812 凍れる水車と奇跡の夜
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[ヴァレリーの言葉>>133に、キョトンと目を見張る。
……枯れる? 何を言っているのだろう。
彼は村の雑貨屋さんで、いつも面白くて、格好良くて。
村の中でも、頼れるお兄さん的存在だったはず]
(…………枯れる…?)
[自分の記憶にあるヴァレリーと、その言葉が全く結びつかず。
思わず首を傾げながら、ヴァレリーを見つめていた]
( 146 ) 2011/12/18(日) 21:39:50
[淋しそうな表情を浮かべるレイス>>137の顔を、申し訳なさそうに見上げながら。
何かを伝えようにも、言葉に出来ず。
もどかしさだけが募る。
記憶と感情が繋がらない事も。
彼に何も言えない事も。
どちらも、狂おしい程に心をかき乱される]
( 147 ) 2011/12/18(日) 21:40:08
[せめて、自身の想いだけは伝えたいと。
彼の寂しげな表情が少しでも和らいでくれますようにと。
朧気な記憶に従うように。
ぎゅっと、彼の手を握り返した]
( 148 ) 2011/12/18(日) 21:40:30
[ヴァレリーの言葉>>143に再び首を傾げ。
やはり、自分はこの青年と何かあったのだろうか。
彼は、レイスという名なのだろうか。
それらをヴァレリーが知っているという事は……]
(一体、どういう事なのだろう…?)
[未だ記憶の糸が辿れず。
疑問を口にする事も出来ず。
ただ不安げに、二人の顔を見るばかりだった]
( 149 ) 2011/12/18(日) 21:44:01
って、なんだ。もう終わりかよ。
メーフィエももっとこうな、やり返すぐらいしろよー…。
相手は女つってもキーラだぜ、生半可な事やってたら
叩きのめされるんだからな。
[今度こそ何も考えないでいよう。
そう決め込んで、雪合戦が始まるのかと期待していた所が
何も起こらなさそうな雰囲気に口を尖らせた。]
( 150 ) 2011/12/18(日) 21:45:00
……キーラ?
[さっきは、キリル、と呼ばれていた女性
今度は、体格の良い男にキーラよ呼ばれて
キリルは男性の名前、のはず
だから、つまり、この女性のほんとうの名前は――]
キーラ…………おねえちゃん
もぅ……危ないからもの投げたらだめだよ
[完全に思い出したわけではないけれど
大事そうにそう呼んで
駆け寄ってきたキーラを、唇尖らせながら嗜めた]
( 151 ) 2011/12/18(日) 21:50:40
え、危なくないって
そんな固くしてないし
石も入れてないし
[リディヤからのお小言に、苦笑したように返す
ズレた内容なのはご愛嬌]
危険なもんじゃないですよ、ねえ?
[ヴァレリーにヘルプの視線]
( 152 ) 2011/12/18(日) 21:57:03
[ガキ大将"キリル"の言い分はいつだって理不尽で、
(筋の通っている理由で悪戯されたらそれはそれで怖いが)
リディヤから差し出されたハンカチで顔を拭っている間にも、
内心はまたか…とため息をついていた]
……?
[やがてキーラも近くに駆け寄ってくる。>>142
しかしその様子は、戦果を確認するための
かつての得意気なものとは違って]
( 153 ) 2011/12/18(日) 21:58:00
そんなに慌てなくても…。
[普段の調子ならこの時点で拗ねて、
慌てるぐらいなら投げるなとか言ってのけた所かもしれないが]
いつだったか、石が入っていた時よりは
随分温情仕様になった方だよ。
それに、私もそこまで軟じゃない。
だから大丈夫だって、キリル。
[いつも悪びれない彼女に心配されると、それも落ち着かなくて。
自分でもよくわからない心理。
困ったような笑みを、キーラに向けた]
( 154 ) 2011/12/18(日) 22:00:11
― ホール ―
[ねえさまの笑顔>>108に笑み返して。]
ねえさまのぶんも、きっとあるわ。
わたしも、いただいていいかしら。
[盛りつけられたパニーニ>>111は、ここにいる全員で食べても
まだ余るくらい。大食らいがいてもきっと平気ね。]
ありがとう、お姉さん。
そうだ。 お姉さんは、イライダさん……よね?
