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彷徨い幽霊 玲子 は 他称木こり マッカラー に投票した
謎の女性 ジャスミン は 他称木こり マッカラー に投票した
他称木こり マッカラー は 謎の女性 ジャスミン に投票した
他称木こり マッカラー は村人の手により処刑された……
次の日の朝、彷徨い幽霊 玲子 が無残な姿で発見された。
もう人狼に立ち向かえるだけの人間は残っていない……
人狼は残った人間を全て食い尽くすと、新たな獲物を求めて去って行った……
あ、ここ鍵かかってますね〜。
んじゃ、とりあえず行ってきます。
[化け物の群れの殲滅した後、鍵のかかった扉の中に入っていく。
が、内側から鍵もなく開け方も分からず、機械の起動方法も分からず。と思ったら、すっごい分かりやすく起動スイッチなるものがあったのでとりあえず押してみたが何も怒らず。]
あ、あれ?
[16連打してみたが、何も起こらず。
廊下の方へと戻り]
ダメです〜。なんかわかんないですけど、起動しないですよ〜。
……くっ……!
[腕に比べて、足は速い。
首を捻って避けれたのは、奇跡の領分だろう]
……お陰さまでな。
君は判り易いさ。その髪色と、服の残骸な……、
[話しながらも、注意を集中する。
次も足で来るなら。来ると判っていれば、どれだけ速くとも、合わせるくらいは。
両腕を潰して、足も飛ばせば。あとはどうとでもなるだろう。
先刻の、ミナワの戦いを思い出して、ふっと]
終わったな。
んで、玲子さんが向こうから開けてくれればおっけーっと。
[肉の塊の戦力は既に半減以上していたのだろう。鈍い動きをするそれらに止めを刺していく。
銃より使い慣れたチェーンソーを用いる。休息により強化魔術を使えるだけの魔力が戻っていたことが幸いだった。]
おかえり。
起動しないとか、マジか。
こんな扉蹴破るのも無理だ…。
[お帰りの声は明るく、マジかの声は暗い。]
[避けられてもう一度、もう一度と繰り出す。それでも当たらない。もう一回、やろうと左足を持ち上げた時、]
「隊長に気を取られすぎだぜ。化物!」
[右足を剣士が傷を狙って斬った。広がった傷は右足の行動を鈍くさせる。]
ヤルネェ。
[しかし、化物も足元まで来た獲物を簡単に逃すわけもなく、動かない右腕を体をひねることで無理やり振るい、化物の範囲から逃げようとする剣士に当てる。それによって殺すことはなくても暫く戦闘はできないほどのダメージを負っただろう。剣士はヘリの方へ飛ばされてそのまま倒れた。]
アト二人ィ。
[一部のB.O.W.がそうであるように。
その白き巨躯の身体そのものが実験場となり、
新たな遺伝子を外部から取り込もうとする。]
(……あれが、彼の「進化」だというの?)
[なんて……醜いのだろう。直感でそう感じた。]
ッ!!
[襲いかかってきた触手の1本を爪で斬り落とす。]
困りましたね〜。
あのハゲが余裕そうだったのも、起動しないのを知ってたから?
…となると、あいつを締め上げないとダメなんですかね〜?
[今回のハゲとは司祭のことである]
うぐっ、重い・・・
[いくら鍛えているって言ってもさ、やっぱり私は女な訳で。
加速度の加わった成人男性の重さを支えきるなど土台無理な話であって、背中を思い切り鉄の塊に打ちつけた。まぁ、このおにーさんは無事っぽいのでよしとしておく。]
[その白い影は触手を広げて襲い掛かる。>>*9:26]
我々を取り込むつもりか・・・。
そうはさせない・・・!
[キックを繰り出して足の回転刃で引き裂こうとする。]
……―Freizugeben《解放》―Folge《連続》―Wiederholung.《反復》
[廊下の奥から、次から次へと現れる屍。恐らく、発達しすぎた代謝機構に用いるエネルギーを補う為に新鮮な肉を求めているのだろう。
もしくは、愚かにも崩れた己の肉を補おうとでも思っているのか。
しかし、魔方陣から発せられる壁の如き雷が、それを阻む。
それどころか、瞬く間に屍どもを消し炭へと変える。]
……Ändern《変更》―Wolf.《狼》
[ついでだから、とエーデルは首に巻きついた白蛇を一撫でし、そう呟いた。
蛇はしゅるしゅると床へ降り、そして一度、土くれへ戻る。
それから三度、新たな形を得た土は、豊かな白い毛に覆われた狼へと変じた。
姿を変えた狼は低く唸り、背後から迫って来ていた屍の群れへと飛びかかる。白狼は生物であり、生物ではない。恐怖も無ければ、死ぬ事もない。
屍の肉を食いちぎり、爪で裂き、蹴散らす。2(3)0体程度はいたであろう背面からの敵は、瞬く間にただの肉塊へと成り果てた。]
[奥から湧いて出る屍の数は減る様子がない。それでも、エーデルは少しずつ前進していた。雑魚の相手には好い加減飽きていたが、強い敵が出てきてもそれはそれで面倒なので困る。
何も出ないのが最も望ましい。
早々に研究資料を入手し、この無駄な争いから遠ざかりたいと考えながら、新しい紙を懐から取り出した。]
クラウス――くそ!!
[吹っ飛んでいった部下の姿に、歯を噛んだ。
筋を斬った腕の、遠心力だけの殴打でも、勢いが違う。
無事であってくれと祈りながら、安否を確かめる余裕はない]
化け物めが……、
[大上段に、剣を構えた。もはや、伸るか反るか。
防御のことは、考えない。次の一刀で、斬り飛ばしてやる]
――頼みがある。
一瞬でいい、奴の足を止めてくれ。
[その言葉に、アロイスは槍を構えた。
だから、槍兵の妨害は、化け物も織り込み済みのはず。
だが、ほかにもう一手、化け物が想定していない横槍が入れば、ともすれば]
>>9いやいや、どんな禿だよ…。
[流石に何を言っているのか直ぐにはわからなかった。
言葉尻から、あのジムゾンってやつか?とは思ったが…。]
どーだろうな。
でも締め上るのはいいが二度目はやりたくないぜ…。
[ため息を振った首で拡散させながら。]
しかしこれじゃどうしようもないぞ。
何とかして打開しなきゃいけないな。
此処に居ても仕方ないし、物資調達しながら調べてみるか?
【白い悪夢】
[辺り一帯の遺伝子の大方を触手でその身に取り込むと、
新たな進化と変貌を行い始める。]
[これこそが新人類と知らしめる様に。]
[取り込んだ遺伝子の数だけ体内から新たな部位が組み上がってゆく。]
ジムゾンとか言う化け物ですよ〜。
[二度目はやりたくないと言う言葉にはまるっと同意して]
そもそも締め上げられるかって考えるとどう考えても無理ですしね〜。
だったら、どうにかして自力で起動させたほうが早いかも?
[一つ頷くと]
ですね〜。もしかしたら、あの機械だけピンポイントで電気が配給されてないのかも知れませんし、配電室とかあったら覗いてみましょ。
[見えている相手からの攻撃なら、いくらでも備えられる。足を止めさせるなら、それこそ石火矢くらいの強力なものでないと難しいと思うし。
中心部を和紙で貼り合わせてある火薬詰めの四方手裏剣、火車剣の導火線に苦無を火打石の代わりとして火をつける。]
[槍を構える椅子さんが動くのに合わせて、私は手裏剣をバケモノの足元めがけて打ちこんだ。
手裏剣自体が当たらなくとも、導火線の火が火薬に着火すれば、小規模な爆発が起きる。少なくとも、少しくらいは足止めになるんじゃないかなぁと思って。]
[「弱点はないのか」とアロールは問う>>+106。]
……残念ながら、まだ分かりません。
[女は首を横に振る。]
ただ……
僅かですが、あの胸の中心が赤く光るのを見ました。
[アロイスが、化け物に向かって槍を構えた。
それを確認して、覚悟を決める。
あとはただ、この部屋にいるはずのいまひとりに言葉が届いていたことを信じて。
大上段に掲げた剣を、化け物に叩き込むだけ考えろ]
ぬ、お――オオオェァァラァッ!
[気合を吐いて、踏み込んだ。同時、アロイスが槍を突き出す。
それは払われたか避けられたか、いずれにせよ、化け物に傷を負わせることはなかったろう。
そのままなら、化け物の反撃が先に、自分や部下を捉えただろう。
そうならなかったのは――どこからか飛んで、空を切ったもののおかげか]
――イェアアアアアアッ!!
[怒号と共に振り切った剣先は、果たしてなにを断ったか]
>>20ってことは、そういう力で動くって事か。
色んなものに使うなぁ、俺のチェーンソー然り…。
[ジムゾン=はげがやはり結びつかずスルーした。
ふさふさに見えたのだから。]
>>25…!?
[ジャスミンの姿に、追いついたのかという言葉を投げかけて。]
[槍兵が化物へ突撃し、それを迎撃しようと片足を上げる。その時、軸足で小規模の爆発が起きた。その衝撃は化物の足を揺らし、隙を作る。そこへ槍兵が軸足を狙って突いた。
蹴るために体重を前にやっていた化物は軸足に力がなくなり、徐々に前へと倒れてゆく。
その先には……>>27]
アア、ココデ終ワリカァ……。
[気合の入った一撃は化物の顔を両断することはかなわなかったが確実に脳に届いており、破壊している。
もう、化物が動くことはなかった。]
あ、無事だったんですね〜。
[ジャスミンの姿を確認すれば嬉しそうに笑ってから、困り顔に表情を変える]
機械がですね〜動かないみたいなんですよ〜。
なんでかはよく分からないんですけど〜とりあえず、電気関連を探ってみようか〜って。
ええ。
[玲子>>31に微笑む。]
……動力室ね。
表の太いケーブルが幾つか切れてるでしょう?
