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【魔術師の塔・談話室】
[掲示板のメッセージは見た。
何度も何度も、文面を見間違えないよう、指でなぞりながらじっくりと。
…それでも、明確な答えは打ち出せなかった。
青年は、昨晩からずっと街にいた。研究で泊まる時を除けば、珍しいことだ。
なんとなく、森に帰る気にはなれない。
森に帰れば一時の安らぎを得ることができたかもしれないけど、このぴんと張った緊張の糸は緩めてはならない気がする。
それに、今の自分に必要なのは一人で考える事ではなく、誰かと会って話をする事だと思ったから。
ここにいれば誰かに会えるかもしれない。そう思って談話室に座して、来るかもわからない人を待っている。待ち始めて数十分、未だ人影はない。
ふう、と細く息を吐き出して、窓の外を見つめる。
遠くの空は夕焼けに染まり始めていた。]
[凡そ、いつも通りの朝だった。仕事に出る兄の背中を見送って、二人分の弁当をつくる。昨晩の残りの唐揚げを弁当に詰め込み、湯気立つスープを保温の術がかかったポットに注いで。縦長の米を野菜と一緒にフライパンで炙る。
唐揚げと、サラダと、豆の煮物と、サニーサイドエッグ、うさぎ林檎に、……ピラフ。そして野菜スープ。
ぎゅっと弁当を包んで、鞄に詰めた。]
――…♪♪♪
[鼻歌混じりに、朝の町を横切って。局に向かう。ちょっと長めの休みをもらおうと思いたったのだ。なにかを覚悟したとか、ではなく。聖痕の騒動のなかでは、満足に配達業務をこなせないとふんだから。そういうわけで、と上司に頭をさげればスンナリと許可が降りる。
もしかすると、ここにも塔の噂が流れてきているのだろうか。]
――…♪♪♪
[辛気臭くなったってよいことはないから、るんるんるん。露店の並ぶ通りを、そよ風を吹かせて通り抜けた。向かうのは、自警団の詰所だ。兄に今日の弁当を届ける。兄の同僚に、へこりと頭をさげて弁当を預ける。
ここまでが、凡そいつも通りの朝のこと。]
[その足で、様子を見るために塔へと立ち寄った。行き交う研究者達が、じろじろとこちらを見ては眉をひそめて何やら耳打ちを交わしている。騒動が起きてからは、珍しいことでもなかった。それなのに、彼らの瞳に怖れや疑念が渦巻いていて。なにごとか、と目をぱちくりさせた。]
[以下省略。]
[目に耳に。飛び込んできた情報。フラニーが俺を。兄さんがリュミールさんを。そして――。凡そいつもの通りの朝が崩れさった。]
【魔術師の塔・談話室】
>>29隠
[魔術師塔の人間に、もう決まった犯人かのように問い詰められたり。罵られたり。それの相手をしている内に、もうこんな時間になっていた。もう帰ろう……疲れた。そう思って、人気のない通路を選んで帰ろうとしていたのだけれど。
研究者達の足音がきこえて、首をすくめた。また何かなんくせをつけられては、たまったものではないと。談話室の扉を開けて―ろくに中に人が居るか確認もせず―中へと逃げ込んだ。]
……っ。ふーーーーーーっ。
ん、あれっ? ミリオじゃないか。
[ぱたん、と扉を押さえるように閉じて。やっとあなたの存在に気付いた。]
>>31塵
[青年は、遠くの空に飛ぶ鳥の影をぼうっと眺めていた。
その目はどこか虚ろにも見えたけど、あなたの声を聞けばぱち、と我に返る。]
あ…ヘール。良かった、やっと誰かに会えた。
暇だったらさ、すこしお話していこうよ。
[ふにゃりとした笑みを浮かべて、自分が座るソファの隣をぽんぽんと叩く。そこにあなたが座ろうと座らなかろうと、青年は少しの間黙っていただろう。「お話していこう」と言いながらも、誘った本人が何を話していいか困っているような様子で。]
ねえ、ヘールも……見たよね、あれ。
[そうして、ようやく発された一言がそれだった。]
>>32隠
[虚ろ気な様子に、ひらひらと手を振ってみたりしたのだった。あなたが瞬きをすれば手を引っ込めて。]
珍しいね。ミリオが町に……ってこの騒ぎじゃ当然か。
ずっとここで誰かくんの待ってたの?
[ぱちくり、]
うん。集合の時は、わりとそれどころじゃなかったし。ミリオとこうして喋るのも久しぶりだしね。おっけー。
[「おじゃまします」とあなたの隣に尻をおとした。あえてこちらからは話題を振らず、あなたが口を開くまで待つことしばらく。]
……うん、さっき見てきた。
なーんか。目ぇ、つけられちゃったみたいだ。
昨日さいごに話したのも、フラニーだったんだけど……。
[>>1:116と、こういう事を。聞かれたから答えたんだけど。彼女とこういうやりとりがあったのだと話して。その結果がこれだけれど。]
んー……。言ったって、証明できやしないから。あれだけど。
俺、【音叉】じゃないよ。[ちょっと疲れた顔で笑って。]
>>33塵
うん、一人で悩んでてもしょうがないから…誰かと一緒にいたくって。
ヘールとお話するのも久しぶりだよね、昔はよく一緒に遊んだんだけどなぁ…。
[あなたが隣に座れば、組んだ両手の親指をくるくると遊ばせたりなんかして。問い掛けに対する答えをしずかに聞いていた。]
目、つけられちゃった、って。大丈夫なの?
