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[無論自分ひとりならウートラでもあのジャスティスにでも負けるつもりはない。だが……。視線を一瞬だけ背中の女に走らせる]
(こいつの話を無視してどこか…例えばコーヤに身を隠すって手もある)
[わかっている、そんなことツバキが了承するはずがない。彼女には彼女の目的があり、それは逃げ隠れることじゃない。それでもシュンバは決めかねていた]
―クレイン研究所―
[研究所は明らかに荒されていた。
モニターには蜂の巣の様に銃痕が刻まれ、デスクの上は黒く煤け、僅かな灰が残っているのみ。
部屋のあちこちには、何かのパーツが散らばっている。(>>1:238)
こじ開けられた金庫の扉が無様にひしゃげて空っぽの腹を晒しているのが何故か空々しく感じて眉間に皺を寄せる。]
んー。こういう時の勘って不思議と当るんだよねぇ。
[博士の犯行凶器、室内を荒す手段が多岐に亘っていることから、博士に恨みを持つ何らかの悪の組織によるテロの一つだろうと隊員たちは語っていたが。]
やってみますか。
[呟くと懐から一枚の秘札(アルカナ・タロー)を取りだした。]
―回想・京―
[昔、京生まれの傾奇者だった。誰も自分に勝てないと思っていた。
ある日、別リージョン出身者が自分に挑戦してくる。「命知らずめ」とバカにして戦っていたが…]
羅 刹 掌 !
[その攻撃を食らい気絶…、...は敗北した。
...は世界には強いものがいたと、やっと気付き旅を決意した]
―回想完了―
― クーロン・東の時計塔前 ―
[何処かに取り付けられていたテレビからのニュースに
釘付けになっていた>>33>>34のは少しの間のこと。
二人と足並みを合わせ、ツバキも繁華街に踏み出した。
ジョーンズが通信機越しに話している内容は、
喧騒の所為もあり、うまく聞き遂げられなかったが
時計塔を背に、ジョーンズ>>154が告げた目的。
そしてひとりの男の名。]
ウートラって、 …………
[指名手配のニュースも、それ以外の報道も聞けてはいないが
此処には居ない、とても身近な誰かが、
忌々しげにその名を呟いていたのは覚えていた。]
アナタのド変態だけは、絶対に正義とは認めないけれど。
――アナタが今言った「正義」は、信じるわ。
―超古代シップ・第三層―
[そして、早速、広い空間で探索を始める。探索を続けたのは5(6)ぐらい。
その間、敵に 表:遭遇した 裏:遭遇しなかった ろうか。 +裏+]
>>184
[気がついた時はギリギリまで耐えれたが気絶…。
これ以上戦っても敗北だろう…。だが衰えてるとはいえ、あの時よりは耐える力が強くなっていた。
気絶の中、そう確信する…]
な…。
[背後の声に唖然とする。正義?信じる?バカなのかこの女。そうシュンバは思ったが]
フフ……ハハハハハ!
…アホらしい。
そういうことらしいぜジョーンズ。
お前に話に乗ってやるよ。
[笑い出していた、そう自分の勘違いに。背負いこんだはずの荷物。いや荷物だと思っていたモノは当然物言わぬ荷物などではなく、たしかに芯の強さをもった"強者"であったのだ]
【シックネス】
わたしを悲しませてるのは……
おまえたちかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
[そうして長い時間探索して、見つけたのは…]
フィロ、…これ、
[小型シップ程の大きさのものが、ついさっきまでそこにあったであろう痕跡。]
……先、越されちゃった……… の、かな。
[少し声に落胆が滲む。]
どうしよ、っか。これから。何処かで、休む?『ゲート』があるから帰り道は心配しなくていいよ。
[そう、困ったような笑顔で、告げた]**
[>>195シュンバの背中に守られた。ツバキから、自分を信じるという声を聞き、ジョーンズは安堵する]
ありがとう、ツバキさん。
じゃあ行くかな
っとと、その前に。
[ジョーンズはナガサメマチでのやり取りのように、シュンバに顔を近づけて小声で言う]
くれぐれもツバキのことを頼む。
なんつーか本当、危なっかしいことこの上ないわ。
シュンバもだろうけど、思いっきり毒気を抜かれた。
ああいう非常事態とはいえ、初対面の僕らにホイホイ付いてくるとか、普通の生活してたら有り得ないだろ。
あと、シュンバ、一つだけ忠告だ。
お前さん自分が最強だとか思ってんだろうが、甘いぜ。
確かに早くて無駄がまるでない動きをするが、あんたはあまりにも『無駄がなさ過ぎる』からな。
言いたいことわかるか?
[言うだけ言ってから今度こそ、ジョーンズは出発する]
じゃ終わったら酒でも飲もうぜー。
[頭上で、イチゴ柄のパンツをひらひらと振り回しながら、その場を後にした]
―クーロン・西の時計塔―
[そこは酷く薄汚れた場所だった。人通りはまるでなく巨大な時計塔は壊れ、斜めに傾き、レンガ造りの道はところどころがはがれていた]
さて、行くか。
[ジョーンズは首に提げれたネックレスの宝石、幻獣にされた仲間達の命が詰まった宝石の重みを確認してから、ウートラの前に姿を現した]
やあ、会いたかったよ。
ウートラ先生。
あ。これやばいパターンだ。
−ルミナス・シップ発着場−
[到着した発着場。シップの扉を開けば揺れる影が見えた。
人影に見えた。人影は、足を引きずるように歩いてた。感染者だ。
IRPOの姿は見える範囲にない。シップ発着場に感染者が居る。イコール、外界との接点にまで感染者が出てきている。
……IRPOも、危機の規模を理解してはくれたってことなのだろう。
だから、時間をかけて準備を整えている。
だから、その間、リージョンを半ば封鎖することにした。
きっと正解だ。無事なヒトを救助できるだけ救助して、封鎖さえしてしまえば感染が外に広がることはない。
準備にだって時間をかけられる。
だから、そんな間の悪い時期にこのリージョンへ来たのは、きっと運が悪かったってことなのだ]
知るかばかぁー!!!
[感染者が自分たちの到着を伝えたのか。ひときわ大きな……なんだあれ。透き通ったヒューマンみたいなやつが、叫び声を挙げて向かってくる>>200。やべぇ]
相棒ー!撃て撃て撃てー!!
[何はなくともあれは敵だ。シックネスが何の体を乗っ取ったのかは知らないけど。あるいはアレも、変異させた結果だろうか。
とにかくやばい。
相棒に向かって叫ぶと同時に、自分も一気に弾丸を連射する]
―クーロン・西の時計塔―
[22時。
闇に沈んだこの時間に、こんな場所をうろつくのは、腕に相当の自信がある悪党だけだ]
[闇の中に半分溶けるようにして、フード付きの長いマントを羽織ったウートラが立っていた。
顔は皺に覆われ、覗く髪は白であるが、背筋は鉄筋でも入っているように真っ直ぐ伸びている。
フードから覗く目は、ゾッとするほど冷たく暗かった]
一人か?
では死ぬか。
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