電源が今、この部屋に供給されていない状態なのね。
動力室まで行けば、
非常用電源をオンに出来るのだけど……
少し問題があるわ。
その動力室と非常用電源をオンにするには、
カードキーではなくて、鍵が必要なの。
……クラウス、礼を言っておけよ。
そのお嬢さんは、お前より余程に手練だ。
[大の大人をひとり横抱きに、軽々と飛ぶ少女に、感嘆と呆れが綯い交ぜになった視線を向けつつ]
……借りが、また増えたな。
[そろそろ耳慣れた笑いに、荒い息で肩を上下させた]
そしてその鍵はきっと、
【白い悪夢】が持っているわ。
変異体の一種で、
今はワクチン精製プラントで暴れているみたいなの。
…ほうほう。
それで、その鍵は
[希望見つけたり。と言った様子でくい気味に聞こうとするが、続く言葉に]
また化け物ですか〜…
[「また」の部分を強調してげんなりした**]
こうもいい仕事をしてくれると、雇いたいのは山々だがね。
残念なことに、君の世界の貨幣は持っていないからな。
[冗談半分で、そう応じて]
……アロイス、クラウス。
こちらのお嬢さんが、私の命の恩人、ミナワ嬢だ。
くれぐれも、失礼のないよう。
[と、呆然としている部下たちに釘を刺しておいた]
ってことは…。
[玲子に合わせて軽い説明を。ただし技術的な部分は外しておいた―どの道出来ないが。
話しを聞いてみるに、結構ふさがった感じだった。]
…白い悪夢?
なんだそりゃ―って化け物なんだろうな。
別に貨幣じゃなくてもいいんだよ?金属はそれだけで価値があるし、あと服だってものすごく高価だし。おじさんの服とか高値で売れそうだよ。
まぁおじさんの裸なんか見たくないからいらないけど。
[けらけらと笑いながら、さらに冗談を重ねて]
どうも。
怪我してるなら、簡単な手当くらいはしてあげてもいいよ。その分の貸しはおじさんに払って貰うから。
[椅子さんと臼さんににこりと微笑みながらそう言った。]
そう「また」。
でもその化け物さえ倒せれば、
きっと帰れるわ。
[微笑む。]
そうね、見た方が早いでしょう。
マッカラー、玲子……
北部、ワクチン精製プラントへ行く準備は良いかしら?
[武器の要望をするなら、これが最後のチャンスだろう。
準備が終われば、北部ワクチン精製プラントへと誘導する。**]
……済まんが、手当てしてやってもらえるか。
渡せる金属といえば、このくらいしかないのだが。
[胸元を飾る、金属球の飾りを外した。
自分の世界では、こんな程度の金属でも、家を建てて家具一揃いを買っても余りある。
部下たちが何かを言いかけたのを、視線で黙らせる]
……、私たちの世界の話?
[むぅ、と]
そう面白いものでもないぞ……、
……偉大な前史文明様が掘り尽くした大地で、その遺産や僅かな残りカスの資源を巡って争っているだけだからな。
[苦笑気味に笑って、部下に言ってやる]
そうだ、クラウス。
手当ての礼代わりに、おまえが初陣を飾ったときの話でもしてやれ。
[と、無責任に囃した]
資源なんかをめぐって争うなら、いいじゃん。生きる為ならマシだよ。
こっちは国取りで争ってるんだから、馬鹿馬鹿しいったらないよ・・・・・・ほい、手当て終わり。あんまり激しく動くと包帯解けるから気を付けて。
[けらけらと笑いながら、切り傷に膏薬を塗り付けてやり、打ち身に濡らした薬草を貼りつけたりしてやる。最後に包帯を巻けば手当は終わり。
そういえばあの人は敵味方の区別なく怪我人を手当てしてたっけな、なんてぼんやり思い出しながら。]
へぇ、臼さんの初陣。興味あるなぁ、ついでにおじさんの初陣とかも気になるなぁ。
[にやにやと意地の悪い笑みを浮かべて、臼さんとおじさんを順に見た。]**
……クラウス、あとは任せた。
なにしろ私の初陣など、三十年近く前だからな、忘れてしまったのだ。
[明後日を向いて、目がざぶざぶ泳いだ]
[蛾が近づきメアリが手を伸ばす。
蛾はメアリを翅で包もうとしたのだろうか
襲いかかると言うよりは抱き締めようとか、取り込もうとかしているように見えた。]
キャンキャン(やめて、連れていかないで。。。)
[ベルリヒッターにとっても同じ
彼女はもう大切な存在
主亡き今気を許した人間にうち残った唯一の存在
連れていかないで。
心からそう願ってキャンキャンと蛾に叫ぶ。]
ほんとまた、だよなぁ。
[玲子の言葉に自分も同調しながら。]
なあ、何でその鍵を白いやつと言うのがきっと持ってると言えるんだ?
[また知らぬ化け物の話に疑念が湧いてきた。]
[更に考える。別の手段は無いのか考えて、解る範囲で模索をする。
即ち―戦う方法を回避できる手段。]
非常用電源と言うのを使わないでも、非常用じゃないこの電源との管を復活させる手段は無いのかな。
[表の切断されているケーブルを見る。原理は分からないが、何かを繋いで運ぶ管との理解はできる。]
この力は雷の力によるものだよな、チェーンソー貰ったときにそう聞いた。
[教えてくれた男は解る言葉で教えてくれただけかもしれないが。]
雷の力を通すだけなら、魔術でも何とかなるかもしれない。
[そう言って浮かぶ顔、更に玲子に視線を送る。]**
なんちゃらプラントに行く準備はまぁ…万端とはいえないですけど…。
戦わない方法があるならそれに越したことはないですね〜。
[マッカラーの話に耳を傾ける]
なるほど〜。
魔術を使って電気の通り道を無理やり作るって訳ですね〜?
幸い、ワームホールなんちゃら室自体には私が入れますし、案外うまくいくんじゃないですか〜?
…うまくいけば、ですけど〜。
もしそれをやるなら〜、まずは切断されたケーブルを繋ぐ所から…ですかね〜?
しなくても、電気…雷の道は作れます〜?
…ものによっては作れると思う。
何処まで管らしい作用をできるかは、俺が使ったこと無いからわかんないけど。まあ覚えるなら…この場所だと何年かかるか。
[チェーンソーのじゅうでんというのも、地力で出来たらと思っていた。実際は雷を作り出す魔術を自分は行使できない。]
ああ、この地で生活してたら魔術じゃなくてこの町にある道具の勉強をしていそうだ。全然魔術の習得が進まなさそうだな。
[なんか、それもありなんじゃ。
と過ぎってしまった。]
何年かかかるなら…戦いに行ったほうが無難ですね〜。
あとは〜。
そういえば知ってます〜?
なんか霊体ってプラズマって言う説があるんですって〜。
私の体を媒体にしたらちょっとやりやすかったりしないですかね〜?
[思いつき。適当。無根拠。]
まぁ、生まれ育った場所で何をやるかは大分変わりますよね〜。
しかし今から新しい人生ってのも…
[まぁアリっちゃアリかも]
いや、たぶん、厳しいんじゃ、無いかな…。
[そもそも彼女を媒体にして何とかするという段階まで行ってないので、行使どうのこうのでは何もいえない。しかし恥ずかしいので誤魔化した、つもり。]
だなあ。しかし…うーん。もしこの特別な病気が治る算段ついたなら何時か帰れるかも分らんし…。そしたら白いなんとかはこの施設で一度隔離とかできないかなぁ。
[少し悩んでぶつぶつと。]
え〜?そうですか〜?
いい案だと思ったんですけどね〜。
[無根拠の癖に残念がる]
隔離自体は…どうでしょうね〜?
魔術で封印!レベルじゃないと意味ないんじゃないですかね〜。なんたって化け物だし。
ピンキリですけど、化け物ですし〜。
── 施設・転送室?>>48 ──
ハッキングよ。
施設をハッキングして得た情報で、
……恐らくそうだろうとね。
[マッカラーに返事を。
そして、暫しマッカラーと玲子の会話を聞いている。]
[何か……相手の動きを封じる良い方法は無いだろうか。
強さを増した白い猛攻を、辛うじて避けながら思案する。
目に入ったのは、先程メアリが入った、あの倉庫。]
──── 、
[……そうだ。
あの巨躯が、プラーガの遺伝子を取り込んだならば。
抗虫薬を投与すれば、細胞にダメージを与えられるのでは。]
……すぐ戻ります!
[女は、ナビとアロールに戦闘を任せると、
まっすぐに倉庫へと駆け込んだ。]
>>56はっきん具?
…それも目を飛ばす監視みたいなものか?
[んー、と考えながら。]
白いヤツを一目見れば分るとは言われても見た瞬間死んだらたまったもんじゃない。わかること教えてほしい。
…それとも、因縁の相手なのか?
>>55地中深くにおとすおとしあなとか、ここの文化なら使えると思ったんだけど…どうなんだろ。
・・・誰。
[誰かの気配に、私はすぐに近くにいた臼さんの後ろに隠れた。
少しだけ腐った臭い、それから焦げくさい臭い。でも火薬の臭いはしない。
人と、獣の気配、でも獣の臭いはしない。とりあえずの敵意は感じられないけど、油断は出来ないと、そう思った。]
……うん?
[新たに入ってきた人物に、視線をやる]
生存者か……?
[気を抜きかけたが、ミナワが警戒しているらしき気配がある。
そのあたりは、戦場で判りやすい敵を相手にしてきた自分よりも、余程に信頼できる]
── 施設・転送室?>>60 ──
そのようなものだわ。
つまり、地下施設に設けられている目が
あるのだけれど……それに蓄えられている情報や、
その目へと気付かれない様に、見えざる手で接触して情報だけを得たという訳。
[この説明でマッカラーは分かっただろうか?
分からないなら追加で説明をするつもりで。]
そうね。
先ず大きさは、一種の小山を思わせるくらいの巨躯だわ。
再生能力もあるし、
他の遺伝子を取り込めばその場で新たに進化する。
例えば細胞を変異させて刃を造ったりもする。
因縁の相手ではないけれど。
…………、この【洋館】を無事出るには必ず倒す必要はあるでしょうね。
>>67いやいや…どんだけだよ。
家に帰る前に知識を習得したくなったぜ。
俺、マジで暫くここに残ろうかなぁ―
[なんて言葉を言うのは小山と聞いて少なからず動揺しているためかもしれない。]
最早元の道に戻るのもままならないのかよ…。
俺たちだけじゃどうみても無理っぽいぜ。
他に戦ってくれてる人が居ればいいけど。
[聞いてて良かったと思う。少なくとも予備知識無しではどうしようもない相手だと思った。]
何でも食べる化け物だってさ。
って感じのやつなんだろ?
