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―高瀬医院→自宅―
[そして、やはり常よりは遅い時間に、男は医院を退出した。暗く生温い夜道を歩き、家へと帰っていった]
只今。……ああ、大丈夫だよ。
そんな事を言ったら、先生達はもっと大変なんだから。
俺より、母さんの方が心配だよ。
前も言ったけど、本当に気を付けてね。
[医院が忙しいのを心配する房子に、そう返す。実際、男にはまだ十分に余裕があった。精神面では多少疲れていたが]
……ハルさんが兼正の話をしていた?
まあ、ようやく越してきたばかりだからね。
ハルさんも随分と気にしてたみたいだったし。
……うん。良さそうな人達だったよ。
やっぱり、変わってはいたけれど。
[房子は先日男も少しだけ話した兼正の話題に触れ、会ってみたいわねえ、などと暢気に言っていた。一瞬、また妙な感覚に襲われたが、今度は随分と微かな、気がかりにはならないようなものだった]
[今日もクレオールはやっているようだ。中に入れば>>114早速メニューを頼む。そうめんは帰りでの話を聞いて少し食欲がうせてしまった部分があったので丁度良かった。]
やっぱり病院は忙しいか。今日うちの社長夫妻が治療のために行ったんだが、どうも診察を受けられるかわからんって聞いたよ。
そんな風邪が流行ってるんだろうか…、俺もマスターも気をつけないといけないな…。
[言葉尻に、危機感や焦燥感は無く、いたって普通のまま。]
ところで、マスターの方には何か噂話とか、あった?
――病院内――
[医師は激務に疲れ、転寝をしたままだろうか。
それとも、気配に気づいて目を覚ましたか。
どちらにせよ、この暗闇の中ではせいぜい人影がうっすら見えるか否か、だろう。
堂々と、大田のいる部屋へと向かう]
―兼正の屋敷―
[サングラスをかけたまま、給仕に励む。
なんの料理かと問われれば、少し大袈裟のメニューを告げながら]
あぁ、瞳ちゃん。デザートを二種類用意してましてね。苺とカスタード、どちらが好みで?
>>117
オー、シャッチョーサン、カゼデスカー。お気をつけた方がイイデスネー。健康第一デスヨー。ワァタシィは、ピンピンしてマスヨー。毎朝お寺に通ってマース。
噂話デスカー…。やっぱり、ミナサーン、お体の調子悪いヒト、多いみたい言ってマスネー。亡くなったお年寄りの方もいる、聞きマシター。
― 夢の中 ―
[男は荒野を彷徨っていた。理由は分からない。
が、何かに追われているのは確かだ。
後ろを振り返ると目に光のない“人間”ゆらりとついてくる]
来るなっ……!
[声を出したくても出ない。気がつけばその“人間”はすぐ後ろに近づき…男目がけて“牙”を向けた]
こいつは…吸血鬼!!
[しかし、気づくのが遅すぎた、
男の膚に牙が突き立てられる…―――]
[料理を囲んでしばらく、雑談を楽しんでいたが。
不意に席を立ち、ばつの悪そうな顔をする]
すみません、僕の方から招いておいて、申し訳ないのですが。
少々、ご挨拶に行かなければならない所ができてしまいまして。
色々とお世話になりそうなものですから……
昼間は忙しい方なので。申し訳ない。
伽耶さんも喜んでますし、どうぞ、ごゆるりとお過ごし下さい。
失礼。
― 夜半過ぎ・控え室 ―
………っは!!
[襲われる直前で目が覚めた。汗が吹出し、シャツがベッタリと貼りつく]
なんでこんなに暑い…
[激務に耐えかね眠り込んでいたらしい、夜も更け、漆黒の闇に支配されていた。
が、この時、男は違和感を感じる。
いつの間に電気を消したのか。今日は入院患者は二人とはいえ、懸念は大田だけだったので、看護婦は付き添わなくていいと帰していた。
だとしたら……何故電気が消えているのか]
――病院内――
(今頃は……須藤の奴も美味しく食事にありついてるかね。
俺の方はあいにく、爺さんだが)
[やれやれと、しなびた腕を取って、牙を立てる。
傍らの僕もいのちを吸えば――残り僅かな灯火は簡単に消え失せるだろう]
>>120そっか、マスターはお寺に行ってるんだったね。
精神を鍛えれば、病は気からって感じなんだろか。
って、死んだ…!?
そんな、死ぬ程の風邪と言う事ですか?
[死の知らせに、思わず声を詰まらせた。]
―浅黄さんは大丈夫でしょうか。幾らずっと病気すらしてない方でも、お年を召している事は確かだし、まああの方なら風邪で死ぬなんてことは…。
─支倉宅─
(怖い……怖い……怖い……)
[ひとりの部屋。暗い部屋]
(大丈夫……大丈夫……大丈夫)
[瞳さんの部屋の電気は、今日も灯らない]
(明日になれば……きっと元に戻る。日常に戻る。こんなのが長く続くはずがない。……大丈夫。きっと大丈夫)
[電気をつけようとスイッチを入れるも電気が点かない]
停電?あっ
[本当に停電なら大田が危ない。
しかし、まず電気の回復が先だとブレーカーの所に行く。
もし本当に停電なら自家発電に切り替えなくてはいけない。
しかし…――]
ブレーカーが上がっているだけ?
[何故かブレーカーが上がっていた。試しにブレーカーを下げてみると廊下の電気が灯る]
先生――また来ますよ。
[いつの間にか開いていた窓。
その向こう、顔の判別のつかぬ薄闇の中から、声が響いた。
複数の気配を従えて、去っていく――]
[それから、男は房子に山入の事を話した。房子もまだその件を知らないようだったが、どうせ明日には随分広まっている事だろうからと考えて。房子は痛ましげにそれを聞いていて]
「あそこもねえ……
これでもう、閉ざされてしまうんでしょうねえ」
[零されるのは、山入という集落の死を思う言葉。男も同じ事を考えていた。医院でも考えていたように。
あの場所は隔絶された村の中でも隔絶されていた。それがいよいよ断絶されてしまったのだ。あの場所に人々が住まう事は、多分に、もうないのだろう――
そんな風に房子と話をするなどし、また幾らかの書類を片付けてから、男は眠りに就いた]
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