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……あん?夏蓮もくるんかいな。
って、もてもて、て。
[額に手をやって。大きくため息。
なにを言っているのだろうついになにか変な薬にでも手をだしたのかナナナミ。]
わいがもてもてのわけないやろが。
自慢やないがふられ魔王やで。
[かみつかれそうになった手で、その頬をぺちぺちと。]
―例大祭前日・準備中―
[明日は、神社の屋台の並びから少し外れたところで立礼式の茶会が開かれる。大きなテントで会場を設えた中に椅子を並べて一般客を招く。]
うちの高校から持ち出しの茶碗は、もう包んで送ったっすよー。
あと、なんでしたっけ。点茶盤?は、先生方の方から行くらしいです。
[茶を立てる亭主が客に直接茶を渡せない形式なので、半東が取り次ぐ形式だ。一年にも経験を積ませる、ということで、亭主と半東を一回ずつ、あとは水屋で茶を立てて正客と次客以外の客に渡す役目をすることになっている。]
……はー。いよいよかぁ。
最中に失敗したからって、叫ばないでくださいよー先輩。
あいでっ。
冗談ですって。
明日の菓子は何ですかねー。
[軽口に乗せて、明日を思った。]
うーん。
[少し首をかしげながら、今度はもうひとつメール]
『大和君、もし空いてたらお祭り一緒に行かない?
さっき薫君も誘ってみたんだ!
あ、もう予定があったらいいんだけどね!』
[ぽちり、送信]
[ふっと表情を変える。メールの文章を打ってから立ち上がった。
楽器を弾いている時のような顔で]
…。
[ぱっとお尻をはたく。メールを打って、ばちっっっと愁の背中を叩いた]
『今日も今日とて振られ魔王ならあたしが拾ってあげるよ。
がんばって返上してみなさぁい(๑・‿・๑)』
わぁっ!?
[柔らかいけどくせっ毛なので、わしゃわしゃされると髪型が変わる変わる。
どこからか持て囃す声が聞こえるけれどそれどころではなかった。
反撃……は控えた。眼帯の代わりに前髪を用いているのはわかっているから、髪に触るときは注意しないと。]
おみくじ?
いいね、行こうっ。
[最終目標地は同じく定めていたのだけれど、メインイベントが終わると共に一日が終わるというのが寂しすぎた。
今度また伊織が離れていくことに耐える自信がないかもしれない]
…――じゃあこれで。
[社務所に着けばおみくじを。
さすがに自分で2人分買うのはどうかとは思った。
救急箱から財布を取り出し、小銭を伊織に渡す。
番号を見て引き換えてもらって――結果は*06小吉* ]
[急に目の前の、見慣れた顔が引き締まる。
音に向かい合っているときの。]
とっ、ととと。なんやねんなほんま。
ん、メール……
[その文面をみて、数秒。空を見上げて。
言葉は出さずに、一行だけの返信を。]
『努力はするわ。……最初から拾ってくれてもええけどな?』
― 祭り当日 ―
[玄関を出て太陽に挑もうとしたら眩しくて負けた。
相変わらず自分は馬鹿だ。
白いブラウスに青いジーパンをロールアップしてサンダルという格好。
麦わら帽子も被ったが田舎っぽい]
……。
[待ってろ神楼神社。
ずんずんずん、と待ち合わせ場所に早足で向かった]
……。
[ため息をついた。じとーっと、と言うよりは、
かわいそうなものを見るような目で見る]
『じゃあ今すぐ一緒に帰れ(。・ˇ_ˇ・。)』
[反応がなんであれ、べしっと頭を叩いて]
『あたしは今日の骨しか拾わないし、
中途半端なら死に方するつもりなら拾わないからね』
[ちょうどいいタイミングでやって来た三人目に駆け寄る…前に、
愁の下駄を自分ので蹴った]
[携帯からレベルアップ音楽。そろそろステータスカンストするかなーとか思いながら文菜からのメールを読む。>>349]
『おー。
俺、午後の頭まで茶会の担当になってるから、その後で大丈夫か?
せっかくだから今度は浴衣とか着てきなよ
和泉も来るんだったら、金魚掬いとか競争だな!』
[なんでもないような文面で返信して。
ふ、と息をついた。]
気になる人の名前を書いて、伝説の木に。かぁ――。
あーもうらしくない俺!
うあー。
[時が迫るにつれて、居てもたってもいられないような気持ちが強くなっていく。]
[メールをみる暇もあればこそ。
頭をべしられ、下駄を蹴られて]
……あほう。
[頭を抑えながらあけたメールの文面。それをみながら、顔を伏せ。
ぽつりと。
雑踏に、まぎれそうな声で。]
ほんまに、ったくもう。
どんだけいい女やねんほんま。
[瞬きの間だけ。その間だけは仮面をはずして。]
[璃歩の髪型が変わってしまったので、元に戻そうと撫でつける。
手を繋いだまま社務所へ。金魚だけでなくここでまでお金を出してくれたから驚いた。でも、断るのも無粋かと思い、受け取る。
次にどこに行くかは分からないが次は奢ろうと決意しつつ]
あたしのは*14末凶*だって。
ん……そか?
[じっと見つめ返して、首をひねりつつ前を向いた。>>351
背中に刺さる視線。気持ち的に痛い!
びしばし、と当たった後に、じわじわと心に引っ掛かった。]
えっとさ。
俺、気の利く言葉もうまいやり方も知らないけど。
[ぷ、り、ん。
読み取って、少しだけ笑って背中を揺らした。]
せめて、甘いもの必要なときは教えてくれな。
気づけないまま終わるよりは、たぶん、ずっと……。
[最後までは、言葉にせずに。]
― 祭り当日 ―
何着ていこう…。
[部屋一面に広げられた洋服の数々。どれにしようかと悩み始めて早4(5)時間。すでに集合時間を63分過ぎていた]
やっぱり、無理してこの前の買い物に一緒に行けばよかったな…。
『うん、お祭りって言ったら昼より夕方とか夜って感じじゃないかな!じゃあ午後で。薫君は返事待ち中。
うん、今度は浴衣着るんだっ。えへへ
そうだね、競争しよう!スーパーボールとか射的もいいよ!』
[ぽんぽんと、打って、送信
例のレベルアップ音なのかなーと思いながら]
おう、みおきち。おつかれさん。
……あいかわらず彬が一番最後かいな。
きたらたこ焼き9(10)人前おごりやなあのボケ。
[前から早足で歩いてくる美緒>>354に、軽く手を振って。]
麦藁帽子、よく似合ってるわ。
けど、顔があんま見えなくなるのが欠点やろか。
[けら、と。笑う表情がわずかに硬くなるのは。]
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