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―現在・株式会社ゼペット 本社敷地内/メカバトルアリーナ―
人、少なっ。
[メカバトルアリーナに到着して早々、少年は思わず呟いていた。
それもそのはず、宇宙からの侵略者により、今、地球は滅亡の危機に晒されているのである。
そんな中、たかが子供のおもちゃの大会に、わざわざ危険を冒して出向く者が居ようはずもない。
そもそも、何故今大会を開く必要があるのか――と多くの大人たちは疑問視していた。
それでも、少年にはここに来なくてはならない理由があったのだ]
主役のオレが逃げて、どーすんだよ!
[そう、1年前のあの日――
宇宙怪獣襲来のニュースによりお預けとなった決勝戦で、舞台に上がるはずだった選手の一人が、彼――目賀田 照夫であった]
とはいえ……これじゃあもう、ほとんど不戦勝だよなぁ。
[と、少年が呟いたその時。
会場内に、轟音が響いた]
『敵だぁぁぁぁ!!』
『怪獣が来たぞぉぉぉぉ!!』
[叫び声に振り向くと、アリーナの壁に空いた大穴の向こうに、巨大な蟲の姿が見えた]
う……うわぁぁぁぁぁ!!
[口から吐いた酸で、アリーナの壁と近くにいた数人を溶かした蟲は、今にもこちらへ向かってきそうだった。
会場内は一瞬にしてパニックになり、少年も人波に押されるようにして逃げ惑う]
あ、あれ?
こっち、出口じゃない!
[無意識に蟲から遠ざかろうとしたのがいけなかったか、少年の目の前にある扉は出口ではなく、『関係者以外立ち入り禁止』と書かれた物々しいドアだった。
後ろを振り返れば、既に体半分ほど会場に入り込んだ蟲が見える。
出口に向かうなら、あの怪獣の横を通らなくてはならない]
「あっ、キミ。こんな所で何してるんだね?」
[と、背後――ドアがあるはずの場所から声がした。
そちらに目を向けると、開いたドアから、テレビや雑誌で見知った顔が覗いていた]
あ、博士!
[博士――メカマリオンの開発者であり、メカバトルの解説者としてもお馴染みの初老の男がそこに居た。
唇の端から下顎まで囲う、腹話術人形の口のようなメイクが特徴的だ]
「ここは危ない。こっちの通路を通っていいから、早く逃げなさい」
[と、少年を連れ関係者以外立ち入り禁止の通路に進もうとした所でふと振り返る]
「あれ、キミ、もしかして――
いや、間違いない」
[博士は、少年の両肩をがっしりと掴むと、その瞳を覗き込んで言った]
「キミ、世界を救ってみないかね?」
[――そして、今。
少年の目の前に、"それ"はあった。
この格納庫から目と鼻の先のアリーナで、今も怪獣が暴れているというのに、"それ"を見上げた少年は胸の高鳴りを抑えられない]
「どうだね、テルオくん。
これが我が社の開発した、マリオネット操縦型ロボット兵器――
その名も、メガマリオンだ」
[体高20m。
メカマリオンと全く相似形の、しかし巨大なロボットが、出陣の時を待つかのように佇んでいる。
そしてそのコントローラー――10本のリングは、少年の指にあった]
ちょ、あんたアレの頭の上から動かさなきゃダメなの!?
そんじゃなんで飛び降りたああああああ!!!!
ほれ、連れてってやっから、来いよ!
[こいこい、と手招きするは自分の手元。
どうもお姫様抱っこしてやる、と言っているようだ。
彼女が拒否したなら、普通に抱きかかえて飛ぶだろうし
その辺は彼女の希望を汲んで舞い上がる]
あ、スカートはしっかり押さえてろよ。
下から見えるぞ。
[そんな軽口も飛び出しつつ、翼の出力は上昇させ続けた。
後の事など全く考えもせず、である。]
どこからどうみたら杖真下にして詠唱してるのに自殺なんて発想がでるのよ!
