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[エリーからの返答から一時支えを解いて]
ん、そんじゃ市長から怒鳴られたしさっさと行ってくるわ。
いーか、お前絶対無茶すんじゃねーぞ!!
ゆっくり急いで来い!!
[最高に無茶な注文を付け、ローブの裏側にあるバーニアで姿勢を保ちながらジンロボの待つ場所へ向かい]
えぇと!!!こいつか!?
肘の内側、内側……
[パワードスーツ科だからと、ジンロボの構造については同僚の通信士に丸投げしていたツケが今頃回って来たなどと誰が思うだろう。
必死で市長から指示のあった肘の内側、黄と黒で囲んだハンドルとやらを探す]
……いや、間に合わないでしょこれ。
[一先ず外に出るように急ぐも、この落下中に外から入ってくる風の巻き込み方からして、外に出るのは本来自殺行為。壁を伝いながらでは厳しい。]
――我、古の、盟約を、引き継ぐ、者なり
――我、世界を、憂う、ものなり
――我――セカイを、手にするモノ、エリーの名において、命ずる――
[それでも、外には間に合わないだろうけれど、淡々と詠唱しだす。多分その途中で墜ちてる可能性も、ワイヤーが間に合っている可能性もあるが。]
――――……っ
[市長は「『あんたにできる』って思えたことなら、容赦なくお願いすることになるかも」と言っていた事をふと思い出す]
畜生、俺なんも出来てねーじゃん。
姉貴以上に馬鹿だよ最悪じゃねーか…くそっ…
…あ。
これ、か!?
[ぶつぶつ泣き言を言いながら探っている内に表からでは見付け難い場所にそれは在った。
黄色と黒で囲まれたハンドル、視界に入った直後には両手の力を最大に上げて、引いた]
来たっ!
[目前で高度を落とし始めているシームルグから、待ちに待ったアンカーが飛来する。腕組みを即座に解いて、その手に受け止めた。この辺りの器用さや握力の強さは格闘戦仕様である乙種兵装の強みだ]
総員ッ!
[少女の機体に控えていた部下たちのジンロボもワイヤーに群がるのを確認して、声を上げた]
引 っ っ け ぇ ぇ ぇ ぇ え え え !!!!
[あらん限りの声を上げ、あらん限りの力で引かれたワイヤーが、ほんの一時的な推力をシームルグへ与える。少女の頭上を、シームルグが飛び越えて行ったのはその数瞬後になっただろうか]
―― 幾許か前:詩論シティ・グノーシスコックピット ――
[この戦禍にあっても無事に生きていられる、奇跡。
少し苦手ではあるけれど……影なるものと戦う力を持つ、魔法。
長いこと遠ざけていて、けれど今感じられる、愛。
吹き消されそうになっても、それでもまだここにある、希望]
[あるんだよ、と。そう告げたフランに、
結理人も小さく、小さくだけれど、頷いていた]
[ちなみに翼を広げた時、球状の壁面にうっかり触れかけた。
……一瞬の微妙な静寂を感じたのは、自分だけではないのかもしれない。
思えば両手の、身の丈以上の砲身も窮屈な気がしてはいて……。
だから、胸の内がどうであれ、この場で実際にまともに構えて撃つことなんて不可能だっただろう]
ああ、必ず、来る。
……ああ、またやつらがやってきたら。
その時は俺には構わずに行って来い。
[今の襲撃で終わり、ではないことは容易に思考できる。
再びその時が訪れれば、フランは皆のために戦いにいくのだろうし、自分は…――。
そう考えながら、決して明るくはない顔で、けれど頷いた。
それから、彼女が取り出した連絡手段]
ん。あー……、そうだな。ありが……
って、これ、銀時計?
[一瞬、瞬いた。瞬いたが、彼女が新たにアカデミーから拝借すると聞けば、納得した様子で。
ほんの少しだけ、馬鹿みたいに目を丸くしてしまったりもした。多分、その理由について此処で語ることはない。
そして片方の銃から手を放し、腕で抱える形にして――改造前ならあり得なかった器用さだ――その右手で、懐中時計を確りと受け取った]
[実は、体内に一つ、通信機器の埋め込まれているパーツはあるのだけれど。
それは自分でも知らないうちに搭載されていた機器、己のアドレスとなる周波数も実のところはっきり把握できていない。
だから、その通信機について、ここで触れることはしなかった]
…………。
忘れるもんか、絶対。
[小さく、けれどはっきりと、返す言葉。
開かれたコックピット。外からの風を受けながら、フランに背を向け、また一度振り返る]
また後でな。 フラン。
[風の流れに乗るように、飛び立った]
[ハンドルを動かした直後、ジンロボからワイヤーアンカーが勢い良く発射され、身をかわす]
――!?