例え施設を脱出しても逃げ切れるのかどうか…。
[一度玲子のほうを向く。
その顔はかなり渋い顔をしていただろう。
彼女のように幽霊になれるのかと浮かんだが、食われてしまえばままならないのではないかと思った。]
── 施設・転送室?>>68 ──
[ここに残ろうかなと聞けば微笑んだ。]
だから【白い悪夢】という名なのでしょう。
今も戦闘中の者達はいるわ。
勿論、そこへ行かなくっても、
ここを如何にか出来るなら行かなくても良いでしょうけれど。
それに、逃げるのも時には大事でしょうから。
[と、マッカラーと玲子がどうするかは任せるつもりで。]
まぁ食べるのに困らなきゃ残ってもそこそこ生き延びられる気がしますけどね〜。
[自分がその心配が無いのをいい事にお気楽に呟いて]
なんでも食べる化け物ですか〜。
鏡かなんかですかね〜。
[こちらを向けてきたマッカラーに視線を合わせると、こてりと首を傾げた]
逃げるところなんか無いってのは、あの時も今も同じだよ。
それに当てあるが何処に居るかなんてわからない。
ひとつのことにずっとしがみ付いてちゃ先に進まないもんな。
[一つ深呼吸。こういうときは治まるのを待つ。
乗り物の化け物の時も、そうやって治めた。
自らがヴァルター隊長に言ったことを思い出して。
こてりと首をかしげた玲子から向きなおした。]
とりあえず飛び道具の追加がほしい。
あんま行動を阻害しない大きくないヤツがいい。
他の人が戦ってるなら、その人たちの援護か、何かできるはず。考えるのは…本業のはずだ。
[行く意志を見せて、ジャスミンに頂けると言う武器を促す。]
おっ。
やっぱいくんですね〜。
そうこなくっちゃ。生存率200パーセント超えてますよこれ。
[ぐっと親指を立てて]
じゃあ私は手榴弾とボウガンの矢の追加をお願いします〜。
[大きな蛾がメアリの前で
優雅にその翅を羽ばたかせる。
後ろでは数々の衝撃で崩壊が始まったのだろうか。
ガン、ガン、ギギギギ、ガチャンと言った破壊されてしていく音が鳴り響く
そんな中手を伸ばすメアリ
このまま蛾に連れ去られるかもしれない。
しかし蛾より先にもっと身近な危機が迫っているようだ。
]
ゴゴゴゴゴゴ。。。。
地響きを立てながら崩れ落ちる塔
塔はゆっくりとこちらに向かってくる。
このままここにいたら自分もメアリも生きてはいられない。
けれど、メアリは気づいていなさそうだ。
犬もその崩壊に。。。3(6)
123気づいていない
456気づいた]
! あった……!
[倉庫からありったけのアンプルを持ち出し、
女は、再びアロールの元へと駆け戻った。]
……少しの間ですが、このアンプルで、
彼の細胞の再生を止められるかもしれません。
───援護を。
[両指の間に計8本のアンプルを挟み、巨躯へと迫る。
狙うのは、腹部に裂けた大きな口。
ムチのようにしなる触手を、ひらりひらりと避けていく。]
この状況で、見知らぬ人間が現れれば、無視は出来まい。
きちんと生きた人間かどうかさえ、確実ではないのだからな。
[片の眉をあげて、そう応じて]
関与しようがしまいが、常識を弁えておるなら、礼儀というものがあろうよ。
――それとも、貴殿の世界ではそれが作法かな。
[これは、男の衣装がこの世界のものと違うところからの推測だが]
……躾?
[連れへの侮辱に、幾許かの怒り]
ふむ……躾が必要なのは、どうやら、貴殿のほうだと思うがね。
見ず知らずの他人への口の聞き方を知らないと見える。
それとも、父君と母堂の愛情が足りなかったのか?
── 施設・転送室?>>74>>76 ──
分かったわ。
手榴弾は、通常の手榴弾、閃光手榴弾、焼夷手榴弾の、
その3種類。
ボウガンの矢は持てるだけ渡しましょう。
[バサァ]
[瀟洒な薄手の黒コートを広げると玲子に求められた武器を、次々に取り出した。]
マッカラーは飛び道具の追加ね。
そう……ね。
先程の手榴弾もだけれど、
あれ以外なら………。
[暫し考えた後、]
── 施設・転送室?>>74>>76 ──
これは大き過ぎるかしら?
[取り出したのはロケットランチャー。
そして、柄のみの棒の様なもの。
ラジコンと小さなヘリの様なもの。]
投げるだけなら、
手斧やブーメランもあるけれども。
これは、私の世界の武器のひとつ。
持ち主の精神力をエネルギーに変えて放出したり、
直刀として扱うことも出来るわ。
[柄だけのものをマッカラーが興味を示せば、そう説明する。]
・・・あいつむかつく。
[ぺらぺらと喋るおっさんに、私はもう呆れるしかなかった。でもむかつくなぁ、いつかあの偉そうな鼻っ柱へし折ってやる。
敵意云々とか言ってたから、殺気だけは出さないように気を付けた。敵対したらもっと面倒な事になりそう。あれは本人の言う通り、放置してあげるべきだ。]
[黒い乗り物に、真っ直ぐ歩み寄る男の行動を見て]
――さて、それがな。
貴殿に関係がなかろうと、こちらに関係がある場合もあってな。
どうやら貴殿――その乗り物を見知っているようだが。
[わざと歩調をたてて歩いて、さり気なく、男と唯一の入り口のあいだに立った]
(もし、選ぶことが求められるなら)
(選び続けて走り続けるのが必要なら)
[ベリニに手を伸ばす。
地響きが微かに聞こえる。
ベリニから視線が逸れる。倒壊する塔が見えた。
大きく目を見開く。]
[白い巨躯との距離は、残り僅か5mほど。
攻撃をかいくぐる最中、女はぽつりと呟いた。]
博士……
貴方の【理想】は、こんなものでは無いでしょう?
[それは、言うなれば獣への回帰。
人間の進化とは言い難い、醜い姿。]
……待っていて。私が「救済」してみせます。
[少女の双眸がマゼンタ色に光り輝く。
ベルリヒッターが逃げていないならベルリヒッターを庇い、
ベリニも庇うように、彼らを抱き締めようとした。]
[切り裂かれた足に、全ての力を集め。
白き巨躯へと一気に飛びかかる。]
は ぁ ぁ あ ぁ あ あ ─ ───ッ!!
[構えていたアンプルを、その腹の口へと投げ込んだ。
そのまま女は宙を舞い、白い悪夢の胸を蹴って着地する。]
お願い、効いて──!
生憎と、想像のとおりだ。
ここには、その乗り物が二つある。
それを操る方法と引換えに、一方を貴殿に譲ろう――そういう取引だ。
[断れば、そのときは、取引でなく強制になるかもしれないが]
……その犬は、抑えておいてくれないかね。
私も、私の部下も、軍用犬の相手は慣れているぞ。
なんだこの棒とか…どう使うんだ?
よくわかんねーけどこの位なら持てそうかな。
[更に近接武器を見る。]
ああ手斧とかあるんだ。
まあ木こりとしては一応貰っときたい。
かたな?
よくわかんねーけど魔力で動くのか?
……此れは貴公の所有物でもなかろう。
取引の札として自らの物を差し出さぬのは如何なものか。
少なくとも、そのような相手を信用するなど無理な話だ。
[操作盤に触れ、いくつかのパネルに触れると、天井がゆっくりと開き始めた。問題は燃料の有無だが、果てさて。]
彼れが軍用犬に見えるか?
とは言え、貴公の言を信じるのであれば、狼で居させる理由は薄いな。
……Ändern《変更》―Biene.《蜂》
[操作盤を弄りながら呟けば、狼はひとつ遠吠えをし、ゆっくりとその身を土へと戻す。
そして、次に土が形作ったのは、大量の蜂だった。その多さ故に、大きな羽音を響かせている。]
……うん?
本来の所有者がおらん以上、先着者が全てを得るのは道理であろう。
我々は、そこの化け物からこれを守るに、犠牲を払っておるしな。
少なくとも――宝を横から盗っていこうとする輩に、無償で渡すほどの善人ではない。
[言うと同時に、部下ふたりも立った。
男を囲うよう、そしていつでも得物が届くような位置にと動く]
……ふむ、面白い手品だ。
狗を羽虫に変えるとはな。
[無論、蜂と判ってはいるが。
敵の戦力を見下すのは、基本のようなものだ。
いずれにせよ、こちらは練達の戦士が三人。蜂の群れごときでは止まらない]
── 施設・転送室?>>99 ──
[先ずはロケットランチャーの説明をする。]
これは大型の銃と考えて貰って良いわ。
肩に構えて、付いているスコープ……遠くの物を見れるわ。
それを見ながら、標的を確り見て、撃ち込むの。
この世界ではかなりの威力を誇るわ。
今まで渡したものの中では一番……ね。
一度きりしか使えないから気をつけて。
[手斧をと言われれば、頷いて手斧を差し出す。]
先ず、この柄を手に持って。
そして後は……気合いよ。
気合いで、刀……光の剣が現れるわ。
[大味過ぎる説明をした。]
名称はライトセイ……、
分かり易く言うなら光線剣かしら。
人の精神エネルギー、
魔力も入ると言えば入る……かしらね。
大きな感情や熱意……強い想いを籠めれば、
その分だけ強いエネルギーが宿るわ。
貴方に渡した銃の様に、エネルギーの塊を、
剣の尖端から射出する事も出来るし、
剣の様に扱うことも出来るわ。
色々試してみるのも良いんじゃないかしら。
仮に貴公らが所有権を主張したとして、私が実力行使でそれを奪い取らん保障はなかろうよ。
抑、使い方が解らん以上は豚に真珠も良い所だ。
[操作盤を弄り、ヘリコプターに燃料が残っているかどうかを確認しながら嘲笑う。]
手品と思うならば、針を味わってみるかね。
貴公ほどの戦士なれば、毒程度どれほどの事もなかろう?