あれは、地の精霊を具現化するための法なのよ。
頭悪いとかいうけど、私に夢で魔法の力くれたなんちゃらってのはセカイを手に入れることを引き継いでくれって条件だったし。
正直コレだけの力なら手に入るかなーって。
[高飛車に天使ぽい奴に>>43一度言い返してから冷静に戻って説明する。
ちなみに、魔力の反応をこの場でわかるのであれば、宝石と杖と土くれゴーレムに強く感じるだろう]
調べもんって言われても困るんだけど?ってゆーか
早く連れてけっての!
私があの杖つかまないととまんないよ!
[大声で>>44の声にも反応して叫ぶ。その割りにあせりは少ないが]
召喚のためじゃああ!
ってゆーかあのまま杖掴んでたら、そのまま操作し続けられたっての!
[ったく、とべっと舌だしつつ、もとりあえず姫抱きで当然、とばかりに身を預ける。続く声にスカートを抑え、顔を赤くし]
あああ、うう、そ、それ先に言いなさいって。
[土のゴーレムが先に駆け出したぶん、先行はしているが、速度自体はそれほどでもない。
問題は、重量による地響きとか、走る先に巻き込んだ場合の被害だが、今のところゴーレムは障害物をまるっきり意に介していない。
もし経路上にあれば・・・<格納庫>も危ないが。]
―戦場―
すぅぅぅぅぅ……
[陣桜市が、市の予算で買い取った量産型ジンロボ。そのカスタム機のコクピット内で、少女が息を吸う。胸いっぱいに吸い込んだ、その息が]
『戦闘を、やめなさーーーーいっ!!』
[上空を飛び交う戦闘機群へ向けて、ジンロボが手にした巨大な拡声器を通じて、『音』の『波』として放たれた。
全周囲に向けて放たれた、ほとんど衝撃波とも言える音量の声は、耳をふさぐことも許さずびりびりと機体を揺らす]
宇宙怪獣が攻めてきてるってのに、こんなときにこんなとこで地球人同士で喧嘩するなんて、ばっかじゃないのっ!?
いいえ、あたしが断言するわ、馬鹿よ、馬鹿。
バーカ、バーカ!
悔しかったら小学校から教育受けなおしてきなさい、このばかっ!!!
[矢継ぎ早な罵詈雑言が、やはり巨大な音波として戦闘機群を打ち据える。それで挑発に乗ったか否かは別として、敵であることは伝わったのだろう。戦闘機の機首がこちらを向いたことを確認して、拡声器の指向性ダイヤルを捻る。
指向性を持って直進する音波を向けたのは、上空を旋回していた、戦闘機とは趣の異なる輸送機>>27]
待たせたわね。
発注かけといた業者がいっぱい食わされたみたい。
そっちのコンテナの受け取り先、ホントはよそのもっと安全な区域なのよ。
仕方ないからあたしが直接受け取りに来てあげたわ。
馬鹿どもはこっちで引き受けとくから、向こうで旗振ってるやつに荷物渡してやってくんない?
[くいっとロボの親指で指し示したのは、武装を解除した、民間作業用の人型ロボット]
追加分の報酬も込みで、あんたには価格交渉しないとね。
よかったらうちの街まで来てくんない?
返事は行動で示してくれればいいわ。以上、通信終わり!
[音波を使った一方的な通信を終え、向き直るころには、機首を返した戦闘機たちが迫ってきている]
ふんっ。だからあんたら馬鹿なのよ。
飛び回ってれば地上から攻撃なんて当たんないのに。
[にやりと不敵に笑い、合図をすると、少女の乗った機体の足元から、巧みに偽装された作業ロボットたちが立ち上がる。その手に握られたのは、消火作業に用いられる、消防ホース]
放水っ!
[号令一下、少女の機体が片腕を振り上げる]
はじめぇっ!!
[その腕が振り下ろされて。ホースから吹き出た水が、突っ込んできた戦闘機群を地に落としていった]
―交戦地域のそと・おそら―
いやまぁ、冷静に考えれば助けに入ろうとしたわけだし、ソコまで悪いわけじゃないわよ、たぶん。
んー?…知り合い?……
[はて、と首をかしげた。たぶん以前あってたとしても覚えていないのだろう。
それよりもとめないと、とヒトカタの頭部におろしてもらえば、ず信ず真揺れる最中、這うように進みながら白杖黒杖両方掴み、魔力を思いっきりこめ――]
ええい、ストォォォォップ!!
