情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[ふと、バックミラーにクレオールの看板が映る]
…ワァタシィのお店、できたら、残るとイイネ。
[未練を断ち切るように小さく首を振り、彼はアクセルを踏んだ]
喫茶店のマスター ディビッド・ライス
―クレオール―
…ともかく、ワァタシィの体調がおかしいのは事実ですカラ。まずは、若先生の所に話をしに行きまショーカ。
なんとお話したらいいモノか分かりまセンガ…。
ついでに、その辺りでこの奇妙な夢が覚めてくれるとアリガタイのコトなのデスカネ。
[ぶつぶつと一人ごちながら、彼は車を出した]
[途端、異変に気づく。
夜空の一部明るく照らされる。夜目が利きすぎる不慣れな視覚の中でも、不気味な灯りが舞い踊る様子が分かった]
…火事デスカ??
それも、ただ事じゃナイ…。
[……このまま、村の奥まったところにある高瀬医院の方へ向かうのは、危険を伴う]
[…しばし迷い]
…今のワァタシィ、おかしいデス。消火手伝っても、足手まといになりかねナイ。
若先生も大忙しになるヨ。ワァタシィの世迷い事に付き合ってもらうのヒマナイネ。
[心を決めると、彼は車を国道の方へ向けた。向かう先は、溝辺町の病院と警察・消防だ]
火事だって?
自然じゃないよな。
[>>31火事の知らせを聞いて一斉に動く。]
こんなタイミングじゃ自然発火じゃないだろう…
くそっ、放火はやり過ぎだろ、村がなくなっちまう!
[護身用の長い棒を持って飛び出す。
パニックの中でどれだけ襲撃に頭が回っただろうか。]
[ふと、バックミラーにクレオールの看板が映る]
…ワァタシィのお店、できたら、残るとイイネ。
[未練を断ち切るように小さく首を振り、彼はアクセルを踏んだ]
[なんとか消火活動をするも、風が強い。
さらにはラジオの天気予報で乾燥注意報が出ているという情報もあった。]
畜生!人でも消防車も足りない!!
[男はやりきれなさが心を支配しそうになるのを、必死でこらえていた。
しかし…男も気づかないところで…また違う感情が
男の心を蝕みつつあった]
あんたら、杭とかも一緒に持って!
[近場の数人だけでも何とか襲撃対応した。が余裕はほぼ無くそれ以上はまともにはいかない。]
>>33消火作業が間に合わねぇ、マズイ!
[消火作業が進まずやきもきしてしまう。]
[家の前に立ち尽くし、わたしは病院の方を見詰めた]
そんな……そんな……。
[壊れてしまう。
傷つき、はがれかけながら、それでも誤魔化して、なんとか繋ぎとめていたわたしの「日常」が]
わたしは……わたしは!
[この村が好きだった。
辺鄙で、不便で、何もないけど、この村が大好きだった。
この村で生まれて、この村で死んで埋められて、この村とひとつになるはずだったのに]
やめてぇぇぇぇ!!!!
もうやめてぇぇぇぇええええ!!!!!
[>>*6 彼の問いかけに対し、嬉しそうに目を細め、ふうわりと笑顔を見せ、ゆっくりと、言葉を綴る]
私を、連れて行って。
私の命は、もう尽きる。その前に……。
私の命を吸って
貴方の中へと……
この命を移して
連れて行って……
[最後の懇願――
昨夜、隠し部屋で言った、自分の我侭と結果は変わらない。
――しかし、命を背負うという事を強要する。
その意味が彼にとってどれだけ残酷な事なのか、知らない筈は無いにも関わらず。
それでも、彼と一緒に居たいという思いは、留まる処を知らず。
後は彼の判断に全てを委ねるように、目を閉じた――]
わたしの日常を壊したのは、「誰」?
わたしの村を壊したのは、「誰」?
わたしの村人を、友達を、親戚を殺したのは、「誰」?
……「よ そ も の」 め
「よそもの」め、「よそもの」め、「よそものめ」がぁぁぁ!!!!!!
水、水は出てんの?
[焦りが強い口調で弾ければ、出てるよ!見りゃわかるだろ!そんな叫びが返ってきた。]
水量足りんのか?足りてるんか?ひとは?車は!
[火を背に木霊するそれを答えられる者はいなかった。]
――屋敷、二階居間――
[伽耶が、彼の腕の中でその動きを止めていく。
何度も――数え切れないほど味わった、感覚。
人の死]
(そう、同じ死)
[りりりん。りん。りん。りん。
伽耶の手から鈴をそっと抜き取り、鳴らす。
澄んだ響きの清らかさは、神聖なものを嫌う彼には少しばかり――辛い響き。
だからこそ、鳴らしたくない鈴だからこそ、鳴らさない為に用意した鈴。終焉の音。
涙は出ない。彼はそういうイキモノではない。
苦しいのは、神聖なものをその手で振っているから。
りん。
しかしその鈴の音は死者を悼むように――]
[遅々として進まない消火活動、それに反比例するように勢いを増す火…―――]
せめて山に行かないようにできないのか!!
[無駄な努力と分かりつつも何とかしようとする。
そこへ…――]
「おい!あっちからも火の手が上がってるぞ!!」
「あそこは病院のほうじゃないか?」
[そんな声が耳に入る。男が我が家の方向を見ると、
たしかに漆黒のはずの空が朱色に染まっている]
そんなことより!こっちをなんとか……!!
[パキパキと不穏な音がする。…
とうとう山の方に火が移ってしまった。]
「ここはもう無理だ!」
「避難するぞ!!」
[それでも男はホースを振りまき水を掛けようとする]
クソッ!!クソッ!!
「顕尚!!もうやめろ!!行くぞ!!」
[彼と過ごし始めてから、何度も味わった。
首筋に刺さる牙、血の抜ける感触。
今はただ
それがとても愛しくて――]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新