[危うくワイヤーに跳ね飛ばされそうになりながら、
その行く先をじっと見つめた。
上手く行ったかどうかなんて気にする余裕は全く無く、
とにかく「飛ばせた」ただそれだけを呆然と]
踏ん張れ、メガマリオン!!
[メガマリオンと少年を繋ぐリングに、手応えを伝える機能はない。
だから少年は、ジンロボを支えるメガマリオンを応援した。
メガマリオンの強大なパワーが、遺憾なく発揮されるようにと]
あ……
[そして機体は、境界線を超える]
やったっ!
[試みの成功を察して喜びの声を上げる。
しかし――]
ううん、本番はこれからだった。
[着陸に備えつつも、少年の思考はその先へ]
[滑走路に距離は届いた。後は着地だけ……]
[ふっ]
[その時、シームルグの表面を影が掠めた。
同時に数本の鉤付きワイヤが振り、ダイシチョーの上に腹から胴体着地しようとしていたシームルグに絡み、まるで飛行機そのものが意思を持ってるかのような細やかな動きで、着地をフォローする。
中の人々は、衝撃すら感じなかったのではないだろうか]
[シームルグの着地と同時に、ワイヤーを切り離し、正体不明の飛行機がその少し向こうに着地した]
っ…よし、乗ったっ…
え………?
[風を捕らえ、ワイヤーに引かれ、着地の衝撃に備えようとして居たら何かが機体をかすめる。
機体が不自然なほど軽くなった感覚に、なにが起きたか周囲を見回し…
着地した謎の飛行機に視線を向けた。]
―― 現在:飛翔、詩論シティ内の空域 ――
しかし。……初めて、触ったな。銀時計なんか。
[あの時目を丸くした理由。それは、銀時計、というものに対する入坂結理人青年のイメージ。
それは大学かで栄誉の証として授与されるもの……そんなイメージ。
期末のテストで26(75)点程度しか取れないような自分には縁のないものだと思っていた、それ。
どんなものなのかと、ふと、空中に佇んで懐中時計を開いてみた]
…………これ、俺。
[そこには、かつての自分の姿が映っていた。
思わず、瞬いた]
あー……いつ撮ったんだったっけな、これ。
[これを、今までずっと妹は持っていたのだろうか]
[だが、山場を乗り越えた、と判断できていない娘がここにいた。杖を掲げながら外に何とか出てくる。
加速して、減速して――未だに流れる景色。確かに都市に入ったようには見える。]
風よ――、
[だが、シームルグの動きが遅くなる。此処で、ようやくどうにかなったらしき事を判断できた。
しかし、もうすでに風に影響を与えてしまっている。後は――空襲を受けたのなら、飛ばせなくすればいい、はずだ。この辺りを飛んでるなら、さっきの恨み、晴らしてくれよう。
だから――]
地に、叩きつけよ!
[地上に、叩きつけるように、風向きを、変えた]
……ありがと。
[ひとり呟いて、そして、地上へ向けて旋回する。
目的はふたつ。銃を置いてくるのと……探し人を、見つけるため]
――――?
[不意に機体の動きが安定した事に、少年も気付いていた。
そして、予想していた衝撃は訪れず、気が付けばシームルグは着地していた]
なんだ?
[慌てて外の様子を探ろうと、手近な窓に取り付く。
視線の先には、正体不明の飛行機]
助けてくれた、のか?
[それでも何故か、その両手から緊張は解けなくて。
メガマリオンを目視出来る位置まで、もう一度移動する]
─陣桜シティ・ダイシチョー腕部─
[飛行機は、その場で組み換わり変形し、人型に変わる。まだどこの情報にも流れていないだろう機体。
人類の敵になるか味方になるか、まだ決まっていないメカ]
<やりすぎてごめんね。沈んでしまわなくて良かったよ。
……それじゃあ、続きをしようか。おいでよ、大きなメカマリオン>
[外部スピーカーから、勇壮な音楽と共に流れるのは、市長やルッカなら知っているだろう声]
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