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次の日の朝、老人 大田敏和 が無残な姿で発見された。
村人たちは、神社に集まるよう呼びかけられた。
死んだはずの大田老人が死装束のまま押さえつけられている。
生きているかのように動いているが、それは確かに体温も呼吸もない死体であった。
吸血鬼――屍鬼の仕業であると告げられる。
心臓に木の杭が突き立てられ、やがて老人は動きを止めた。
屍鬼の姿を見せつけられた村人たちは、虫送りの儀式と称して屍鬼狩りを開始する。
現在の生存者は、高校生 夕凪綾華、新聞記者 佐倉道昭、茶房「びいどろ」 高屋敷椿、アルバイト 山野葵、村吏 大河内敏樹、理髪師 和泉祐介、採集家 宮田幸助 の 7 名。
『起き上がり』が、本当に───。
これで、この夏に入ってから村で続いていた不審な死が全て『屍鬼』によるものだったという事がハッキリしたわけだね。
村を守る為には、『虫送り』をしなければならないわけだ。
[死者だった筈の老人を見下ろしながら]
そうだねえ。
『起き上がり』にのさばられちゃいけないからね。
しかしこれ、女の子や子供にゃちっとばかりきつい光景だなあ。
…っと。どうも和泉さん。
お早いお着きで。
[先客だった和泉にひらと手を挙げる。
警戒する様子は、ない。**]
― 少し前 ―
『やっぱり今年は、多いやね…』
[八百屋へ向かう途中、もう一件、葬列を見た。そちらは、若い女の子だという。店主の婆とも、自然、その話になった。]
『誰かが呼んでんのかねえ。もうこの近所だけで何件目だい?あたしゃ、老い先短いからいいけどさ。子供や孫連れていかれたんじゃ、たまらないさねえ』
[大丈夫よ、と笑って返し]
― 茶房「びいどろ」 ―
[戻って早々。近所の高校生、綾華が駆け込んできた。]
綾華ちゃん、落ち着いて、
…何を、見た、ですって?
[ふと、葵と目が合う。椿は困ったように眉をひそめ、少し首をかしげて。]
…あ、はい、お代わりね。
綾華ちゃん、とりあえずそこ座って。葵ちゃん、お水出したげて。
[佐倉のマイペースぶりに思わず笑みを漏らしつつ、その場を葵に任せてキッチンへと向かう。]
[佐倉にお代わりのカレーを出した後、綾華の向かいに腰掛けて、]
お兄ちゃん、て、山科さんのところの?
[彼は幾つだったか、まだ二十歳そこそこだったはずだ。急に体調を崩して、あっという間に死んでしまった。]
…そうね、夢を見たのかも、しれない。
私もね、綾華ちゃん。時々、死んだ宗一郎さんが帰ってくる夢を、見るわ。
[時折幻覚のように見える夫の姿は、きっと自分の願いが生み出した白昼夢なのだろう。]
――あのひとが起き上がってくれるなら、それでも、良いのだけれどね。
…たとえ、人でなくなってしまっていても。
[椿は悲しげに笑った。]
大田の、お爺ちゃん……?