[仮に蜂の群れに怯えずとも、見た所魔術を使うようにも見えぬ輩であるからして、恐れる必要などないとエーデルは判断した。
それこそ、邪魔をするならあの屍同様に焼いてしまっても良い。そう考えていたが。]
……嫌、違うな。その方が却って面倒だ。
[教える手間―魔術を使って楽をするつもりだ―と、わざわざ争いを起こす労力を比較し、どちらがより自分にとって有益かを考える。
教える為に使う魔力と、争いで用いる魔力と。どちらが上かと考えれば、それは後者にならざるを得ないだろう。
一人ならともかく、数が居るのだから。]
……娘、来い。使い方を教えてやる。
[小動物のようにじっとこちらを警戒している小娘に、そう声をかけた。
男に言わなかったのは、彼らが明らかに武器をこちらに向け、敵意を出している為。
少女はこちらを警戒はしているものの、殺気や敵意と言ったものはまだ感じられない。それ故に、エーデルは少女を指名した。]
これは、遠眼鏡の類だな。
尤もこんな正確に見えるものなんて早々ない。
というよりこれ使い捨てるとかどんだけだよ。
そうだよ使い捨て扱いなんてどうやって沢山つくるんだ。
[少なからず物理でこの正確なレンズより、これを当たり前のように捨てられることのほうが驚愕に値した。]
魔術兵装の類かなこれ。吸い付く感覚でしっくりくる。
まあ剣とか…使ったこと無いけど色々なんとかなるかも。
[ライトげふんげふんを手に取り光線を振るってみる。羽音のような聞きなれない音がした。]
……結構。
[弩と剣を下ろして、部下も一歩下がらせる。
そうしてから、ミナワに視線をやって]
ご指名だ――すまんが、頼めるか。
また借りが増えてしまうようだが、な。
・・・今。何、したの。
[訳がわからない。
この男は、私の額に触れて、何事か呟いただけ。
なのに、今の私の頭の中には、ヘリに関する知識がきちんとある。
伴天連の術にしても、あまりに奇妙だ。狼が蜂に変わる程度であれば、幻術かと笑い飛ばせたけれど。]
俺はコレで十分だ。
あまり色々持っていても動きにくくなる。
[適当に体に積んで行く。]
キックボード―ああ、植物の部屋の前においてきちゃったか。
仕方ない、こっちはいつでもいい。
[玲子の準備が終わるのを待つ。]
……約束通り伝えたまで。
では、片方の所有権は私が貰う。
[とは言ったものの、今すぐここを出るつもりはエーデルにはない。
脱出手段を確保したとて、目的の研究資料を未だ見つけていないのだから。]
……Verschwinden.≪消失≫
[ステッキで、片方のヘリコプターをコツコツと叩きながら呟く。
すると、瞬く間にヘリコプターは姿を消した。]
……Ändern《変更》―Wolf.《狼》
[蜂の群れを再び白狼へと変え、これでもう用はないと言わんばかりに、エーデルは踵を返して部屋の入口へと歩き出した。]
な――……、
[目の前で、巨大な塊がひとつ消える。
若い部下が剣を抜きかけるのを、視線で制して。
操る方法を伝えた――という男の言葉に、ミナワに視線をやる]
ええ、重量があるものね。
[と、玲子の準備を待ち。
出来たならば、今度こそ北部ワクチン精製プラントへと誘導するだろうか。]
[次に出逢った時に「あとでもう少し教えてくれよ」というマッカラーの言葉は覚えていた。
何時話すかは、マッカラーや玲子が切り出す時か、或いは。*]
……おい、大丈夫か?
[焦点も怪しかったような少女の肩に、手を触れ]
判るって、しかし……、
[一言も発せずに、どう伝えたというのだろうか]
やっぱロケランは1発限りなんですね〜。
強すぎますからね〜。
[ライトセイバーの説明を聞けば]
ほほう。気合いで。
なるほど〜。あれってそうなってたんですね〜。
[手榴弾を何個かポケットにしまいながら、「私も持ってこうかな」とライトセイバーも受け取って]
よしっ。こっちの準備もOKですよ〜**
[地響きを立てながら崩れ落ちる塔。
変わり果てた私を庇う様にメアリは腕で私を抱きしめようとした。
けれどもメアリの身体は小さく、伸ばせる腕は短い。
私はメアリとベルリヒッターを翅で包む様に抱え込む。
闇の中で綺羅綺羅と鱗粉が舞った。]
[崩壊する塔が私の身体にのしかかる。
私の身体が大きいとは言え、耐え凌ぐには限界があるだろう、
私にメアリの手を振り払う余裕もない。
「ベルリヒッター、メアリを連れて逃げて」と願うようにベルリヒッターを見つめる。
私の気持ちは伝わっただろうか。**]
─ 北部・ワクチン精製プラント ─
何をしている。アロール!
そこにじっとしているとやられてしまうぞ!
[アロールは白い触手を見て何かを思っているのだろうか?>>58
自分に伸びる触手を振り切りながらアロールへ伸びる触手に攻撃をかける。]
[なんとかアロールへ伸びる触手を引き裂いた後、アロールが話しかける。
あれをみて、何か思うところがあったのだろう。>>61]
ああ、人間だ。
[彼と心が繋がっていた事により彼の心を垣間見ている。
例え外観が人から離れてはいても、間違いなくそれは人の心であると確信したい。
ならば、私のようにロボットに心があれば、人間になれるのだろうか?
そんな根源的な疑問が湧いてくる。
だが、いまはそれでころではない。
ヤツを倒さねば、この先はありえないのだから・・・。
目の前の『白き影』を見据えている。]
[ばっ!とメアリに抱きかかえられて
そのまま地面に伏せる。
ものすごい音と大きな影がみるみるうちに近づいてきて塔が崩壊してこちらに倒れてきているのを確認した。
[目を閉じてメアリの中で丸くなる
ズシっと鈍い音がして、鱗粉がメアリと自分に優しく降りかかる]
ベリニ!!!
と叫ぶメアリの声でも聴こえただろうか
起き上がるメアリの傍らから
上を見上げる。
大きな蛾が今まさに自分達を覆い塔から守るように包み込んでいた。
[蛾は傷つきながら必死に動かないように耐えているように見えた。それはまるで赤子を守る母親のように。]
グラ…グラ…
[塔の崩壊で次々に起こる連鎖反応。
埃と瓦礫が雨のように降り注ぐ。もうここの施設は長くはもたないかもしれない。]
そんな中ベルリヒッタは蛾の幾つもある目がずっとこちらを見つめていることに気付く]
逃げて…。
早…く。
(不思議と蛾からベリニの声が聴こえたような気がした。)
それからのことはあまり覚えていない。
メアリの袖を引っ張ったような
メアリがこっちを持ち上げたような。
それからどこに向かったんだろう。
けどこれだけははっきり覚えてる。
あのとき崩壊に消えゆくベリニの体から
*ありがとう*
って確かに聴いたんだワン**
[指先9mmの先。
伸ばした手は指先はベリニの体を掠って掴めなかった。
ベルリヒッターを抱きかかえ地に伏せるだけで精一杯だった。
予想していた衝撃は、こなかった。]
ベリ……ニ?
[見上げれば大きな黒い翅を広げるベリニの姿。]
ベリニ!
[手を伸ばす。
その手は微かにベリニの腹部に触れられた。
人の体とは違う、羽毛状のそれが触れた。
人の体とは決定的に違う体だった。]
[ベリニの目と束の間視線が交錯する。
先にベリニが視線を外した。やや、少女の下方に。
ベルリヒッターが袖を噛んで引っ張ろうとする。]
嫌よ!
私、あなたを────…
[少女は知っている。
生きて帰るなら逃げないといけないことを。]
私、……あなたに何もしてない。
[助けられてばかり。
今だっても、貴女を助けることなんて出来なくて助けられてしまった。
ベルリヒッターの引き摺る力は、火事場の馬鹿力というものなのか、とても強くて。]
[頭では分かっている。
だから、ベルリヒッターを怪我させない為にも先ずここから逃げて、それから助けに…… 塔を抱えていて助けられない。
だから、ベルリヒッターの力でも、よろめいて促されて遠ざかって。]
[少女は泣かない。]
( 。)
( 。 。 …。)
[少女は、元の小さな体の傍ではなく蛾に変貌したベリニの近くに座り込んでいる。**]
……全部、ということは。
いまの君は、動かせるのか、それを。
[知識レベル的には、科学文明以前のようだった少女が、あんな機械の塊を動かせるというのか]
─ 北部・ワクチン精製プラント ─
[ シルビア>>82が戻って来る。]
分かった。
シルビア、行け!
[ 現在MPライフルにセット中のナノロボット弾薬ブロックの残りも減ってきた。怒りに燃えても、感情に全て委ねてはいけない。ライフル弾へとセットし、遠距離へも伸びる白い触手を正確に撃ち、シルビアが近距離攻撃の範囲に入るより以前に、片側分の二本の腕の付け根、腕の中間、尖端へと連続炸裂弾を生成するようMPライフルへ指示をくだし撃ち込んだ。
どれくらいの強度かは不明でも、シルビアの駆ける道を確保する為、援護する。
もう片側分の腕二本は、ナビが請け負ってくれると、知らず信じていた。]
[移動を開始しながら、天井を見上げる。天井も大分破損している感があるが、まだ殺風景な印象だと思った。]
なあ、天井についている明るいやつは明かりとしても、
あの蓋のついたやつとか、赤いランプがついてるやつとか、
何個もしかもずっと張り付いてるけど、一体何だろう。
[スプリンクラー?報知器?それとも別の何か?
招待が何であるかは知識に無かった。]
んー?
あ〜。
監視カメラかなんかじゃないですか〜?
[世の中には名称がよく分からない謎のものがたくさんある。
存在する世界にいても知らないって…あるよね]
ああ、目がああやってついてるんだ。
にしては多い気がするんだ―うーん。
どうなんだろ?
