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[ベッドに腰掛け、ぼんやりとしていると視界の端を動くものが]
…あれは…妖精…?
[ふわりふわりと探しものをするように飛んでいるようにみえる]
……!!
[一瞬目が合った。と思ったら物凄い早さで飛んで行ってしまった。
可愛らしいという形容がぴったりの妖精…]
なん…だったのかしら?
[そのまま横になり、しばらくすると意識が遠のく…――]
[ダニールの余裕の笑み
本当恥ずかしいからあの体操は忘れてください
というかなんで見たんだ!
タイミングが悪すぎる
暫く言われ続けそうな気配
なのに敵いそうにない雰囲気
押されている
なんだか悔しい、悔しい
ぎり、と睨み上げる焦茶]
先生……!
なかなか、やりますね……!
[悔しさを滲ませながら
にい、と笑みを向けて見せる
“あの時”なら この人は “敵”だった]
綺麗な牙だ
でも私はそれを認められないんだよね
[くす、と笑う。強がりのような、精一杯の笑み
曖昧なまま溢れる記憶、蘇る感触]
“そっち”が 牙で 来るなら
“こっち”は 知識と 銀の弾で 対抗するよ?
[暴く為の力、“敵”を見分ける知識
それを持って、敵を探った]
“そっち”も、いつまでも、余裕こいてられないよ?
それじゃ張り合い無いでしょ?
“人間”も、そんなに弱くない
負けてばかりじゃ、いられないしね
[にやりと笑うは、美少年
弱い弱い 自分の弱さにすら押し潰された
ちっぽけな“人間”]
[挑戦的な焦茶は
次の瞬間、ぱっと人好きのする笑みに変わる]
あはは、先生はやっぱり先生だ!
強いし、かっこいいし
ほんと、なんかもう、全然違うもん
[ひらひらと手を振る美少年]
ありがとうございます
なんか、すっきりした
まあ、とりあえず!
さっきのアレは ぜったいに 黙ってて!
クレーシャにも、レイスにも、言わないでよ!?
[こっ恥ずかしい体操もといストレッチ
こっちはこっちで、結構重要なのだ]
わ……
[しゃら、と鈴のような音を立てて
きらりきらりと舞い散るは銀の粉
本で読んだ、童話の妖精そのもののような、まばゆい光]
――――――……?
[その中で、小さく、微かに
でも確かに、あたたかい声がした
懐かしいような、くすぐったいような、そんな声]
こうかな。
[森をさまよっている中。イライダの料理を念じて見る。
するとアップルパイが、目の前に現れる]
うん。おいしかったものね。
[アップルパイを食べながら、少し元気を取り戻していた]**
きゅうん。
[狼は起きあがって、ぶるぶる頭を振る。
耳と鼻を、ひくひくさせて。
しばらくなにか思案でも巡らせているように
臥せたまま、じっとしていたけれど。
やがて、立ち上がって歩きだす。 *09末吉*]
!?
[やばい、なんかいる。
見たこともないようなのが、角のむこうに這ってった。
ぶわわ、と全身の毛を逆立たせ、
うーうー牙剥き唸りつつ
見たこともないようなのの後を追う。
やがてホールに辿り着いたなら、人間の手が扉を開けた。]
[メーフィエの話をふむふむと聞く。シンプル素朴だったヨールカが、幻想の教会にふさわしく、とりどりの光でデコレートされていく]
……手伝うわ
[メーフィエの顔を見て、それからヨールカを見て、ポケットの中身を気にして、ひとしきりもたもたしたあと、告げた。多分もう飾り付けは終わりかけかも]
[それから、普通に飾りつけを終える]
ねぇ、
あたし思ったのよね
もしかしたら一番魔法を信じてないのは
あたしだったんじゃないのかなって
祖母は、殆ど覚えてないんだけど、
いろんな魔法をつかえたらしいのね
だからみんな信じていて――
なによりバブーリャ自身がそれを信じてたから――
信じられる、って、少し怖いことなのね
[誰も信じてくれないときは、虚勢をはって、嘘だと解っていてもこうなのだと言いはれば。それで自分でいられた]
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