107 璃音学園〜ネズミーランドへの道〜
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【推理：1回】 番犬 タロ
わんわん！
【ミリは人間のようだワン！】
はうはう、ぜんぜん犯人を解析することができないワン…。
ちなみに、解析の方法はひ・み・つ・だワン。
高等部学生会会長 ユエ
・・・って、若菜さん！？
あ、ありがたく受け取るけど・・・、しゅ、主役なんて・・・。
まあ、いいでしょう・・・。
山の中で映を探しながら、オレは決めたんです。
今日、ハッキリと言うんだ、と。
[隣にちらりと視線を向け、強い決意を瞳に宿した。]
高等部学生会会長 ユエ
[議事録を少し捲りつつ]
昨日は映もミリも、遅くまで頑張っていたんだな。
ルルも忙しそうな中、発言してくれてありがとう。
お疲れ様、だ。
[ぱたりと議事録を閉じ]
いつもは映が昼食を作ってくれるけど、このまま寝かしておいてやりたいから、今日はオレが作るよ。
味は保証しないけどね。
転校生 映
（わー…俺、えーと…何？ なんで？）
[ユエに引きつった笑顔を向ける。顔がかすかに紅潮していた]
あ、お昼はそこにサンドイッチ…ありますから…。
（…俺、ユエ先輩と何話したらいいのか分からん…）
高等部学生会会長 ユエ
映？ どうかしたか？
顔が赤いようだけど・・・。風邪か？
[熱を計ろうと、手を伸ばしたが、一瞬の困惑した表情に手を止めた。]
（ん？何か映の様子がおかしいような・・・？）
あ、ああ、サンドイッチ、用意してくれていたのか。
オレが何かしなくても平気だったんだな。
ありがたく頂くぜ。
転校生 映
（あれ？ 俺昨日まで先輩とふつーに話してたよな！？）
（何だこの変な感じ…っていうか顔見れな――）
あの！ 俺、ちょっと寝不足で気分が悪いみたいで…ほ、保健室行って来ますね！
[ユエと目をあわせないようにして立ち上がった]
高等部学生会会長 ユエ
って、フラフラしているじゃないか。
[立ち上がって、問答無用で映を抱きかかえた。]
そんな体調で、道に迷われるのは心配だ。
保健室までオレが連れて行く。
転校生 映
大丈夫です！
おれ、ひとりで行けますから！
（ていうか今センパイといるの何か無理！）
[不自然に大きな声でユエの申し出を拒絶した]
では皆さんまた後で！
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