[ジャスミンにも振ってみる。]
……まずは、安全な場所に出ることだ。
先刻も言ったろう。生きていなければ……どこにも帰れんよ。
ここに踏みとどまっても、いずれは斬り死にするか、餓えるか、屍になるかだろう。
[暫く歩くと、更に無機質な通路へと入り込む。
先程も何らかの施設を思わせたが、ここは個人的な研究室もある様子だ。
道中、ゾンビ達が現れもしたし、カードキー等の必要な扉も潜っただろう。]
……ここはカードキー以外にも、
ロックが掛かっているわね。
[カードキーを通した後、PDAを取り出しコードを繋ぐ。
軽やかな手付きでハッキングと解除を行い、北部プラント施設への扉を開けた。]
[異臭、爆発音、倒壊の音などが聞こえる。
節足動物達の死骸、星の知恵派教会の信者の遺体、
そして、咆哮と地響きを立てながら暴れ回る白き巨躯が見えただろう。]
あれが【白い悪夢】
頼むわね、救世主達。
[莞爾と微笑み、二人を見送れば、
女はふと倒壊した塔へと視線を移す。*]
……、それは。
[少女の、飄々とした調子のない言葉に、躊躇って]
……判らんよ。
しかし、この都市は……どうやら、この災禍の中心だ。
離れれば、幾らかマシになるだろう……とは、思うが。
[と、答えたあと]
……君でも、不安かね?
・・・そうだね、不安だよ。
ここで死ぬことよりも、帰れないかも知れない事の方が、ずっと恐い。まぁ、死ぬ気なんかないし絶対に死んでなんかやらないつもりだけど。
帰る術から遠ざかるのは嫌。
おじさんが遠くに行きたいんなら、操縦方法教えたげるから、おじさんたちだけで行けばいいよ。
あの赤く光っているところね。
やってみる価値はありそうね。
[『ShadowMoon』の話をする。>>64]
(アロールはそちらの腕2本任せるわ。)
(私はこっちの腕2本は任せて・・・。)
[すぅ・・・と息を吸い込むような動作自然とアロールとは別の腕にほぼ同時に攻撃をかけようとする。>>143
アンドロイドである私がこういう動作をして何の意味があるのかはわからないが、そういう事で気合を高めるのだろう。
アロールが私を信じるように私もアロールを信じる。
それゆえ、言葉はかわさずとも連携して攻撃できる気がする。]
たあああああっ!
『ShadowMoon』!
[月の弧を描くよう腕に蹴りをかける。]
― プラント施設 ―
[>>154目の前の巨躯は事前の情報を得ている。
にしてはでかすぎだろとは思っている。
地獄絵図は街中も同じ。そうそう変わる景色ではない。
彼女の言うとおり、誰かが戦っているような感じではある。
遠目では、詳しくはわからない。
それよりも。
見送るような言葉を出すジャスミンに気付く。]
…頼むわね?何処行くんだよ。
まさかけしかけるだけけしかけて見物か?
うっはぁ…。
あれぞラスボスって感じですね〜。
まぁ、大概巨大化したモンスターってのは勝てないって相場が決まってるんですけど。
[手の平で目の上を覆って、巨体を眺めながらふふんと笑った]
…なるほど、な。
あっちは任せていいんだよな。
[よくよく見れば、確かに危険な場所に人が居る。
彼女なら助けることが出来ると思う。]
もしその箱がこれと声を飛ばしあうことが出来るのならさ。
[拾った通信機を見せる。
ミナワとナビと通信していたものだ。]
移動しながらでもいい。
もう少し、の中身教えてもらえないか?
[帰れると引き換えの駆除の手伝い。
>>7:87プラーガの存在は、自分でも危険そうだと思う。
ソレを駆除したいというのなら、理由は理解できる。
しかし、ジムゾンとの戦いにおいて彼女は戦っていない。というよりあの言葉>>8:40、ジャスミンはプラーガの駆除を本当に望んでいたのか、ひっかかるのだ。
そこが疑念の発端だっただろうか。いや、もっと前に、>>7:52素通ししていた言葉があるのかもしれない。]
[やがて、抗虫薬の効果がゆっくりと現れ始めた。]
[ ! ! ! ]
[声にならない唸りを上げ、苦しんでいるらしい。
女は、そのチャンスを見逃さなかった。
ドリル状の腕の1本に変異させた爪を立て、切り刻む。]
……… !
治りが、遅くなってる……
[これなら倒せるかもしれない。
そう確信した、刹那。]
!!?
[ブ……ン と風を切る音。
太い触手の1本が波打ち、女の足を捕えた。]
ッ しまった……!
[そのまま、逆さ吊りに吊りあげられ、宙を舞う。]
う ぁあぁぁあぁぁ ――― ッ !!
[怒り狂った白い悪夢が、大きく口を開け。
捕まえた女を取り込み、更なる力を得ようと。]
[マッカラーの通信機を見て。
PDAを少し操作する。
通信機のそれと耳飾りのそれとをリンクさせた。]
<これで聞こえるかしら?>
[耳飾りに右耳で触れながら話せばマッカラーに声が届いただろう。]
これで話をしながら戦えるでしょう。
でも、集中はして。
<もう少し。
マッカラー、貴方は「もう少し」の何が知りたい?>
[微笑みながら。]
いきなりかよ。
ほんとその箱、何でも出来るんだな。
[通信機が早速動作したことに驚いた。
そして欲がどんどん深くなることに気付いた。]
…じゃ、先に行くぜ。
[ロケットランチャーを構える。
微力でもまだ戦っている人を援護しなければと。]
(これならいけるか?)
[シルビアの薬に反応したのか白い影の動きは鈍くなった。
その油断が命取りになったのかもしれない。]
・・・あ、危ない!
[怒りに狂った白い影がその触手でシルビアを捕らえ、大きな口で飲み込もうとしている。>>169]
たああああ!
[太い触手を切り裂こうと蹴りをいれようとする。
はたして間に合うのか?**]
私の世界は文明が発達しているから。
[宥めるようにマッカラー>>172に微笑んだ。
女もまた、倒壊した塔へと向かうだろうか。]
── 施設・ワクチン精製プラント>>139 ──
…………。
[メアリが倒壊した塔の傍で踞っていた。
その傍らにはベルリヒッターも居ただろうか?
懐から香水を取り出し、しゅっと一噴きした。
柑橘系の涼しい匂い。]
<―今までそしてこの場所でどれだけ長い年月を過してきたのかなって思った。経験してきたこと多そうと思うし。思惑が交錯したこの状況をよく分っているみたいだし。
―全て知ってるかの如く、予言めいたことを言ってたし。>
[一部の話には遠まわしに年齢を聞いているとも取れるだろう。]
<除草って、あんなどうしてやりたかったの?副所長って人の関係?プラーガを駆除しに来たのは俺達だからとか言ってて、本気で駆除してるように見えなかった。
どっちも危険―寧ろプラーガのほうが危険度は高い気がした。
何か、違うものなのか?>
お友達でも潰れたのかしら、メアリ。
[傍らに屈み、覗き込む。
瓦礫に埋もれたベリニを眺め、瓦礫を一つ退かした。
触角、その他繋がるものは人の姿では決してない。]
ここは、危ないわよ。
貴女には生きていて貰わないといけないの。
[手の甲に記されたスタンプを見て。]
うわ、臭そうな口だな。
>>169―って冗談言ってる場合じゃない!
[通信の最中、宙吊りにあった人影を見つける。
でかい口が開けられたのを見た。]
なんとかしないと。
なら、これって届くかな…?
[巨躯の化け物の体に向かって、ロケットランチャーを構える。
射程とかさっぱりわからない。]
―よし!
[こういうときは行動あるのみと意気込み。
とりあえず口目掛けて発射した。]
── 少し前>>177 ──
<経験してきたことは多いわ。
でも、この都市ではなくて私の世界での話。
この世界の複雑な情勢を知るのは、私には容易かったし……理解の助けになるものはあったからよ。>
<そうね、少し話すとすれば……
この都市に来たのは貴方達よりは長いわ。
でも年が経過する程ではないし、精々一季節があるかないかと思ってくれると良いわね。>
<除草もだけど……、
貴方達が仮に来なくても行ったわ。
確か話した(>>7:108)と思うけれど、
地下茎が地下の水脈に浸食してしまえば、そこから別の地へと殖えてしまう可能性があったわ。
【洋館】地下の通行にも支障が出てしまったでしょうね。>
<次の質問、私はジムゾンとは、ルピナス社のエージェントとして接触していたの。
だからある程度は彼の性質は掴んではいた。
彼とあの時点で完全に敵対する言動はよくないと思ったし、それに、
私は、貴方達が勝つと賭けていたから。
ゲームで目的が達成出来るなら好都合と思ったわ。
貴方達がもし死んでしまったなら、私はあの後、神父をいなし、プラーガを駆除したでしょうね。>
[淡々と答える。]
<…ああ、そういうことか。
多分もう無い。後はやることをやるよ。
しょうも無い質問に答えてくれてありがとう。>
[今は考えを整理することはできそうにないが、何となく、だ。ジムゾンの一件もそうだ。結局のところ全てを知ることは出来ないのだろう。今の手持ちの情報では、これ以上は悪魔の証明だろうか、望んでも答えは出ない。
理解していても、どこか求めてしまいそうなもの。それを求めることが疲弊から来るものなのか、性分か、甘えなのか、今は分からなかった。
今、やるべきことの中に残るのは、生き残るために戦いを望んだ決断だけなのだ。]**
<………。
マッカラー。
あとでもう一つだけ教えてあげるわ。>
[まだ、マッカラーから後で質問が来ても答えるだろう。]
── ワクチン精製プラント・倒壊した塔附近>>178 ──
この子を再び人の姿には戻せないかもしれない。
でも、私に少し任せてくれないかしら?
