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銀色鈴 リコシェ は 塵の尾 ヘール に投票した。
鉄の犬牙 アンブローズ は 見えない糸の リネア に投票した。
光塵を見つめる リュミール は 塵の尾 ヘール に投票した。
塵の尾 ヘール は 光塵を見つめる リュミール に投票した。
見えない糸の リネア は 光塵を見つめる リュミール に投票した。
鳥を懐かしむ ヴァルチャー は 見えない糸の リネア に投票した。
塵の尾 ヘール は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、銀色鈴 リコシェ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、鉄の犬牙 アンブローズ、光塵を見つめる リュミール、見えない糸の リネア、鳥を懐かしむ ヴァルチャー の 4 名。
【自室】
[それが、導かれるようにして窓を叩いたとき、大いに急いで紙飛行機の文を広げた。座るのも忘れて、ただ読んだ。何度も何度も読んで、心臓から伝わった震えが唇から全身に回って、目の奥が熱くて熱くて堪らなくなっても、まだ読んだ。やがて、くしゃと音がした。手が力の加減を無くして、大切な文に、余計な皺を作ってしまっていた。]
…………。
[手紙を両手に持ったまま、俯いていた。例え離れようと、彼が自由に別の空の中を吹き歩いていると想っていれば幸せだった筈だ。筈、筈、そればかり、だ。それだから、いつも酷く遅れて追いかけるばかり。胸が苦しかった。息ごと堪えた声が、胸腔をかき回した。]
……ぃ、じょう、なら
[異常だって、言うくらいなら――――。]
[今は、立ち尽くしたまま。]**
>>#0の件に関し、記名メモでのPL発言で回答下さい。
参考にしつつ、21時ごろまでに延長するかしないか、こちらの独断で決定します。
【寄宿棟・一室】
[ぐちゅり、ぐちゅ、ぐちゅ、]
[この人は果実を喰らっていた。いつか弟にやった筈の果実だ。
皮はごつごつした見た目より案外柔らかく、この人の犬歯で容易に裂けた。
豊富な果汁が、音を立てて溢れていた。
口端からあふれ出し、ツツと肌を滴って落ちていた。]
[殆ど腐敗しかけのそれは、喉に絡みつくような甘さだった。]
[喰らいながら、人形を見下ろしていた。
ひどく懐かしい人形だ。
あいつにやった人形だ。
決して捨てたわけじゃない。
なのに、いつ最後に見たか分からない人形だ。]
[ナイフ痕を見下ろしていた。
人形にあるべきじゃない痕跡から、
鬱憤と、焦燥と、混迷と、失望と、
その他言語として知らない感情を想像していた。]
[じゅぷ、]
[齧り切って小さくなった果実を、
種ごと、ぜんぶ呑みこんで、指をなめて、
口から零れた赤い果汁は、ぼたぼた人形に落ちた。]
[空になった手で、人形を掬い上げる。
頬を押しつけるように、抱きしめた。
深く吸い込むと、彼の匂いを感じて、]
[静かに泣いた。**]
【会議室】
[机に置かれた投票箱。
その机の端に、彼は腰かけていた。]
[代わり映えしない使用人の格好、代わり映えしない頭巾。
ただ、神経質と言っていいようなこの人らしくなく、長髪はざくざくと乱暴に結んだばっかりで、陰鬱で力のない顔つきだった。
尻を机角に引っかけただけで、ぼんやりとしている。]
【風鳴きの丘】
[海に浮かぶ島のように散らばった血を足元に見下ろすと、頭から首までぼうっと痺れて、地面も、木々も草も、虫も鳥も、太陽も雲も、突然自分を置いて遠くに消えたような気がした。自分の体がどこにあるのかも、わからなかった。
目の前の景色がようようもどって来て、頬に涼しい風を感じたとき、ぼろっと、大粒の涙が一粒だけ、隠さない右目から零れた。]
……ヘール…
[誰のものかもわからない血を前に、ただ弟の名前を呟いた。
そのまましばらく、像のように同じ姿勢で立ち尽くしていたが、何を切欠にするでもなく、いつの間にか消えていた。]**
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