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…単純に、お前が暴れようとしなければ良いだけの話しじゃないか?
可愛い女の子二人に囲まれているときくらい大人しくしておけ。
[避けないなんてあり得ないだろう、とキッパリ言い切ってから]
ああ、女の子二人がこけそうになったら俺が助ける。お前は一人で転んでおけば良い。
あ、ありがとう。
[美緒から綿あめを受け取り、少しちぎって食べた]
甘いね。
彬くんも食べる?
[またもうひとちぎりして、彬に差し出してみる]
これはヒレじゃなくてーっ。もう。
[とりあえず止めて。袖を持ち上げられると不思議そうにした後、にっこり笑った]
あはは。私はかわいい子がいいな。
[8(8)-1匹くらい掬う]
お前ら……
[なんというか見世物になった気分だ。
個人的には彬が夏蓮と仲よさげなのがなおさらに。]
あーもう、ええわなんでも。
祭り攻めるで。ほれ、いくで。
[開いた片手で頭を掻き。
両手に綿菓子をかかえた奈波をひっぱるように。]
ん?ありがとう、もらう。
[と、差し出された綿飴を受け取る。子供の時以来だ、とか言いながら口の中に入れて]
……なんだ。
[半分見世物状態の愁を見る。いきなりヤケになってナナミを引っ張っていくのを見てどこに行くのだろう、と思いつつ、まぁこれと言ってどうしても行きたいところはないからついて行けば良いか、と]
…愁、余り早く行くなよ、女の子足下余り良くないから。
[人混みの中じゃそう急ぎも出来ないだろうが余計なお節介]
うわ、山中すげー!
何気に魚系得意だよな。釣りも初めてで釣れてたし。
実は、金魚の化身だったんじゃ……!
この灰色のやつ可愛いなー。
[覗き込んで、へらっと笑った。]
俺ん家の金魚、でかくなりすぎて鯉みたいだから、コイツなんか食われちゃいそーだ。
[もう一回やって3(5)-1匹。]
勢いよく行き過ぎるとなかなか上手くいかないな…。
山中は、次、何見たい?
ああ、そういえば茶道部が茶席だすとかいうておらんかったかいな。
[思い出したように、ふと。]
笑いに行くちゅーんはどうや、大和のやつ。
きっとがっちがちやで。
[けらけらと。
自分だけ見世物にされてたまるか。]
茶席…?
[耳慣れない言葉に首を傾げる。あー、そう言えば]
大和、茶道部…似合うんだか似合わないんだかわからんなー。
それは是非、からかいに行こう。
[人の悪い笑み浮かべて、みんなが同意して移動するならついて行くだろうか]
あ、彬くん。
…さっき、ありがとう。その…服褒めてくれて。
[と、小声で言った。
さっきは人混みだったので、言えなかった。
遅刻するくらい迷いに迷った服。やっぱり褒められると嬉しい]
あ、わたしお茶飲みたい。
[愁が茶席の話題を持ち出すと、手を挙げて]
えっ、そんなのやってるの?
[知らなかったというように目を瞬かせ。
つい後ろを向いたまま立ち止まった]
おおっと、危ない。
通り沿いには見かけないから……奥のほうかなぁ。
[探せば立礼式の茶会会場が見つかるだろうか]
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