[思いっきり叫んだ。ソレと同時にヒトカタがとまったはいいのだが、腕振り上げて片足上げたバランス悪い状態をのぞけば。]
ったく…
はは、今回の配送苦労した甲斐あったかもねっ!
[戦闘機を文字通り『叩き落とした』あの男性に、
消防ホースで戦闘機を落として行くこの発注先。
向こうに聞こえないよう通信を切って、コックピットでクスクスと笑い。]
オーキィドーキィっとぉっ!
パラシュートは付けとくけど、敵さんに撃ち落とされないよう注意して受け取ってよっ!
運ぶのも集めるのも苦労したんだからねっ!
[言いながら進路を変え、頼まれた配送先にコンテナを降ろす。
戦闘機があらかた片付いたのを確認すると、
ひとまず戦闘区域から離れた場所に着陸する事にした。]
博士、これはメカマリオンと同じように動かせばいいんですね!?
[両手を基本姿勢に構えながら、顔だけ博士に向けて問う]
「ああ、基本コマンドも登録済みだ。
本来なら、操縦者に合わせたコマンド登録と最終調整もするはずなのだが――」
[アリーナのある方向から地響きが響く。
屋根が落ちたのだろうか]
いや、このままやるよ!
いくぞ――
[大事なバトルの前と同じように、少年は深呼吸する]
メガマリオン、ゴー・ファイト!
[そして拳を突き出し、前進のコマンドを送る。
メガマリオンは、地響きと共に歩き出す]
やった、動いた……!
[ずんずん前進するメガマリオンを必死に追いかける。
すぐに崩壊したアリーナと、酸を吐いて暴れ回る蟲が見えて来た]
いけぇ、パンチだ!
[指先のコマンド一つで、メガマリオンの鋼鉄の腕が蟲の顔を殴り付ける。
よろめいた蟲を見て、遠巻きにした人々が歓声を上げる]
すげぇ……!
[アリーナの惨状も忘れてつい瞳を輝かせながら、体に覚え込ませたコマンドで蟲に連続パンチを喰らわせる]
「うーむ、やはり肉弾戦では決定打が……」
[博士のそんな呟きも、操縦に夢中で気にならなかった]
─戦場 〜ヒトVSヒト尽きぬ欲望は今もなお─
ああ、この無線だったのか……。
[青年が見上げるのは、戦闘機と巨大ロボットの戦い>>56。どちらかが虐殺しているのではなく、良い勝負に見える。
乱入する理由を感じなかった。
きびすを返したら、ジュリエットの顔がセンチ単位で傍にあったので、一瞬のけ反る]
あの、ジュリエットさん? 近いんですけど。
「お帰りになるのですか、ご主人様」
……いや、その。
宇宙怪獣や、怪人や、大魔獣相手ならともかくね? ヒト対ヒトの戦いには関われないよ。怨恨が面倒なことになってしまうし。
「お帰りになるのですか、ご主人様」
あの、ジュリエットさん? そもそも僕は、どっちに加勢するべき? どっちに非があって、どっちが正義なの?
ヒト対ヒトの戦いに、完全なる正義はないよ。
ヒト対異存在なら、まだ「人類存続」の大義名分があるけど……。
「本 当 に お帰りになるのですか、ご主人様」
[メイドは無表情で、同じ内容を繰り返した。
いや、無表情ではない。一拍遅れて、微笑みが浮かんだ。スイッチが入ったかの様に、美しいが無機質だった顔に温かみが広がる。
……が、主人である青年の方は、青ざめてじりりと後ろに下がった]
あ、そ、そうだね。
なんだか僕の正義の心が、あの戦いに参加しろと言ってるよ……。
ええい、止めたわよ!コレで文句ないでしょ!
[そう、とりあえずはさっきの男に告げながら、ゆっくりと足場が傾いている事に気がつく。そりゃ、片足上げた状態だから――。]
あ。ちょ、両足で体勢ととのえてっ!?
[ズシン。あわてて一歩。踏みしめさせた。
かなり大きな地響きが一度起きて。
そこでようやく、完全に止まった。]
でー。……で。ここから如何するわけ?
[とめたはいいけどその先は?とヒトカタの頭上で杖握りながら首をかしげ、とりあえず意見が聞けそうな二人を交互に見回した。]
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