情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
>>71鳥 ->
[サボってると聞けば、軽い苦笑いを浮かべて。]
そういうことなら、私は、先に帰るね。
……あんまりサボっちゃダメだよヴァルにー? 程ほどにね。
じゃあ、
[またね、と貴方に向き直れば、ちょこりとお辞儀をする。ありがとう、ともう一度聴こえただろう。小さく手を振って背を向けた彼女を、貴方はそのまま見送っただろうか。何か声がかかるならば一言、二言と応えて、やがてその姿は街の方へと消えていった。]**
>>81 糸
バレなきゃいいんだよ、バレなきゃ。
[バレなければ法的には罪のない市民だって蹴り飛ばす男である。
公正さよりも感情を優先しがちなこの男は、お察しのとおり、それでよく叱責や罰をうけていたが、懲りる様子はない。]
[お願いしに行くね、という言葉に、頷いて笑った。]
いーんだよ、頼るくらい。俺だってリネアを頼ることぐらいあるかもしれねぇし。
ヘールに関しちゃあ、もっとだ。せいぜい頼りにしてやれって。
あぁ、まっすぐ帰れよ。[念をおす。]
俺はちょっと、静かなとこでねるわ…。
じゃあな。
[手を振る。
その背中が角を曲がるなりして見えなくなれば、とぼとぼと森の方に歩き出した。
適当に涼しい場所を見つけて、座り込む。
鳥の囀りに耳を済ませて、ほんの数刻、眠っていた。]**
【研究棟の裏庭】
>>獣
[あれからしばらく森でいつも通りに過ごしたりしていたのだけど、どうしても気持ちが落ち着かなくて青年は街に繰り出していた。何か動きはあっただろうかと街を見回れば変な落書きを見つけたし、塔には変な文書が置いてあった。
その文章の意味を自分なりに考えてみたりもしたが、何も結び付く所は無くただ思考をぐじゃぐじゃに乱されるだけで。これ以上頭を捻っていても仕方がない、と休憩も兼ねてこの裏庭に入ってきたところだ。すう、と深呼吸を一つして裏庭へ踏み入ってゆく。そんな折に、見覚えのある背中を見つけた。]
―サラさん!
どうも、さっきぶりです………それは、一体?
[「それ」とはあなたが手の中に握っているもの―獣の毛のついた包帯のことである。それが一体何なのかうっすらと察しはついたけれど、確認でもするみたいに、そう問いかけた]
【魔術師塔、廊下】
[ヘールとのひと時の平穏を楽しんだ後、かごに戻されたアップルパイも、紙飛行機も大事に持ち帰った。
紙飛行機は狭い自室─というには、少々支障のあるような、ただベッドがあるだけで。隣ともパーティションで区切られているだけの空間─のベッドヘッドへ、そっと大事に置いた。
アップルパイの籠を抱えて、うろうろと魔術師塔をうろつく。
「アンと食べて」なんて言ってもらったのに、悪くするなんて出来やしない。
探しているのは兄だけれど、ついぞここしばらく、姿を見ていない。
夜歩くことは、不安がないわけではない。だから、少年の周りには、ふわふわと白い光が漂っていた。
やっぱり、まだ。見つからない。廊下の真ん中で、籠を持った肩がゆっくりと落ちた。]
>>86銀
【魔術師塔、廊下】
[かちゃかちゃと剣が揺れる音、こつこつと靴底が床を蹴る音が、暗い廊下に響いた。その音の持ち主はこの青年であった。窓の外で弱く輝く灯りが、彼の顔半分ばかりを薄ぼんやりと照らしていた。
彼は今日からここの部屋を借りて寝るのだけど、もう寝ようとしてるわけじゃない。ただ歩きまわっているわけでもなく、一つの確固とした目的があって──]
[不意に、廊下の向こうで浮かぶ灯が見えた。目を細めて、その主を見たら、]
リコシェ。
[それは、まさに自らの目的で。]
【検査室前】
[今回の事件の為、急遽実地された臨時の検査を終えて。部屋の前の廊下にある椅子に、一人腰掛けていた。やっていることはいつもと同じ筈なのに、何だか酷く疲れた気がする。]
あーあ。
臨時なんだから、ちょっとお金多めに貰えたらいいのにっ。
[わざとらしく、独り言。腕をぐっと持ち上げ、身体を伸ばす。窓の外は暗く。ぽつりぽつり、滲むような明かりが見えていた。]
>>85獣
[あなたがこちらを向けば、やんわりと笑顔を返したんだろう。その笑顔も、あなたの話を聞いているうちに薄れていってしまったのだが]
ええ、あの子の前足を最初に治療したのは僕です。
薬草を付けて、添え木を…って簡単なものでしたけど。それを見るに、ちゃんと治療してくれる人に処置してもらったんじゃないかなって思います。
[ちゃんと治してもらうんだよ、と何回も言った筈だから。あの子が素直に自分の言いつけに従ったのかどうかまでは不明だけど]
…姿、見てないんですか?
