人狼物語(瓜科国)


1062 【完全RP村】少女の夢村


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岬守 シン

―海岸線の家―

…ミズキ?

[振っていた手を止めて少女たちのやり取りを見る。
なにか話しているその後ろ、太陽は少し光が弱い。
バケツを揺らしながらやって来た二人に
再び緩く手を降りながら近づいてゆく]

いらっしゃい、…浜風?
──ああ、もしかして

[泣き顔の道化は情報源となったらしい。
籠を抱えたまま建物の方へと歩き出す]

パンとハムの事ね。

( 130 ) 2013/02/09(土) 20:53:12

道化師 ダハール

 ……小さい頃さー 姉さんと手をつないで寝ると
 同じ夢を見ることができて
 そこで遊んで楽しかったなー、とか。
 
 よくさ、夢って見た後忘れちゃうて言う話を聞いて
 姉さんが、それについて聞いてきたこともあったな……

 逆に……忘れてしまうのは……
 忘れられるのは……悲しい
 せっかく同じ時を過ごせたのにさ
 忘れちゃうのは……楽なんだけど、さ……
 
[解かれた腕、道化師からも腕を解いて
 軽く、頭を撫でるに留めて。
 リヴリアとは言わず、姉と口にしながら。
 遠い昔、口にしたことを、もう一度口にする。]

( 131 ) 2013/02/09(土) 20:54:16

道化師 ダハール

 なーんて、僕も年かなー
 近頃疲労が抜けなくてね?


 懐かしいなぁ……あの頃……楽しかった。

[そうして、彼女の髪から手を離して、
 両の手を地面につけ、
 そこに体重を預けて空と花を見上げ笑う。

 懐かしさ、遠い思い出。
 もう戻らない、無邪気な日々。
 胸が、痛む。同時に、その痛みさえ 大事 だと思った]

( 132 ) 2013/02/09(土) 20:58:55

岬守 シン

[バケツの中を覗けば蟹がいる。
蛇が負けている器の中には淡水魚]

いい型ね、綺麗。
んー…獲れたてだろうけど焼こうか。
生はちょっと危ないからね。
塩竃にしてもいいけど、出来るかな…。

[川魚らしい、しゅっとした細いフォルム。
見下ろしてあれこれ思い付く実験方法
それを遮るような道化師の声に
顔をあげて少しばかりの沈黙]


…。
この浜は、毎日どこかしら何か違うから。

[浜に打ち上げられるものも。
訪れるものたちも、また]

( 133 ) 2013/02/09(土) 21:03:02

岬守 シン、無口 ローザの存在に視線を止める。

( A3 ) 2013/02/09(土) 21:07:02

無口 ローザ

[走り出したリヴリアに、少しだけ困った顔をしてから小走りで追いかける。
チリンチリン小さな鈴が小さな音を立てる。

二人を見失えば岬の少女のところへも行けなくなってしまう。]

( 134 ) 2013/02/09(土) 21:20:52

無口 ローザ

[駆け込んだ先に出会ったシンと目が合う。
小さくぺこりと頭をさげてリヴリアの後ろに回ろうとした]

( 135 ) 2013/02/09(土) 21:24:04

お花畑の ハル

[もう少し。もう少しすれば、"楽しくないこと"はなかったことになる。
 そう、思っているのに]

 思い出すと……楽しい……?

[まるで反対のことを、ダハールは言う。
 "なかったことにする"のを邪魔するように、きょうだいの話をする]

 ハルは、ハルは……。

[自分に言い聞かせるように"ハル"と少女は口にする。
 はーちゃんなんて、知らない]

 ハルは、思い出なんて、いらないんだあ。
 楽な方で、いいんだよ。

( 136 ) 2013/02/09(土) 21:47:40

お花畑の ハル

[にこにこ、いつものように見える笑みを浮かべながら。 いつものようにおっとりした声に聞こえるように。
 けれど、いつも血色のよかった頬は、今は紙のように白い]

 ハルは、なんにもいらないの。
 ハルは、このお花畑があればいいの。
 だって、なんにもなかったら、
 なんにも、なくさずにいられるでしょう?

[だから、少女は空っぽでいい。
 記憶も、思い出も、心も、笑顔も。
 なんにも持たないがらんどうでいい]

( 137 ) 2013/02/09(土) 21:54:11

渡り鳥 グレイヘン

― そら ―

[風がいつものように行き先を教えてくれない。
 それはこの世界に訪れつつある予兆なのか。
 それとも]

 ――……。

[気付けば荒れた波の上にいた。
 水際すれすれで滞空すると足の裏を白く泡立つ波が舐めた。
 底に何かが潜んでいるかのような深い海。
 その上を滑るように、爪先を海水に遊ばせながら。
 陸地を目指して海岸線へと滑空する]

( 138 ) 2013/02/09(土) 22:03:04

岬守 シン

…新顔ちゃん?

