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大丈夫よ。この子、おとなしいの。
喋らないけど、ことばも、ちゃんとわかるのよ。
[女性へむけて、にこりと笑み]
パニーニですって。食べられるかしら?
[黒狼へ首傾ぐ。]
[ふわり、ふわりと。
足取りは軽い。
地を歩くような感覚ではなく、まるで宙を弾むような、ふわふわとした感触。
内部へと足を進め、ヨールカに目を向け]
(わぁ、綺麗……)
[そう、呟いたつもりだった]
…………?
[声に出したつもりが、言葉は耳には入らなかった。
ただ口をパクパクとしただけで、息は漏れども言葉とならない]
…………。
[続けて言葉を発しようとするも、虚しく吐息が零れるだけだった]
うぅん、お肉だけにしておいた方がいいかもしれないわね。
[黒狼の背をなでなで]
ありがとう、お姉さん。
いきましょ わんちゃん。
[そして自分の身の丈よりも大きいだろうそれを、
軽々抱き上げ女性の後に続く。
重さはほとんど感じないのだ。]
[ヨールカの前には、幾人かの姿が見えた。
見慣れた村人の姿も、また見知らぬ人の姿も。
――覚えは無いのに、何故か懐かしさともの悲しさをかき立てる姿も。
声をかけようと近づくが、声が、出ない]
…………。
[寂しげな表情を浮かべ、歩を止める。
そして、悲しみに満ちた瞳で、じっとヨールカを見上げた]
(……どうして、私はこんな処に居るんだろう。
そして、どうして話す事が出来ないんだろう……?)
キリル がやってきたよ。
『きもだめし、するよー!』
[舌足らずの声と共に、小さな体躯が雪上を抜ける
齢10にも満たない、緑色の服の少年
精悍そうな顔つき、大きな焦茶の瞳がきらきらと瞬く
雪の中に、教会
あの頃、何度も肝試し、と探検をした、教会]
リーリャ!
[本のページがめくれていくように
緑色の服の少年が、はらりと変わる
齢10にも満たない幼い姿は、20代の女性のものに
黒いワンピースと、白いエプロン
少年にしか見えなかった幼い時代に比べれば
現在はさすがに女性にしか見えない服装
飾り気は一切無いけれども
精悍な顔つきも、短い暗色の髪の毛も、焦茶の瞳も
幼い時の、そのままに]
…………!?
[突然の背後からの声]
[“リーリャ”が自分を指すものとは
わからなかったけれど
思わず、振り返った]
ぇ、あ……? おね、…………??
[なんだろう
ひどく、なつかしい
一見すると美少年のようなその女性]
だいじょうぶだよ
私、元気になったもの
もう他の子と同じように遊べるもの
[小さな笑みと共に
口からすっと飛び出た言葉
自分の体調のことなど知らなかったはずなのに]
え、元気になったの?
[少女の顔を覗き込めば、
しかし記憶に残る くま も顔色の悪さも無く]
ほんとだ、顔色良くなってる
良かった
でも無理しないようにね?
[伸ばされたリディヤの手を握る
門の中へ、その手を引こうと]
[首巻の下のフードは、頭に掛かっておらず
はっきり見える少女の顔色は、
色白ではあるものの健康そのもの]
うん、無理はしない、ありがとう
そうだ、おなかすかない?
プリャニキ作るよ。
リモーンと、アピリスィーンと、ヤーブラカと……
香り付けは何がいいかなぁ?
[気が付けば、女性に握られた手とは反対の手に
少しずしりと重みのある手提げが握られて
中からは芳醇な果物の香りが
寒空の下にありながらほのかに漂う]
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