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道化師 リヴリア は 太陽の子 ミズキ に投票した。
道化師 ダハール は 太陽の子 ミズキ に投票した。
渡り鳥 グレイヘン は 太陽の子 ミズキ に投票した。
太陽の子 ミズキ は 星売り カスミ に投票した。
お花畑の ハル は 太陽の子 ミズキ に投票した。
星売り カスミ は 太陽の子 ミズキ に投票した。
太陽の子 ミズキ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、星売り カスミ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、道化師 リヴリア、道化師 ダハール、渡り鳥 グレイヘン、お花畑の ハル の 4 名。
[貸してもらおうかな。リヴリアのその言葉>>3:137に、少女は気前よく頷いた]
リヴリアちゃんと、お揃いの格好。
なんだか面白いねえ。
[想像してみる。同じ服を着た二人が並んでいる。
まるで似ていないのに、なんだか姉妹のよう。
……なんて。少女に家族なんて、いないのに。少女はこっそり苦笑して、そのイメージを霧散させた。
すぐに気を取り直して、ダハールに"ロリコン"という不名誉な疑惑を与えてしまったとも知らず、リヴリアの問いかけに素直に頷く]
あのねえ、恥ずかしがり屋さんのダハールちゃんをねえ、ハルがちょっといじめちゃったみたいだよう。
逆襲されちゃったあ。
[転がるようにして遊んだこと。楽しい記憶のはずなのに、思い出すとどこかがちくんと痛いような気がした。
痛いことなんて、なんにもないはずだから、そんなのはきっと気のせいだけど]
[それから、用事がありそうな二人を見送って、もぐもぐとパンを食べた]
可愛い旗だねえ。
[ご機嫌で呟く。その頃には、ハムの材料をしゅうかくしてくれた女の子のことも、旗をピラフに立てたら教えると約束した女の子のことも、少女はきっと忘れてしまった。
そうして]
……あっ!
[ずっと雲に隠れていたおひさまが、ようやく顔を覗かせる。
ふわりと少女の頬をあたたかな春風が撫でていく。
傍らに目を落とすと、花冠のために摘んだレンゲは、生き生きと少女に編まれるのを待っていて]
えへへ。今日はとってもいいお天気、だもんねえ。
[少女は頬を緩ませ、そう呟く。
ほら、やっぱり気のせいだった。
今日はとってもいいお天気で。おひさまはぽかぽかで、風は暖かくて、お花はとってもきれいで、それが揺らぐはずがない。
ご機嫌な少女は、リヴリアとダハールの払う犠牲を知らない**]
[現実は小説より奇なり──
さも至言のように謳われる
そんなことは当たり前だろう?
だってお話しには起承転結があって
登場人物には皆スポットライトがあたる。
主人公には主人公の
ヒロインにはヒロインの
脇役には脇役の
敵役には敵役の
……噛ませ犬には噛ませ犬の色が]
[様々な色が密接に絡み合い
フィナーレへ向かってとパレードは続く
全ては書き手のタクトに倣い
読み手の頭の中でパーツは埋められていく
それが虚構なのだから]
……
[目を開けると そこは花畑だった。
爽やかな風が吹き抜け
花々が気持ちよさそうにその風を受けながら
煌めいていた。
まるで虚空に描かれた一枚の絵のように
ように…ではないだろう
まさしくそれは絵だ。
夢に描いた一枚の絵
私がはじめて他人のために描いた夢の絵
私より永きの夢を旅して
多くを知って
けれど、その殆どを忘れてしまった彼女へ
私があげる 最初で最期の一枚
受け取めたか否かを見届ける気はもうなかったのだけど]
食べておいで。ハルの子と過ごせる最期の時間だ。
食べてお行き。けれど逆“襲”などと言って手折ってはくれるなよ。
そして、食べたならもうお帰り。
キミはここの住人ではないのだろう?
キミ自身の口でそう言ったことだ。
ああ、確かに夢はもう終わるよ。
死ぬさ。私も、ハルの子もね。
だが夢の終わりに他人は関係ないだろう。
現の住人ならば、現で朽ちろ
キミにはまだ幾許かの未来があるはずだ。
……過去には夢はないんだよ? ダハール。
[ニィ…っと嗤って見せてから、踵を返す]
[ゆっくりと、春は再び訪れる。
日差しに、風に、花に。
香る蜜の匂い、桜も散りきらぬ花に変わる。]
[右手が右手を払う。
俺はその右手を一つ見て、
また、はじめてみた赤に視線を戻す]
それは、リヴリアが決めることではないよ。
………俺は、帰らない。ここに最後まで残る。
家族だからね……最後の。
[今は鈴のない長い髪が春風に流れる。
その髪に手を伸ばし、右手は掴まえれば
………………遠慮なく一房強く引いた。]
[まだ夢が夢の形を残す内に。
太陽と星は手を繋いでやって来た。
空を黒く染めるのは太陽に重なった月。
2人の手首でブレスレットが輝く。
それは遠くからでも渡り鳥の標になるには十分で]
――おともだち、なれたのね。
[目を細めて微笑む]
ぐれいへんとおそら。
いっしょにとんで――くれる?
