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村の設定が「役職希望無視」のため、全ての役職希望が無視されます。
村では妙な噂が増えている。
死んだはずの誰々を夜に見かけただとか、兼正の屋敷の方へ向かっていたという話もあった。
村の伝承や村に住む作家の著書になぞらえて、"起き上がり"だ"屍鬼"だと騒ぐ者もいる。
その一方で、不可解な死因の多さから異変に気づいた医師は検査を促し、寺でもそのおかしさに気づきつつあり――
今日は、大田敏和の葬式が行われている。
どうやらこの中には、村人が5名、人狼が2名、占い師が1名いるようだ。
…………。
[死んでいる。その首元には、虫刺されのような赤い痕が二つ。
卒塔婆と樅の木を墓標代わりに、山に埋められ静かに眠りゆく。
その"はず"である。]
― 翌日・早朝 ―
…あら、またお葬式……?
[買い出しに出た道すがら、喪服の人集りを見た。
ここのところ、やけに多い気が、する。
見知った客の姿を見つけ、問うた。]
まあ、大田のお爺ちゃんが。
後で、ご挨拶に伺いますわね。
[忙しそうな親族たちに会釈をひとつ向け、椿は歩き出す。
日傘のレースから零れる日射しが、眩しい。
夫が死んだのもこんな暑い日だったな、と、ふと思い出し、視線は地に*落ちた*。]
【編成把握、今日のCOありません】
―朝―
[昨日に続き。所用のため村の中心部へと向かってみれば、途中すれ違う人々の喪服が目についた。
すれ違い際、彼らの話を断片的に拾って繋ぎあわせていけば、大田老人が亡くなった…―との事。
この夏、この村では…
これで幾つ目の墓穴を掘る事になるのか。
少し行けば。椿の姿見つけ。俯く姿に、具合でも悪いのかと。静かに歩み寄る。話慣れぬ人へ声をかける緊張から包帯の下の額に汗が滲んだが]
だい、じょうぶ です…か?
【陣形把握。COはしない。】
―朝―
[犬の散歩に出て。大田氏の家の近くを通れば、何やら慌しい様子が遠目で見ても解る。それを振り払うかのように、走り出した]
(…また、お葬式……)
[夏休みが終われば、また毎日学校へ行くいつもの日常が来る筈だ、と。
そう思いながらも、何かの不安に取り憑かれた様な感覚が拭えずに。全力で走った]
【陣形把握です。と言うか、今日CO有ったらその人吊るわよ】
あら。今日は、お加減はいかが?
[宮田の姿が目に入れば、顔を上げいつもの笑顔を見せて。]
…いえ、少し、思い出していたの。
主人が亡くなったのも、こんな暑い日だったな、って。
大田さんち……?
もしかして、お爺ちゃん、が?
体調が悪いとは聞いてたけど、ずっとお元気だったのに。
[人が簡単に死にすぎるのでは、と、言いかけて口をつぐむ。
その懸念を口にしてしまうのは躊躇われた。
【今は何も言うべきではないと思った(COなし)】
その先に見つけた見慣れた姿に努めて明るい声をかける。]
あ、椿さん。おはようございまーす。
と、ええと……
[誰だったか、相変わらず名前が思い出せないのだけど、村人に違いはないはずだ。]
おはようございます。今日も暑いですね。
ねえ宮田さん。あの噂…あなたもご存知?