物事は見た目だけでは計り知れず、
本質は外見に宿るのではないと、
………貴女はもう分かっているでしょう。
[蛾の姿になったベリニへと手を伸ばしたこと。]
貴女は、
………貴女はこれから、もっと選択をすることになる。
[正十六胞体の【転送装置】を使い、
崩れた塔の除去を行おうと試み始めた。]
[無数の瓦礫が光に包まれ細かい粒子となって一つずつ消えてゆこうとする。]
子供は可哀相よね。
伸ばせる手にも、限界があるのだから。
…………。
[上昇してゆく光に照らされながら女は呟いた。**]
[崩壊した塔。瓦礫の下で埋もれる"わたし"。
"わたし"に寄り添うメアリを私はじっと見つめてる。
メアリは私に気が付いていない。
誰かが来た。・・・知らない女性だ。**]
>>186気を付けていけよー
あいつが幽霊になっても触れないとは限らないからなー
[飛んでいく彼女を見送る。
そのあとは半壊した室内を見回していく。
落ちてるもので使えそうなものを探す。]
── ワクチン精製プラント・倒壊した塔附近 ──
私は助けないわ。
貴女が選択するなら別だけれど。
或いは、その子もね。
私はジャスミン。
他の世界から来た……、貴女の味方というところかしら。
[莞爾と微笑む。]
……、
[そっとベリニに視線を移す。
その体は塔の下敷きで無惨だったろうか。
四肢がばらばらになっていたのか傷んでいたのか。
現実世界の蛾は脆い存在だけれども、プラーガに寄生されていたベリニはどうだっただろう。]
任せて欲しいと言いながら、
助けない、……私やベリニが選択するならなんて、
はっきりしないのね。
……ベリニは、
ベリニは人の姿は喪ってしまったわ。
でも、この姿でも……ベリニだった。
あなたが言いたいことは分かる。
人の姿だけが命の全てではないって、私も理解っているから。
[少女の世界には様々な姿の異星人もいた。
この世界でも、もし自我を喪わず皆が殺しあわなければ……少女はどう感じただろう。]
喩えば、幽霊となって
第二の生を送る人がいることだって、知ってる。
……、ベリニをどうにか出来るってジャスミンは言うの?
[少女はベリニの触角を撫でた。]
ひとつ。
全ての形質が喪われる前に、全てを電子化すること。
……生体コンピュータ化という手も出来なくはないけれど。
ひとつ。
星幽界からその子の情報を取り出して、
現世に空の器を用意し固着化させることね。
これは、あまり推奨は出来ないわ。この世界の機器では不備があるし、それらの術(すべ)に長けた者が必要となるから。
そして、最後のひとつは……、
……貴女のことは全て忘れるけれど、
遺伝子を保存し、未来に託すこと。
私の世界ではね……、
あなたが言うように、
体は星幽界……と言い換えて良いのかしら、
世界の、宇宙の情報の中へと還り、
新たな命や無機物として再び世界に現出されるの。
個としての性質、意識は全て消えても、
世界へと宇宙へと還るだけ。
そして、再び新たに生まれ変わるわ。
[輪廻や循環という仕組みだろうか。]
私の宇宙とベリニの宇宙が繋がったのは、
砂浜に落ちた一粒の砂のような可能性であっても、
宇宙の浮かぶ海に共に存在しているから繋がったのなら。
…………。
ベリニを土に還したい。
私、見たの。
この都市に咲く小さな白い花達。
……、違う形になって、
また死んでしまうかもしれないけれど、
受け継がれていって欲しいとも思うわ。
[この世界に宇宙に還ることで生き続けるだろうか。]
何処かで……。
[宇宙に世界に還れば意識だって喪うけれど、
取り巻く世界として在り続けるだろう。
ベリニが、もう一度死にたくないと言った言葉を汲んだ、もうひとつの答え。]
私は、生きて帰るわ。
[手を握りしめた。
遠い遠い世界同士だとしても、生きている限り、
ベリニが還る世界と遥か遠くであっても繋がり続けられると思うから。*]
そう。
それが貴女の【選択】。
分かったわ。
[蛾の成れ果てに視線を向け。]
でも土の還すのは難しいんじゃないかしら。
ここを爆破でもすれば、自然埋まるけれども……
[ちらりとメアリを見て。]
何にせよ、今すぐこの巨体を連れ出すのは難しいわ。
ベルリヒッターも、先ずはここから遠ざかりましょう。
他の塔も倒れないとは限らないわ。
何かあるか―って。
だからお前じゃねぇ!
[部屋の隅を調べていると、自分の入ってきた廊下から一体のアレが入ってきた。蛞蝓型のやつ。
休憩している時に這いずり回っていたやつかどうかはわからない。案外同種の別型のようなものかもしれない。]
―くっ!あっち!
[液体を飛び散らせながら、這っていた壁から飛び掛ってきた。
はじける液体にボロボロの服がさらにボロボロになっていく。]
―ちっくしょ、焼けてろ!
[溶ける液体に対し、強化魔術をかけてもチェーンソーは危険だ。後退して距離をとるとテルミット型手榴弾を投げた。]
よっし、倒したか。
…げげっ!?まずい!
[燃えるゾンビが消え去って行くのを見て、ポーズを取ったのも束の間。予想以上に火が広がろうとしている。]
どっかに火を消せるやつが無いか…。
これか!?
えーっと、やり方は。
[壁に搭載されている、アナログな消火栓を見つけてあける。
もしものもしものため、かもしれない。
ホースの取り出し方、ホースの取り口が二つあり、
一方はケミカルと、もう一方はウォーターと書いてあるようだ。]
水とケミカル?
ええい!このホースだ!
[ケミカル―消化剤を使用するホースを火に向けてぶっかける。粉のような物体が飛び散る様を見て何だこれはとひとまず驚愕の声を上げる。
だが効果はあったようで、早速火の勢いが弱くなり消えた。]
あっぶねえ…。
アイツ倒す前に火災で死ぬとか冗談じゃないぜ。
[ホースを消火栓に戻す。
続いて隣にある水のホースに目をやった。]**
[嘗て抱いた理想も愛も奪われブライアン博士。
貌も無くしとりとした筋肉の塊、白の残像。今や、白い悪夢と呼ぶべきなのかもしれない。
白い巨躯は周りの人間共の攻撃を受けても再生を続ける。
突如、巨躯の腹部から異音がした。白き巨躯を見れば、腹部より大量の触手が撒き散らされ、腹部に大きな乱杭歯の口が開いている。白い悪夢が辺りのプラーガ寄生体を触手で掴んでは、腹部の大きな乱杭歯の口へと放り込む。
あの男とそっくりな顔をした蜈蚣もその歯で食い千切られる。と同時に、周りのプラーガ寄生体も動きをぴたりと止めた。]
[皆の悲願を集めたティア。星の知恵派教会の中でも様々な希いと欲望がひしめき合っていた。>>4:47
世界の終焉を願う純粋な破滅主義者もいれば、ウィルスがもたらす破壊の後の新たな世界で生きることを願う者もいる。あるいは其れが何かしらの恩恵を与えてくれると信じる者もいるし、其れの力を利用しようと考える者もいる。……。
神父を喚び出した男は言っていた、「これは、私達の悲願なのだと。」彼の悲願まであと一歩と及ぶ所までに、星の知恵派教会は分裂する恐れがあった。
星の知恵派教会を掌握する為にプラーガの使用を囁いたのは神父だっただろうか。プラーガの危険性は承知していた筈なのに、そのリスクを甘く見ていたのか、それとも其処まで追いつめられていたのか。プラーガに手を出し自身の娘に手を染めた彼が正気だったとは言い難い。]
[星の知恵派教会の信者の娘だと言うのに、ベリニは無知であった。街で秘密裏に行われていた計画、父親達が何をしているのかも、バイオハザードを彼女自身の目で見るまでベリニは何も知らなかった。
父親からの「神の思し召しを」とお祈りとキス。日課の挨拶を交わして学校に出掛けた彼女は街でゾンビの群と遭遇した。街はパニックに陥り逃げ惑う人達の中で困惑する少女を信者達と共に神父は迎えに行った。
何にも疑わずに差し出した手を取ったベリニ。彼女の瞳は無垢であり希望も喪われていなかった。今までの日常を信じ家族や友人を愛してきたのだろう。]
[信者達に教会に連れられ、父親にプラーガを呑み込まされようとした時に。大事に育った彼女の希望や愛…幻想は削げ落ちた。大切な家族に裏切られたと知り、死を間際に控えた彼女の瞳は割れていた。
ベリニは絶望して死んだ。
彼女は今-―、崩壊する塔を神父は見ていた。]
─ 北部・ワクチン精製プラント ─
[ ナビとの同時攻撃>>173>>175が、太い触手を切り裂き、のたうたせる。
あらぬ方向へと投げ出されるシルビア。
シルビアを丸呑みし掛けた乱杭歯の並ぶ腹部の口へと、何処からともなく、ロケットランチャーが突き刺さった。
白き巨躯の頭上より、雨霰と墜ちる手榴弾の群れ>>186。]
[ カッ ]
[ 凄まじい閃光と耳を劈く轟音と爆風が全方位に撒かれる。
連鎖的に爆発する、ロケットランチャーと手榴弾。
何かに捕まって居なければ、50cmは確実に退く程の威力。
煙が辺り一帯に広がっていたが、それが晴れた時、そこには………]
─ 北部・ワクチン精製プラント ─
[ 白く、白く、溶けて、
人の形を保てなくなった白き巨躯が居た。
垂れ流される、細胞の成れ果ての様な白い液体。
胸部の其れ、赤く結実した巨大な林檎の様にも、腫瘍の様にも見える、悍ましい、コアが剥き出しとなっている。]
ここに、元の世界に帰る手段があるとも限るまい。
あったとして、ここの人間が全滅しているのに、私達で遣えるほど簡単なものとも思えんよ……。
[この都市に留まるというのは、おそらく無謀だ。
食料も水も、いずれは尽きるだろう。
その前に、他の都市からの救助が来ればよいだろうが――それが来るとも限らない]
[私は人を疑う事を知らない愚か者だった。
何も知らない、馬鹿な女の子だった。
信じてた人に裏切られるのって、
怖かったし、痛かったし、・・・私ね、死にたくなかった。
嫌で嫌で、其処から逃げた私は・・・現実を忘れて。]
[ナビが私を助けてくれて、
シルビアが私を助けてくれると言って、
助けてくれるアロールを信じようとして。
でも、みんな、みんな、助けてくれない、
こんなに、救いの手を求めてるのに、]
[
そう、わたしはずっと手を差し伸べてくれる人を探してたの。
分から手を差し伸べたり、その癖に怖いからって嫌がったり、
でもね、・・・私の手をぎゅっと繋いで欲しくって。]
[貴方は私の手を握ってくれたね。
こんな姿になっても私を手を差し伸べてくれたね。]
「私、……あなたに何もしてない。」
[そんな事、無いよ。
危険を省みずに死んだ私を助けてくれようとしたベル。
身勝手な私を最期まで見捨てず、変わり果ててしまった私を助けてくれたメアリ。
貴方達はちゃんと救ってくれたわ。
轟音、瓦礫が落ちる音。粉塵。沈黙。
そんな貴方達を助けられて良かった。*]
[激しい爆風に、思わず地に伏せる。
―――煙が晴れた其処にあったのは、
どろりと溶けた悪夢の身体と、白い水たまり。
再生能力を失った白い悪夢は、遂に崩壊の時を迎えた。
……そのただ中に、紅い光脈打つコアが浮かぶ。]
……… !