どうして、どうして……こんなこと。
["残された人"の姿は痛い程に知っている。
同じ人が二度死ぬ。人の手で還される。その様を彼と連れ添った老婆も見たのだろうか。
苦しい。嫌だ。けれど。
老人が牙を露わにするのを見てしまった。人のかたちをした人でないもの。]
でも、そうなんですね。
虫送り――鬼を還す、んですね。それしか、ないんですね……。
ねえ、でもお爺ちゃんはお葬式があったから分かったけど、普通にしてたら、生きてる人と見分けつかないですよね。
間違いでもしたら。もう後戻りできないです、よね。
[人の姿をしたものを"殺し"て後戻りなど――
湧き上がるものを堪える。]
慎重に判断しないと、いけませんね。
誰が"そう"で、誰が違うのか。心当たりがあったら、言って下さい。
私も……考えます。
― 神社 ―
……これは、どういう事なの。
[目の前に広がる、凄惨な光景。
椿が神社を訪れた時には、全てが終わっていた。
杭を打ち込まれた老人と、それを取り巻く人々。]
吸血鬼…そんな、ただの伝説、じゃ
[口元を押さえ、青い顔をして*呟いた*。]
まあ、見分ける術はないこともない。
医学的な話をすると、血液の成分が人間とは違うようだから。
…もっとも、まとめての調査は出来ないだろうね。
[と、杭を打たれる老人を見ながら答え]
ま、調べてそうだったなら安心して虫送りに出来るが。
…見つからなかったら、検査していない中から…となるよね。
[憂鬱そうな溜め息を吐いたが、さて和泉以外に気付く者はいるかどうか。**]
[呼び集められたことに従い、神社へ向かう。
そこで、大田老人に起こった一部始終を無言で見つめていた。
しばらく何も言葉を発しないまま、考え込むように口元に手を当てていたが]
やるしかないですね。
『虫送り』を実行しないと、今度は我々がああなる訳です。
死者には、生者の居場所ではなく、死者の居場所にお帰りいただきましょう。
さて、何か手がかりが欲しいところですが、
この様子では、手がかりを掴んだ方は、今のところいない様ですね。
私も誰がそうなのか、さっぱりです。
血液検査の結果も、"アタリ"が出るまで伏せておく方が良いのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
[淡々とその場にいる人たちに呼びかけ、顔を見回す。**]
[この場から、顔付きが見え言葉を聞けたのは、和泉・佐倉・大河内・椿・葵…の五人。まさか、この中にも…“屍鬼”なる存在は居る、のか?頭を擡げた懸念に、掌に汗が滲んだ]
[どう、探そうか。考える。考える…
和泉・佐倉・葵・大河原は、話している言葉の端々から受ける印象として、彼らもまた、敵を探そうと動いていると感じた]
この夏の人死にの頻度と村の雰囲気から推測出来る“屍鬼”の大体数、今準備出来る杭の数…、
大まかな計算では、7>5>3―誤ちが許されるのは…一度 か?
検査は、昨夜既に行われたものと想定して…、…
今宵、誰に杭を向けるべき、なのか…―
[その場にて、ぼそぼそ、物騒な独り言溢しつつの思案。]
>>11
検査、の結果は “当たり”が出る か
“人間の証明となる結果”が、鬼を追い詰められる…という
状況を作れる 数まで、出れば の、どちらか だろう。
… 本人の、思考、都度 の村の、雰囲気によって、で。
誤って 医者に杭の先 を、向けてしまうのは、怖い。
俺たち目線、から 医者の生死 が定かではない が
屍鬼、は 医者が堕ちている のを知っている状態、は
回避、して欲しい と、俺は思って る。
医者に ついて、検査の使い方 について は、
あまり、大きな 声で話し、
鬼に医者の居場所を 見つけられると 困る。
皆の、認識を摺り合わせだけ して、一旦 口を噤もう。
今日誰に杭を打つか、ですが。
各々、遅くなり過ぎないうちに希望を明言した方がいいでしょうね。
杭を打つ対象は、全員の希望を取って最も得票が多かった者、という事になるのでしょう。
今日杭を打たれる事になりそうな者に対して”人間と証明できる材料”がある場合、その旨を申告するのがいいと俺は思います。
もっとも、”屍鬼”がそれを利用して杭を免れようとする可能性も充分考えられるでしょうが。
決まった時間までにある程度の希望が出揃わないと誤って人間に杭を打つ羽目になりかねないので、希望を明言する期限(時刻)の目安を皆で話し合って決めておくのはどうでしょうか。
もしくは杭を免れる申告は一切認めない、というのであれば、それはそれできちんと決めごとにしておくべきでしょう。
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