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[一方その頃地霊もまた行動を開始していた。
壺売りの青年の元から戻ってこない半分と合流しようと、もう半分はするりとコダマの部屋を抜け出しどこかへふよふよ]
― ロビー ―
[ほかほか心地よい気分で、湯涼みしようとロビーへ向かう]
おや…? これは、これは。
[湯上り客へのサービスアイテムを発見!
+裏+ 表:茶褐◆のアイスキャンディー/裏:*14冥王星*牛乳]
[しばらくタオルの下でもぞもぞしていたが、やがて猿は動かなくなった。
もかもかタオル堪能中]
……
… …♪
[ソファーに降ろされた。暫し、浅く呼吸を繰り返した後、]
…ヒューマンの…、で−(は)…ない。
[見えなくても、口調で笑み含まれるくらいは分かる。]
ああ、丁度喉が渇いていたところでした。
いいサービスですねえ。
[冥王星牛乳をごくごく。
+グー+ ぐ:喉越しさっぱり/ち:独特の甘み/ぱ:ちょっとしょっぱい]
って、女将さん。なんでしょう?
ああ…はい、はい。
休憩所はあっち?
…はっはっは、すみません。間違えてしまいましたよう。
のぼせちゃいましたかね、我。
ふいー、いいお湯だったー。眺めもいいし。
あの場所から日が沈むところが見えればなおいいんだけど。
[さっぱりした表情で露天風呂から出た。
+裏+(普段着/深川鼠◆色の浴衣)に袖を通し髪の毛を首のあたりで緩くしばる。
それから翅猿をタオルごと持ち上げるとこたつのある部屋へ。
翅猿をくるむタオルをばっとめくると、修理した亜空間造成装置を見せた]
―ユキの夢―
ユキは銀河の片隅の、小さな妖怪星で暮らしておりました。
御屋形様も他の皆さんも優しくて、幸せに暮らしておりました。
ところがある日、
恐ろしい"何か"がユキの住む星を襲ったのです。
詳しいことは覚えておりません。
ただ、"ある人"に助けられ、ユキは一命を取り留めたのです。
其の方は名乗らず、礼も要らないと言って去って行きました。
一緒に暮らしていた皆さんが、
…御屋形様が何処へ行ってしまったのかは分かりません。
どうなってしまったのかは、分かりません。
何も思い出せないのです。
―廊下―
お裁縫、お裁縫、ぬいぬいぬい。
上手に出来たら、にっこり笑顔♪
[廊下の片隅で、小さな少女は歌う様に針と糸を手に持つ。
目の前には太陽雪兎のぬいぐるみ]
[途切れ途切れの声を聞きながら]
表:言うほどヒューマンとの大きな差はないんだがな。
裏:抱かれ心地が違ったか?
+裏+
[本館への最短ルートはやはり壷のようだ。一つ一つを調べ始める。]
[牛乳はさっぱり味。満足度65%]
ふむ、教えていただきましたし。
折角ですから、そちらでのんびりしてきましょうか。
[→休憩室]
これを、あなたの生みの親に届けたいんだけどー……案内してくれるかな? 彼女のいるところまで。
[一応訊ねてみた]
ーコダマの部屋ー
[タオルがめくられて、猿は
表:タオルにしがみついてぶらさがった
裏:装置に興味津々。つんつんしている
+表+]
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