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― ????>>112 ―
[...は、.........から成る巨躯。
黒き姿、その表面、暗色紫を主とした様々な色のスペクトルが亀裂のように走る。ゆらり―――何処とも分からず、何処でも在る次元、メガマリオンの視界に、一瞬だけ半透明の陽炎のようにゆらりと姿を現した。―――然し、それだけ。
再び、メガマリオンは、その場に唯一の存在となるだろう。]
[残るは酷く重い重力子の残り香。それも本体が視えなくなると共に感じられなくなるだろう。]
[其れが生物であるのか機械であるのかも、分かることはない。]
―― 詩論シティ・セメタリー ――
[今その"天使"たちが居る位置からは少しずれた座標軸――少しだけ過去の時間軸において"天使"が歩き回っていた箇所へと、その青年の姿は現れた]
テンソウ、されたノ、か……ぅ、ぐっ、
[頭が重く、やたらとずきずきして感じられる。
馬鹿からさらに阿呆が増すのでは、と思われる程のずきずきした感覚。
膝を折って俯いて、頭を抱え込んでしまう]
……ッ、……生体、向かなイ、って、こういゥ……
[実際のところは判らないが、思わず、そんな風に思えてしまい。
転送までの手引きをしてくれた人の姿は此処にはないけれど、あたかもさっきまで同じ場所に居たかのようなノリで、ひとりごちた]
フラン……?
[砕けた空間の破片が乱舞する、闇と、虚無の空間。
その中に、遠く離れた地球にいるはずの、少女の声が聞こえて来た。>>115
コックピットの中で、少年は周囲を見回す。
そんな事をしても、見付かるはずがないと、心の奥底では思いながら――]
――ぁ、
[そのはずだった、のだが。
その瞳に、一瞬、そこにはないはずのもの>>118が映る。
陽炎のように実体はなく、しかもすぐに消えてしまったけれど]
フラン、……なのか?
[少女とは似ても似つかぬ姿だったのに、先程声を聞いたせいか、ついそう呼び掛けていた。
と、メガマリオンの機体が、何かに引かれたように傾く。
丁度手を伸ばした姿勢だったから、まるで手を引かれたようだと思った]
そっちに行けば、いいの?
[問うても答えはないし、全ては少年の思い込みかもしれない。
それでも、他には道標一つない空間だったから、少年は信じる事にした。
フランが、導いてくれたのだと]
――待ってろよ。
[随分と弱まった気のするスラスターを噴射し、引かれた方向に向かって只管前進する。
長い、長い、先の見えぬ旅路。
その果てには――]
[*****。地球の言葉に変じれば、その言葉となるだろうか。
無言で虚空《ソラ》を見上げていたが、]
フェイトくんは、墓標にフランの名前があるとは思ってないよね。
今、テルオくんの声が聞こえたけど、
フェイトくんは聞こえた?
[こっちそっちと指差しつ、視線はいまだに虚空《ソラ》に在る。]
[墓標と墓標の間を、時には空いた地を。
滑るように歩いて行く]
まーな、最初は…適当に打ち捨てられてんのかって思ってた。
行き先が此処って分かってから、「ああ、ちゃんと見送ってもらってたんだな」って。
確かに集音機能はフルに使ってるが、今テルオの声の反応は無かった。
そもそもあいつがいるならメガマリオンが在る筈だろ?何処にもそんな気配は無いし、反応もねえ。
[指される方へ歩を進めながら視線を彼女へ下ろす]
お前にしか聞こえねー何かがあるんじゃねぇの。
『応ッ!!すべての準備は整ったッ!!
往くぞ諸君ッ!! 我らの拳で、虚空に巣食った悪を撃ち貫くッ!!
この拳はッ!!
地球の明日を掴む拳だッ!!!』
[鼓舞する声は隊長としての職能のうちだろうか。ボールドウィンが、暑苦しい雄叫びを上げる。
宇宙怪獣の攻撃は強まっている。もはやドラゴンやスキュラたちでさえ雲霞のごとくに湧き出している。
けれど、それさえももはや取るに足りないもののように。
ユージィンによって最適化された巨体が、その外見に似合わぬ身のこなしで群れを捌き、そしてルッカの操る砲撃がそのことごとくを撃ち落し、そしてスコルの意思が外敵を食らう。
ダイシチョーの巨体と、宇宙怪獣を吐き出す肉塊とがまさに交錯せんとした、そのとき。
―――肉塊が、ぽかりと口を開いた]
<―――ッッッ!
