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良く見てて。
[子供はそれを右に動かし、左に動かした]
良く見てて。
[右。左。
ゆら、ゆら、ゆらり]
良く見てて。
[右。左。
単調な動き。繰り返す言葉]
[秘術「月」。
それは相手を意のままに操る術。
弱点は……発動までに時間がかかる事。
相手の知力が高いと失敗する事]
[さて……]
[ゆらり]
[ゆらり]
[単調な動きと繰り返される言葉に瞳だけでなく意識も揺れる]
[ゆらり]
[ゆらり]
[揺れる意識は揺り籠に揺られるよう。
カードの動きはフィロの意識を奥深くへと沈み込ませていった]
【ウートラ】
[フィロの様子を見て、少年は満足した。
ゆっくりとカードの動きを止めて聞いた]
答えよ。
お前と共にいた、あの女の名は?
あの女は、時術使いで、間違いないな?
そうか。
ついに見つけたぞ、時術使い……。
[死んだ魚のようだった子供の目に、歓喜が浮かんだ。
ここで時術を得たならば、長年追っていた空術は手に入れられなくなるが……まあそれもいいだろう。相反する術を両方手に入れる方法は、今探しているところだ……]
お前の見た範囲でいい、時術とその効果について教えろ。
そして、もうひとり術士がいただろう。あいつがどんな術士なのかも。
[子供は時術については楽しそうに聞いた。
しかし、セルリアンという名、そして魔術使いだという事を聞くと、ふと、何かを思い出そうとする表情になった]
魔術使い……マジックキングダムの術士か。
ふむ……。
……まあ、後回しだ。
[彼は思考を打ち切り、フィロの衣服のポケットを探した、なければ合わせ目でもいい]
恋人のカード。
……これは大事に持って置け。いいな。大事にだぞ。
そして、今あったこと、聞かれたことは全て忘れるのだ。
我の姿が消えて1分したら、お前は正気に戻っていい。
[言い含め、そして、ゲートを開こうとした。
今日はこれにて退散する気だった。
妖魔の君などがうろつく場所に、この化け物術士だって好き好んで長居はしたくなかった]**
[少年が目に浮かべる歓喜も、今のフィロの瞳には入らない。
聞かれるままに自分が知る時術とその効果を口にして、セルリアンについても少年へと伝えた。
それに対する反応も、フィロの目には何も映らない]
[その後、少年の手により『恋人』のカードがフィロの上着のポケットへと入れられる。
通信機がある方とは逆の、普段はほとんど使わないポケット。
大事に、と言い含められると、応じるように緩やかに首が縦に揺れた]
[少年がフィロの前から姿を消して丁度1分]
…………。
[紅い瞳に光が戻り、フィロは何度か瞬きを繰り返す]
……っと、そーだ。
連絡しねーと。
[先程あったことはすっかりと頭に無く、その前になそうとしていたことをするために通信機に手を伸ばした]
─ ドゥヴァン支部・奥 ─
[通信機を取り出してクーロン支部と書かれたボタンを押す]
サビオ? 今ドゥヴァン支部についたんだけどさー。
「あぁ、連中なら今こっちに居るぞ」
………は?
[現状を説明しようとしたところに先制パンチ。
フィロの口から呆けたような声が零れ落ちた]
おいちょっと待て。
そっちに居るってどーゆーことだ。
「連中、襲撃受けて直ぐにドゥヴァンから離脱したらしくてな。
少し前にクーロンに着いたんだ」
………………。
[聞かされた事実にかくりと項垂れる]
…てっめ、それならそうと連絡寄越せよ!
俺がどんな目にあったと思ってんだ!!
「お、その様子だと死ぬ目にあったな?
ざまぁみろ!!」
ふざけんなカス野郎!!!
[怒号はもしかしたらセルリアン達のところまで届いていたかも知れない。
2人を起こさなければ良いのだが]
「まぁそう怒るな。
約束通り情報は教えてやっから」
それで情報もなしっつったらお前の首に牙立てに行くわ。
「止めてくれよ戦闘力の無い研究者なんだから。
で、情報──シンセロのことだが」
[しばし殺気立っていたが、情報についてになるとそれを引っ込めて話を聞く態を取る。
告げられる内容を聞くために、フィロの周囲にしばし静寂が訪れた]
────ルミナスで足取りが途絶えてる?
あそこって、確か。
「あぁ、つい先日危険地帯指定になった。
諜報部に拠れば、感染性の高い何かにより住人がほぼ被害を受けたらしい。
脱出出来たものは限られていて、その中にシンセロらしき人物は居なかった」
………………。
[齎された情報が意味するところはただ一つ。
確定ではないが、想像していることはほぼ外れてはいないだろう。
通信機を持つ手に力が籠もり、ミシリと小さな悲鳴を上げる]
「確かめに行くってなら止めはしないが…。
行ったら多分お前、死ぬぞ。冗談抜きでな」
………わぁってるよ。
[冗談の含まれない忠告を耳にして、フィロは一言だけ返した]
ドゥヴァンの連中がそっちに居るなら、俺はもうここを出るぞ。
「あぁ、構わん。
また何かあれば連絡する。
気を付けてな」
あぁ。
[その言葉を最後に通信を切り、通信機をポケットへと戻す]
セルリアン、ツバキ、動けそうか?
俺の用事は済んだから、とっととここ出ようぜ。
[2人がまだ眠っているようなら声をかけて起こして、『ゲート』でここを脱出しようと告げた。
ちなみに個人シップの運ちゃんとは行きだけの約束になっているため、彼が置き去りにされると言うことは無い]
どこに行こうか。
どっか向かいたいところある?
[先程得た情報から寄りたい場所はあったが、ひとまず2人の意見を聞く**]
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