[こちらに頭を下げた少女をじっと見る。
見覚えのない顔、いまの段階ではただただ異質な存在。
籠をテーブルの脇に起きながら少女たちのために椅子を引く]

まあ、立ち話もなんだし…座ったら?
いま、何か用意する。

[どうぞ、と椅子を指し示す掌]

( 139 ) 2013/02/09(土) 22:03:52

道化師 ダハール

[ 余りに沢山、一度に、大事なものをなくしたから
 無くす事への恐怖。
 それでも全く持たずにいることはできない。
 事実、彼女はこの花畑だけを持っている。
 ………現実で話した会話、世界の終末……
 杞憂であれば、いいのだけれど。
 彼女の現実の身体が、まだ保てばいいのだけれど。

 けれど、今は、それらは言えない。
 紙のように白い表情を見ればそれは一目瞭然。]

( 140 ) 2013/02/09(土) 22:16:39

道化師 ダハール


 ……………そっか。
 ハル、顔……白いよ。
 たっくさんしゃべったから疲れただろう……?
 ちょっと、昼寝しようか?
 花びらのお布団で。

[中身があろうと、なかろうと
 彼女は今ここにいて、
 それを選択しているなら……

 もし、世界の終末が確実となったら
 また、お話をすればいいだけだと。
 そう思って、話題を切り上げて
 わざと髪を乱すように、わしゃわしゃと撫でた]

( 141 ) 2013/02/09(土) 22:17:35

渡り鳥 グレイヘン

― かいがんせん ―

[海に臨む家が一軒。
 丁度リヴリアやローザの反対側からやって来た形になるか。
 多分、シンが向いているのとは反対方向。

 ローザの姿に目を留めて。
 ぱちり、瞬いた]

( 142 ) 2013/02/09(土) 22:18:29

お花畑の ハル

―回想:ローザちゃんと出会った時のこと―

[その時、少女はマーガレットを摘んでいた。
 誰かのお庭から種が飛んできたのかな……なんて、少女は考えない。
 お花畑は、春の象徴。"春に咲くお花"という少女の曖昧なイメージで成り立っているそこには、野草もそうでない花も、本来なら時期のずれている花も、でたらめに共存していた。
 結構な数を摘んで、少女は満足気に頷く]

 これだけあったら、素敵な花束になるねえ。
 ……だけど。

[そこでハタと困った。花束にしようにも、まとめるものがない。
 丈夫な草を使って束ねようかとも思ったけれど、それもなんだか可愛くない]

( 143 ) 2013/02/09(土) 22:24:03

お花畑の ハル

 どこかにリボンとか、ないかなあ。
 うう〜ん……。
 ……えっ!?

[その時、風に乗って、まさに花束にうってつけの素敵なリボンがやってきたのだった]

 わあっ! なんで? なんで?
 すごい! すごおい!

[びっくりしつつも、少女は物事を深く考えない。
 歓声をあげながら、早速リボンを使ってマーガレットの花束を作る。
 きゅっと蝶々結びにして、満足気に頷いた時、リボンを追いかけてローザがやってきたのだった*]

( 144 ) 2013/02/09(土) 22:25:19

お花畑の ハル

 うん。

[ダハールの言葉>>141に、こっくりと頷いた。
 それは、とても都合のいい言葉。
 大丈夫。お昼寝は、都合の悪いことを忘れてしまうのに、十分の時間。
 お昼寝から覚めたら、きっといつもの少女に戻れる]

 いっぱいおしゃべりしたもんねえ。
 花びらのお布団、素敵だねえ?

[忘れてしまえる。そう思うと少し安心して、少女はちょっぴり余裕を取り戻す。
 先程よりは幾分か血色の良くなった顔で、にっこり笑ってみせた。
 わしゃわしゃと乱された髪から、桜の花びらがひらひらと落ちていく]

( 145 ) 2013/02/09(土) 22:31:40

お花畑の ハル

[けれど、少女の知らぬところで、けれど着実に"世界の終末"は近づいていて。
 目覚めた時、少女は気づくのだ。
 リヴリアのための、まだ作っている途中のレンゲの花冠。
 決してしおれるはずのないそれが、しおれてだめになっていることに]

( 146 ) 2013/02/09(土) 22:34:16

渡り鳥 グレイヘン

 リヴリアに、ローザ。
 ――ミズキもいるの?

[岬守の姿があるのは当然なのだが。
 いつになく人が集まっているのを見て足を止めた。

 濡れた足にはあちこち細かな砂と、
 流れ着いた水草が引っ付いている。
 いつもならずっと飛んでいたかもしれないけれど。
 森の中で花水木に手当てをしてもらった翼を休める]

 なにか、あったの?

( 147 ) 2013/02/09(土) 22:42:52

道化師 リヴリア

 パンのみならずハムまで食べてしまったのかい?
 まったく贅沢な子だ。トール神が知ったら雷ではすまないね。

 では私はパンとハムと、この川魚、ああ塩焼きで構わないよ。
 あれがこの子たちの魅力がが最も生きる食べ方だろう?
 それとデザートにフルーツなどあれば頂こうか?

 お代はいつものように、星屑のように数多の讃辞と
 三日月の笑顔を贈ろうじゃないか。

 蕩けるような甘いものが良いかね?
 ローザは甘いものは好きかい?
 それともお嫌いかい?

[しれっと告げながら、シンの視線に気付いて、後ろに隠れようとするローザに手を回す。
柔らかな髪を撫で上げて『彼女がシンだよ』『この子はローザ。可愛いだろう?』と簡単に紹介してあげる]

( 148 ) 2013/02/09(土) 22:45:04


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