[今なら……とどめを刺せる。]
で やあぁぁぁああああ ッ ッ !!!!
[迸る決意。見開かれる異形の目。
爪は禍々しき螺旋に生長し、額から漆黒の角が生えた。]
[地を蹴って、高く、高く飛ぶ。
落下地点のコアに、全ての力を集めて。]
[振り下ろされた爪が、コアを刺し貫く。]
――――――― どうか 安らかに
[ししてコアは赤く膨れ上がり、バラバラに弾け飛んだ。]
[天井の回りに視線を巡らせる。探したのは配管…電気の通る配管だ。
ケミカルの消火剤はは勢いよく大量に出た。水も同様なら、通り道を作れるのではないか。]
水は電気を通しやすくすると聞いた。
でも…
[しかし先生は塩水のような混じり物でないと水は電気の通り道を作らないと教わった気がする。
この水がそれに当たるかはわからない。]
─ 北部・ワクチン精製プラント ─
終わっ……た?
終わったのか。
[ MPライフルを降ろす。
爆散した様に弾けとんだ赤いコアは辺りに散乱していた。
もう二度と、動き出しそうにはない。]
── ワクチン精製プラント ──
終わった。
全ての悪夢が。
[或いは、この先こそがこの世界に生きる者達の、本当のサバイバル(悪夢)になる可能性は残されていたが。]
…………。
[女は近づき、砕けたコアの欠片と鍵束を拾った。]
[知らない女性が私の今後について話してる。
何処か私はその話しを他人事の様に聞いてた。
ただメアリやベルの事を忘れたく無いなって思った。]
[この先私は、・・・メアリの話し通り何処かに還ってまた此処へ還って来るのかな。]
「私は、生きて帰るわ。」
[うん、メアリは生きて帰って。
だって、貴方は・・・生きてるもの。貴方の手は温かかったもの。]
メアリ、 大好きよ。
だから 、 生きて 。
いつか、また会えるなら・・・・。
[私は最期に失った光を見た。**]
― 白い悪夢との死闘 ―
[シルビアを襲う触手を切り裂いていた。
人を逸脱した存在となった彼女もまだ人間と判断したゆえに彼女を助けたのか、それは今となってはわからない。]
ぷしゅううう。
[ここまできてオーバーヒートを起こしたらしい。
冷却装置が働いて立ち止まる。
あの白い影のコアをシルビアの爪で切り裂く。
こうして白い悪夢は爆発四散したのである。>>224 ]
── ワクチン精製プラント ──
メアリ、これをあげるわ。
きっと役に立つから。
それに、急ぎましょう。
元の世界に帰りたい人は、
…私に続いてくれるかしら。
[続かない様なら、転送室の場所は皆に伝えるだろうか。]
ここに動力源の鍵もある。
これでワームホールを再び発生させる事が出来るわ。
転送室に来て。
[鍵束を握るとメアリの手を引いて、踵を返す。]
おお〜?
[思ったより爆風がすごかった。
白い煙に覆われて空中からでは何も見えない。
煙が晴れた後少女が見たのは、こっちもこっちで化け物にしか見えない何かが化け物にとどめをさすところだった]
あれも、なんかの種族か何か?
[思いつつも、どう好意的に見ても禍々しかったので一旦マッカラーの元へと逃げる事にした]
─ ワクチン精製プラント ─
ふぅ・・・、どうなる事かと思ったが・・・。
なんとかやったな。
アロール・・・。
[と戦いを終えて皆とねぎらおうとすると、ジャスミンの声が聞こえる。
元の世界へ帰りたければ続けという。>>232
冷却装置のおかげで、なんとか体を動かす事ができるようになったようだ。]
どうする?
このまま彼女について行くか?
[アロールに聞く。]
── 動力室&転送室 ──
[動力室まで戻れば、鍵を使用し金庫の様に分厚い扉を開けた。
中にある予備電源をオンにすると、
再び動力室を出てロックを掛け、次は転送室へと向かう。]
…………。
[電源供給を確認すると、操作パネルを軽やかに操り、
これまでに開いた次元のデータを確認し、次々に指定してゆく。]
ふぅ。
これは……厳しいわね。
[後方のメアリを一瞥する。]
[玲子が戻ってくるのを見つける。]
おかえりー。
>>231どうやら倒せたみたいだけど…
なんかあった?
[戻り方が慌てているように見えた。]
化け物大戦争的な?
化け物を倒したのは化け物でした的な?
結構禍々しい見た目してたんで、面倒な事になる前に一応避難してきました〜。
終わった ?
[砕け散ったコアを見、呟くが。]
………
いいえ。これが始まり。
[自分の問いに、ゆるゆると首を横に振る。]
── 転送室 ──
[サブマシンガンを抜き放つと、
ゆらり蠢いていたゾンビの頭部へと撃ち込み。]
……貴女のお父さんは元気?
[器用に片手で操作しながら、メアリに問いかける。]
── 転送室 ──
先に帰って。
ここから先は、貴女の命は保証出来ない。
[ベルリヒッターが居れば、ベルリヒッターがこの都市に残るか、メアリの世界に付いて行くかを尋ねるように見るだろう。]
[抜け殻となったベリニの死体と変わり果てた彼女の姿、黒い翅と身体を持つ蛾が少女と犬を襲うのを遠目にも神父は確認していた。
地響きが鳴り響き塔が崩れる。蛾は庇う様に黒い翅で少女と犬を包む。倒れ行く塔から彼等を守ろうとしているように神父の目には映る。轟音、瓦礫が落ちる音がして粉塵が舞い、やがて沈黙した。
そして、崩壊した塔の下敷きとなった蛾の化け物に寄り添う少女を見た。
その光景を見て神父は目を細めた。
彼女は一度は絶望して死んだが再び光を見たのだろう。喪った愛や希望を傍らの少女に教えてもらったのだろう。]
……。実に面白く無い結末ですね。*
そうだな。
あのジャスミンには色々聞きたい事がある。
[アロールに頷く。
結局何者だったのかを含め、アロールと一緒に転送室へ向かう。>>239]
─ 転送室 ─
……(この人、唐突ね。)……。
[強い力で握られて強引にここまで来た。
ジャスミンは少女を送り出そうとしているのだろうとは察せられた。]
元気よ。
(もしかしてジャスミンは、
お父さんを亡くしているのかしら。)
そう、ね。
これ以上居れば私も生き残れるかどうか……
[少女は自分の無力さを噛み締めるように呟く。]
なんだそりゃ。化け物で同士討ちかよ。
あの人影は化け物だったと言うことか。
てことはまだこの街の問題は終わってないんだな…。
[やられたほうの化け物の残骸を見る。]
── 転送室 ──
[パパン。
火花の様な光が弾け、室内を青白い光が満たす。]
これで、
貴女達に含まれている世界の情報に応じて、
元の世界に戻れるようセットが出来たわ。
[電子音が鳴り響き、]
私が出来るのはこれまで。
賭けられるのもここまで。
同じ選択を貴女も何時かするわ。
[メアリの手を取り、開いたワームホールへと促しながら。
そして、押し出す様に送ろうとする。]
ま、あれも別次元からきたあぁいう人種なのかもですけど〜。
どう考えても悪魔でしたよ。
[見た目を思い出しながら言うと、感情が篭る]
ですね〜。
そういえば、アレが持ってるとか言う鍵が必要なんでしたっけ…。
それがあれば問題解決しなくてもおさらばできるんでしたっけね?
