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人造妖精 エステル に 1人が投票した。
灰色翼人 ランス に 1人が投票した。
研究者 トロイ に 8人が投票した。
研究者 トロイ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、司祭 ドワイト が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、毒舌家 セルマ、歌い手 ナデージュ、人造妖精 エステル、中毒 カイン、灰色翼人 ランス、小説家 エラリー、手紙狂い パース、がらくた屋さん スー の 8 名。
[わたしの左半分と、スーさんの右半分。
包帯で覆ってしまえば同じように見えるでしょう。
そういう意味で言えば、お揃いなのかもしれません。
でも、わたしは首を横に振りました。
スーさんの右半分は、赤色。
わたしの左半分は、白色。
どちらの色だって痛いけれど。
どちらの色だって辛いけれど。
けれど、決してそれは同じではありません。
だからわたしは首を横に振ります。]
……お、そろいじゃ、 なくて も
わたしは、
[うれしいです、と。
告げようとした言葉は、声にはなりませんでした。
小さくても確かに暖かいスーさんが今、此処に居る事が、嬉しいのです。
零した咳に、血の味が混ざります。
こういった出血は、灰化が広がる兆しでもあります。
わたしは唇を閉じると、尚一層強く、スーさんを抱きしめるのです。**]
[ばさりと大きく羽ばたけば、名残のようにくっついていた灰色の羽根が、すべて払われ、抜け落ちる。
視線を戻し、マイダの顔を見たならば。
彼女は、どんな表情をしているだろう**]
[猛然と、身体を起こした。
セルマが如何を尋ねる。
呆然としている男に、セルマも顔色を変えた。
容態が安定したと思っていたのだろう。
近づいてくる彼女に男はぼそりと、しかし重たく呟いた]
――亡くなられた。
[猫背の男が突然、がばりと起き上がる。
なんだい、落ち着きのない。
アンタも司祭様を見習って、
と、
軽口を叩こうとして、違和感を覚える。]
[椅子から立ち上がる。
やっと落ち着けると思った足が、何度めかの命を受けて軋みながら動いた。]
――――――。
[助けられた、と自負したのは僅かな時間だった。]
――そう、…………そうかい。
[他に、言うべきことは浮かばなかった。
新たに増えた遺体をどう処置すれば良いのか分からない。
尋ねたい相手は、今まさに息を引き取ったところだ。]
[沈黙が支配した。
現実が受け入れられなかったのかもしれない、無力感に苛まれているのかもしれない。
男はぼうと宙を見上げ、視線の先にあるステンドグラスを眺めていた。
星空の瞬きは、男にはついぞ見ることが出来なかった]
――
[目を閉じ、大きく息を吐いた。
やがて男が動き出したのは、聖堂の方だった。
セルマに問われれば、埋葬します、と短く返したことだろう。
そう、少年の亡骸もまだ、そのままだった]
[少年の亡骸を見て、男はセルマに処置が出来るか、尋ねたことだろう。
死が身近になったといえど、エンバーミングの技術を持っているのは僅かだ。知識としてあれど、技術は別だ。出来るものがいるのならそれに任される。
司祭が行なっていたことを思うと、実感として胸が重たくなるのを感じた。
エンバーミングが行えないなら今の時期なら、灰に晒すという手段もあった。
鳥葬や風葬のように、少しずつ削っていく。
けれど、男は黙々と棺を準備し、そのまま土葬の準備を行ったことだろう。
疫病を気にしていられる余裕のあるものは、この世界には最早稀少となってしまった**]
おそろい。
…うれしく、ない?
[首を横に振るナデージュにこてんと首を傾げて問う。>>0
今の二人が“おそろい”であるという認識は揺るがない様子。
包帯の下が赤色でも、白色でも。
今のスーには目に見える赤に染まった包帯がすべてだから]
おそろい。じゃ、なくても。
わたしは……。
[繰り返す。言葉を。
告げようとした言葉が声にならずにできた空白が、こうして埋まる>>1]
おそろいはうれしいはず。
おそろいじゃないのはうれしくない、…はず。
ちがう? ――わ。
[いっそう強く抱き締められた、それが答えである気がした。
おそろいじゃないのは、嬉しくないことばかりではない、と。
教えられた気持ちになって表情が緩む。
赤に染まった手が、ナデージュの背に回された。
抱き返そうとする動きは、ぎこちなくて弱々しかったけれど。
思いだけはしっかりと、こもっていた**]
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