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>>695塵
フラ、…… [僅かに表情が固まった。 首を横に振り、]
……いや、そういうことじゃない。俺がヴァルを見習ったら、リコシェにできる嫁もできないってことだ。
[つまりそういうこと。なんて一人納得したように小刻みに頷いていた。]
何だよ、教えないのかよ。
ま、お前には期待してるからさ。続報があったらよろしく。
[なんて、にやにやしながら小突かれたのだった。
が、君が続けて現したあきれ顔には、やっぱり眉間に皺を寄せた。その態度に疑問を表明するように、僅かに唇を尖らせる。]
糞真面目だと、[そのつもりはないようで。]
[ハメを外していい、なんて言葉にはいやいやとばかりに目を伏せて首を左右に振ったが、リュミール、という名が出れば、表情が強張った。
まるでリュミールに"素敵な姫君"ができることを一切考えられない──あるいは、おぞましいことだと言うような。]
>>698鉄
あは、そうなったら流石に見てられなくなっちゃう?[おしどり兄弟、なんて言葉に口に手を当てて笑って。]
でもその心配もなさそうだね。
ちゃんと気になる人、居るみたいだし?
[そんな言葉が、ヘールの(>>695)解答拒否の後に続いただろうか。]
任せて、その時は袖だけじゃなくて上から下まで仕立ててあげるんだから。
[ああ言えばこう返す、だ。こんなやり取りをしていることそのものが楽しいようで、浮かべている笑顔は幼い子供のように見えたかもしれない。]
どういたしまして!
[楽しみだね、なんて言いながら、貴方が買い物を進めるのを見届けた。]
>>704 鉄
[照れながら果物をわたすアンブローズと、それをもらうリコシェの顔とを想像すると、体のうちから微笑ましい気持ちとうらやましさが込み上げてくるようで。言い返す余裕がないほどだった。ただ、林檎を持たない手で、笑いが堪えきれぬ口を押さえていた]
おー、さすがのお前も腰を抜かすぞ。[なんて、売り言葉に買い言葉。]
制服の換えなんかあるわけねーだろ!
…いや、そうじゃなくて。
続きってんなら、どっか、別の場所で受けてたつからよ。
…男色の男二人揃ってるなんか思われたくねぇよ…
[短く言い返してから、ぼしょぼしょと小声で。その小声を届けるために少し貴方に寄ったので、匂いがまた鼻をつくかもしれないけれど。]
>>塵
…… ………。
……………。
………。
[表情を強張らせたまま、不気味なほど急に黙りこくった。
暫くしてから、口を開き、]
……と、 言っても、
無理して、 女性に、恋慕していないわけじゃ、ないし。
[困惑の面構え。]
>>700銀
似てると言ったって、リベカと私は全く別の生き物でしょう。リコは見間違えるかしら?
リコやアンも同じよ。人とも違うけれど、まして犬でもない。…耳や尾を隠して生きるよりは、それを皆に分かって貰える、方が、ずっと良いと思っているのだけれどね。
[貴方の意思を汲み取ってか、耳を見つめて目を細め、呟くのはそんな内心の言葉。]
ああ見えてね、私と変わらない年なのよ?けれどまだまだ若いのよねぇ…貴方を木から下ろせる位だもの。
似ていても、違う生き物なんて。ごまんと居るわ。わざわざ真似しあうより、そのまま分かり合えた方が、ずっと面白いし素敵でしょう?
ねぇ。身内に心配されても、ただの知人と違ってお礼も言えないからね。アンの心配性なら尚更だわ。内緒にしておく?…犬避けが兄避けにならないと良いけど。
…奮起ね、その通りよ。だから余計疲れるし、一々心配されたくなくなるのよねぇ…でも流石に、下の文句を言われる位なら、体に気を使う方がよっぽどマシね…
[後者より前者の話の方で、奮起したらしかった。揺り椅子から体を起こす]
>>709銀
そのお耳がもっとふわふわするとかなら、あたしすごく歓迎かも。
[彼の言う「ふわふわ」とは、そういう話ではない。解ってはいるが、わざとそんなことを言いつつ、揺れる耳を指先で示した。]
もー。リコちゃんたら上手なんだから。
そういえば、お兄さん――あ、こないだ偶然知り合ったんだけどね。
お兄さんからも聞いたよ?他人にも、あたしのことすごく褒めてくれてるんだって?
[ふと、アンブローズのことを思い出して。何とはなしにそんなことを聞いてみたりした。氷嚢を乗せると言われたことは、あははと笑うだけ。流石に起きないってことはない、と思う。]
……発端、そうなのかな。
[傍らの祖母をチラ見して、小声。]
>>711糸
[気になる人いるみたいだし、との言葉には、やれやれとばかりに眉を下げて、肩を竦めた。]
全くだよ。なんでこいつらの今後を、俺が心配してやらなくちゃいけないんだ?