[今ならば。
あの月の裏側まで行ける気がする。
そうすれば花水木が望んだ太陽にだって。
星売りが求めた星にだって。
ほんの一瞬でも手が届くような気がした。
これが終わりのユメならば]
[ならば、その一瞬だけで良い。
彼女達の煌めくユメまで一緒に着いて行きたい。
もうどんな憧憬も叶えられない渡り鳥とは違って。
彼女達はまだユメを創る事ができたから]
いっしょ。
[このユメを超えるまでは。
そして、このユメが醒めるまでは。
左右両の手で2人の手を取る。
翼を広げれば雪のように羽根が散った。
花水木の髪飾りを一度だけ、見やる]
いくね。
[風を払うように大きく羽ばたく。
重さという概念を掻き消すように、向かう先は――そら]
[景色が変わっていく。
近くなる星、小さくなる世界。
綻び欠けて行く夢の大地が遠ざかっていった。
少しずつ2人の存在が薄れて。
意識だけのものになっていく。
それでもきっと。
2人なら、互いの姿を最後まではっきり見る事ができただろう。
空で輝く、太陽と星ならば――きっと。
やって来たのは、まだ夜を保つ星売りの空。
明けなかった夜がもうじき終わる。
握っていた2人の手を引き合わせて、微笑んだ]
[そして、手を離す。
そのまま2人は空に留まって。
その存在が燃え尽きるまでこうやって。
ほら、光るのだろう。
花水木の右手で、太陽が。
星売りの右手で、明星が。
その光がとても綺麗だったから。
渡り鳥は羽ばたく事を忘れた。
風の中を真っ逆さまに墜ちながら。
手を、振った]
ばいばい。
[明けの真白な空に、羽根が、散った――**]
……
[私のの髪を掴み離すまいと引くダハール。
そうか…そういう決心でやってきたのか。
“家族”……嗚呼そうだね。最後の家族にしてしまったのは私のせいだ。
私の咎、私の責。
それを贖罪するのならば、私は彼のために、家族の一員として
弟の望むままに終焉を迎えるべきなのかもしれない。
でもね…ダハール。
貴方はどうしてそんな残酷なことを私に言うの?
……ううん、わからなくていいの。
でもね……]
私は君のそういうところが嫌いだよ。
ダハール。
自らの中だけで結論づけて、知った風な口をきく。
いつだってそうだ。あの女との諍いも
しゃしゃりでて“介入”して!
家族? ああそうかい家族かい?
じゃあ貴様にとって家族とはなんだ?
貴様の理屈では、家族なら傍にいるのか?
当人の意向は無視か?
それが貴様の言う家族か?
反吐が出る!
[掴んだ手をふりほどこうと、強固に抗う。
離さぬなら、己の髪を切り裂いてでも]
家族と共に死ねるなら本望とでも私が思ったのか?
それとも自己満かい?
いや……お前のことだ。こうでも思ったのかな?
『責任の一端は自分にもある』とか?
まったく嗤える話だ。嗤いすぎて哀れにすら思えてくる。
私を自己満足の供物にしてくれるなよ。ダハール。
お前にそんな責を負う義務も権利もない。
ああ、いいさ教えてやる。
私はな……ダハール
[そうやって背負ってくれようとする。
まるで小さなお菓子をはんぶんこして一緒に食べるように
夢を共有するのと変わらぬ差までいつも私と共有する。
そんな貴方を 私は──]
優しいと思っていたかい?
それはそうだろう優しく努めていたんだから。
そうやって良き姉たらんとしたさ。
勉学も運動も芸術も負けぬように努めたさ。
負けたくなかったのだからね。
何人にも。
そうやって良き姉でいたのなら、
まあ神様とやらも慈悲の一つも
与えてくれるんじゃないかってね。
そんなことも考えてもいたがね。
だが、現実はどうだ?
お前は寄宿舎のある学校へ行き
私は鳥籠の中さ。
挙げ句の果てには結婚話? 身も知らぬ男と?
時代錯誤も甚だしい。
お前と同じステージに立つこともないまま
全ては決まっていた。
私には何も与えられず
私の欲しいものは全部お前の元へとね。
お前が欲しかったかどうかは知らないけれど。
だからさ……
奪ってやったのさ。
全部全部ぜんぶをね。
お前が私に言った“傲慢”
ああ、まったくもって正しい。
私は傲慢だ。傲慢だから奪ってやった。
何一つ残さぬように。
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