森にもそれらしい気配は感じなかったし、街にも。サラさんでも知らないって、
[まさか。聞こえるか聞こえないかくらいの声で、小さく呟く。
今朝の話や、街中で見かけた不可解な文章の事もある。嫌な予感としか言いようのないものが浮かんできて、そのまま口に手を当てて、考え込むように押し黙った。]
>>89銀
[何日ぶりの弟かは、もう忘れた。ただ確実に言えることは、もうずっと探していたものが見つかったということだ。殆ど不意に名前を呼んだけれど、名前を呼んでから、君が振り返って、はっきりと"お兄ちゃん"と言ったのには、つい笑みを満面に浮かべた。
早足に、君へと近付いていく。]
探してたんだ──俺もだよ。
リコシェ、あのな、お前に──……
[そう言いながら、腰にかけていた袋を取りかけた時、君が何かを掲げた。視線を下ろす。籠だ。]
ヘールが?
……そっか。あいつには礼を言わないとな。
お前も。こんな夜、俺を探してたのか。……ありがとう。
[微笑んでそう、片手で籠を受け取ろうと。受け取ったなら、一拍──そして、膝を曲げて、君の耳をふわりと撫でてやろうとした。もうそれも、いつぶりの行動かは分からない。]
>>91鉄
[あなたの浮かべた笑みに返すように、唇の隙間からわずかに犬歯を見せるような、いつもの笑顔を向ける。もたもたとした動きの弟が向き直るころには、あなたは目の前に足を止めていただろうか。
あなたの言葉を遮るようになってしまったけれど、かごを掲げて見せる表情は、兄に会えた嬉しさか、それともお届け物、を成功させた得意さか。どちらとも取れるような。]
ぼく。に?
──うん。ヘルさん。紙飛行機も、一緒に。くれたの。
約束、してた。けど、こんな、早くに、って。きっと、気遣って。下さった、の。かなって。
それも、嬉しい。し。それに、すっごく。すっ……ごく、[掲げたかごが揺れるほどの力説を込めてから、]おいしい、ん。だよ。
だから。はやく、お兄ちゃんに。持って、いこう。って。
それに。お兄ちゃん、も。探して。くれてた、んでしょ。
[だからすぐに会えた。なんて、かごを渡して開いた両手を打ち合わせて、ぱちと音を立てる。
膝を曲げるあなたに、少し首をかしげた。目の高さがあって、だいぶ久しぶりに近くで見る緑に、赤い目を瞬かせた。
柔らかく触れる手に、ぴこと耳が揺れる。決して嫌悪ではなくて、むしろ、]
…… お兄ちゃん。
>>90隠
[振り向くその人には一転して、笑顔はない。疲れの滲んだ表情で手元を見やる]
貴方の処置なら、見間違えようもないわ。
となると…後はレナーテかしら。酷くなりそうなら彼女にと、一応伝えてはいたから…恐らくだけど。
[解る子だもの。そう呟いた、眉の皺がまた深くなる]
…そう。…
[答えを聞いて、こちらも黙り込んだ。何かを思案していた目が、そちらに向けられる]
…分からない、けれど。
もし、万が一よ。居なくなった原因が、あの話なら。あれが悪ふざけでも、ただの忠告止まりのものでもなく…何かが起きるとしたら…
…恐らくまだ本当に、危機感を持っている者は多くないわ。
ミリオ。今のうちに貴方、何が出来ると思う?