回避は間に合わないっ!みんな、衝撃に備えて―――>
[口にしかかった少女の目前でその口が飛来した巨大な“槍”によって、縫いとめられる。
宇宙怪獣の、オリジン、巨大な肉塊が、その動きを縫いとめられている]
<―――ありがとエリーっ!>
[その槍を放ったであろう魔法少女に、感謝を告げて]
<食らいなさい宇宙怪獣っ! これがっ!!
人間の―――いえ、ちがう。地球に暮らす、みんなの力よっ!!>
[そこにあったのは、人間だけの力ではなかった。サイボーグもいれば、機械精霊だっている。
機械も、魔法も、そこにある。
その力のすべてを、拳に込めて。
ダイシチョーAHOの拳は光の螺旋を纏い、宇宙怪獣を貫いていく――――]
理解出来ない。
わたしはわたしであることは忘れないよ。
[それに利害は一致する。]
思い当たることはあるけど。
[お前にしか聞こえない何かと言われればそう返事をし、
顔を傾けるようにして視線をハニエル=フェイトと合わせる。]
そこ。
[視線を合わせたまま、指だけ向けた先は新しく作られたばかりの白い墓標。誰かが持ってきたのか、萎びた花が置かれている。
墓標の表面には―――…]
ええい、そこで大人しく――――
縫いとめられときなさいっ!
[下手すると肉塊の肉の圧力で折れそうな槍を、魔力で支え、固定し続ける。
歯噛みし、冷や汗を流しながら、槍を維持し続ける――
肉塊に重力がかかってしまえば、それも持たない、そんな事は承知の上――。
最後の攻撃は、見えていないけれど、やってくれる、と信じて――]
『Samus Rawn』
[そう、読み取れるだろう。]
知り合いの人だろーね。
[置かれた花のことだろうか。
降ろして貰った後か降ろされる前か。そう言う。]
[光の螺旋が肉を穿つ。巨大な拳が虚空を撃つ。
肉塊に浮かんだ顔が、苦悶に歪む。断末魔の叫びを上げる。
それが、打ち込んだ拳さえ爆ぜるような砲火を浴びて、塵となって、消えていく]
[そして、残ったのは]
──少し前のお話──
[身体を包み込む"戦艦"、それは大きな形を為して。
──ダイシチョーAHOとして、顕現する≪世界の救世主≫
包まれる自身、その意思が呼応する様に。
ダイシチョーの直ぐ脇、元のサイズから大きく形を変えた、《相棒》の姿。
自身から繋がる、《相棒》の其。
ダイシチョーの隣、共に怪獣を《喰らい》ながら突き進む]
──行けええええええええ!!!!
[叫びを乗せて、ダイシチョーと共に、《相棒》は駆ける**]
終わっ―――た――――?
[頭部ユニット内で、少女の声が響く。その視界に、もはや異質な肉の塊は残ってはいない。
呆け、力尽きたことを示すように、機甲とリンクしていた精神、脳波が離れていくのを感じる]
…孔はっ!?テルオ君は!?
[そこには、もう一人。少年の姿があるはずなのだ。
少年が駆るメガマリオンの姿が、あるべきはずだった。
けれど、その姿が、見当たらない。
少女はとっさに、通信機を手に取った]
『テルオ君!? テルオ君! 返事しなさいっ!
テルオ君っ!!』
[漸く顔を少しだけ上げて、僅かにぎこちなく首を動かして"転送先"を確かめた。
真っ先に目に映ったのは、一つの白い墓標。それから、墓標の列。
墓場、と言えば少し宜しくない幼い記憶もあったりはするのだけれど、今は別に何の恐ろしいものを察する訳でもなく]
しッかし、
[この転送は誰の座標に合わせて行われたものと聞いたのだったか。
夢の中で誰の声を聞いてから、目覚めて直ぐにフランを追いかけようとしたのか]
……天使ノ導きで、こンな処に、か。
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