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『…メガマリオンが全てを貫くように…
…未来への路を、テルオくんのその拳で撃ち貫いて…
…絶望に負けず希望の力を忘れないで…』
『…一足先に、還っているね…』
[>>147>>148"不可視"の壁が撃ち砕かれた瞬間、
不可視の壁の欠片達が消えゆくその中で、光の粒子もまた…消えた。**]
──そして、最後に残るのは──
["塊"に浴びせられる様々な攻撃。
"塊"に浮かぶ苦悶の表情、そして、断末魔の叫び]
『終わっ―――た――――?』
[頭部ユニットから少女の声が響いた。
その先には、既に先程まで眼前に存在していた、"塊"は無く───]
終わった───。
[漏れたのは、安堵の呟き
けれど、其処には、少し先に突撃をした──少年の姿は無い
明朱佳の"通信"にも反応の無い少年、見えないその姿。
──不安が、膨らんで行く]
──そして──
『"――聞こえます。
聞こえます、明朱佳さん!"
"メガマリオン、ただいま帰還しました!!"』
[不安を拭う、威勢の良い通信が届いた。
姿こそ見えない物の、無事な様子を伝えるその通信。
それだけで、周りの雰囲気が軽く、明るくなるのが分かった]
──これで、もう安心だな。
[呟いて、自身も安堵の息を吐いて]
『エリー!? …そっちにも、いないの…?』
[ジュリエットさんが伝達しているのだろうか。本来ならば、ルッカにしか届かないはずのエリーからの通信>>137が聞こえる。
それは、地球にも、未だテルオ少年が戻っていないということ。
テルオ少年は、“孔”を封印していた。そして、それが宇宙怪獣を引き付けることになっていた。
テルオ少年の働きがなければ。エリーの槍が肉塊の口を縫いとめるよりも先に攻撃を受けていたかもしれない。ダイシチョーに乗った、陣桜市の市民が、犠牲になっていたかもしれない。
そのテルオ少年が、今、そこにいない]
……ッ
お礼くらい、言わせなさいよ…ッ!
[通信機を手に、少女が顔を伏せた、そのときだ]
"――聞こえます。
聞こえます、明朱佳さん!"
[声が、聞こえたのは]
"メガマリオン、ただいま帰還しました!!"
[通信機越しに、テルオ少年の声が響く]
『………遅いッ!! 心配したわよッ!!』
[その声に、怒鳴りつけるような声が、返り]
『おかえりっ!』
[労いと、感謝と、安堵と、嬉しさと。そんな有象無象の感情がない交ぜとなって、テルオ少年を出迎えた]
『テルオ君、ダイシチョーの両手のひらがカタパルト…格納庫直通の通路に繋がってるわ。ジンロボの運用が前提のカタパルトだから、メガマリオンでもちょうどいいでしょう。
そこから戻ってきて頂戴』
[数瞬とかからず平静な調子を取り戻した少女の声が、テルオ少年を誘導する。
少女の意思を受けてか、ダイシチョーAHOの手のひらが、メガマリオンを出迎えるように差し出された]
『エリー、今からそっちに戻るわ。もうちょっとだけ孔の維持、お願いね』
[通信機越しに、告げて]
さぁ、戻りましょう。
あたしたちの地球へ!
[頭部ユニットを介し、声が届くものすべてに聞かせるように、高らかと凱旋を宣言した]
『……え?えーと。メガマリオンはそっちで見つかったんです、か?
”孔”は…………
ぶっちゃけて言うと、維持しなくても開きっぱなしになっちゃってます。
原因は不明ですけど…………メガマリオンの妨害因子が消滅したとか激減したとか、そんな理由ではないかと。
もしくは・・・他の因子の影響で私の維持化を離れたからか、というところかと。
一先ず維持を一応しておきますね。』
[通信を中途半端に聞いていたせいか、ある程度聞き逃してしまっていたかもしれないが、とりあえず、再度杖を構えての……”孔”の制御の回復と維持へと戻り。]
コレでひと段落、かぁ…
[へたりこむような場所も無いが、精神的にへたりこむ。
火器管制に回して居た思考を解放すると、一気に気が楽になった気がした。]
えーと、エリー?
もうすぐ帰るから・・もう少し待っててね?
[帰ったらどう言って謝ろう。そんな事を、小さく考えた。]
『ええ、たった今戻ったところよ。ごめんね、連絡が遅れて』
[エリーにメガマリオンのことを問われれば、そう答える]
『ふぅん…まぁ、孔や因子のことはあたしじゃあてずっぽうな推測くらいしか言えないし…。
了解。念のために、よろしくね』
[“孔”の制御に戻りかかるエリーには、そう、告げておく。
そうこうしている間にも、ダイシチョーは動き出していただろうか。地球へ、帰る。その意思が後押しとなって]
『まったく。色々あったんだから。
しばらく膝枕の刑で。』
[ちょっとぶーたれた口調でルッカに速くちゃんと戻って来い、と。]
『あぁ、それならいいんですよ?