[席に着きながら、ふとおもいだす。
淹れてもらった紅茶を受け取り、スプーンをくるくる。
白い渦が広がって、適度に冷めたミルクティーに早変わり。]
( 155 ) 2011/12/18(日) 22:10:10
子供の頃はやり返してたんですけどね…。
[殴る手が痛いから反撃しなかった弟と異なり、
兄の方は時折ぐずりながらも反撃を試みることもあった。
しかしそれも空回りするか、倍以上で返されて
更なる泣きを見るかがオチで]
キリルがああなのは、振り回されてたからよくわかってますよ。
散々叩きのめされたから、今の私があるとも言えます。
[結局のところ、彼女には頭が上がらないのだった。
口を尖らせるヴァレリーに、困ったような笑みは苦笑いへ>>150]
( 156 ) 2011/12/18(日) 22:11:54
危なくないっちゃー危なくはないな。
今のを見た限りだが、すぐに飛び散ったって事ぁ
少なくとも硬めに作られたものじゃないってわけだしな。
でもなんでそんな慌ててんだよ、らしくねぇ。
[危険ではないと、キーラの言う通りに>>152
それらしい検証と共に返す。確かに危険なものではないので
きっと大丈夫だろう。
一方、男の方はと言うと
力の限りを込めて作った雪球を4(10)個並べて
近くに居るラビに投げてみるかと差し出して居たりする。]
( 157 ) 2011/12/18(日) 22:14:41
[ぎゅっと握られる手に、優しく笑いかけ。
その髪に、少し戸惑いながら触れた。]
―― こえ、出ない?
[首を傾げる様子>>146と、この手>>148から
何か、もどかしいようなそれを、悟った。]
だいじょうぶ、少し、寒いから。
…あたたかく、しよう、な。
[握る手の温度があることが嬉しくて、冷たい感触を、振り払う。]
( 158 ) 2011/12/18(日) 22:18:40
メーフィエ避けないから……さあ
[幼い頃に比べれば、分別は付いた
さすがに『泣かれたらやばいから』と言うのは止めておく
無邪気に遊ぶ権利なんて無いでしょう?
嫌われているはずでしょう?
だって、ころそうとした――
小さい頃はここで拗ねてしまって大騒ぎになったりしたけれど
一応泣き出す前にそれなりに心配するようになった
ちょっとだけ
軟じゃない、との言葉には、んーと眉根を寄せた
嘘だろ、と言いたげな焦茶]
( 159 ) 2011/12/18(日) 22:19:27
…………むー
あぶなくない、なら、いいですけど……
[周りが口々に危なくないと言い、
雪玉をぶつけられた、メーフィエと呼ばれた青年まで
そう言うのなら、納得するしかなかった]
[気が付けば大柄な男が雪玉を作って
少年に差し出していた
これはそういう遊びなのだろうかと……
じーっと雪玉を見つめた]
( 160 ) 2011/12/18(日) 22:22:01
― →多目的ホール付近 ―
[不安げなオリガ>>149に、その手を引きながら、呟く。]
ヴァーリャ…ヴァレリーは、…皆を見てて。
あの、樹に、なった、っていうか、…
[うまく、説明できそうになかったが]
樹の精霊みたいになって、見守ってた、んだ。
[少ない語彙では、これが精一杯。]
( 161 ) 2011/12/18(日) 22:23:28
何でもないなら、良いよね?
[にやり、と笑う
次のイタズラが頭の中でぐるぐると回る
視界の隅に捉えた、雪玉>>157
即警戒モードへ移行
打ち返す箒が有ったら良いのに、と反射的に思う]
らしくないとか、何ですか
私そこまで外道じゃないですよ
[ヴァレリーに言葉を返しつつ]
( 162 ) 2011/12/18(日) 22:24:28
………?だれか、居る?
[ふと、ホールから話し声>>155が聞こえ、扉を開いてみれば
女性が、三人。紅茶と、…何かの料理が、盛られている。
そして、一人の女性の傍に、居る、…]
[黒い、狼]
[……それは、確かに見覚えのある、友人の、…]
( 163 ) 2011/12/18(日) 22:26:44
……そうなんだ。
[知っている気はしても思い出せない、そう語るリディヤに頷く。>>144
少女は先程、自身の名前もレイスに確かめるように尋ねていた。
常の青年なら不思議に思っていただろう。
それは、先程から声を聞いていないオリガにしてもそう。
でも、それについて深く考える気にはならなかった。
リディヤと言葉を交わしたことは覚えているはずなのに、
それがいつ・どこでなのかになると思い出せない。
今の自分の記憶も、なんだかふわふわと掴みどころがないから]
( 164 ) 2011/12/18(日) 22:30:37
無理に思い出す必要もないし、
思い出せないことを気負わなくてもいいと思うな。
思い出は過去だけじゃなくて、これからも作れるものなんだから。
……私はメーフィエ。きみのお姉さんの幼馴染なんだ。
よろしくね、リーリャ。
[少女が少しでも安心できるように、柔らかい口調で語りかけた]
( 165 ) 2011/12/18(日) 22:31:20
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