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私たちロザリオがそれぞれ光を放ち、
やがて一つの光となって双子に突き刺さる。
その眩しさに私はしばらく目をそらしてしまった。
「…あーあ残念」
「せっかく新しいおもちゃがやってきたと思ったんだけどねぇ」
「もうおしまいなの?」
「ね、もう孤児院の出入り口を隠す力残ってないよ」
「あの人たちいなくなったらまたふたりぼっちだね」
「大丈夫、すぐにまたほかの人をよべばいいよ」
「だって…」
「退屈ってほんっとつまんない」
「「ねー」」
私は双子の声はだんだん薄れていっているのを感じていた。
…しばらく経って目を開けると双子のいた場所にあるものがあった。
■
そこに現れたのは、一際大きな扉だった。
双子の「出入り口を隠す力」というのが消えたのだろうか?
恐る恐る扉に手をかければ、ギィィー…と軋みをあげて
扉は開いた。
まばゆい光に、目がくらんだ。
周りが見えない。
■
何やら技名を叫びながら、CN幽が横を走り抜けていった。
双子に突進をしたつもりなのだろう、目をしっかり瞑ったまま、私が開けた扉の向こうへ走っていく。
ふいに笑みがこみ上げた。
なんて面白い、変な人なんだろう。
こんな人間的な感情を覚えたのは、久しぶりな気がした。
このどたばた騒ぎの悪夢は、終わったのだろうか。
私もCN幽の後に続き、まばゆい光の中へ足を踏み出した。
●
気づいたらそこは自宅だった
あれ?今までの出来事は一体?
「幽ー!あんたいつまで寝てんの!学校遅刻するよ!」
うるさいなーちょっと黙ってなババア
…そうだ、この体験を手記にしよう
そして出版社に持ち込んで出版して印税をがっぽり稼ごう
そう私の冒険はまだ始まったばかりなのだ!
※ご愛読ありがとうございました!幽ちゃんチームの次回作にご期待ください
欄外コメント
「読者の皆さんありがとう、編集長さんには感謝の言葉もございません。またすっげーエネルギーに溢れた作品を作って必ず帰ってきます!」
●
今回は運良く脱出する事ができた。
だが、謎が解決した訳じゃない。
出会った数々の人々は何者だったのだろうか?
いつか、またここへ拳銃装備で帰ってこよう。
願わくは、その時に旅の話を語ってやれるように・・・・・・・
●
私は、この奇怪ま出来事を手記にまとめた。
また誰かがあの孤児院を見つけたら、何かの参考になるだろうという思いと、あの時の不思議な体験を後生にに残しておかなくてはという衝動から、書き留めることにした。
今この手記を読んでいる君、不思議な孤児院を見つけるのは次は君かもしれない。
〜fin〜
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