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銀色鈴 リコシェ は 隠り処の番人 ミリオ に投票した。
鉄の犬牙 アンブローズ は 隠り処の番人 ミリオ に投票した。
光塵を見つめる リュミール は 隠り処の番人 ミリオ に投票した。
魔獣の女史 サラ は 塵の尾 ヘール に投票した。
塵の尾 ヘール は 光塵を見つめる リュミール に投票した。
見えない糸の リネア は 隠り処の番人 ミリオ に投票した。
鳥を懐かしむ ヴァルチャー は 塵の尾 ヘール に投票した。
隠り処の番人 ミリオ は 塵の尾 ヘール に投票した。
隠り処の番人 ミリオ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、魔獣の女史 サラ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、銀色鈴 リコシェ、鉄の犬牙 アンブローズ、光塵を見つめる リュミール、塵の尾 ヘール、見えない糸の リネア、鳥を懐かしむ ヴァルチャー の 6 名。
>>鉄
[狐の幻影が消えて暫く、]
[甘い香りがした。鼻腔の奥をつんと痛くするような、甘ったるい香りだった。何処から吹きこんだのかもわからない、生温い風があなたの肌をぞわぞわと這いまわるように。
あなたは、もう随分の間眠れていないはずだった。
本来は今宵も“そうだったのだろう。”
しかし、あなたは久方ぶりに眠りにつく事になるだろう。じくじくと鼻を苛むような甘ったるさが、あなたの意識を、まるで泥沼の底に引きずりこむようだった。]
>>0塵
[この人は、頭を抱えたまま呻き声を上げていた。呻き声をやめれば、カラカラカラと喉を鳴らしていた。それらの行動に関して、この人は全く無意識だった。ただ4日間に渡る不眠が、この人を徹底的に追い詰めていた。声を制限することもできず、自分の意識を操ることもできなかった。]
[ふと、奇妙な香りを感じた。
彼は目を見開き、顔を上げた。
幻視と幻聴は、もう随分続いていた。
けれど、ついに幻臭が来たものかと、ぼんやり考えていた。]
[頭が徐々に、ぼうっとしてきた。
やわらかく、白い毛布に包まれたように、
暖かい野原に寝転がるかのように、
意識が闇に堕ちて行くことは、天上の救いに感じた。]
俺を、
俺を、眠らせてくれるのか。
俺を、救ってくれるのか。
俺は、ずっと待っていた、ずっと、
ずっと、
[この場には、自分しかいない。
けれど、独り言を大きな声で呟くことは自然になっていた。
何かに助けを求めるように、片手を上げて、
そのまま、ベッドにゆっくりと仰向けに倒れた。]
>>3塵
───………
[遠い記憶の母に、囁きかけられているようだった。
雑音が徐々に、頭の中から薄れて行った。
暖かく、安らかな、眠りに落ちて行った。]
[ベッドに仰向けに倒れた青年は、深く、深く、長い寝息を立てている。
ぽろりと零れた涙が、真っ青な肌を伝って落ちていて。]
>>4鉄
んーー………
[扉を錠ごと破壊した侵入者は、実に無遠慮にあなたの部屋に踏み込んだ。また、無警戒でもあった。今までの経験上、この深い眠りから脱した者はいなかったから。]
[こつん、][爪先が何かを蹴った。]
――…んん?
