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[狩りの最中に発する言葉なんて、存在しない。
ナイフを落とした足が戻ってもう一度地を蹴る。
落ちてくるランタンを視界の隅で捉え、
それを掴んだ腕を握って引き寄せるように近づく]
[脇腹を押さえていた筈の逆手、外套の下から跳ねる腕が、
手元で投擲具を振り回し、遠心力を乗せて放った
――三叉のロープの先に錘の下がるボーラは、
それと判らぬ隠し方で身に着けていたから、
一度目に倒されても回収されなかった武器]
[蹴りを振りぬく軸となった小柄な体に向けて飛ばせば、
蛇のように絡み付くのは、腕か首か
錘がまともに激突すれば、骨まで衝撃を与える]
[ダン、と踏みしめて。
身体はそのまま踏みとどまれずさらにシェリーから離れるように流れていく。
あの刀はかすかに肩をかすめて行ったようだが――
吹き飛びながら地面を蹴って跳ね、空中で身体を捻りつつ、前衛の男目掛けて外刃のハルパーを投げつけた。
舞台の上で殺陣は幾度もこなした。
強がっても、間に合うタイミングでないことぐらいはわかっている、が――**]
その身に触れることをゆるしたまえ。
[常にはない言葉が入ったのは男が「神の子」に似ている故にだったか。
自分でもよくわからない。
流された血は煙のようにゆるりと漂ってフルムセートに絡みゆこう。
その身を飾る紅の絹のように。]
――
[躱し、その場に踏みとどまって攻撃を仕掛けようとしていた。
床を踏んで勢いを止めていた足は、第二撃を躱す対応に間に合わない]
[腰を屈め、左腕をあげた――]
ガッ…グ、ゥゥ
[引き寄せたのがいけなかった。
動くまいと予想していた逆の手が動き、何か錘のようなものを放つ。
それがなんであるか把握する前に、
身体を捕らえようと伸ばした逆の手に巻きついて締まる。
ごろんとした錘が勢いを失い身体に当たって、
はじめてそれがボーラだと知った]
ゥゥゥ、グ、ゥ…
[唸り声を上げながら、ボーラの絡みついた腕を引く]
[薄れいく意識のなか、フルムセートに必死に視線を合わせようとする。もう、ほとんど何も見えない]
[フル様、貴方は、生きてください…最後に貴方とこんな時間を過ごして幸せでした…]
[その思いも、最早言葉にする術を失い届くことはないだろう]
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