人狼物語(瓜科国)


1206 【9月のRPやるよ村】 星降る街の聖痕者


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鳥を懐かしむ ヴァルチャー

【魔術師の塔:掲示板前】
[掲示板に新しく張り出された紙を、反芻しながら読んでいた。
ゆっくり。文字を噛み締めるように。
昨日中、歯噛みして待ち望んでいた内容だ。ヘール以外の誰かが【音叉】である、ということ。]

……。

[攻撃的な文字に目をやる。ぼんやりと昨日の自分に重なって、湧いてきた羞恥心に思わず目を閉じた。
これ以上は、何が目的であろうと、意味がない。そう結論にたどりついた。
自分が張り出した羊皮紙に、手早く訂正をし、その場を去った。]**

( 75 ) 2013/09/03(火) 17:58:21

鳥を懐かしむ ヴァルチャー、メモを貼った。 メモ

( A19 ) 2013/09/03(火) 17:58:51

隠り処の番人 ミリオ

>>70>>71
[突然あなたが叫び出すのを聞くと、青年は驚いたように目を見開いて。さっきよりも大きく、瞳の奥を揺らした。頬をぽろり、と落ちる一滴。]

……あっ…、
[矢を差し出されても、小さく呻くだけで。青年は何も言えなくなってしまった。震える手で矢を受け取り、ぼうぜんとした表情でそれを見つめる。
「突き刺してみろ」、その言葉がぐわんぐわんと頭の中に響いた。
皆を守るために、【音叉】ではない彼を手にかけてしまうのか。自分が、僕が、この状況でやるべき事は、]

―――ローズ、っ!!!

( 76 ) 2013/09/03(火) 18:03:00

隠り処の番人 ミリオ

[いやに生々しい音を立てて、唾を呑み込む。それから、からからになった唇をぎゅっと噛み締める。ぷつり、と薄い皮が破れて血が出てきた。]

[青年は、ぐあっと、目いっぱいに矢を掴んだ腕を振り上げて。]

[ぽろ、と。矢を、また取り落とした。]

[そして。
弱々しい拳が、あなたの心臓のあたりを叩いた。]

( 77 ) 2013/09/03(火) 18:04:15

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>69〜 塵
【自宅】

[その張り紙をした帰り道。
甘いにおいが家の外までたちこめていて、思わず目を細めた。
いつもの、帰ってくる場所。長いこと住み続けた住みかだ。
扉に、手をかける。開く。香ばしい香りと、料理をしている湿っぽい空気がわっと頬に触れる。
いつもと、同じだ。]

ただいま。ヘール、またパイ焼いてんのか?今度はどこに配るんだ。
…弁当うまかった。手紙、ちゃんと気づいてくれたんだな。

[そう、声をかける。服についた埃を落としながら。]

( 78 ) 2013/09/03(火) 18:09:55

おきつねこんこん ルナール

【魔術師の塔・裏庭】
 いつの間にか。
 木立に紛れるようにして、狐が君たちを見ている。
 ただ、見ている。

( 79 ) 2013/09/03(火) 18:15:58

おきつねこんこん ルナール鉄の犬牙 アンブローズを、隠り処の番人 ミリオを、見ている。

( A20 ) 2013/09/03(火) 18:16:34 飴

鉄の犬牙 アンブローズ

>>76 >>77
[心に溢れ返った鬱憤を投げつけるように、叫んだ。君の涙を見ても、噛んだ歯から熱い息を何度も吐き出すばかりだった。君に矢を渡せば、両腕を軽く掲げて、身体の左右へとやり、俯く。一切の抵抗も示さない姿勢。]

[目は伏せられていた。君の動きは見ていなかった。]

[叫びの後。何拍だろうか。静寂があった。
そうして心臓が叩かれた。
それは刃でなく、はたまた武器たる拳でなく、]


[目を開いて、顔を上げて、すぐ目の前にいる君を見た。
その目は酷く──がっかりしたような目で。]

( 80 ) 2013/09/03(火) 18:17:05

鉄の犬牙 アンブローズ

 
 だから、お前は。
 俺なんかに負けるんだ。


[自分から離すため、君の肩を軽く押して、]


 俺は【星読み】。
 ミリオは【音叉】だった。


[踵を返して、歩き出そうと。]

( 81 ) 2013/09/03(火) 18:17:59

塵の尾 ヘール

>>78
[甘い、香りがしていた。]
[張り紙のことは当然ながら、知らない。扉を開けば細く囁くようでありながらも。台所から聞こえてくる歌声が、あなたの耳をくすぐっただろうか。

ふっ、と歌声が止む。]

――…兄さん?

[台所の方から、あなたを呼んだ。次いでとっとっと床板を踏んでそちらに向かう足音が聞こえただろうか。]

おかえり、兄さん。
うん。余ったらリネアやリコシェにも、持っていこうかな。
そのために……毒見はよろしく?

[なんて、首を傾げて。]

話があるんだろ?
テーブルにかけて待ってて。お茶を入れるよ。コーヒーとどっちがいい?

( 82 ) 2013/09/03(火) 18:18:03

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>82
俺は実験台かよ。ヘールも同時に、同じ量ならかまわねぇけどな?

[向かってきて、顔が見えれば、毎日のこととはいえやはり安心する。今日も元気そうだ、と確認できて、いつもほっとする。]

あー、飲むもんはいい。喋れなくなるからよ。
もったいぶることでもねぇし、さっさと話していいか。

…ヘール。俺な、嘘をついてた。
知ってたか?