リネア、お前はヴァルが興味を持ちそうな女性を探してやれ。
[なんて、君が何でも言えるような相手だからって無茶な命令を投げたのだった。]
[果物を袋に詰めて、銀貨を店主に渡す。どこか活き活きとしていて、何かわくわくと心が躍っているような様子が横顔ににじみ出ていた。
──と、その時、夕方を告げる鐘が頭上から鳴り響いた。]
……と、もうこんな時間か。
俺は夕時の仕事に戻るよ。
>>701塵
うん、家にいるのはベルカナだけだけどね。
みんなばらばらの所にいて、動いているかもわからない子の方が多い、かな。
[すごいな、には、でしょ。と、こちらも素直に誇る。]
うーん、私が描いてもいいけど、私も絵の方はそんなに、だよ?
[貴方の脳裏に"いぬ"が過ぎるかもしれない。どうもパターン化されている刺繍と、フリーハンドの絵とでは勝手が違うようだった。]
んー、線(ライン)だったらシンプルにかっこいい、かも?
後ろの方に二本、くらい、こう。
[呟くように言いながら、紙袋を片手に持ち替えて、紙飛行機の翼を指でなぞってみせる。]
>>710鉄
――……?
[まるであなたが、自分自身を納得させるがためのような物言いに、ただ?を飛ばした。あなたがフラニーを若干警戒しているなんて知りもしないから。]
教えません。
まあ、アンに気になる人ができたら交換条件で教えてあげてもいいけど?
[あなたが眉間に皺を寄せる様子に、にやにやと可笑しそうに笑っていた。こんなところばかり兄に似なくてもよいだろうに。しかし、あなたのあまりの沈黙の長さに、笑みは怪訝な表情に変わってゆき――。]
………。…………。
>>713
――嘘…。アン、もしかしてリュミールさんの事…!
[はっと何かを察した様子で、ぱしりと口元を手で覆った。]
……な、わけないよねー。
ああ、良かった。本当にそういう疑惑があるのかと。
[>>712 のような兄とのやりとりを、半眼で眺めつつ。]
>>706 塵
家帰ったら覚えてろよ?
[と捨てセリフを吐くのは、林檎を抱えているからである。かわいげの笑顔には、相変わらずの野生的な笑みを見せていた。]
しゃーねーな、お前の頭見つけちまったんだから。
別にもっと重いもんでもかまわねえぜ。
[肉とか。ってきらっと輝いた目が言ってた。]
ばか、なんで俺だけなんだよ。でっかいのを等分に分ければいいだろ?
[なんて、肩をすくめる。続く要求には、驚きに目を丸くして。]
ん?なんで今更…あぁ、それか。
ぴりぴりしてるっつーか…振り回されるみたいで気はすすまねえが、損になるわけじゃねえし、やってやるか。。
アンのほうがいいんじゃねぇかって思うがなぁ、ミリオや俺で手一杯だろうし。
自警団の護身術ぐらいなら教えてやってもいいぜ。
…あーあ、覚えられたらさっきのもすぐ外されちまうな。
[いかにも残念そうに眉尻を下げて、大袈裟に言ってみせる。]
>>714獣
……森、のひと。って。すごく。お若く、見える、んです……ね。
[あなたをまじまじと見ていた視線は、けれど、ふと嬉しそうに笑う。]
はい。だから、ぼく。サラ先生、好きです。
だけど。違う、ひとが。違わない、こと、を。望んでる、なら。
違わない、って。言って、くださっても。いいのにな、って。思い、ます。
本当は違う、のなんて。ぼくらは、知ってる。から。
[好きといった矢先の口で、そうこぼす。自身に向けての言葉を望んでいるわけではないから、どこか曖昧な色は滲んでいたけれど。]
……内緒に、して。下さい。お兄ちゃんの、心配の。種。増える。だけ、ですし。
もう、追いかけられない、ですし。光の。魔法で、誘導、とか……。
[たぶんできる。なんて、やっぱりどこか口ごもった声。]
でも。全力、なの。サラ先生、らしいな。って。思います、けど。
>>707日
[屈んだ所には、うりうりと頭をこすりつけてきた。もうちょっとで服を掴んで登ろうとしてくるだろう]
ちょっとマヌケを見たんでね、小言程度よ。
[結局言ったのは言ったのだった。
手を伸ばして受け取ろうとするそれに、少し驚いたような表情のあと、視線を落として]
そう。…いいわ、お前が欲しいなら。
あげるわよ、返さなくていいから。探す手間が省けるでしょう。
昔、お前のお爺ちゃんに貰った物だけれど…仕舞い込んでいるよりは、若い娘が着けた方が良いものね。大事になさい。
[真意など知らぬまま、その手に落とす。
…ちなみに若い頃はずっと着けていたものだ、長い付き合いの友人が見れば、誰の物かは一目で思い当たるだろう。]
>>712鳥
[君がそんな微笑ましげな想像をしてるとは、思いもよらない。その笑みは挑発の笑みだとばかり考えて、犬の威嚇声を上げんばかりに睨んでいたのだった。]
おい離れ、………[近付いてきた君に目を細めたが、]
[そんな耳打ちを聞けば、ようやくぐるりと辺りを見回した。人が自分たちを見ている……?そんなばかな。いやしかし、明らかに、今見回して目があったこの女店主は、意図を含んだ笑みをニヤニヤと浮かべていたのだった。]
………。
すまん。分かった。一時休戦としよう。
これ以上やるとプリュイ家にまで悪評が及ぶ。
[真剣な表情。今の事態を理解したらしい。]
……うん、じゃあ俺は行くから。
今少し広がった噂を挽回するように努めてくれ。
[一歩下がって。冗談3割、本気4割、申し訳なさ3割ぐらいの割合だった。]
>>705鳥
[何が得意と問われれば、頬に指を当てながら考えて。]
私が出来るのは、まだ魔法布と修復くらいかなあ。
布地にね、暑い日の為に軽い冷気を篭めたり、逆に熱を入れて温度を保つ鍋敷きにしたり。あとは単純に丈夫だったり、そんな感じ。
[お店に来てくれたら、もっといろいろあるけどね。と付け加えて。]
普通の服の修繕もやってるけど、ヴァルにーだったらヘールがやっちゃいそう。
[屁理屈には、もう、と小さく笑って。]
うん、今度は元気で会わせられると思う!
