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[ヨールカの下で、言葉を交わす人達を見つめる]
[無理に思い出す必要はないといわれたけれど
知っている と認識しているのに
思い出せないのは、やっぱり寂しい
自分ももうすこし、ここに居たら
いずれ彼らの事を思い出すことができるだろうか?]
[そうは思うけれど、作る、と言ったものは
やはり作ってこなければと]
……あの
私、中でプリャニキ作ってきます
みなさんも、風邪ひかないうちに
中に入ってくださいね
[ぺこり、彼らへ会釈し、一足先に教会の中へ
調理場がどこなのか
そもそも調理場なんてあったのか
知らないはずなのに、
足は自然とそちらへ向かっていた**]
[フィグネリアの言葉に>>189変らぬ笑みを向け]
そうね…例えば、会いたいのが親友だとして、
その親友にパートナーができて、その相手がどうしても離してくれない…なんていうときには…
会いたくても、会えないということもあるかもしれないわね。
[微笑はそのままに、首をかしげた]
[ 細めた眼が周囲を検分する。
既視感。
――同時に、違和感。]
……どうやら、俺ぁ死んだらしい。
[ ク、と喉奥を鳴らした。
何故、何時、何処で自分が死んだのか全く思い出せないとは滑稽だ。]
アイツ、か…………?
[ 喰う前にヤラれたか、と。
遠い昔に交わした『約束』のような勝負の敗者になったかもしれないのに、浮かんだ感情に唇が綻んだ。]
服職人 ミハイル がやってきたよ。
………… さむい。
[への字の口。
いつもより凶悪な目付き。
不機嫌そうな男は、ぼんやり空を見上げた。]
( …… 約束 )
[曖昧な記憶のなか、女の金髪だけが鮮明だった。**]
ヴァレリーさんの新作、ですか?
それは……ぜひ、お目にかかりたいです。
[自分の銀細工の傍にあるハートの硝子細工は無関係?
不思議に思いつつも、一挙大公開と聞いて胸は高鳴る。>>194
雑貨屋の片隅に並ぶ小さな細工たち。
店を訪れる度、密かにそのセンスに惹かれていたから]
他の人に先駆けて見られるなんて、ついてるなあ…。
[小さく呟いた。
先程もっとヨールカに飾りを付けないか提案されたので、
手持ちの細工をまた取り出そうとしたけれど。
ヴァレリーの作品があるなら今はいいかと考えを引っ込め]
…………どうかされました?
[鞄の中身を確かめる彼からあがった声に、*首を傾げた*]
[男にしては珍しく、眉間に皺を寄せて考え事。]
なあ、その辺にガラス細工…落ちてないか。
こんぐらいの、タマゴみたいなやつなんだけどよ。
18(20)個ぐらい試作で作って来たんだけど
全部無くなってて…
[こんぐらい、と言いながらその場に居る皆へ
人差し指と親指とを付けて1cm程の隙間を開けて見せた。]
俺、上から落ちて来たから
その時に全部どっかにバラ撒いちまったのかな。
[それとも]
[男は教会の窓を見上げる。
かつて自分が居た部屋、その辺り]
――――……。
[もし、その場で探してくれる人が居たとしても、
18個もばら撒いたのならばそんなはずはないだろうに、
1つとして見つかる事はないだろう。**]
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