[いつも自分が座っている場所につけば、相手が座るのを待たず、そう切り出した。]

( 83 ) 2013/09/03(火) 18:27:23

塵の尾 ヘール

>>83
えー。口がかわいても喋れないでしょ。
いいよ、持ってくる、えと、……うん。なあに。

[台所へひっこもうとしたところを、呼びとめられて。仕方なくといったていで、ギ、と椅子をひいた。]

――えっ?

どういうことなの、兄さん。

[嘘、には虚をつかれたような表情を浮かべて。小石を投げ込んだ水面のように、とまどいをさざめかせながら。自分と同じ色をした、あなたの瞳をまっすぐに見つめた。]

( 84 ) 2013/09/03(火) 18:33:35

隠り処の番人 ミリオ

>>80
[あなたのがっかりした目は見てなかった。
肩を軽く押され、力無くよろけて、先程弓を取り落としたあたりに情けなく尻餅をつく。
俯き顔からは小さな啜り泣きさえ聞こえたかもしれない。でも、]

まだ…負けてない。

…ぼくは、僕は。
[青年の目にはまだ小さく光が宿っていた。震える手で弓を取り、矢を静かにつがえる。
その矢の先は、あなたの心臓の裏っ側に向いていて。]

僕は、【音叉】なんかじゃない…!!

[歩き出そうとするあなたの背に、

矢を、放った。]

( 85 ) 2013/09/03(火) 18:35:22

隠り処の番人 ミリオ


[「だからお前は」

「俺なんかに負けるんだ」]

[なんて言葉を聞いて、かっとなったとか、ばかみたいだ。]

[僕は今、取り返しのつかない事をしているのかもしれない。]

[風に乗って真っ直ぐ飛んでゆく矢を見送りながら、どこか他人事みたいにぼんやり思った。]

( 86 ) 2013/09/03(火) 18:38:23

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>84
悪ぃな。すぐ済む。

…俺は【星読み】じゃない。
お前が音叉なら、とうにわかってたことだろうけどな。

[椅子を引いて座る相手に、頬をこわばらせながら、苦笑い。]

フラニーが、お前が【音叉】だって貼り出したのを見て、カッとなってさ。俺もバカなことしたよなぁ?いつものことだけどよ。
お前が隔離されたりしないようになるまで、ずっと嘘つくつもりだった。
…でも、アンが自分も星読みだって言い出してるのみて、もう意味ねぇなって思って。
嘘吐きは俺です、って貼り出してきた。

[おどけるように、肩をすくめる。何かの笑い話のように。
それでいながら、相手の目を見返したまま視線をはずさない。]

( 87 ) 2013/09/03(火) 18:45:49

鉄の犬牙 アンブローズ

>>85
[もう、君には失望しきっていた。隈の内側からジロリと君を見た目は、君には最早何も期待していないような目だった。だから、ただ肩を押したばっかりで、それのみで無防備に背を向けた。]

[既に歩き出していた。背後から、洟を啜る音が聞こえた。
無関心だった。けれど、]

 ────、

[ある時、頭巾の下に隠された獣耳は、はっきりと弦を絞る音を聞いた。]



[ど、
その音は、木製の的を射った時とは少しばかり違って、
艶めさがあった。]

( 88 ) 2013/09/03(火) 18:46:20

おきつねこんこん ルナール

>>鉄、>>86

 乱入は、その時に行われた。

 ミリオの射た矢は、正しく心臓を射抜いた。
 ――不意に物陰から飛び出した、狐の心臓を。

( 89 ) 2013/09/03(火) 18:46:28

鉄の犬牙 アンブローズ

>>85隠 >>89

[この人は振り返ったばかりであった。
この人に矢は突き立たなかった。]

[その矢は、狐に突き立った。]

[この人は呆然として、振り返った姿勢のまま、
少しばかり立ちつくした。
そうして、ようやくその狐が、いつか自分の僅かながら対話をした狐だと気付いて──言葉を漏らす。]

 なぜだ、

( 90 ) 2013/09/03(火) 18:49:28

隠り処の番人 ミリオ

>>88鉄 >>89
[自分が放った矢が、いつも的に打つものとは違う――たとえば、狩りに成功した時みたいな、そんな確かな手応えを持ったのを青年は自覚した。]

[でも、アンブローズの背に突き刺さったと思った矢は。

いつもじゃないけど、森で、何回も触れ合った、青年にとっては大切な仲間の心臓を。

無慈悲なほど、きれいに射抜いていた。]

……なん、で。

[からん。音を立てて弓が地面に落ちる。
青年は、絶望の淵に叩き落とされたみたいな表情で、狐のもとへふらふらと寄っていった。]

( 91 ) 2013/09/03(火) 18:54:08

塵の尾 ヘール

>>87

…………。
[テーブルの上に組んだ手をのせたまま、あなたが語り終えるまで。じっと待っていた。鳶色の瞳があなたを見つめたまま、しかし先程までのとまどいの表情はやがて消えた。]


――…そう。


[一度視線を伏せて、ぽつりと呟いて。]

兄さんは、自分がなにやったか……わかってるの?

[視線はあげないまま、感情の窺えない声音で問い掛けた。]

( 92 ) 2013/09/03(火) 18:54:15


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隠り処の番人 ミリオ
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