>>94塵
[ぼーっと窓の外を見つめていた為、扉が開く音にも、次いであなたが出て来る足音にも、気づいていなかった。声をかけられて、弾かれたように振り返る。あなたの顔を見れば。]
なんだ、ヘールか。
んー、ちょっと疲れたから一休み。もうちょっとしたら帰るよ。
そっちも検査おつかれさま。大変だよね。
【魔術師塔・門扉】
[ありがとうございました、と頭を下げて人を見送る。
魔術師塔の研究員相手に講義に来ていた魔術師の相手を頼まれて、暫く接待をしたり聖痕を見せたりとした後、ようやっと魔術師塔の敷地から帰る相手の見送りをしたところだ。
魔術師の影が消えた後、門の守衛に外でないでくださいよと声をかけられた。]
あ、はい。すみません。少しだけ、外いたいので。
もうすぐに寄宿塔に帰りますから。
[特徴的な風貌もあり相手に素性は知られているらしい、
きっと聖痕者なこともあるのだろう。そう頭を下げたあとも、何となく見張られているような視線も感じた。]
>>92銀
うん、お前に。
[膝を曲げたまま頷いて、バスケットを持たぬ手で腰から取ったのは、いびつにぼこぼこと膨れた小袋だ。入れ口を少し指で押し広げながら、君に差し出した。中には、この薄闇の中でも輝くように真っ赤な色が見える。]
異国の果物だよ。ツィ……何とかっていう。
ものすごく甘いんだって。
……お前、普段から勉強も仕事も頑張ってるからさ。疲れた時に食えよ。
[そう言うと、その小袋を、君の小さな手に握らせようと差し出した。
そうして、君の言葉はただ、口元に淡い微笑みを浮かべたまま、たまに相槌を挟んで聞いていた。"良かったな"とか、"頑張ったな"とか。優しく、穏やかな様相で。]
[ふわりと耳を撫でた。真っ白な毛はいつもみたいにふわふわで、頭巾に覆われて毛羽立った自分のとは一風違っていた。
君がいつものようにとぎれとぎれに、一生懸命なように喋り終えたら、数拍置いて──]
──あのさ、リコシェ。
暫くの間、俺は寄宿棟に居られるから。
だから、もっと……お前と、時間を作ってやれそうなんだ。
[何から話しだせばいいか、悩むように。少し詰まりながら、それでも君に、伝えたいことを。]
>>97鉄
[あなたがかごを受け取った後、何事か言おうと口を開いたけれど、それはすぐに閉ざされた。兄の動きをのぞき込むように首をかしげる。
指で押し広げられた袋の中から覗く赤に、それと似たような目を瞬かせた。
どこか恐る恐るとした手で、差し出された小袋を受け取る。]
ツィ……、……なんて、いう、のかな。
せっかく。お兄ちゃん、が。くれた、の。[わからないのが残念。そんなぽつとした呟き。
受け取った小袋を見下ろしていた視線が、またあなたの表情へと戻る。柔らかな、穏やかな表情を見つめ返す弟は、少し照れたように笑った。]
う ん……、ありがとう。
大事。に、食べる、ね。甘いの。好き、だよ。
お兄ちゃん、は。ぼく、より、忙しい、し。ヘルさん、からの。もらい物、だけど。
アップルパイ。食べて、ね。すっごく、おいしい。から。
ほんとは、リュミ先輩、とも。って。言われた、けど。
もう、遅いし……。お兄ちゃん、から。お渡し、して。差し上げてね。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新