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人の心ってさ、絶対大きさに限度があるよな。
何かの事をずっと考えてると、他の事が入り込めなくなる。
…結果、いっぱいいっぱいになってる心にそれ以上に何かが入り込もうとすると、どうにも出来ずに弾けてしまう。
俺もずっと若菜さんの事考えてたから…だからあの時、俺は耐えられなくなったんだろうなって今になって思うよ。越えちゃったんだよね、俺のCapacityを。
…もう何もいらない、って本気で思ったし。
その実、若菜さんがいなくなる事になんて耐えられない事も分かってたくせに、さ。
俺ももう少しで、心が壊れる所、だったのかもしれないよ。
ま、でも、それも含めて、全部あの樹の下に置いて来ちゃったから。
今はただ真っ新な心で、この手の中にいる人を好きだって思ってる。
[背中に力がキュッとかかったのを感じてエフも若菜の髪に自分の顔を埋める]
この温もりを忘れないように…
……一緒に行こうぜ、何処かわからないけど、二人が行き着く所、行きたい所まで、さ。
[抱きしめられた温もりを感じながら、エフの言葉に小さく何度も頷いた]
きっと、無理なことをしようとすると、心は耐えられなくなってしまうのかもしれないわね。
良かった……強がらないで、素直な気持ちで貴方と向き合えて……。
大切なもの、失わないで、本当に良かった。
ねえ、忘れないでね。
私はいつでも、貴方を信じてる。私は、いつでも貴方についてゆく。
私はいつでも、貴方を愛してる。
生きてく中で、大切なものって、きっとそんなに多くは見つからないよな。
俺も、たった一時の感情で、それを喪わなくて良かった…
…「若菜」をさ。
無理とかしないで行こうぜ。二人が自然に、いたいようにいよう。
…俺ら似たもの同士だし、それがきっと正しい道に繋がるだろうさ。
俺も若菜を信じてる。若菜を離さないし、若菜をずっと見ていたい。
心の底から、若菜の事を、愛してる。
[エフは腕の中に抱きしめたままの若菜に一言ずつはっきりとそう言葉をかけた。]
もう…こんな時間なんだな。長かったような短かったようなこの「時」も終わりか。
……今日は、ずっと一緒にいてもいいか?この温もりそのまま、離さないままで、朝を迎えたい…目が覚めるまで、俺の腕の中で眠っていて欲しい。
…どう、だろう?
エフさん……。
[愛の言葉は、心に染み渡った。抱きしめられた暖かい腕の中で、喜びの雫が零れてエフの服を濡らす。優しい問いかけに、ゆっくりと顔を上げエフを見つめた]
今日とは言わずよ。
これからずっと、ずっと……。
こうして、貴方の腕に包まれて居るのが、私の幸せだから……。
[片手をそっと、エフの頬に添え、幸せそうに微笑んで頷いた]
……愛してる。
―1年前―
オレの兄貴は『璃音学園に隠された謎を追う』という言葉を残し、4年前に失踪した。
失踪と言っても、いなくなったときの状況から、自らの意思で雲隠れしているという警察の見解だが、たった一人の家族である兄貴。
警察の調査はのらりくらりとしていて当てにならないし、心配にならないわけがなかった。
そんなわけで、オレは探偵をしながら、兄貴の失踪に関する情報、とりわけ最後に残された言葉から璃音学園についての情報を収集していた。
璃音学園の情報を調べるには、学園の生徒や教師からの話を聞くのが一番手っ取り早い。
オレは学生生活の傍ら所謂探偵と呼ばれる仕事をし、主に学園内で起きた事件に関する事件を取り扱っていた。
ある日、自分の所属する璃音学園の3年、当時の学生会会長から事件の調査依頼が入った。
依頼内容は学生会の会計書類の紛失。
オレはその依頼を解決した。
実はこの事件はダミー、次期学生会会長候補であるオレを試すために理事長によって仕組まれたものだった。
(後から知ったのだが、学生会では警察沙汰にできない事件や学生からの相談を受けているため、探偵をしているオレは適任だったというわけだ。しかしなぜオレが探偵をしていると理事長が知ったのか、相変わらず調査網が謎な学園である…。)
オレは学生会の仕事を引き受ける対価に学園に関する事件の依頼を優先的に回してもらえるようになり、学園に関する情報を以前よりも手に入れられるようになった。
オレが学園内の情報を掌握しているのもこの関係だ――。
[ここまで一気に喋ると、ふぅ、と一息吐いた。]
映にとってはつまらない話でごめんな?
結局、兄貴はこのプロジェクトの間に見つかったんだ。
1日目だったかな。
だから今はもう、兄貴探しはしなくてもいいんだけど…。でも…。
[困惑した表情で映を見つめた。]
[何度も視線を行ったり来たりしていたが、やがて手をぐっと握ると、]
…こんなこと言うと、引かれるかもしれないけど、映にだから、正直に言うな。
怒らないでくれよ?
実は映はオレの兄貴の昔の姿に重なる部分があって…。
あって、というよりあった、が正しいかもしれないけど…。
映を見ていると、兄貴捜索のことが思い浮かんでしまって…。
まあ、最初に映が気になったのは、これがきっかけ。
だから、正直言ってしまうと、最初は特に映のことが好きとか嫌いとかいう感情はなかった。
気になるっていうだけで。
[小さく、済まない、と呟いた。]
でも、さっき言ったとおり、兄貴が見つかったとの連絡で、映を見てももう心配な気持ちになる必要はなくなったのにも関わらず、映を見るたびに、何かが、気になっていたんだ。
弁当を作ってくれたりだとか、
ご飯を作ってくれたりだとか、
猫と戯れるときの笑顔だとか、
近くに来たときのいい匂いだとか、
驚いたときの声の高さだとか、
触れたときの柔らかさだとか、
…そんなのが、気になるようになっちまったんだ。
今までそんな気持ちになったことがなかったから分からなかったけど…
[ソファから立ち上がり、映の前に立った。]
つまり、映のこと、その…、女の子として、好きになってしまっていたんだ。
[これまでにないほどに赤面している。]
…この辺、今までちゃんと言っていなかったから…不安にさせているよな…?ごめんな。
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