……地上側に何か伝えたい事はありますか?』
[維持に集中しながらも明朱佳へ伝言くらいは、と。背後のコンテナをちらり、と振り向いてみて。
彼らだって不安だっただろうから]
『そうね、それじゃ一言だけ』
[エリーに問われ、思案するような間を開ける。
けれど、実際には思案さえも必要ないのだ。伝えたいのは、一つだけ]
『すぐ、戻るわ。そう伝えて頂戴』
[通信機越しにでも、にやりとした不敵な笑みが浮かぶような。そんな自信にあふれた声で、エリーに返す]
『エリーも、ご苦労様。あたしの街のみんなを守ってくれてありがとね。すぐ戻るから、もう少しだけ待ってて頂戴』
…りょーかいっと。
あんま柔らかくは無いけど、勘弁してよ?
[そこまで硬い訳でもないが…
流石に、普通の少女と比べると柔らかいという自信は無い。
膝枕ついでに暫く撫でてあげるかなぁと思いながら、
ぼんやりとどうすれば足が柔らかくなるだろうかとどうでも良い事を考えていた。]
『りょーかい。伝えておくね。』
すー…………市長からの伝言いくよ!
すぐ戻るから、宴会の準備して待ってて、だってさ!
[伝言に、余計な一言付け加えて、コンテナの方へと叫び、大勝利を演出する。
明るい声と、心配かけた分罰は当たるまい、という奴である。]
『むー。勘弁しちゃる。
だからまた事故ったとかないように無事に気をつけて帰ってきなさい、ルッカ』
[そう、コンテナでの準備を尻目に、口調はぶすっとしているけれど、口元に、笑み。]
―少し時間は遡り―
『――――くん…』
[どこでもない空間を、あてどなく彷徨っていた少年の耳に、声が届いた>>149]
『…そっちじゃないよ…』
[声の響きだけなら、それは先程聞いた声と同じで。
でも、何故だろう、何かが違うと感じていた。
例えるなら――本物の奇蹟に、触れているかのような]
[光の粒子が、並走しているのが見える。
進路のほんの僅かなずれが、光の粒子の流れを示しているかのようだった。
メガマリオンは、今こそ手を引かれていた]
フラン?
[少年は、"声"の名を呼んだ。
胸の中に詰まっていたいろいろなもののせいで、声が震えた]
お願い、って……。
なんだよいきなり大層な事言って。
オレ、フランみたいに頭も良くないし、器用じゃないし――
[彼女との約束を果たす事を、彼女の許に帰る事を望んでいた。
なのに、待ち望んでいたはずの彼女の声>>151>>152を聞くたび、胸の奥から大事な物が引っこ抜かれていくようで]
な……なん、だよ、その言い方さ……。
それじゃまるで、フランが――
[口にした言葉は、"声"に伝わっているのだろうか。
もし伝わっていなかったとしても、その言葉>>153を聞いた瞬間、叫ばずにはおれなかった]
フラン!!
きみは何処にいる?
きみは――何処に行ってしまったんだ……?
[問いに答える声はない。
きっと、還ると言った、その言葉が全てなのだろう。
手を伸ばした所で、触れるものは何もなかった]
……もう、いないんだね。
[口に出してその事実を確かめ、ゆっくりと息を吐き出す。
一瞬だけメガマリオンの操作系統を止めると、両手で頬をパンと叩いた]
うん。
ここで立ち止まっていたら、駄目だ。
[フランの想いを、託すと言った言葉を聞いていたから。
メガマリオンはパイルバンカーを振り上げ、自分の帰るべき場所への道を穿つ。
光の粒子――フランの願いの残滓は、こちら側の世界へ至る事なく、消えた**]
―そして今―
"は、はい! ――ただいまっ!"
[明朱佳>>157の、色んな感情が籠もった出迎えの言葉に、少年も心から答えていた。
間髪入れず、常と同じに戻った市長の声>>158が、メガマリオンを的確に誘導する]
"了解っ……あ、ちょっと機体がガタついてるから、時間かかるかも!"
[外部から見れば、メガマリオンの軌道はふら付いているように見えたかもしれない。
左腕を喪い、エネルギーの不足した状態では、少年の細心の注意を払った操縦でもこれが限界だった。
しかしやがては、ダイシチョーAHOの差し出す掌が視界へ入り。
宿木へ止まるように、メガマリオンはその場所へと降りて行く]
"――到着!"
[カタパルトへ無事降り立ったその時、明朱佳が凱旋を宣言した]
"はい!!"
[メガマリオンを格納庫へ向かわせながら、少年は全霊を籠めてその声に答えていた**]
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