…きみの言葉を信じるなら、フラニーさんが【音叉】かその仲間ってことになるよね。
そして、ヴァルチャーさんが真の【星読み】って事になるんだよね。
だとしたら…どうしてきみに濡れ衣を被せるような事をしたんだろう。図星でも突かれたのかな…
[ううん、と口元に手を当てて考え込む。少し疲れた笑顔を見せるあなたの様子は、嘘をついているようには見えなくて。どちらを信じれば良いのかなんて直ぐには決断できなかった。辺りはまた沈黙に包まれただろうか。]
[掲示を見てから、今日をどう過ごしてきたのか、自分自身にも曖昧だった。店に帰ってからは、やはり幾人かが何事か尋ねてきて、店頭に立つのは、もうやめた方が良いのではないかと思った。とはいえ、何かを強く言われた記憶はない。その内容すら思い出せないくらいなのだから、接客としては零点だというだけの話だ。
それから、気を紛らわすように、ふらりと歩き回っていた。針金の小鳥だけが油断なく胸を張っていた。]
【魔術師の塔・談話室】
>>隠、塵
[そこを通る時、針金の小鳥が珍しくも、キシと首を鳴らした。それは偶然だったのかもしれないが、予感めいたものを感じて、その扉を薄く開いた。誰も居なかったら、閉じなおすつもりで。……はたして人影はあった。改めて扉を押し開きながら、小さく頭を下げた。]
……ヘー、ル。 と、ええと。 ミリオ、さん、でしたっけ?
[一人は、ここ数日の集合時にようやく顔を知った人物だ。知り合いばかりの中で唯一よく知らぬ人であったので、逆に印象深かった事が懐かしかった。
そして、もう一人。それは今朝の捜し人であった筈だったのだが。想像していた程、気は軽くならなかった。]
>>34隠
最近は、ミリオは森番だし。俺は配達でなかなかねえ。
[昔は、森中を飛びまわるように遊んだよね。と。あの頃は君が動物や植物と話せるのが、不思議で。それとちょっぴり羨ましかったりしたものだ。]
んー……。怖くないって言ったら、嘘になるけど。
今のところ、石が盗まれて――じゃあ人間は?ってとこだしねえ。正直、あちらとご対面してなにされるのか見当もつかないし。
[なんか、漠然とした感じだよ。と呟いて。]
……兄さんが、【星読み】だったのは驚いた。
俺が【音叉】じゃなければ、兄さんが本物と見ていいかな。
あくまで信じてもらえれば、だけど。
それねえ……、ミリオの言うとおり図星だったのかなって。
図星ってことなら、リュミールさんの潔白は兄さんが証明してるし。サラせんせいや、アンやリコ…って事になるけど。
[うーん。と唸って。]
正直、疑いたくない人ばっかだけどね。
リコなんてまだ小さいし。ありえないよ。
>>35糸
[きい、と扉が開く音に、考え込んで丸まった背中を正す。扉の方を見れば、最近見知った娘の姿があった。やんわりとした笑顔を向ける。]
……、リネアさん。どうも、こんばんは。
[挨拶を返すのに少し間が空いたのは、こちらもあなたの事をよく知らなかったからで。針金鳥を不思議そうに眺めつつも、もしよかったらどうぞ、と、向かい側のソファーを勧めただろうか。]
>>37塵
[返答が来れば、手が力なく上がって、ゆるゆると下りた。いつもの挨拶のように小さく手を振ろうとしたことは伝わっただろうか。]
うん。すっごくね。足りないくらいだったかも。
紙飛行機もありがとう……嬉しかった。
[言葉は訥々としていたが、控えめであれど微笑んだ。それから、少し間があって。]
――ねえ、ヘール。あれ……のことだけど。
[掲示板をそう示唆すれば、貴方がどう返答するよりも早く。]
【音叉】が誰かとか、そういうのは、まだ整理ついてないけど。それでもね、私は。
私は、ヘールがこんな事件は起こさないって、信じてるから。
[そう、はっきりと告げた。]
>>36塵
…怖いよね、僕だって怖いもん。
本当に僕たちが襲われるのか、襲われて何をされるのかなんて想像はつかないけど…何かが起こってるってことは間違いないし、漠然としてるなりに立ち向かわなきゃいけないんだよね。
[賢者さんも無責任なもんだよ、とこの青年にしてはやや棘のある口調でそう付け加えた。]
もしヴァルチャーさんが本物だったら、いま一番危ないのはあの人だよね。
星読みの力を奪われたら、僕たちが音叉を見つけ出すのももっと難しくなるかもしれないし。
ううん、手放しにヘールを信じることは出来ないから申し訳ないんだけど…参考にはする。
サラさんやローズ、リコシェ君………。確かに、疑いづらい人ばっかりだ。
[名前の挙がった面々の顔を思い出す。どれも、そんな悪い事をするような人物には思えなかった。]
でも、きみとしては……きょう誰に投票するか、決まってるんじゃないかな。
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