そうしたら、ヴァルにーに描いてもらっちゃおっかな。
[なんて、いたずらっぽい顔で。]
>>721獣
[のぼってこられようと、特に構わない。重いわよーなんて言いつつも、むしろ肩に乗せてやるくらいだ。髪なんかを引っ張られるようであれば、流石にやめさせようとはするけれど。]
あ、でも、小言は言ったんだ……
[笑いながらブローチを受け取り――そして、こちらも驚愕の表情。うっかり取り落としそうになったブローチを、慌てて握り直し。]
えっ。そ、それは悪いよ!
じーちゃんからのもらい物なんて、大事なものじゃん!
ホント、探す間にちょっと借りれれば良かったくらいで……!
[そんなに大事なものだなんて、今まで聞いたことはなかった。しかも、それを易々と譲ってくれるというのだ。面の皮の厚さに定評のある彼女も、流石に焦って遠慮を見せる。]
>>718塵
……うん……気になる人ね。
気になる人という感覚がなあ、そもそも、……
[そこまで言って、分からん、と突っぱねるように一旦口籠った。]
[それからもうずっと、脂汗でも沸いてきそうに強張った、いかにも難しい表情で沈黙していた。が、君が手を覆って発した言葉には、ぎゅうと眉間に皺を寄せて、すうと細く歯のすきまから息を呑みこんで、]
──ぼっちゃんのことをだと!
まさか、そんな恐れ多いことがあるか!
[軽く目を泳がせながら肩を怒らせて、片手を突き出して過剰すぎるような否定を返した。
ふうー、と深く息を吐き出して、疲れたように肩を落とす。]
……恋慕を抱いたことが無ければしょうがないだろ。
ま、俺には友人がいるからな。いざとなったらお前に聞くさ。
[などと、やけになったように開き直って言うのだった。
続けて"じゃ、俺は戻るから"と、一歩後退した。]
>>719鳥
[返事のかわりに口笛の音色が返ってきた。知らぬ。とばかりに。]
さっすが、兄さんは頼りになるなぁ。ふふっ。
[調子の良い声をあげながら、目が輝いたのを見て苦笑して、]
明日の弁当のおかず、鶏唐揚げにしよっか。
いやあ……おおっきいの、食べたいのかなって。
[弟の中のあなたの認識は、くいしんぼう。だったり。]
裏町にも配達に行くから、全く心得がないわけでもないけどさ。
せいぜい、突風吹かせて追い払うくらいだから。さっきみたいに完全に組みつかれると逃げ切れないなぁって。
やった!
じゃあ、お手柔らかにおねがいします。
[にしし、と笑って。]
>>716 鉄(>>糸)
――ばっお前、リネアにんなこと頼むんじゃねえよ。
[リネアに、自分が興味がありそうな女性を、なんて話をしているのを聞いて、眉をしかめる。]
>>723
[相手の威嚇声には、まぁまぁ、とにやけ顔のまま手をぱたぱたと振って。]
あー休戦だ。
俺だってそんな評判立てられたくねえよ、迷惑ってレベルじゃねぇ。
[この男に関しては、貴方が簡単にそう推測を立てたくらいなので、すでに評判が立っててもおかしくないけれども。
女店主の視線はすでに感じていたので、目を合わせないようにしていた。]
あ、あぁ、仕事だよな。
…まぁお前も頑張れ。
[申し訳なさはこちらもふつふつと割合を増しつつあった。軽く手を振ってそれを見送る。]
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