくて・・・。聞こえてくる二人の声にも、響の温もりにもなにもできずに]
う、あぁぁぁぁぁぁん!!
[ただ、大粒の涙をこぼしたのです]
>>399
[私が最初に、この作戦を実行するときに、決めたこと。]
[彼女を沈めるということ。]
[未練。それはあってしかるべきもの。]
[だけど私は誰よりも散っていった命を知っている。]
[だからこそ、わがままは許されない。]
[旗艦としてとか司令の為とか、姉の為とかじゃない。]
[―私が、決めること―]
姉さん。私は、冷たい妹です。貴方を守ることも、知ることも出来なかった。
そんな私を、許してください。…苦しいです。悲しいです怖いです。
認めたく、ありません。姉さんが、死んでしまったなんて。
ですが、私は、私は。大好きな、姉さんを―――っ
[涙がぼろぼろと。]
姉、さんを。この海から、助け、ます。後始末は、私に任せて。
今まで、やってきたんですから!大丈、夫。
[ね?と、声を掛ける。気丈に振る舞い、彼女のことを想って。]
今まで、ありがとう、ございました…
[駆動音がきりんで、砲塔が動き、狙いを定める。
いつも通りの所作。何千何万と行ってきた、敵を補足する動作。
それを、姉さんへと向ける。耳をつんざく、発射音が鳴り響いた。]
愛して、います…!
>>404 山城
あぅ・・・青葉、恥ずかしながら帰ってまいりました・・・
[山城の背に隠れるように身体を隠しながら、ちょこちょこっと顔を出しながら辺りの様子を覗う。]
あ、青葉も行きます・・・ぬめぬめで気持ち悪いんですよー・・・
・・・山城さん・・・その、こんなことは・・・頼みにくいんですけど・・・
[背中でもじもじする。まだ、「動けない」のだ。]
その・・・青葉の身体・・・洗ってもらえますか?
[本当はそこまで頼みたくないのだけれど・・・さすがにいきなり浸かるのはまずいだろう。]
>>405>>406>>407
[多摩の体が沈むさまを見てやはり心は激しく痛む。海水が薄く光ったのを見て効果の発動を確認しても、涙がぽたぽたと海水に落ちるが……それでも、引き金を引いた]
――ズドンッ!!!
[パワーアップした自分の主砲は、自分自身を一撃で轟沈させるには充分な威力を持っていた。とても浮かび上がれない体になり、意識が薄れて海水に落ちる]
(……多摩ちゃん、さようならだクマ。許してくれなくてもいいクマ。それでも……これで、もう終わり。最後まで……優しいお姉ちゃんで妹だったクマ)
[苦しいはずの海水は、もう何度メカもわからない自分の死を優しく包み込んでくれている気がした。
再び浮かび上がる意思もなく、その体を沈めていくだろう]
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