[足元を見おろした。飛び散った赤と、血液が付着したナイフ。それを摘みあげて。鳶色の瞳がちろりと刀身をなぞるようにそれを見た。突き出した舌に刀身の腹を押しつける。
甘酸っぱい、人の味だ。]
駄目じゃないか、こんなに零して――。
それに。随分やつれて……あんまり、美味くなさそうだ。
[ナイフをぽい捨てて、のしりとベッドに乗り上げて。あなたの寝顔を覗き込む。死人のような顔だな、と思った。]
[ぬろぉ][首筋に舌が這わされる。]
>>5塵
[壁に飛び散った少量の赤と、ベッドの足元の大量の赤を見れば、この人が随分荒れていたことは分かるだろう。今この人は軽い寝装だけだったが、腿は刃で肉が抉られていた。]
[すう、すう、と、深く細い寝息を繰り返す。
三つ網が解かれた髪はベッドに乱れ、
目を閉じて無防備に眠る童顔つらは、
ただその辺りの単なる少女のようだった。]
ん、ぅ……
[肌に、舌が沿わされれば、
全く無意識の反射なんだろうが、僅かに呻き声をあげる。
細眉を顰めて、少しだけ身体が強張った。]
>>6鉄
[にぢ]
[首筋に歯が立てられた。獣のように効率的に肉を食いちぎるような牙は持っていなかったから、精精常人よりも尖った糸切り歯頼りに、何度か首筋を咀嚼して。ぶつ、と食い破った。ゆっくりと血をすする。細められた瞳の白目が真っ赤に染まっていった。]
[ぞくぞく、ぞくぞく]
[じゅる][じるるる、くちゃ、]
[ぼんやりと発光する額の聖痕が、あなたの顔を薄暗闇に浮き上がらせていた。][つ、ぅ][唇を離すと唾液まじりの血液が糸をひいた。ぺろ、と唇を舐めて。]
――ごちそうさま。
[それにしても、ひどい顔してるなと。あなたの顔を見おろして。]
>>7塵
[首を食まれる。ぴゅぷ、と唾液が跳ねるような音が出されると共に、もぞり、とくすぐったげに身体を動かした。眉が僅かに顰められて、唇をきゅうと浅く噛んで、]
[じゅる、]
──ぁ、ぅ、
[血が吸われて首筋に感じる痛みでは、眠りから脱出し得なかった。ただ身体だけが僅かに反応して、ほとんど寝言の声を、ぼんやりと漏らした。
──君が口を離せば、ほぼ同時に、浅く噛んでいた唇も開放して、薄く唇を開いたまま寝息を立て始める。]
[無垢な少女のように、無防備なつらで、深く、深く、睡眠を貪る。]
[薄い寝装ごしに、心臓部の聖痕が、ふわりと、赤く光った気がした。]
>>8鉄
[喰うだけもない程。衰弱はしていたが、やはり聖痕者のそれのほうが無能の血液よりも、ずっと甘美に感じた。ぺろ、ともう一度。下唇を舐めて。ベッドから身を離した。]
それにしても。なんて哀れっぽい声だったろう。
――救い、 とか?
[あはは、と笑い声をもらして。]
……本当に求めちゃってるの?
――あきらめてるの?
――星読みなのに?
――みんな、頑張ってるのに?
――リコも頑張ってるのに?
[雨粒のように、ぱらぱらと問いを降らせる。あなたはきっとこたえない。]
確かに、俺は音叉に味方したけれども。
圧倒的勝利を求めてるわけじゃないんだ。
面白くないと面白くない。
>>鉄
だから、あきらめちゃ。駄目だ。アンブローズ。
希望を持って。俺達に向きあってくれ。
じゃなければ、[ぐち、首筋の傷口に指先をつっこんだ。]
――奮い立つ理由を与えてあげるよぉ。
[あなたの血を使って。赤をなすりつけて。壁にメッセージを刻む。]
[ボクは、青色はぐれ星
瞳に光宿らぬハウンドにご主人様は守れない
ボクの趣味は“つまみ喰い”
精精、お気をつけて ]
[そのメッセージの前で、満足そうに頷いた。]
これで、前向きに僕らと愛し合ってくれる気になるよね?
[ちゅ、と赤くなった指先を口に含んで。]
そう簡単に、勝負を投げさせたりしないよ?
[けらけらと笑って、くるりと背を向けた。今宵はぐっすり眠れるだろう。“今宵だけは”**]
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