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>>269 あべし いやあ、落としたってわけじゃないのよね。ちゃんと鞄に入れたはずなんだけど…はっ!もしかして…盗まれたのかしら!?いくら、いくらあたしが超絶イイオンナだからって…やっぱりいるーるに状況を聞いたほうが…もしかして、盗んだのは、ア・イ・ツ??
[とまあ状況的に疑うとなると一番遅く起き、誰もいない時にホールにいたイルくらいしかいないとなるのは当然であった]
[ふと見ると阿部が明らか女物の下着を無造作に鞄に押し込む姿を見たが、反射的に目をそむけた]
(今の状況を考えるにアレはたぶんアレだよね。い、いや、実は阿部君は女装趣味があるんだ。きっとあれは阿部君のもの。阿部君の所有物。さすがに下着泥棒なんてことは・・・)
[それはそれでまずいということは脳のどこかがシャットアウトしたらしい。目を逸らした先にちょうど香屋が見えた]
あ、香屋さんおかえりなさい。
香屋さんはメロンちゃんかー。可愛いね。
えーと、その、ちょっとした事件的なことが起きてるところで。
ちょっと僕からは言いにくいから上坂さんの話を聞いてあげて。
[香屋が固まってるのには気づかずにまくし立てる]
>>275 ああ、イケアね。[香屋→家具屋→イケア。彼女は連想ゲームでもしているのであろうか?]
ちょっと聞いてよ!いるーるがあたしの下着盗んだのよ!!あいつ…何事にもきょーみなさそうな顔しといて…実はむっつりスケベ野郎だったのよっ!!!
[犯人がイルであることは彼女にとっては確定事項らしい]
[カインは、手下どもを連れて園内を散策している]
揺れ〜る 揺れ〜る
お〜〜〜
手下A「と〜〜〜」
手下B「め〜〜〜」
手下C「そこらじゅうに放し飼いされていたデカイ二足歩行の獣達はどこいったんだ?」
あたなとは〜
あ〜〜〜
手下A「そ〜〜〜」
手下B「び〜〜〜」
手下C「そしてどうして電気が消えている…? まさか停電でも起こっているかのようだ」
手下N「にゃー」
[パークの裏のほうを歩いていると、少年Aを発見した]
ほにゃ? なにかあったのかな〜
[エルフの森あたりを妖精さん気分でほっつき歩いていたところから、多目的ホールに帰還]
ノクロちゃん髪乱れてなーい?
コームどこしまったっけかな〜☆
[そして
バッグを開けた]
おいおい そこのリトルボーイ ここどこだと思ってんだ? あ?
誰に許可もらってここいんだ?
ショバ代いただこーか おい
手下A「やいやいやい」
手下B「とっとと有り金だしな」
手下N「にゃにゃにゃーん にゃ!」
手下C「携帯電話は……そもそも持っていなかったな。ふっ」
[少年Aはビクビクしながら]
少年A「あ……う……その……えと……」
>>277 イケア そんなわけないじゃない!!もう証拠なんてたっぷりあるんだから!!でも…あいつが…こんなことをするなんて…
[と言っても、「アリバイがない」という一点のみではあるが。確定事項な以上どんどん憎さが増幅していくのである。普段から委員会で一緒に行動している人物である。今回、修学旅行の委員会を打診されたときも一緒にやるならあいつ、と指名しているのである。なのに…裏切られたという事実は彼女にとってはショックだった。かわいさ余って、憎さ51倍、といったところか]
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