[メアリの手を光の向こうに押し出し、離す。]
さようなら、
ムーラン・メアリ・*。
[女、ムーランは嘗ての自分を送り出す。**]
[やがて白い巨躯も人間達の手によって倒される。中には教会で見たアロールやナビの姿もあった。
「洋館を制圧して、この災禍を終わらせて欲しい。」というジャスミンの希望は叶ったのだろうか。神父の元へレディが帰って来る。]
<<貴方の指示通り、教団が持っていたデータを他国へ送っておいたわ。お陰でこの街を制圧しても他所で生物兵器を利用とする人が出て来るかもしれない。……この世界の問題は終わらないって事ね。
ケド、良いの?……ジャスミン希いと正反対の行動よ?>>
ああ、良いんですよ。
それはそうと。
[ジャスミンの行動を見る。彼女は何かを探し当てたようで]
>>232>>249少なくとも帰れはしそうだな。
――。
…とりあえずついていくか。
[どこか迷っている自分がいる。決断をする時間は、まだある。]
天秤の片方には、私の最愛の人。
もう片方には、一つの街の人々。
どちらかを犠牲にして、どちらかを救えるとするなら、……
彼女の希いが本当だったとしたら 所詮、彼女も人の子だったという事でしょう 。
[そう分かってしまったら興味は失せてしまった。
そういえば、彼女の言うあの子とは結局誰の事だったのか聞けなかったが今では訊く気も起きない。]
あの悪魔は結局何をしたかったのかな…。
ジャスミンさんはやっぱ知っていたのかな。
[迷っているのは、この都市がまだ解決していないことだけではない。
別れの時もまた同じように。]
─ 転送室 ─
[アロールと来たころにはメアリらしき人物はすでに光とともに消えていた頃だったか。]
何なんだ・・・。
[何が起こっているのか、唖然となっている。]
ま、結局わからない事ばかりでしたね〜。
ここに来てからえっらい時間を過ごしたような気もしますけど。
実際はそんな事もないんですもんね〜。
理解するのがまずムリだったのかもですね〜。
[分かったような気になっていたが、この世界に呼ばれた理由もよーく考えてみれば…いや、聞いたときから思ってはいたが、なんだそりゃもいい所だったし。
と、呟く]
あ。帰れそうなことだけは分かりましたね〜。たった今。
― 北部:新薬開発区画 ―
[女は、自らの描く理想の世界に思いを馳せる。
二度と、自分の様な不幸を負う者が出ないように。
アロールの血液を暫し眺め、機械にセットする。]
………ふふ
[人々は共に助けあい、笑顔があふれる世界。
……そう、共に戦った彼らの様な者が残ると良い。
その細胞が新世界を創る。なんと素晴らしい事だろう。]
[口元に笑みを浮かべ、精製器を起動させようとした。
―――その時。]
――――――
[銃声。]
[ 女の背に、衝撃が走る。
時の止まったように視界が固着し、
其のまま床が近づき、うつ伏せに倒れ込む。]
[嗚呼……寒い。 身体が氷の様に冷たい。
この身を駆け抜ける血の力が、消えていく……]
── 転送室 ──
遅かったわね、
ナビ、アロール。
……ワームホールよ。
帰るなら、ここを通れば帰れるわ。
この先の世界が如何なるかは、
推測は出来ても私にも分からない。
無事帰れるのは今しかないわ。
ルピナス社のデータは私は奪えたけれど、
星の知恵派は色々と独自に行っている。
この星は散り散りに更に乱れてゆくでしょう。
<<それで貴方はどうするの?
私は元の世界に帰るわよ。>>
[レディはそう神父に質問を投げた、
>>8:+97 アロールの精神深層に侵入してレディは彼自身と接触した。ジャスミンの洗脳を解き彼の精神から離れようとした時、「お前、やっぱり俺のこと知ってたのかよ。ウィルスの癖に……、 一体、 何者なんだよお前!」とアロールがレディへ噛み付く。まるで、子供だった。
<<それは貴方が答えを見つけなさい。>>
その問いに答える。
もしも、貴方が私が歩んだ過去を進むならば何時か巡り会う。だから、此処では教えない。貴方自身の目で耳で何時か私を見つけて欲しいと願って。
<<またね?>>
レディには帰りを待つ人が居なくとも還る場所はある。]
─ 転送室 ─
……。
[ ちらとナビを見る。どうする?と問う様に。
戻るなら、戻りたいと思う。でも、このまま帰って良いのかという問いもあった。]
ナビはどうしたい?
俺は、……。
いや、そもそも何故お前は俺の頭にあんなものを!
[ ジャスミンに怒りをぶつける。]
生存者 ギムレット が見物しに来ました。
― 北部:新薬開発区画 ―
[射出した最後のワクチンが、
変わり果てた異形のシルビアの背に刺さる。
黄金の蛇瞳、鋭い爪。頭部の角。
……無事でいると、信じていたのに。]
シルビア…… シルビア!
僕の事が分かるかい?
頼む……君はまだ、シルビアだろう?
[倒れたシルビアを抱き起し、呼びかける。
せめて、ワクチンがウィルスに効いたなら。
少しでも彼女が「正気」を取り戻せばと願って。]
ワームホールか・・・。
(どうする。)
[ジャスミンは今を逃せば元の世界には戻れないと言う。
ただ、私は元の世界を覚えていない。
元の世界に戻ったところで平穏な日常に戻れるだろうか・・・。
記憶が戻る保証もない。
ここをくぐらずにこの星に留まるのも一つの手段。
進むべきか迷っている。]
[男はつい今しがた、此処に辿りついたばかり。。
一度はジャスミンに言われた通りに避難したが。
彼女の事が気掛かりで、彼は洋館へと舞い戻った。]
[ところが、まず其処で見つけたのは。
六角の床の並ぶ保管室が機能しているという事実。
実験体として捕えられた沢山の民間人達。]
[男は直ぐにロックを解除し、彼らを助け出した。
事情を聞けば、皆この施設へ誘われたという。]
── 転送室 ──
必要だったから。
でも、そのお陰で色々と捗ったのも事実だわ。
だから感謝は伝えるわ。
ありがとう、アロール。
[微笑みながら返事をする。]
後は、この世界の人々に任せるのが常道よ。
本来ならば、自分の世界は自分で守るしかない。
それは、貴方の世界でも同じでしょう?
[彼の洗脳を解いた事で、或いはナビやジャスミンの接触で、未来は書き変わるかもしれない。その場合、私と彼は出会わないのかも知れず、その世界の私はココロを持たないかもしれない。
けれどもレディは知っている。
別の世界が私に教えてくれた、
痛い。悲しい。苦しい。でも、それだけではなく、楽しい。嬉しい。……愛おしい。この"レディ"は其れ等の感情を抱いて今後も生き続ける。]
<<あの子はもう居ないけど。
グノも……待ってるしね。>>
そう、ですか。
ジャスミンさん方とは違い、……私には還る場所もありませんしね。
次に喚ぶ方の元へ行きますよ。
[そして、神父とレディは別れた。
一方は元の世界へ、また片方は別の世界へ。**]
― 転送室 ―
やっと帰れるんですね〜。
………。
思い返してみると、意外と楽しかった気もしますね〜、なんて…。
[死にそうな目にもあったが、生きる為に全力で抗う機会を失っていた少女にとってそれは恐怖であっても苦痛ではなかった。
全力で生にしがみつけなかった故の未練。
その未練は皮肉にも少女を永遠に死ぬことのない存在へと変えた。
もちろん、幽霊となった後もつまらなかった訳ではないけれど]
ギム レッ ト さ
良かった 生きて たんで すね ……
[女は、力の無い声で答える。
聞きなれた声。彼に間違い無かった。
思い焦がれた人が、其処に居た。]
─ 転送室 ─
[ ジャスミンに怒りは感じた。
だが、好き勝手された以外の事は何らかの目的があったのだとは薄ら察せられたし、言っている事に嘘はないようにも思えた。]
ナビお姉ちゃん。
[ 手を差し出す。
もし、選ぶならナビと共にアロールは決断する。*]
どうして、あんな事を……
どうして、そんな姿に……!
[震える男の声には、絶望が滲んでいた。]
[けれど、違う。
これは彼女に憑いたウィルスのせいだ。
もうワクチンは打ち込んだ。
きっと元の優しい彼女に戻ってくれる……]
いや、それでも良い。
………逢いたかった。
[そう言って、ただシルビアを抱きしめる。]
[ 光の中へ進むのも、この世界に留まるのも。
心を共に通わせて。
喩え離れる決断となろうとも、ずっと心は傍にと願いながら。**]
だよな、酷いところだったけど…
色々な技術や文化、世界を見せてくれた。
玲子さんにも会えたしね!
[ジャスミンさん、隊長、ナビさんとも―と続ける。]
俺忘れないぜ、ここ。
それで―今度は俺がわーむほーるをつくってみせる。
だからその技術、少しでも知識の足しに…て思っただけ。
[そしててへりと笑った。]
[不意に抱きしめられる。
……だが、それを抱き返す力も無い。
ウィルスに適合し、侵食されていた身体は。
ウィルスを失った今、非常に弱体化していた。]
ちが これは
違うん で す
[切れ切れの言葉で、必死に訴える。
自分は、ただ理想の世界を創りたかった。
けれど、言葉は紡がれず……
上手くギムレットに伝わらない。]
・・・戻ろう・・・。
私の世界に・・・。
[ジャスミンとアロールを話を一通り聞き、彼女の目的を察した。
彼女も彼女なりの目的があったようだ、彼女を責める理由は残っていない。
アロールも現にそこにいる。
これでいいのではないか。
アロールの方へ向いてアロールに手を差し出す。]
アロール・・・。
この先に私の記憶があるらしい。
私は自分の記憶を取り戻しにいかなければならない。
それに決着がつかないと私は進めないらしい。
もし私の記憶が戻ったなら、きっとアロールに会いにいく。
それまで待ってくれるか!
[アロールの返事を聞いてワームホールへ入ろうとする。
それとも?]
こんな美少女に会える機会なんて早々ないでしょうからね〜。
[ふふふ。と笑った後、続いた言葉を聞いて]
…。
私も忘れないですよ〜。
私はきっとこれからも永遠に変われないですから〜、完成に50年くらいかかっても余裕で美少女のままですから!
[きっと作って会いに来てくださいね〜。ラーくんなら作れますよ〜!と]
[シルビアは、何かを伝えようとしている様だった。]
違う? 何が。
君は、一体何を……
[自分は、誤解をしているのだろうか。
抱きしめていた彼女と身体を離し、
詳しく話を聞かせて欲しいと、手を握ろうと―――]
玲子さんももとの街に帰るんだよね…?
[長いこと戦場を共にした間柄、名残惜しそうに聞きながら。]
折角なら此方に…いや。
[首を横に振る。]
そうだな…
じいさんになっても、会いに行くぜ。
そんときは逆に此方の街を案内するからな。
[その時。]
[弱体化した女の胸に、血の花が咲く。
銃弾を打ち込んだのは、一人の少年。
「おまえのせいだ」
少年は此処に来る途中、両親と妹を失った……]
んー、ラーくんの世界に行くのも面白そうなんですけどね〜。
やっぱり、帰るべき場所に帰ろうかなって。
それに、もう意味のない止まった時間を過ごす訳じゃないですから。
いつか、ラーくんが来てくれるのを待ってる時間はきっと、意味のある事だと思うから。
[少女も少し残念そうに笑って。]
うんっ!楽しみに待ってますからね〜。
約束ですよ?
[マッカラーが受けてくれれば、指きりの約束を**]
[少年の1発を皮切りに。
捕えられていた人々が次々に女を撃ち抜く。]
[2輪 3輪 ……数えきれない銃弾の雨。]
[女は、気付いていなかった。
自身の欲望の為に、どれほどの人間が不幸になったのか。]
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