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雷 宗太郎 に 10人が投票した。
守川 篝 に 1人が投票した。
雷 宗太郎 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、宮古護 が無残な姿で発見された。
都SF特012号 <東風> は立ち去りました。
ネクストW/W は立ち去りました。
現在の生存者は、ゾンネ ユーベルス、ナジーム ラシュディ、守川 篝、ヴィクトーリア・フォン・リントブルム、風薙 緋焔、紅金の ロージア、サフォア ツキシロ、シャッテン、ブライアン の 9 名。
*きみたちは はかいし の なかに いる*
というわけで墓下です。
ここでのルールは
*中身を出さないこと*
それ以外はありません。
自由に雑談したりふざけたりして遊んでください。
あ、もちろん上で遣り残したことを軽くRPでやってみたりもOKです。
―― 喫茶『ヒバシラ』跡地 ――
[捜索も虚しく、風薙緋焔の求めた姿は瓦礫と煤の塊から掘り返されることはなかった。咲いていた筈のチェーンは、痕跡すら喫茶店の破壊痕に上書きされている。
やがて、逃げ出した客の一人は呟いた
――おれ、見たんだ。かっこいいヒーローみたいなやつがさ、持ってた剣でズバっとやっつけたところをさ!
――俺も俺も! いやーかっこよかったよな!
――ずるいー。私も見たかったなー。
"裸足のメイド"の行方と生死は、市民に前向きな推測を立てさせ始めたようだ。
襲撃から静まり返っていた人々は、少しずつ少しずつ、恐怖の一つが去ったかもしれない事実に、安堵のいろに滲ませていた。++]
―病院へ―
[割れた窓から身を踊らせ、
空間の跳躍を病院へ向けて繰り返す。
現れては消える白い異形を捉えるものもあっただろう。
雨が降る。
雨が。
焼け果てたとある喫茶店も、
光と雷の戦った跡も
煙を上げる都庁も
等しく濡らして]
[――かきり、と
逆回しになる歯車。変身が解ける。]
ッ――、 は…
[人の姿に戻れば
体格も力も常の人並みのものになる。
宮古を支えきれなくなる前に医師たちに託して]
――お願いします
[それだけ言うと、
病院の外壁に凭れて大きく息を吐く。]
……やっぱり 長距離は きっついな……
[そこで漸く、ツキシロは雨に自分が濡れているのに気づいたように、空を見上げた。]
……少し休んだら、行かないと
[雨の雫が髪を伝う。
お守り――OAエプロンは腕にかけたままだ。
病院の出入りが慌ただしい。
大きな事件が都庁とは別で起こったらしいことが何となく 知れた。]
─ 喫茶店『ヒバシラ』跡地・近辺 ─
……あー。
やっぱり、あっちには繋がんない……か。
[愛車の傍ら、都庁への連絡を試みるものの、やはり上手く繋がらず。
已む無し、と再度、『Blaue Flamme』へ連絡を取る]
こちら風薙……都庁の方の状況、掴めたか?
[問いに返されたのは、大体の被害状況と、都庁周辺で電波障害が発生している、という事。
それから、別所で起きた戦闘の情報]
なに、それっ……。
[思わず声が上がるが、仔細な状況は『Blaue Flamme』の方でも掴めてはいないらしく、調査中、と返された]
とりあえず、俺、向こう戻るよ。
ここにいても、わけわかんないし……。
『そうねー……あ、ちょっと待って、新情報』
新情報?
『宮古さんが、病院に搬送された、って……状態ははっきりわかんないけど』
はあ!? ちょっと待て、それどーゆー……っ!
『アタシに聞くなああああ!
都庁爆破とかあったんだもん、そこから考えなさいよ!』
……ごもっともです。
[やっぱり、反論はできなかった]
[通信を切り、空を見上げる。
雨が冷たい。
色々な意味で限界近いな、と思いつつ、新しく入った情報は休息よりも状況を知りたい、という思いを強めて]
……気力が残ってりゃ、なんとか、なるっ……!
[思いっきり無茶を言いつつ、病院へ向けて愛車を走らせた]
─ 病院 ─
[たどり着いた病院は、酷く、慌しかった。
各所で起きた事件のために酷くざわめいていた]
……あそこだけでも、結構な騒動だったもんなぁ……。
[喫茶店での事を思い出して、苦く呟く。
都庁でも爆発があったとなれば、人的被害はどれほどのものか。
一つ、息を吐いて、慌しく動く人々を見回し]
あれ……ツキさん!?
[外壁にもたれる姿に気づいて声をあげ、ややふらつきながらそちらへ向かった]
どうした、って。
都庁爆破されて、宮さん、担ぎこまれた、って、キアから聞いて……。
状況全然つかめないから、とりあえず、こっち来てみよう、って。
[そこまで言って、それから。
何処に、という問いに、僅かに目を伏せる]
……えっと……『ヒバシラ』って、喫茶店、知ってます?
そこで……。
[どう、説明すればいいのか。
言葉が途切れる]
例の……『裸足のメイドさん』と、遭遇、して、まして……。
[ようやく告げた言葉も途切れがち。
隠しようのない疲労と、『鬼』の装甲をも裂いてその下に達した刃の痕は、それが穏便なものでなかった事を端的に物語っていた]
[キア、と聞いて
首を傾げたがそれについては口に出さず]
ああ、都庁がナジームの襲撃をうけた。
ミヤコさんはさっき、病院に運び込んで……
……――ヒバシラ?
[怪訝そうな表情を浮かべた。]
……喫茶店だな。
知ってるけれどそれが、どうしたんだ。
裸足のメイド…!?カガリと会ったのか?
その傷も、それで か
[思わず詰め寄り方に触れ――それから苦い表情を浮かべる]
―― 街中/街路 ――
[夜は闇を呼び、昇る日は再びの光を覚ます。
喫茶店の火災、街中を照らさんと膨れ上がった光、
そして、都庁での死闘。
色褪せた街に寄り添う人々は、束の間の平穏を享受する。
街路に止められた車。中には男が乗り込んでいる。
連絡のつかなくなった娘を探しに来た彼は、やっとの想いで掴んだ手掛かりを元に、街中を車で走り回っていた。
――これから病院へ向かおうと思う。何も心配は要らないさ。私とて、自ら危険に踏み込まないさ。何か進展があれば連絡する。
言って、男は携帯電話を切った。
窓から見える景色も人も、どこか生気が無い。"戦争"の開始から数日――始まりの頃の被害者数を考えれば、昨夜の被害は"一般人"にとって微々たるもの。
とは言え、完全な活気は取り戻せていない。
男は、乾いた喉を潤すべく、車を出た。]
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