[死者が起き上がる、という、怪談じみた噂。それは、じわりじわりと村に広まっていた。]
私、時々思うの。それでもいいから、あの人が戻って来ればいいのに、…って。
嫌だ、ごめんなさいねこんな話。それじゃあ私、買い出しがあるから。
[椿は笑って、宮田に手を振り。埃っぽい風の吹く村道を歩いて*行った*。]
―朝―
[村の小さな新聞社へ向かう途中。
葬儀の列とすれ違った。]
………。
[葬列を【無言で見送った】後、周りにいる顔見知り達に声を掛けた。**]
やあ、今日も暑いね。
夏風邪や日射病には気を付けないとね。
[>>4椿の笑顔に、一先ずは安堵するも。次いで聞いた>>6にほんの僅かに目を細めた]
俺 は……、苦しい も痛い、も ずっと此処だけ。
[顔面の半分を覆う包帯に手を添え、他は健康で在ると伝え。背後から聞こえた知らない声に一瞬ヒクリと肩を揺らし]
おは よ、ござ います。
[振り返り、昨日チラと見た店で見かけた少女へも、頭下げ挨拶。立ち去る椿の背を見送り、少し、迷ったが言葉を投げる]
……死人は 天国へ、行く と。
そこから、俺を、見守ると…母は 死ぬ間際言った。
俺は………、それで良いと思っている…―
[村に流布する噂には疎いが“起き上がり”の伝承と、この夏の怪奇な噂は耳に届いていた。彼女も知っているんだろうか、と。傍の葵嬢の方をちらと眺め、首を傾がせて見せる。葵嬢が、俺の名を知らない事も知らないが、知りたいと思っているとも想像もつかず、名乗らないまま]
[笑顔で続けようとして、聞こえた椿の言葉にかける言葉が見つからなかった。
思い出すなと言う方が無理なのだ。こうも葬式が続いては。]
行ってらっしゃい。先、店の掃除しておきますねー
[結局、言えたのはそれだけ。少しでも、明るい声に聞こえたならいい。]
死人は天国に、ええ、そうですよね。
起き上がりなんて、期待するものじゃない、です。
でも、気持ち分かっちゃうんですよね。いつも見てるから。
[だから、気づいてない振りをして、いつも明るい店員でいる。]
忘れようとしていたはずなんですけどね。
死んだはずの人を見かけたなんて噂もあるものだから……。
ああ、そうだ。噂よりも現実の話。葬式、多いですよね。
夏バテ夏風邪と甘く見ないで病院に行くように、なんて回覧板も来てたし。
なんだかちょっと、怖いですよね。
疫病、なんて噂もあるみたい。
期待…です か。
“起き上がり”なんてもの、が、実在したら… 、
俺は 怖い、よ。それが 母であって、も。
母だから こそ……――
[常より幾分か明瞭な声音で呟いたが、その言葉尻は、彼方此方でジリジリと喚く蝉の声に呑まれ失せた。
ふ、と。少し離れた位置から、朗らかに村人たちへ声をかける記者の男を見た。葵嬢の言葉も合わせ聞けば、やはり皆…周囲の人の体調を、気にしているようで]
疫病…、こ んな、閉じた村で 何処から…―?
分からないけど、虫を媒介になんて話もありますし。
誰も街に出かけないわけじゃないですから。
起き上がりなんて話よりは現実的じゃないかしら?
[死者が墓から起き上がり、家族を引いていく――
浮かびかけたそれを、不安を押し隠すように笑顔を作るのだけれど。
話を変えてもあまり楽しい話題じゃない。]
大丈夫、夏バテなんて美味しいもの食べれば吹き飛びますよ。
あ、うちの店ランチもやってますから、よかったらいらして下さいね、宮田さん。
[ちゃっかり、椿との会話から聞き取った名を、さも知っていたかのように呼んだ]
“起き上がり”でも 疫病、でも
何、に せよ… 多く人が死ぬのは、良くない。
死ぬのは、悲しい。
[例え死後向かう先が天国であろうとも。喪服姿で道行く人々の面持ちははっきりとは見えないが、皆がそう思っているだろうと想像した。硬い表情のまま、緩く首を左右に振り]
…あんた、名前…解らないけど、あんた、も気をつけて。
しょ 食事、誰かと一緒は 苦手、だ。
でも、有難う。
…もし。もし、疫病……なら、
俺は、病、持ってる人を探して 隔離、すべきだと、思う。
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